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竹田くんの検索結果41 - 80 件 / 135件

  • 『”脳外科医竹田くんは何をやり何が問題だったのか”』

    内科医の方のブログです 私のブログは読まれず、自分の考えをお書きになったのだろうと思います。(2/10投稿のため) しかし、毎日放送のweb記事、赤穂民報のweb記事の2つをお読みになっただけでも 医療関係者であるならば、このような推測をなさるのだと思い、安心いたしました。 医師と名乗る人物が、「90才、透析患者、コロナ感染、賠償金5000万円」のワードだけで 実態を知らず心ないコメントをされる中、ありがたい記事でしたので、リブログさせていただきます。 できれば、私の記事も読んでいただけたら、もっと酷いことがわかっていただけるかと思っています。

      『”脳外科医竹田くんは何をやり何が問題だったのか”』
    • 【第121話】全国報道のインパクト - 脳外科医 竹田くん

      全国報道を受け竹田くんの患者からの問い合わせが増え始めた。 市民病院を怖いと思う人々が増え、救急車の搬送の際に「市民病院だけはやめてくれ」と懇願する人まで現れる始末。 病院関係者は、竹田くんとの戦いでは患者との連帯意識(同じ被害者意識)を持った。だが、病院が批判の的にされると別の感情が芽生え始めた。 研修医の派遣にも影響が及び、市議会では「院長は記者会見を開くべき」と主張する議員の姿も。

        【第121話】全国報道のインパクト - 脳外科医 竹田くん
      • 【第137話】学会による認定停止 - 脳外科医 竹田くん

        地元A社は記者会見の矛盾点を追求し続けた。だが多くの人が、誤差はあったとしても記者会見で問題が決着したと思っていた。(誰だって、記者会見で世間に向けて発表された事が間違っていると思わないし、自らが発表した方針を市や市民病院が実行しないなんて思わないからだ。)新体制の求心力は高まった。 だが、突然、学会より認定停止が告げられた。医療事故そのものよりも事故後の医療安全の対応が問題視された結果だ。それは異例の厳しい措置だった。 <<ご連絡 >> 次の更新は土曜日になります。

          【第137話】学会による認定停止 - 脳外科医 竹田くん
        • 「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」(週刊現代) @gendai_biz

          「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」 「本当に卑怯だ。失礼だ」 4月下旬の某日夜、帰宅したM医師を直撃すると、憤りつつこう語った。 「あなた(記者)の見解は結論ありきになってしまっている。彼がそんなに飛び抜けた(悪い)存在か、という疑念もあっていいと思うんだよね。こういう待ち伏せ的な取材は、僕はやられたくないんだ。本当に卑怯だと思う。本当に失礼だ」 また、吹田徳洲会病院に取材を申し込んだところ、高橋俊樹院長が自らこう答えた。 「A医師の赤穂市民病院でのトラブルは、採用時にM顧問から報告を受けていました。昨年3月に面接した際、彼自身も説明してくれた。汗をかきつつ必死に話す彼の言葉を聞くと、患者さんへの謝罪の気持ちと、手術への熱意が感じられました。 今は、侵襲がない治療だけを担当する立場で、常にM

            「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」(週刊現代) @gendai_biz
          • 【第133話】記者会見④「事務局長」 - 脳外科医 竹田くん

            「過誤は1件のみ」の根拠とされた作戦会議とは、いったい何だったのか? 竹田くんの失点を検証して、パワハラ訴訟に備えるための会議だったのではないか? 地元B社は事務局長に「遅刻・早退・無断欠勤を把握していたか?」と問う。 すると、事務局長は「病院としては承知していない。」と答える。これはお役所言葉であり、B社はより明確な回答を求めた。 それに対して、事務局長はコクリと無言でうなずいた。その様子を地元A社のビデオカメラが捉えていた。 事務局長は、作戦会議の最後の会議に参加しており、その会議こそが、竹田くんの「無断欠勤」が議題に上った会議なのだ。 記者会見全体として、作戦会議が病院の主張の根拠となったが、この結果、作戦会議の議事録は世間に対して秘匿すべきものとなった。 (ちなみに学会は作戦会議の議事録を検証資料として見ている。)

              【第133話】記者会見④「事務局長」 - 脳外科医 竹田くん
            • 民事裁判を起こしました - 「竹田くん」被害者の遺族裁判

              病院が非を認め、改善、患者と家族に謝罪し和解すると言うニュース。 透明性の高い、なおかつ誠実な病院はもっと評価されるべきだ。 病床数の多い病院は高額な金額を支払い「病院機能評価機構」から評価をもらっているが、現段階で、何の役目を果たしているのか全く不明の「病院機能評価機構」こそ、誠実な対応をした病院を高く評価して欲しいと思う。 ●3月12日、香川県中央病院での心臓カテーテル治療による人工弁取り付けミス事案のニュースも、病院側がミスを認め、遺族に謝罪、和解 訴訟をせずに解決できることがより良い医療につながる 以前、大森夏織弁護士のコラムを紹介したが、病院が患者症例をしっかり検証し、原因を究明、それを患者、家族に説明し、納得を得た上で、今後、同じような事故、ミスが起こらないよう防止策を立案、実行することは、病院側、被害者を思えばそれがベストな方法だと思う。 もし医誠会病院が真摯な態度で父のケー

              • 【第97話】ひとり歩むもの - 脳外科医 竹田くん

                警察の事情聴取は想像以上に過酷なものだった。医療事故報告書など提出された公式資料には竹田くんのウソを証明できるものは無かった。すでに古荒医師が暴行事件の犯人であるという筋書きが出来がっていた。 「どうしてこうなったのか?」自問自答する古荒先生。 思えば、竹田くんほどの勇気の持ち主はいない(善悪は置いておいて)。周囲が全員敵でも立ち向かえるだけの勇気・闘志が彼にはある。 彼のような人間に立ち向かうには何よりも勇気が必要だった。彼が作る流れに対抗できるだけの勇気。たった一人でも戦える勇気。 組織人として周囲に流されるままに生きてきた古荒先生にはその勇気がなかった。 古荒先生は、10時間以上の聴取に耐えた。彼の中で何かが覚醒した。「これからはどんな時も患者を第一に考えよう。周囲からどんな圧力を加えられようとも。」そう決意する。 凄まじい精神的疲労を背負いながら冷え切った身体を引きずるように、赤池

                  【第97話】ひとり歩むもの - 脳外科医 竹田くん
                • 【第114話】『思いっきり』は封印! - 脳外科医 竹田くん

                  (竹田くんの退職直前) 「次の職場から問い合わせがあっても、彼のトラブルは伝えない様に」と通達された。 (新天地に移って、ちょうど2カ月後) 重症患者が運ばれてきた。竹田くん、出動! 「カテーテルだけど『思いっきり突き刺す』は封印しよう、患者を大切に!」 そう心に誓う竹田くん。 静脈、動脈の順にカテーテルを挿入する。静脈はうまくいった。次は動脈。こちらもうまくいった。「あれ?」 ※明日(土曜日)は更新をお休みします。

                    【第114話】『思いっきり』は封印! - 脳外科医 竹田くん
                  • 【第125話】院長交代の記者会見 - 脳外科医 竹田くん

                    院長が定年退職を迎え病院を去る事となり、院長交代の記者会見が行われた。 新たに3件の医療事故を認めたが、詳細については「係争中なので回答できない」と答えるしか無かった。 思えば退職までの半年は孤軍奮闘の日々・・・院内政治において政治力を背景に持たない院長の悲劇であった。 記者「外部委員会はどこまで検証するのですか?」 ※この時点で外部委員会は検討段階 院長「来年度になりますが、全ての事故を検証して過誤かどうかも見てもらいます。追加された3件も・・」 事務局長「何も決まっていません!」 医師であり院長である人物の発言を事務局長が遮る。 この日の会見は、院長と事務局長の不協和音が目立った。 更新履歴 6/29 0:30 誤字訂正「不協和音」※ご指摘ありがとうございます。

                      【第125話】院長交代の記者会見 - 脳外科医 竹田くん
                    • 【第116話】全国ニュース報道 - 脳外科医 竹田くん

                      新天地に移って3カ月後、突如として医療事故多発事件が全国ニュースとして報道された。 各社WEBニュースに広範囲に掲載され、SNSには憶測が躍った。 竹田くん「もうだめだ。俺は完全に終わった・・・」 院長「あと3ヵ月だった・・・さすがに辞任もやむなしか・・」 だが、この全国ニュースによって『医療過誤1件以外は外部検証の結果、医療過誤ではないと判断された。』との誤報が流された事を知る者は少ない。

                        【第116話】全国ニュース報道 - 脳外科医 竹田くん
                      • 【第103話】師弟の契り - 脳外科医 竹田くん

                        ひとたび師弟の契りを結べば、弟子の生き様を最後まで見守るのが師匠。 彼は最初、おっちょこちょいな「困った奴」にすぎなかった。 自由放任状態に置かれた結果、今彼は病院を破壊しようとしている。 この衝動は彼自身のキャリアも破壊してしまうだろう。 たとえ彼が地獄に堕ちようとも・・・ 上級医たるもの決して部下を見捨ててはならぬ! 彼を正しい道に戻すのが・・・せめてもの罪滅ぼしだ。 古荒先生は苦渋の決断をした!

                          【第103話】師弟の契り - 脳外科医 竹田くん
                        • 【第138話】認定停止の背景① - 脳外科医 竹田くん

                          認定停止の1カ月後、市議会にて認定停止についての質問が為された。 病院の管理者「資料を慎重に用意していたら提出が遅くなった。それで心象を害したという認識はありません。」 認定停止の半年前、院長と看護師が病院の窮地を救おうと苦戦していた。脳外科医でもない一人の看護師が、病院発表の根拠となる検証資料作成に挑んだ。だがそもそも、竹田くんのカルテはスカスカすぎるので・・・現場スタッフへの聞き取り無しにマトモな検証資料の作成は不可能なのだ。 かくして、医療の安全の守り手である医療安全が、竹田くんの虚偽報告書を学会に提出する事となった。 それを読んだ外部の脳外科医は、科長に責任をなすりつける内容に驚愕した。

                            【第138話】認定停止の背景① - 脳外科医 竹田くん
                          • 【第130話】記者会見①「貝山さん」 - 脳外科医 竹田くん

                            院長以下3名は、記者会見の主役であるが、「過誤は1件のみ」と決定した会議の参加者でもある。つまり事故検証における当事者だ。会見がはじまると、院長ではなく、副院長と事務局長が連携して記者への回答を行った。 まず貝山さんの事故だが、外部検証結果で「ありえない」という文言が使われ、脳外科自身の検証でも「過って損傷」と表記されている。だが市民病院は「手術の順序が過っていないから過誤ではない」という回答を行った。 執刀医の食い違いについても、「病院はどちらが執刀したかわからない。誰が執刀したにせよ過誤ではない」という内容の回答。 これらは学会が医療安全からの提出資料などで把握していた事実と食い違っていた。市民病院は学会の把握内容と違う説明を始めてしまったのだ。

                              【第130話】記者会見①「貝山さん」 - 脳外科医 竹田くん
                            • 【第140話】認定停止の背景③ - 脳外科医 竹田くん

                              医療事故を誠実に検証する事で再発防止に寄与する。過失の有無が検証されれば被害者は救済される。 闇に葬ればそれは医療に対する冒とくである。 女性市議「認定停止は非常に重大な事件」女性市議による医療事故の追及がはじまるのか? だが、質問内容は追及ではなかった。議会では学会と市長のトップ会談に希望が託された。 地元メディアが報じる数々の疑惑には誰も触れず。 疑惑を追及しない事に一丸となり、赤池の闇を闇のままにしておけば、命の砦を守れるのだろうか? <<お知らせ>> 次の更新は土曜日になります。

                                【第140話】認定停止の背景③ - 脳外科医 竹田くん
                              • 【第117話】全件外部検証? - 脳外科医 竹田くん

                                赤池市の公報によって、大手メディアの記者は、医療事故の全件で外部検証が行われ、その結果、医療過誤が1件であったという認識を持ってしまう。そして、その認識が記事化された。しかし、事実とは異なり誤報である。 院長が4か月前の記者会見で口走った「過誤は1件」との発言に沿って、公報を用いた印象操作が行われたのだろうか?後に、市と市民病院は外部検証を3件しか行っておらず、『医療過誤一件』は院内の結論と認める事になる。 だがこの時点では、地元A社の編集長ですらも「こんな重大な事でウソの発表を流すわけがない。外部検証は全件で行われたのだろう。」と考えていた。この筋書きが崩れ始めたのは学会の介入によってである。

                                  【第117話】全件外部検証? - 脳外科医 竹田くん
                                • 【第87話】不破弁護士の怒り - 脳外科医 竹田くん

                                  人権派弁護士を使って院長に圧力をかけた竹田くんは、誰も注意しない自由放任状態を手に入れた。だが、手術の無い病院勤務は、覇気がなく楽しくない。 籠り部屋から不破弁護士に電話しては古荒先生の悪行を吹き込んだ。「古荒先生は僕をはめようとしています。日常的に暴力をふるい自分の失敗を僕にむりやり押し付けて階段から突き落とそうとしたのです。看護師もグルになって新任の僕をいじめています(その代表が院沢)。」 不破弁護士は事故報告書(虚偽報告書)を読んでその被害者の数に驚愕した。そこには古荒医師にすべての手術失敗の原因があると書かれていた。人の命を何だと思ってやがるんだ!不破は激怒した。 古荒を技術向上させるべきと書かれているにも関わらず、実際に無期限手術禁止にされているのは竹田くん。これは新任医師へのいじめに他ならない。なんて腐った病院なんだ! 不破の純粋な正義感が燃え上がった。こんな病院は俺が成敗して

                                    【第87話】不破弁護士の怒り - 脳外科医 竹田くん
                                  • 独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの医師を直撃…「私は裏切られた」「赤穂市民病院は汚い」その驚愕の主張(週刊現代) @gendai_biz

                                    A医師が初めて語った 「今、私を雇ってくれている病院は私を信頼してリスクをとってくれているので、迷惑をかけたくない。ですから、今は何もお話しできません。 ただ、世間で出回っている話は、事実無根のことが多すぎます。赤穂市民病院は相当に汚い病院で、私は裏側を色々と知っています。裁判が進めば、びっくりするような話も出てくるでしょう。 直属の上司(B医師)には、都合の良いように事実をねじ曲げられ、信頼していたのに裏切られた。そもそも手術は私一人でできるわけではありません。問題を私一人に押し付けているんです」 なお、本誌が一連の事件にかかわる各医療機関に取材を申請したところ、赤穂市民病院は「係争中の事案に影響する可能性があるため、お答えは差し控えさせていただきます」と回答し、医療法人医誠会とA氏が現在勤める病院は、いずれも回答自体を拒否した。 私は陥れられた――。A医師はそう語る。その主張の当否はこ

                                      独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの医師を直撃…「私は裏切られた」「赤穂市民病院は汚い」その驚愕の主張(週刊現代) @gendai_biz
                                    • 【第95話】即日起訴 - 脳外科医 竹田くん

                                      最初、虚偽の医療事故報告書は皆にとってハッピーなものに見えた。だが、これは医療を冒とくした呪いの文書。この文書はこれからたくさんの人々を不幸にしていくが、まずそれは警察を騙した。 告訴したとの通知が古荒先生の元に届く。 権謀術数を駆使した謀略の世界にドップリ浸かる竹田くんと違い、古荒先生は徹頭徹尾の現場人なので不安を感じながらも目の前の仕事に集中した。 竹田くんから電話が来て「先生は明日には収監されますから。」と言われる。「殺人未遂は重罪なので告訴イコール起訴なんですよ!」と竹田くんが言う。 古荒先生にとって最悪だったことは、転落事故後に竹田くんに聴取した東出事務局長が異動になり新任の事務局長が来ることだった。

                                        【第95話】即日起訴 - 脳外科医 竹田くん
                                      • 「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」(週刊現代) @gendai_biz

                                        「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」 なぜか幹部は「全力で擁護」 メチャクチャなのは、診察や治療だけではなかった。救急医であるにもかかわらず、A医師は着任直後から毎日のように遅刻し、電話をかけても出ない。朝8時から勤務開始のところ、平気で9時過ぎに出勤し、患者情報の引き継ぎもままならないことが多発した。 ひどいことに、院内で酒まで飲んでいたようだ。 「仮眠室をA先生が使ったあと、ウイスキーの瓶やチューハイの空き缶が置きっ放しになっている。出勤するとすぐ仮眠室へこもり、トイレの個室でタバコを吸い、定時の19時より早く患者を放り出して帰宅してしまう。人として最低限のルールさえ守れないのです」(同前) なぜ吹田徳洲会病院は、A医師を雇い続けるのか。キーパーソンと目されるのが、病院の顧問で救急部門長を

                                          「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」(週刊現代) @gendai_biz
                                        • 【第135話】患者への説明責任 - 脳外科医 竹田くん

                                          記者会見で、副院長は「医療事故に遭った患者へ説明したと思う」と回答した。 会見後に地元A社が取材を進めると、病院から何ら連絡がなく、会見後に自ら病院に電話する事で家族が医療事故の患者と判明した人がいる事がわかった。 改めて病院に問うと、「手術後に(執刀医らが)症状の説明は行った。病院から医療事故の件で連絡する事は無い」との回答。 そうであるなら、貝山さんは医療事故に遭った事実をどうやって知り得るのだろう? 会見ではその他にもいくつか方針が発表された。大半の市民はそれが実行されると疑わなかった。だが、何ら実行されなくても市民の信頼を取り戻せるのが記者会見の効果だろう。 院内の多くの人々は外部から批判される事に慣れていない。つねに賞賛される地位にあったからだ。院内では苛立ちが渦巻いていた。

                                            【第135話】患者への説明責任 - 脳外科医 竹田くん
                                          • 【第123話】外部委員会による検証 - 脳外科医 竹田くん

                                            県内新聞C社の記事に「市民病院が外部委員会で医療事故を検証へ」との記事が載る。 市長の発言が記事化されたのだ。 市長「医療事故などを検証」 事務局長「医療事故などの対応を検証」 ※同じ日の発言なのに、「事故を検証」と「対応を検証」で2人の発言内容がまったく異なっている。 案の定、その後トーンダウン。そして市民病院は、大学教授が率いる委員会で「1年かけて医療事故の再検証が必要か否か」を検証すると言い出した。市民はわけがわからなかった。 そもそもこの時点で最初の事故から2年半が経過している。委員会が結論を出すころには3年半である。生存患者は減少の一途をたどっている。 1年後に委員会が出した結論は「再検証の判断は病院がするもので委員会はその判断をしない。」というものだった。 迅速な検証を行わないから起きた医療事故多発事件なのに、事実解明はさらに遠のいたと言わざるを得ない。

                                              【第123話】外部委員会による検証 - 脳外科医 竹田くん
                                            • 【第112話】新天地での評判 - 脳外科医 竹田くん

                                              前の病院では「京都の病院では女医ばかりが優遇されて自分は干されていた」と言い、新天地では「古荒が専門医試験の邪魔をした」と言った。 赤池市では巨大な病院組織を相手に知略で互角に戦った。だが、新天地ではそんな事をするほど知恵の回る奴だとは思われていなかった。そこには古荒先生のような寛大な人間はいなかったのだ。 だが竹田くんはそんな事で凹まない。なんとしても都会で一旗揚げるつもりでいた。そこに一通の手紙が届く。その内容は市民病院で起こした医療事故の訴状だった。やばい!ついに来やがった!

                                                【第112話】新天地での評判 - 脳外科医 竹田くん
                                              • 【第99話】一緒に学ぼうぜ! - 脳外科医 竹田くん

                                                2度目の事情聴取も過酷を極めた。なんとか殺意を自白する事は我慢した。 古荒先生はその足で病院に向かい残務をこなした。 (警察のイメージは固まっている。なんとか禁固刑ではなく罰金刑で済まないか?禁固刑なら人生が終わる。) 古荒先生の弁護士は院長や病院幹部に何度も面会を求めたが断られた。一方で彼らは不破弁護士との面会には応じていた。 休暇明けの竹田くんは手術解禁を見越し行動を始めた。 南病棟の看護師たちに向かって「今日の午後、会議室で勉強会を開くんだ。一緒に最新の医療を学ぼうぜ!」と呼びかける。 出席者はゼロだった。「え?」 竹田くんは古荒先生に「ボクはどうも誤解されているみたいなんです。古荒先生が『竹田は本当はいいやつだ』って言ってくれません?」 と頼む。 古荒先生は「え?君に刑事告訴されている僕が?」と驚く。 2023/5/27 20:00 訂正箇所:2段目左「一方で院長は不破弁護士との面

                                                  【第99話】一緒に学ぼうぜ! - 脳外科医 竹田くん
                                                • 【第120話】個別検証は一行 - 脳外科医 竹田くん

                                                  地元A新聞社は、当時の医療関係者に取材し「個別検証の会議には参加していない」との証言を得る。それを記事にする。つまり医療事故調査委員会は開催されていないのだ。ところが議会では、市長や市民病院の事務局長が「委員会に準ずる会議を開いていた。議事録もある。」と答弁する。 この会議の議事録は1年後に地元A新聞社が入手し報道した。それは、あのパワハラ訴訟対策の秘密の作戦会議の議事録だった。そこにとって付けたように「一件ずつ検証を実施」という個別検証の記述がある。個別検証の中身の記載はなく「一件ずつ検証を実施」とだけ書かれている。これが医療事故検証の議事録と言えるのだろうか? しかもその会議には3人の脳外科医は誰も参加していない。しかも、開催された事やその結果すら知らされていなかった謎の会議なのだ。もしかして医療事故の被害者たちは「一件ずつ検証を実施」という一行の記載のみで、過失なしと判定されたのだろ

                                                    【第120話】個別検証は一行 - 脳外科医 竹田くん
                                                  • 【第127話】市民病院を守ろう! - 脳外科医 竹田くん

                                                    全国報道直後から半年間は、医療事故関連の記事が何度も新聞に掲載された。 しかし、件数以外の内容が公表されることはなく、市民の中には「予後が悪かっただけで、たいした話ではない」と考え始める人も少なくなかった。 新体制発足直後、強力な市民病院応援団が町にやって来て講演会を開いた。 講演者は、市民病院に対して最大限の賛辞を捧げ、聴衆は拍手喝さいした。 そして、事故から約3年が過ぎ、医療事故問題はうやむやにされようとしていた・・・。

                                                      【第127話】市民病院を守ろう! - 脳外科医 竹田くん
                                                    • 【第122話】他病院でのバイト疑惑 - 脳外科医 竹田くん

                                                      地元A新聞社が取材を進める過程で、竹田くんが在籍中から新天地でバイトをしていたのではないかという疑惑が浮上する。 遅刻早退・無断欠勤の常習犯の竹田くん。手術禁止中に他病院で許可なきバイトをしていても処分されなかったのか? 地元A新聞社・編集長は、病院職員に「脳外科医がバイトしていたとの情報がある」と尋ねる。すると病院職員は竹田くんの事として回答する。病院の回答は「承知していないから黙認していない。退職したので確認不可能。」 ちなみに1年後に流出した『秘密の作戦会議』(個別検証を行ったと称する会議)の議事録には、病院が他病院でのバイトを把握していた記述がある。

                                                        【第122話】他病院でのバイト疑惑 - 脳外科医 竹田くん
                                                      • 【第102話】臨戦態勢 - 脳外科医 竹田くん

                                                        パワハラ訴訟対策の臨戦態勢が敷かれた。 竹田くんは休暇後、外来診療への復帰を申し出たが拒否された。 勤務態度も監視され始めた。 花房看護部長は疲弊する看護師たちのことが何よりも心配だった。 竹田くんの暴言を録音するためボイスレコーダーを携帯する者も居た。 古荒先生の患者に何かあると、 「古荒先生も死亡事故を起こしているのに、なぜ僕だけ手術禁止なんですか?」と騒いだが無視された。 山崎先生は看護婦に耳打ちする。「あそこで現場検証やってるよ~」 古荒先生もまた(病院全体から)見捨てられようとしていた。

                                                          【第102話】臨戦態勢 - 脳外科医 竹田くん
                                                        • 【第101話】秘密の作戦会議 - 脳外科医 竹田くん

                                                          資格取得に失敗したとは言え、竹田くんはまだ2枚のカードが残っていた。 古荒先生への刑事告訴と院長に対するパワハラ訴訟である。 ところで、院長は、いかにして竹田君を迎え撃ったのか? 古荒先生の事情聴取の1カ月前・・・ 院長は、古荒先生が刑事告訴された事実を知る。 「竹田くんは常軌を逸している。」 (次はわたしに対するパワハラ訴訟か。来るなら来い!迎え撃ってやる!) 院長は最終決戦を覚悟した。 この時期、病院上層部は秘密の作戦会議を開いている。 そこで話し合われた事はまるで竹田くんに対する悪口合戦だった。 (犯罪者の容疑がかけられている古荒先生を助けるためには何ら活用されなかったこの上層部会議の内容は数年後に発覚する事となる。) 虚偽報告書の存在や、事故調査委員会を開けない負い目によって手術解禁を求める法的正当性は、竹田君の側にある。 それを崩すためには、竹田くんの医療過誤事案を独自にリストア

                                                            【第101話】秘密の作戦会議 - 脳外科医 竹田くん
                                                          • 【第131話】記者会見②「追加3件」 - 脳外科医 竹田くん

                                                            地元A社は貝山さんの件で質問を続けた。 世の中の普通の医師は、他の科の事故の説明など怖くてできない。だが副院長は見識と勇気を兼ね備えた有能な人物のため、脳外科で発生した医療事故についてすらすらと回答していった。 地元A社はその様子を動画サイトにて公開した。これは後に、事実解明のための極めて重要な資料となってゆく。 次に追加3件について・・・ 前院長は退任時に医療事故3件を追加した。だが、副院長はその発表を訂正した。追加3件は医療事故ではないと。なぜなら自然に治癒したからであると。だが、学会は3件を医療事故と認識していた。ここでも市民病院は、学会と異なる認識を世間に披露したのだ。

                                                              【第131話】記者会見②「追加3件」 - 脳外科医 竹田くん
                                                            • 【第119話】全てがハリボテ? - 脳外科医 竹田くん

                                                              待てど暮らせど、学会に検証資料は届かなかった。 その頃、地元A新聞社は学会に取材した。そこで「検証資料が届かないので督促を行うつもり。」という事実を知る。 ちゃんと検証したならなぜ出し渋るのか?地元A新聞社は市民病院に対する疑念を深めていった。 取材を進めると医療事故調査委員会が開かれていないらしいと判明。それを記事化した。 市議会では、一人の市議が「医療事故調査委員会は開いていないんでしょう?」と質問する。事務局長は「それに準じた会議なら開いており議事録もある。」と回答した。 事故調査委員会が開かれていないと思っていた市議は「え?ホントに?」と思う。

                                                                【第119話】全てがハリボテ? - 脳外科医 竹田くん
                                                              • 【第108話】語るなかれ聞くなかれ - 脳外科医 竹田くん

                                                                竹田くんの退職で全ては闇に葬られるはずだった。 「語るなかれ、聞くなかれ」それが赤池村の掟である。 なぜこの特異な物語が世に出たのか? 竹田くんが退職する2週間前・・・ 病院は経営問題の記者会見を開いた。 地元新聞B社の記者「連続医療事故が経営悪化の原因では?」 院長は愕然とする。「竹田くんの事がバレている・・・」 この運命の日・・・ 病院は自らの運命を決定づける2つの過ちをおかす事となる・・・。

                                                                  【第108話】語るなかれ聞くなかれ - 脳外科医 竹田くん
                                                                • 【第113話】学会と医局 - 脳外科医 竹田くん

                                                                  提訴を受け市民病院では箝口令が敷かれた。 裁判以外の竹田くんの事(他の医療事故や勤務態度など)について何を質問しても、病院の回答は決まっていた。 「訴訟に関わる事なので回答は控えさせていただきます。」 一件の医療事故の訴訟を理由に、他の全ての医療事故や竹田くんの不祥事について説明義務が無くなる魔法の言葉として、マスコミ対応や市議会などあらゆるシーンで多用された。 一般市民はそれで煙に巻けるだろうが、学会が大量医療事故の発生をうやむやにするはずはない。なぜならそんな事に加担したら医学の信用が崩壊するからだ。学会は幸い、この時点ではA社の報道に気づいていない。だが、大手メディアが報じれば必ず事件を知るであろう。それはもはや時間の問題だった。 メディアで報道されてはじめて事件を知るなど学会から見ればありえない事だ。 誰が見ても大手メディアの報道の前に事実を知らせるべきだったのに、病院上層部はいっ

                                                                    【第113話】学会と医局 - 脳外科医 竹田くん
                                                                  • 【第110話】医療事故の件数 - 脳外科医 竹田くん

                                                                    何件かの医療事故が起こっていたとは言え、正確な件数さえ知られなければ・・・うやむやに出来たかもしれない。 医療課長・柴井は取材に対応。「医療事故の合計件数ですか?今、調べますね。」 第一報は地元新聞社B社によって行われた。続いて、A社が独自取材によりさらに詳細な内容をネットと紙媒体の両方で報道。半年強の間に同一医師が起こした医療事故の件数としてはあまりに異様な数だった。 報道内容に驚く院長。医療事故の異常な件数が明るみになった事で・・・個々の事故の内容について様々な疑惑が生じる事となる。医療課長・柴井は「正直に答えすぎたかな~」と頭をかかえる。 地元新聞社A社の編集長、この男だけは一連の医療事故が近い将来、大事件になると気づいていた。 一方、都会に舞い戻った竹田くん。新生活が始まろうとしていた・・・ 更新履歴: 6/13 19:40 4コマ左「竹田くんの新生活が始まろうとしていた」(変更理

                                                                      【第110話】医療事故の件数 - 脳外科医 竹田くん
                                                                    • 【第118話】なければ作れば良い! - 脳外科医 竹田くん

                                                                      「1件以外は医療過誤ではないと発表したなら根拠を示せるはず」として、学会は市民病院に検証資料の提出を求めた。 そもそも医療事故調査委員会すら開いていない。困り果てた院長は医療安全に検証資料の作成を命じる。 一人の看護師が市民病院を救うため・・・(脳外科医の知識が無ければ作れないはずの)検証資料の作成に挑んだ。 「竹田くんのカルテがスカスカすぎてムリ!」 竹田くんのカルテや報告書はウソだらけで、実際に聴き取りなどをして事実確認をしない限り検証は不可能なのだ。 マトモな検証作業をしていない市民病院が提出できるものは例の2種類の報告書だった。

                                                                        【第118話】なければ作れば良い! - 脳外科医 竹田くん
                                                                      • 【第89話】闘士・不破の戦い - 脳外科医 竹田くん

                                                                        歴史とは皮肉なものだ。 第二次世界大戦のフランスで圧政と闘ったレジスタンスの英雄でも、アルジェの戦いでは、アラブ人を抑圧する側に回る。 映画「アルジェの戦い」でアラブ人によるレジスタンス運動の掃討作戦を指揮したマチュー中佐(元レジスタンスの英雄)がまさにそれである。 個人の人権・自由の守護者の闘士・不破も、その法律の刃を向けられた側から見れば、マチュー中佐のような暴君のように映った。 不破は、赤池市に対し竹田くんの手術解禁を求めると共に、古荒先生と院沢看護師の解雇を求める申し立てを行った。 病院上層部は不破の言いなりになって、勤勉な労働者である古荒と院沢の2人が解雇に値するか否かの調査を馬鹿正直に始めた。 この不条理な事態の発生によって、本来病院に対して従順であった普通の人々が、いやおうなく追い込まれ抵抗者(レジスタンス・抑圧と闘う戦士)として覚醒してゆく事となる。

                                                                          【第89話】闘士・不破の戦い - 脳外科医 竹田くん
                                                                        • 【第21話】医療安全かるた - 脳外科医 竹田くん

                                                                          赤池市民病院では職員教育用に『医療安全かるた』を作っていた。だが、現実の医療安全推進室の運用は、再雇用された元看護師や現場を離れた看護師長がのんびりとくつろぐ部屋となっていた。 前の職場(京都の病院)では、浅尾医師が竹田くんに「お前は未熟だ」「執刀は俺が許さん。」と厳命し、患者の安全担保がなによりも優先されていた。 だが、赤池市民病院は、病院の保身優先のため重大な医療事故でも公表される事はない。竹田くんは「手術の腕を磨くには最適の病院だ。」と思う。まさに、竹田くんにピッタリの病院なのだ。

                                                                            【第21話】医療安全かるた - 脳外科医 竹田くん
                                                                          • 【第86話】院長の孤独 - 脳外科医 竹田くん

                                                                            市民病院 不破弁護士は一旦去ったが、また必ずやって来る。 院長は孤独だった。ただでさえ、院内政治を隠然と支配する『古(いにしえ)のもの』に院長は疎まれていた。パワハラ裁判、医療事故公表などの失点は、立場を危うくする。 また、パワハラ裁判になれば、竹田くんの連続医療事故を反証として提出する事になり、その過程で、連続医療事故が脳外科学会にバレるだろう。 そうなれば、怖い事が起こる。脳外科学会のトップは、まずい事に大学医局のトップなのだ。その頂点におられる方の逆鱗に触れれば、医師の派遣停止・あるいは一斉引き上げもありうる。その場合、市民病院が潰れる事になる。 竹田くんに手術を許せば、そのリスクを回避できる。だが、そうなれば彼はまたやらかす。唯一残された手段は、竹田くんに譲歩しながら、定年までの時間稼ぎをする事だ。 2年後には定年がやって来る。それまでは竹田くんを丁重に扱って手術再開を諦めるのを願

                                                                              【第86話】院長の孤独 - 脳外科医 竹田くん
                                                                            • 【第100話】背後からの急襲 - 脳外科医 竹田くん

                                                                              久しぶりに不破弁護士が来院し、病院幹部との攻防戦を繰り広げた。 「古荒医師によるパワハラは明白であり、手術解禁を要求する!」 「そ、それは・・・」 一方、竹田くんの元には学会事務局から連絡があった。 「・・・年の全手術症例のオンライン報告データと照合不一致があり・・・」 「ちょ、ちょっとそれは単純ミスです!僕じゃなくて、上級医のミスです!」 「受験できないなんてひどいじゃないですか!」 「待ってください!弁護士と相談しますので・・・」 「え?弁護士って関係あります?」 竹田軍は、背後からの急襲に踵を返して反転攻勢に出たが、時すでに遅かった。 (受験資格が無いものはいくら頑張っても無い。) あと少し、あと少しだった。もう少しで手が届いたのに! まさかのカテーテル専門医資格、取得失敗! 2023/5/28 訂正 一段目右「攻防戦を繰り広げた。」

                                                                                【第100話】背後からの急襲 - 脳外科医 竹田くん
                                                                              • 【第96話】人生はじめての取り調べ - 脳外科医 竹田くん

                                                                                翌日、いつ収監されるのかとドキドキしながら待っていたが、結局何も起きなかった。 市民病院に新任の事務局長がやってきた。兵頭事務局長だ。 その頃、赤池市では職員の不祥事が相次ぎ、綱紀粛正をはかるため新たに事務局長が送り込まれてきたのだ。 古荒先生が呼ばれた。新事務局長は古荒医師に冷たく言いはなつ。「起訴された段階で懲戒免職も考慮するから」と。 事務局長が変わってから院内の空気がすっかり変わってしまい、古荒先生は警察の取り調べを受ける事になった。 人生はじめての事情聴取。話せばわかると思っていたが、いざ取り調べを受けると、竹田くんによってすっかり外堀が埋められていた事に気づいた。

                                                                                  【第96話】人生はじめての取り調べ - 脳外科医 竹田くん
                                                                                • 【第84話】人権派弁護士・不破 - 脳外科医 竹田くん

                                                                                  市民病院 竹田くんの最終兵器とは、人権派弁護士の不破を投入する事だった。 不破弁護士は、弁護士と言うよりは闘士と呼ぶべき人物だ。もはや伝説と化したその数々の武勇伝において、不破はつねに弱者の側に立ち権力との熾烈な死闘を繰り広げてきた。 院長室で不破は、古荒の暴力行為などのパワハラ事件を並べ立て竹田くんの手術解禁を要求する。 だが、院長から竹田くんの医療事故連発の話を聞かされた。不破は竹田くんから、医療事故を連発している話などまったく聞いていなかったのだ。 だが、これしきの事で引き下がる不破ではなかった。

                                                                                    【第84話】人権派弁護士・不破 - 脳外科医 竹田くん