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  • 精神医学を人格攻撃の道具にするな 看過できない「専門家」による小室さんへの人格攻撃(原田隆之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    精神科医による人格攻撃 前回の記事(眞子さまの結婚を巡る「対人攻撃」の不健全さ)で、SNSなどにあふれる小室さん夫妻への誹謗中傷の不健全さを批判した。誹謗中傷のような言葉の暴力は、それが向けられた相手だけでなく、それを発した本人の人格をも同時に貶めるもので、誰も幸せにはしないものだからである。 その後、眞子さんも晴れて結婚され、私人となられたので、この話題に関する寄稿はやめようと思っていたのだが、1つ非常に問題のある記事を読んだので、不本意ながら再びこの問題を取り上げることにした。 その記事は片田珠美さんという精神科医が、Webメディアで一見専門的に見える用語を並べ立てて、小室さんの人格を「分析」しているものである。しかし、それは「専門家の分析」に名を借りた人格攻撃であり、同じメンタルヘルスの専門家として看過できるものではない。 あまりにも醜悪な内容なのでここに書くのもためらわれるが、その

      精神医学を人格攻撃の道具にするな 看過できない「専門家」による小室さんへの人格攻撃(原田隆之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 精神医学古書コレクター@5分間通院精神療法研究会 on Twitter: "SPY×FAMILYを黙々と観ている。一生懸命コメディにしようとしているが、それでも隠しきれない悲惨さが苦しくて仕方がない。偽両親であるロイドとヨルは、その生育史を踏まえると「大人になったアーニャ」である。そんな不遇な彼らは身を寄せ合い生きている。→ #SPY_FAMILY"

      SPY×FAMILYを黙々と観ている。一生懸命コメディにしようとしているが、それでも隠しきれない悲惨さが苦しくて仕方がない。偽両親であるロイドとヨルは、その生育史を踏まえると「大人になったアーニャ」である。そんな不遇な彼らは身を寄せ合い生きている。→ #SPY_FAMILY

        精神医学古書コレクター@5分間通院精神療法研究会 on Twitter: "SPY×FAMILYを黙々と観ている。一生懸命コメディにしようとしているが、それでも隠しきれない悲惨さが苦しくて仕方がない。偽両親であるロイドとヨルは、その生育史を踏まえると「大人になったアーニャ」である。そんな不遇な彼らは身を寄せ合い生きている。→ #SPY_FAMILY"
      • 誤用されている心理学・精神医学用語

        エモリー大学の心理学者であるスコット・リリエンフェルト氏らが、心理学用語の誤用・混乱を防ぐためにいくつかの言葉をピックアップし、それぞれについて解説しました。 Frontiers | Fifty psychological and psychiatric terms to avoid: a list of inaccurate, misleading, misused, ambiguous, and logically confused words and phrases https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2015.01100/full リリエンフェルト氏らは、心理学を語るうえで避けるべきもの、あるいは控えめに表現し、明確な注意書きとともに使用すべきものを暫定的にリストアップしてアルファベット順に記しています。以下に20個

          誤用されている心理学・精神医学用語
        • 『アスペルガー医師とナチス 発達障害の一つの起源』現代の精神医学とナチス 光と闇の意外なつながり - HONZ

          医師にとって自らの名が診断名に冠されるのは名誉なことに違いない。だが「アスペルガー症候群」に名を冠した医師ハンス・アスペルガーにとって、それは胸を張って誇れた名誉だろうか。 アスペルガーは、ナチス統治下のオーストリア・ウィーンで小児科医として活躍した。敬虔なカトリック教徒でナチスにも入党しなかった彼は戦後、ナチスに抵抗した人物として評価された。また戦中に障害のある子どもたちを迫害から守るため、彼らには特殊な能力があると診断し、「第三帝国に貢献できる人材だ」と主張して命を救った経緯から、良心的な医師としても尊ばれた。 だが本書で描かれるアスペルガーの人物像は、これまでの慈愛と反骨のイメージを覆す。筆者が史料を丁寧に掘り起こすことで白日の下にさらした裏の顔は衝撃的である。 ナチスの悪名高い政策の1つが「T4プログラム(成人安楽死プログラム)」だ。同政策の下、ナチスはドイツ民族にふさわしくないと

            『アスペルガー医師とナチス 発達障害の一つの起源』現代の精神医学とナチス 光と闇の意外なつながり - HONZ
          • 力動精神医学の歴史⑥「フロイトの精神分析」 - まだなにも決まっていない blog

            みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 19世紀末から20世紀初頭にかけて、 精神医学史上の重要人物が登場します。 一人はドイツの精神科医クレペリン(1856-1926) maedaaaclinic.hatenablog.com そしてオーストリアのフロイト(1856-1939)です。 心理学が詳しくない方でも フロイトの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか? クレペリンとフロイトは同じ年に生まれたという偶然もあります。 神経生理学者としてスタートしたジークムント・フロイトは 「公式医学」とは決別して催眠法を捨て、 自由連想と抵抗分析、転移分析を開発した。 神経症の精神分析療法を体系化し、 正常・異常心理学と文化領域に多大な影響を与えた。 フロイトは多くの神経症患者を診療した経験から、 こころには深層心理という奥深

              力動精神医学の歴史⑥「フロイトの精神分析」 - まだなにも決まっていない blog
            • 力動精神医学の歴史最終回⑧「日本に導入された力動精神医学」 - まだなにも決まっていない blog

              みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 力動精神医学の歴史、今回が最終回になります。 日本の力動精神医学 日本への力動精神医学は戦前に2つの流れとして導入されました。 一つは心理学・教育系の大槻快尊(1880-1936)、上野陽一(1883-1957)らが、 1912~1915年に「心理研究」誌に フロイト、アドラー、ユングの学説を紹介した流れである。 クラーク大学に留学した久保良英(1883-1942)は 1917年「精神分析法」を出版し、 小熊寅之助(1888-1978)はユング心理学を紹介し、 1927年日本初の心理相談を開始した。 二つ目は精神科医の流れで、 丸井清泰(1886-1953)は1916~1919年までマイヤーの指導を受け、 本邦初の精神分析学の講義を東北大学で開始した。 maedaaaclinic.

                力動精神医学の歴史最終回⑧「日本に導入された力動精神医学」 - まだなにも決まっていない blog
              • 計算論的精神医学の論文データベース(CPSYMAP)のコンセプト

                計算論的精神医学分野をより発展させるため、計算論的精神医学の論文を 神経科学、精神医学、数理モデルの観点で整理し 可視化できるデータベースを構築しました。https://ncnp-cpsy-rmap.web.app/ この資料はそのデータベースの概要とコンセプト、目指している未来についてお伝えします。 21.06.14 メジャーアップデートに合わせてスライドを更新しました!(スライドno.9~14) 主なアップデート内容 ・半自動的に計算論的精神医学の論文を収集するクローリング機能の実装 ・神経科学、精神医学、数理モデルのキーワードを元に自動的にタグ付け ・特定のタグをマップに表示しない除外タグ選択機能の追加 ・機械的な半自動タグ付けと人手で登録された論文を分けて表示 ・論文が人手で登録されると自動で呟くTwitter連携

                  計算論的精神医学の論文データベース(CPSYMAP)のコンセプト
                • 力動精神医学の歴史②「意識・無意識」 - まだなにも決まっていない blog

                  みなさん、こんにちは、私です。 力動精神医学の歴史 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 みなさん、「無意識」という言葉 なんとなく使ってますよね?それこそ無意識に、 「人には無意識と言われるものがある」 この考え方と発見は力動精神医学を一気に発展させることになります。 無意識とは?の前に、 まず「意識」とは 意識というものがある前提があるからこそ、無意識がある。 (すいません。回りくどい言い回しですが、) 意識とは? 哲学的に、社会的に、医学的に、など どのようなジャンルで話すのかで、 意味がきわめて多様になる言葉が「意識」です。 例えば「意識の違い」や「意識を失う」など 同じ意識という言葉を使いますが、 意味は全く違うものです。 意識の語源でいうと 英語のconsciousness  cum(ともに) scius(知った) ドイツ語でもbe(強め

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                  • 力動精神医学の歴史④「催眠術の登場」 - まだなにも決まっていない blog

                    みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 18世紀半ばに魔女狩りが終焉すると、 maedaaaclinic.hatenablog.com 「祓魔術」は衰退していきます。 その変わりに臨床場面では磁気術師や催眠術師が登場します。 動物磁気説 ドイツの内科医アントン・メスメル(1734-1815)の「※動物磁気説(術)」が 無意識の力を治療に取り入れた最初の試みと言われています。 ※動物磁気説(術)は人間や動物、さらに植物も含めたすべての生物が持つとされる目に見えない自然の力および、それを用いた医療技術のことになります。 動物磁気術はやがて催眠術や催眠療法へと発展する。 磁気術師と患者の交流(ラポール)をコントロールすると 難治性の症状が軽快するとされ、大流行します。 またフランスのアルマン・ド・ピュイセギュール(1751-1

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                    • 早起きは三文の損: 朝型人間の夜ふかしと、夜型人間の早起きが生産性低下と関連 | 東京医科大学 精神医学分野 産業精神医学支援プロジェクト

                      概要 人間には「体内時計」があり、かつ、この時計には朝型/夜型などの個人差があります。朝型の人は体質的に早寝早起きになり、朝から調子が良く、逆に夜型の方は体質的に遅寝遅起きとなり、午後の方が調子が良いという特徴があります。この朝型/夜型傾向を主とした体内時計の傾向は「クロノタイプ(chtonotype)」と呼ばれます。また、近年、産業衛生では「プレゼンティズム(presenteeism)」と呼ばれる、勤務に従事してはいるものの、何らかの不調のために生産性が上がらない現象が、社会に対しては欠勤や休業自体よりも経済損失をもたらしているとして、注目を集めています。 今回、東京医科大学精神医学分野の志村哲祥兼任講師(睡眠健康研究ユニット/産業精神医学支援プロジェクト)らの研究グループは、約1万人を対象とした質問紙調査を行うことにより、クロノタイプは直接はプレゼンティズム(不調による生産性低下)とは

                      • 力動精神医学の歴史⑦「精神分析療法」 - まだなにも決まっていない blog

                        みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 19世紀末、心理療法では説得と催眠術が中心でした。 そこに画期的な治療法として登場したのが、 フロイトが考案した「精神分析」です。 無意識 フロイトは人間の行動や思考は、 本人がすべて意識して行っているのではなく、 「無意識」に左右される部分も大きいと考えました。 そして幼い頃の心理的な衝撃体験が 無意識の中に※抑圧され、長い時を経て、 精神の病気として現われるのではないかと考えたのです。 ※不快な記憶や考え、感情を意識から排除すること。 心理的衝撃体験とその後の精神障害 フロイトは人の発達段階をこのように分けています。 この発達段階の中で、 心理的衝撃体験が生じた時に人はそこに固着するとしたものです。 例えば肛門期に何かしらの心理的衝撃体験で固着が生じたとします。 肛門期は排泄に

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                        • 精神医学の歴史外伝⑤「臨床観察による症候群・病型の区別」 - まだなにも決まっていない blog

                          みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 脳・神経系の解剖生理学的探求が進む中、 精神の働きはどこにあるのか? 人間とは?と考えていく、 哲学的でもあり、医学的でもある時代 臨床場面でのデータが蓄積されていき、 ざっくりでしかなかった精神疾患の捉え方をまとめていく作業が始まります。 シデナム イギリスの開業医シデナム(1624-1684)は 病気は動植物の種類と同じように区別出来ると考えた。 病人と病気とを区別し、 詳細な記録をもとに病気の種別と原因の判別を目指した。 治療は体液病理説と自然治癒力を信頼し、 有害物質の排出療法(瀉血・下剤・吐剤・発汗剤)、 養生法として新鮮な空気・乗馬・適切な食餌などを推奨した。 臨床観察を重視した病気の分類は、 単一の精神病から「症状群」の記述と分類を発展させた。 ピ

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                          • 精神医学の歴史外伝最終回⑥「他職種を巻き込んだ精神生物学」 - まだなにも決まっていない blog

                            みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 今回が精神医学の歴史外伝、最終回となります。 日本では明治維新前後 世界では精神疾患の理解が深まっていく兆しが見られます。 クレペリンが点在していた病名を 今でいう統合失調症と双極性障害 「早発性痴呆」と「躁うつ病」にまとめ、 のちにブロイラーが早発性痴呆を精神分裂病とします。 maedaaaclinic.hatenablog.com そしてイギリスのジャクソン(1835-1911)は精神分裂病の症状を発展させます。 陽性症状と陰性症状 ジャクソンは神経系の発達進化(系統発生・個体発生)を想定し、 ヒトの神経学的・心的構造は進化と分化により獲得した階層的な機能から成り立ち、 神経および精神の障害は、低次(古層)の機能水準への解体または退行と考えた。 精神症状を陽

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                            • 力動精神医学の歴史③「心理学的概念の基盤」 - まだなにも決まっていない blog

                              みなさん、こんにちは、私です。 力動精神医学の歴史 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 前回「無意識」について書かせていただきましたが、 無意識を治療の対象にすることは昔から見られており、 中国の素問では「移精変気論」 日本では「移情の法」が精神療法にあたり、 人間の心(感情)の働きに、心身相関の原理(無意識の働き)を適応しています。 素問 作者:小曽戸丈夫,小曽戸洋 たにぐち書店 Amazon 西洋では無意識は神秘家・自然哲学者らの関心事であったが、 19世紀には実験的・臨床的アプローチで補完され、力動精神医学発展の基盤となった。 実験心理学的概念の「無意識」は ドイツの哲学者で数学者のゴッドフリート・ライプニッツ(1646-1716)による 「知覚できる閾値以下の微少知覚が人間の心的生活に重要な役割を果たす」 に由来し、 ドイツのグスタフ・フェ

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                              • 力動精神医学の歴史①「力動精神医学の成立まで」 - まだなにも決まっていない blog

                                みなさん、こんにちは、私です。 力動精神医学は精神医学と共に発展していったものです。 maedaaaclinic.hatenablog.com 心理学と言えば心理学ですが、少し違うとも言えます。 力動精神医学で最も有名な人物がフロイトです。 精神医学の歴史、古代の治療で必ず出てくる「シャーマン」や「祈祷」など、 これは力動精神医学の遠祖と言えます。 シャーマン・祈祷師・神官・呪医・聖職者などによる、 魂の奪還・呪術・憑依・祓魔術・告解・参籠・儀式・救霊などが挙げられます。 maedaaaclinic.hatenablog.com maedaaaclinic.hatenablog.com 力動精神医学の基本的特徴は、施術を受ける人に希望と信頼を与えるのは、 術者の人格が最大の影響力をもたらす点です。 簡単にいうと個人の裁量に任すことになりますし、 よくなるかは術者の力量が試されることとなりま

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                                • 力動精神医学の歴史⑤「力動精神医学の発展と影響」 - まだなにも決まっていない blog

                                  みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 神経症の理解や精神療法を体系化した力動精神医学の牽引者として ジャネ、フロイト、アドラー、ユングが挙げられます。 (※フロイトは次回ご紹介いたします。) ジャネの心理分析 フランスのピエール・ジャネ(1859-1947)は、 催眠法によって神経症患者の「意識下固定概念」を意識化させ、 ラポールを重視し、浄化法(カタルシス)・暗示・再教育・精神訓練による 心的機能の統合を志向する「心理分析」を提唱し、多くの精神科医に影響を与えた。 豊富な臨床経験から神経症を ヒステリー(解離性障害)と maedaaaclinic.hatenablog.com maedaaaclinic.hatenablog.com maedaaaclinic.hatenablog.com maedaaaclinic

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                                  • 精神医学の歴史外伝④「脳・神経系の探求と精神の働き」 - まだなにも決まっていない blog

                                    みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 日本では江戸幕府体制による鎖国時代。 16~17世紀のヨーロッパは、 ルネサンスと宗教改革という競合的な自己変革過程を経て 新たな秩序を形成した。 こうした流れは、文化多元的な土壌を提供し、 神学的な世界観からの離脱と科学の発展を促していく。 18世紀英国を先駆けとする産業革命の素地となった。 トーマス・ウィリス 脳神経系の解剖生理学の端緒を開いたイギリスのウィリス(1621-1675)は、 ウィリス動脈輪の発見者です。 哲学者デカルトが※物心二元論で説いた精神の座(松果体)を否定し、 大脳を記憶および想像の座と位置づけた。 ※この世界にはモノとココロという本質的に異なる独立した二つの実体がある。 実体とは他の何にも依らずそれだけで独立して存在しうるものの事を言

                                      精神医学の歴史外伝④「脳・神経系の探求と精神の働き」 - まだなにも決まっていない blog
                                    • 「うつ」は「炎症」の一症状という 免疫精神医学の新しい考え方 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                      **休養を決めたお笑い芸人の“心の病”の原因は「手術のストレス」か 今月の初め頃、何気なくニュースサイトをブラウズしていると、お笑いトリオのメンバーが「うつ病」にかかり、約2カ月間の休養に入る、という芸能ニュースが目に飛び込んできた。 「ああ、テレビではいつでも明るく振舞っているお笑い芸人でも、ストレスとかいろいろあるのだろうな」と思いながら記事を読むと、なんでも頚椎の椎間板ヘルニアの手術による「侵襲(しんしゅう)」で、うつ病を発症したのだという。 「侵襲」というのは、不勉強ゆえ初めて目にしたのだが、外科手術や感染、中毒など生体の恒常性を乱す外部からの刺激を総称する言葉らしい。要は、手術で、日常生活ではあまりない何らかの負荷が体にかかり、そのせいで「うつ病」になったということだろう。他のサイトも見てみたのだが、「手術がストレスになり発症した」という主旨の説明が多かった。 ここで「炎症」とい

                                        「うつ」は「炎症」の一症状という 免疫精神医学の新しい考え方 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                      • 精神医学の歴史外伝③「中国医薬行政の整備と医学革新」 - まだなにも決まっていない blog

                                        みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 インドの医学がシルクロードで中国に伝わり maedaaaclinic.hatenablog.com 中国医学として独自に発展していきます。 maedaaaclinic.hatenablog.com そして遣唐使・遣隋使により日本に伝わっていきます。 maedaaaclinic.hatenablog.com 中国の唐が滅亡後の栄(960~1279)・金(1115~1234) モンゴル帝国(蒙古)による元(1271~1368) 漢民族統治の明後期(1368~1644)を含めた約600余年間 中国は医学はさらに発展していきました。 栄時代には学術と技術革命(羅針盤・火薬・印刷術)が発展し、 医薬行政と医学教育制度が整備され、 貧窮病者用の「安済房」や困窮者施設の「福田

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                                        • 精神医学研究の発展(加藤忠史,高橋英彦,林朗子,北中淳子) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

                                          加藤 忠史氏(理化学研究所脳神経科学研究センター精神疾患動態研究チームチームリーダー)=司会 高橋 英彦氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学分野主任教授) 林 朗子氏(群馬大学生体調節研究所脳病態制御分野教授) 北中 淳子氏(慶應義塾大学文学部人間科学専攻教授) 医学の進展は,基礎となる生物学研究での疾患の機序解明や治療法開発によって支えられ,その成果が日々の診療へと還元されてきた。精神医学領域においては,バイオマーカーはいまだ確立されておらず,バイオマーカーが特定された場合には他科で診療することも増えるため,精神科日常診療と基礎研究のベンチの間には大きなギャップが存在する。このギャップを埋めていくには,一体どうすればよいのだろうか。基礎研究に取り組む精神科医の加藤氏,高橋氏,林氏の三氏と,精神科の在り方を研究する北中氏との座談会によって,今後の精神医学研究の在り方を検

                                            精神医学研究の発展(加藤忠史,高橋英彦,林朗子,北中淳子) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
                                          • 佐藤倫子 on Twitter: "「性被害と司法のジェンダーバイアス」小宮友根氏。抗拒不能等の認定を心理学的・精神医学的知識の問題と捉えるのは逆に危険。専門的な知見を用いていないのに「裁判所は分かっているが被告人は(専門的知見もなく無神経だっから)分からなかったかも」と故意が否定される危険→ #ジェンダー法学会"

                                            「性被害と司法のジェンダーバイアス」小宮友根氏。抗拒不能等の認定を心理学的・精神医学的知識の問題と捉えるのは逆に危険。専門的な知見を用いていないのに「裁判所は分かっているが被告人は(専門的知見もなく無神経だっから)分からなかったかも」と故意が否定される危険→ #ジェンダー法学会

                                              佐藤倫子 on Twitter: "「性被害と司法のジェンダーバイアス」小宮友根氏。抗拒不能等の認定を心理学的・精神医学的知識の問題と捉えるのは逆に危険。専門的な知見を用いていないのに「裁判所は分かっているが被告人は(専門的知見もなく無神経だっから)分からなかったかも」と故意が否定される危険→ #ジェンダー法学会"
                                            • 眞子さまのPTSDは「精神医学の敗北」 斎藤環さんが考える治療法:朝日新聞デジタル

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                                                眞子さまのPTSDは「精神医学の敗北」 斎藤環さんが考える治療法:朝日新聞デジタル
                                              • 精神疾患、発達障害、認知症に脳の自己免疫疾患が関係していた。精神医学の常識を根底から書き換える「ミクログリア革命」とは?

                                                アメリカの科学ジャーナリスト、ドナ・ジャクソン・ナカザワの『脳のなかの天使と刺客 心の健康を支配する免疫細胞』(夏野徹也訳、白揚社)は、この「精神医学のパラダイム転換」をテーマにした刺激的な科学ノンフィクションだ。原題は“The Angel and the Assassin: The Tiny Brain Cell That Changed the Course of Medicine[天使と刺客 医学(内科学)の道を変えた脳の小さな細胞]”。この風変わりなタイトルは、これまでほとんど関心をもたれなかった脳の細胞ミクログリアが、脳を守る「天使」になることもあれば、脳を破壊する「刺客」にもなるという両義性を表している。 「医学史に訪れた最大のパラダイムシフト」 2008年に発表された研究では、多発性硬化症の患者は記憶能力に変化が起こり、この疾患のない対照群に比べてうつ病性障害や双極性障害にか

                                                  精神疾患、発達障害、認知症に脳の自己免疫疾患が関係していた。精神医学の常識を根底から書き換える「ミクログリア革命」とは?
                                                • 「トランプ支持者は共有精神病」イェール大学精神医学博士が追放:ゴールドウォータールールと香山リカ - 事実を整える

                                                  これも「表現の自由」だとして許されてしまうのだろうか? 精神医学博士「トランプ支持者は共有精神病」追放される ゴールドウォータールール:精神科専門家の倫理規範 香山リカ「安倍は反動形成で間違いを認めない」 精神科医による政治的表現 まとめ 精神医学博士「トランプ支持者は共有精神病」追放される Former professor says Yale fired her over tweet on Trump, Dershowitz イェール大学医学部の精神科に所属するBandy Lee=バンディ・リー博士が、ドナルド・トランプ前大統領の支持者の「ほぼすべて」が「共有精神病」に苦しんでいる、などと2020年1月にツイートしたと主張したために追放されたことが報じられています。 理由はアメリカ精神医学会の精神科専門家における倫理規程違反とされています。 (※トランプ弁護団のAlan Dershowi

                                                    「トランプ支持者は共有精神病」イェール大学精神医学博士が追放:ゴールドウォータールールと香山リカ - 事実を整える
                                                  • 🛡️✨𝙨𝙪𝙞𝙨𝙚𝙞_𝙨𝙚𝙣𝙨𝙚𝙞💉💉🚀 on Twitter: "阪神淡路大震災は「PTSD概念の普及」という点において、日本の精神医学の現代史上、重要な意味を持つとされる。ヨーロッパでは第一次世界大戦の西部戦線で「発見」された「戦争神経症」、アメリカではベトナム戦争帰還兵の精神病理からPTSD… https://t.co/WVxnCCMQRq"

                                                    阪神淡路大震災は「PTSD概念の普及」という点において、日本の精神医学の現代史上、重要な意味を持つとされる。ヨーロッパでは第一次世界大戦の西部戦線で「発見」された「戦争神経症」、アメリカではベトナム戦争帰還兵の精神病理からPTSD… https://t.co/WVxnCCMQRq

                                                      🛡️✨𝙨𝙪𝙞𝙨𝙚𝙞_𝙨𝙚𝙣𝙨𝙚𝙞💉💉🚀 on Twitter: "阪神淡路大震災は「PTSD概念の普及」という点において、日本の精神医学の現代史上、重要な意味を持つとされる。ヨーロッパでは第一次世界大戦の西部戦線で「発見」された「戦争神経症」、アメリカではベトナム戦争帰還兵の精神病理からPTSD… https://t.co/WVxnCCMQRq"
                                                    • ストーカー加害者に精神医学的な治療も

                                                      大阪府はこのほど、「大阪府再犯防止推進計画」の案を公表した。ストーカー加害者に対する精神医学的な治療や心理学的カウンセリングなどによる再犯防止に取り組むことを明記しており、「さらなるストーカー事案の発生」を抑止したい考えだ。【新井哉】 計画案では、大阪府警によるストーカー規制法違反の検挙件数が増加傾向にあることを指摘。ストーカー加害者に関する施策として、精神医学的な治療などを挙げている。  具体的には、精神医学的な治療や心理学的なカウンセリングを...

                                                        ストーカー加害者に精神医学的な治療も
                                                      • 日本精神医学の歴史⑬「日本という国に生まれて」 - まだなにも決まっていない blog

                                                        みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 1900年(明治33年)「精神病者監護法」により、 自宅で精神障害者を監禁する私宅監置が合法化されました。 日本の精神障害者の処遇はこれを機に極めて悲惨なものへとなっていきます。 日本のモラルトリートメント 東京府癲狂院(1879)1881年頃に中井常次郎が「不羈束法(ふきそく)」に着手し、 巣鴨病院(東京府癲狂院の改称)の榊俶により推進された。 1901年頃ドイツ留学から帰国した呉秀三によって拘束具が撤廃された。 モラルトリートメントは精神治方と訳され、仕事や娯楽が重要とされた。 maedaaaclinic.hatenablog.com 第一次精神病院開設期 全国で精神障害者の私宅監置が進む中、 監置の場所として精神病院の需要が増えていきます。 1900年から1910年までに、精

                                                          日本精神医学の歴史⑬「日本という国に生まれて」 - まだなにも決まっていない blog
                                                        • 感謝の心を持つ人は自殺しにくい傾向があります。『ポジティブ精神医学』より - はてなブログ大学文学部

                                                          おはようございます。 今回のテーマは「感謝」です。 僕は偉そうなことをいえないので、今回は事実だけを述べたいと思います。 認知行動療法のプログラムにおいても、度々「感謝」について、テーマトークをしたり、紙に書くプログラムがあります。 感謝が何故心に良い効果をもたらすのか、細かい原理についてはわかっていないのですが、ポジティブ精神医学においては、感謝の心は生活の質、ウェルビーイングを上げるとされております。 また、関係ないですが、自分を褒めることもうつ病に効果があります。 僕がポジティブ日記を始めたのは、ポジティブの力を検証するためであります。 幸せな人は生産性が高いということが知られております。 機嫌が悪い人は生産性が低かったり、周りを不機嫌にさせ、全体としての生産性を下げると思われます。そういう方には感謝の心が欠如しているのではないか、というのが僕の見解です。 いずれにせよ、日々感謝の心

                                                            感謝の心を持つ人は自殺しにくい傾向があります。『ポジティブ精神医学』より - はてなブログ大学文学部
                                                          • 精神医学の歴史⑩表「鎖からの解放」 - まだなにも決まっていない blog

                                                            みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きです。 精神障害者の処遇の歴史は 古代の精神障害は悪魔の仕業と言われ、 maedaaaclinic.hatenablog.com 中世ヨーロッパでは魔女狩りが横行 maedaaaclinic.hatenablog.com そして鎖でつながれ監禁されていた時代 maedaaaclinic.hatenablog.com 何世紀にもわたり、精神障害者は不遇を強いられてきました。 過去の精神病院と呼ばれていた場所は 精神障害者たちを閉じ込めておく場所でしかなく、 精神障害者は犯罪者と同様に鉄の鎖でつながれ自由を奪われていました。 このことにより、 より人道的な処遇に改めていこうとした運動を 「鎖からの解放」と呼ばれています。 ただこの不遇の時代から逃れるためか、 中世から近世にかけてヨーロッパ各地では

                                                              精神医学の歴史⑩表「鎖からの解放」 - まだなにも決まっていない blog
                                                            • 拒食症は単なる精神医学的な問題ではない、という新たな可能性

                                                              by Oleg Ivanov 拒食症などの摂食障害は精神障害の一種とされていますが、新たな研究で拒食症が「脂肪を燃やすこと」といった代謝と遺伝子的に関係する可能性が示されました。これまで心理的な治療が主に行われてきた摂食障害ですが、新たな治療法の扉が開かれるかもしれない、と期待が寄せられています。 Genome-wide association study identifies eight risk loci and implicates metabo-psychiatric origins for anorexia nervosa | Nature Genetics https://www.nature.com/articles/s41588-019-0439-2 Anorexia not just a psychiatric problem, scientists find | Sci

                                                                拒食症は単なる精神医学的な問題ではない、という新たな可能性
                                                              • すきえんてぃあ@書け on Twitter: "統合失調症のヤバい症例報告は意外と精神医学よりも皮膚科学の雑誌に載っていてですね、未治療の統合失調症は痛みや不衛生に無関心のまま生活するので、「30年間着替えずにブラジャーを装着し続けた結果、皮膚に癒着して、ブラジャーごと皮膚が剥… https://t.co/qnldqLv0Cw"

                                                                統合失調症のヤバい症例報告は意外と精神医学よりも皮膚科学の雑誌に載っていてですね、未治療の統合失調症は痛みや不衛生に無関心のまま生活するので、「30年間着替えずにブラジャーを装着し続けた結果、皮膚に癒着して、ブラジャーごと皮膚が剥… https://t.co/qnldqLv0Cw

                                                                  すきえんてぃあ@書け on Twitter: "統合失調症のヤバい症例報告は意外と精神医学よりも皮膚科学の雑誌に載っていてですね、未治療の統合失調症は痛みや不衛生に無関心のまま生活するので、「30年間着替えずにブラジャーを装着し続けた結果、皮膚に癒着して、ブラジャーごと皮膚が剥… https://t.co/qnldqLv0Cw"
                                                                • 精神医学はお嫌いですか?

                                                                  日経メディカル運営の「日本最大級」医師求人メディア。転職支援会社が扱う求人情報のほか、医療機関からの直接求人情報も掲載!

                                                                    精神医学はお嫌いですか?
                                                                  • Dr.マキダシ on X: "昔住んでた家の近くに「中指女」とか「ファ◯ク女」って呼ばれてた30代くらいの女の人がいてさ。道端で目の前にいる人になんかに突然、中指を立てるのよ。俺も何度も目の前で中指立てられてさ。最初はただただビックリしたし、正直めちゃくちゃ不快だったんだけどさ、精神医学を学んで行く中で、これが"

                                                                    • 100年前、「危険思想」とされた精神医学者サリヴァンが提唱した「個性とは幻想である」の真意とは?(ハリー・スタック・サリヴァン)

                                                                      100年前、「危険思想」とされた 精神医学者サリヴァンが 提唱した「個性とは幻想である」の真意とは? アメリカの精神科医が生涯をかけて訴えたこと アメリカ精神医学の源流と呼ばれたハリー・スタック・サリヴァン(1892~1949)。彼は、「個性とは幻想である」と唱え、個人よりもむしろ「人間集団に対しての精神医学」を提唱した。 当時あまりにもラディカルなこの考え方に、「危険思想」というレッテルを貼る者も現れた。しかし、時代を経たいま、再びサリヴァンのこの考え方に注目が集まっている。 精神医学を学び、実践するうえで、サリヴァンはいったい何を大切にしていたのか? そこには「対人の場」というキーワードが隠されていたのである。 サリヴァンが行ったワシントン精神医学校での講義記録をもとに、その考え方をひもといていこう。 (※本稿はハリー・スタック・サリヴァン『個性という幻想』(阿部大樹訳)を一部再編集の

                                                                        100年前、「危険思想」とされた精神医学者サリヴァンが提唱した「個性とは幻想である」の真意とは?(ハリー・スタック・サリヴァン)
                                                                      • 「社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった」は、ギャグマンガの皮を被ったビジネス書&精神医学書。

                                                                        認知の歪み・認知行動療法について軽く説明 この辺わかって読むと、このマンガが2倍楽しめるからよかったらどうぞ。(※ずっと「行動認知療法」だと思って書いてますが、正確には「認知行動療法」です。ドヤ顔で語ってたけど間違って覚えてました。) 三沢文也a.k.a.青二才 @tm2501 自分もブラック企業や毒親にさんざん精神を汚染された経験があるからわかるんだけど、「褒められることに慣れてない」とか、「ネガティブな方ばかりが気になってしまうから愚痴っぽくなる」ことがある。 一人でいる分には「勝手にどうぞ」だが、これが次の仕事や友達作りに影響するからやっかいなんだ 2019-07-18 13:02:53 三沢文也a.k.a.青二才 @tm2501 マンガ「社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった」では、ブラック企業に慣れてしまった人がホワイト企業にお勤めすることで、認知の歪みを指摘され続

                                                                          「社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった」は、ギャグマンガの皮を被ったビジネス書&精神医学書。
                                                                        • 日本精神医学の歴史最終回⑭「私宅監置廃止と長期入院」 - まだなにも決まっていない blog

                                                                          みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 日本精神医学の歴史、今回が最終回となります。 呉秀三らの活躍により1919年(大正8年)「精神病院法」が制定され、 全国に精神病院が設立されていくことになります。 しかし私宅監置がなくなることはありませんでした。 1879年、上野公園内に開設された東京府癲狂院は その後東京府巣鴨病院と改称し、呉秀三が院長として就任します。 1919年に再び移転し、現在は東京都立松沢病院となっています。 治療は西洋の治療法が日本でも採用され、 大正、昭和初期には発熱療法やショック療法 maedaaaclinic.hatenablog.com そしてロボトミー手術も1942年に導入されました。 maedaaaclinic.hatenablog.com 今でも手術室として使われていた名残が残る精神科病院

                                                                            日本精神医学の歴史最終回⑭「私宅監置廃止と長期入院」 - まだなにも決まっていない blog
                                                                          • 精神医学の歴史外伝①「中世医術-東西世界の交流」 - まだなにも決まっていない blog

                                                                            みなさん、こんにちは、私です。 今回から精神医学の歴史外伝が始まります。 maedaaaclinic.hatenablog.com maedaaaclinic.hatenablog.com では語りきれなかった医学の歴史になります。 10世紀後半から16世紀後半 日本では平安中期の時代から安土桃山時代の約600年の間 西方では、イスラム帝国の遊牧民が ラクダ・馬・船を駆使したユーラシア商業圏を成立させます。 東西交易は中国の羅針盤・火薬の技術・活版印刷技術を アラビア・ヨーロッパへと伝え、ヨーロッパで改良が加えられていく。 と同時に黒死病(ペスト)伝播の経路となっていく。 12世紀西欧は十字軍や国土回復運動を介して、 ギリシャ・イスラム文化に出会い、膨大な著作がラテン語に翻訳され、 パリやボローニャを先駆けとする学問と教育の振興につながっていきます。 14~15世紀にはペスト・飢饉が経済危

                                                                              精神医学の歴史外伝①「中世医術-東西世界の交流」 - まだなにも決まっていない blog
                                                                            • 精神医学の歴史外伝②「古代ギリシャ医学の継承:アラビア医学」 - まだなにも決まっていない blog

                                                                              みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 古代ギリシャ、ヒポクラテスが提唱した「体液病理説」 maedaaaclinic.hatenablog.com その後ガレノスらによって、精神医学は思弁的なものへとなっていきます。 maedaaaclinic.hatenablog.com その後キリスト教がローマ帝国によって公認されてからは、 精神医学はより魔術的なものへとなっていきます。 maedaaaclinic.hatenablog.com ヒポクラテスからの古代ギリシャ医学が継承されていったのが アラビア医学になります。 アラビア医学:西欧への広がり アラビア医学とは、 バグダッド・エジプトのカイロ・スペインのコルドバなどで開花した 8~13世紀イスラム圏の医学を指します。 バグダッドの学校・図書館・翻訳

                                                                                精神医学の歴史外伝②「古代ギリシャ医学の継承:アラビア医学」 - まだなにも決まっていない blog
                                                                              • 精神医学はミクロ。臨床心理学はマクロ。 - はてなブログ大学文学部

                                                                                ○○を投入したら○○の取り込みが阻害されて精神が安定する。 ○○を飲めば○○は○○と結合し、、 精神医学はミクロ。 僕はマクロを研究しなければなりません。 医学の欠点を言います。 「病気になってから治す」です。 それじゃあ遅いんです。 認知症になった方が入院する光景をいくらでも見てきました。 ハッキリ言ってナンセンス。手遅れなんです。 先に臨床心理学が発達しなければ、いつまで経っても薬漬けなんです。 僕は特定のある食べ物とうつ病には何らかの結合法則があると見ています。 人を関数とすると、社会現象はxの値。数字を代入すると人それぞれの数値が出る。 関数は人それぞれ。 僕らはまず定理や公式を見出さなければなりません。 数学的に、統計学的に、栄養学的に、認知心理学的に、社会学的に、多角的に人間を見ていかなければなりません。 ゼロうつ社会へ。

                                                                                  精神医学はミクロ。臨床心理学はマクロ。 - はてなブログ大学文学部
                                                                                • 心理教育テキスト | 久留米大学医学部 神経精神医学講座

                                                                                  このページでは、心理教育テキスト等これまで久留米大学医学部神経精神医学講座関係者が作成した資料を公開しています 臨床目的及びスタッフ教育での使用は許諾なく自由にできます。 資料の著作権は放棄していませんので、自施設ロゴ等デザイン変更はせず、現行のままお使いください。 研究目的での使用を希望される場合(例えば、テキストを効果研究などに用いる場合)には、作者に許諾を得ていただく必要があります。 ※ インターネット上での再配布や無断転載はお断りします