WHO=世界保健機関は、5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出していた「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました。 一方で会見でテドロス事務局長は「これで新型コロナは心配ないというメッセージを国民に送ってはいけない」と述べ、今後も警戒を続けるよう各国に呼びかけました。 WHOのテドロス事務局長は、本部のあるジュネーブで5日、会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年1月から出していた「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました。 WHOは、 ▼死者数の世界的な減少や ▼ワクチンの接種や感染による集団免疫の向上、 ▼医療システムへの負担の軽減などを踏まえて宣言の終了を判断したとしています。 会見でテドロス事務局長は「緊急対応の状態からほかの感染症とあわせて管理する段階に移行する時期が来た」と述べて、新型コロナが存