ビジネスを進める上で顧客の存在は必要不可欠です。顧客を開拓する段階では、熱量の高い人から情報収集だけが目的の人まで、さまざまなタイプの相手と接する必要があります。 その中から誰が本当の「顧客」なのか、明確に定義できていますか? HAX Tokyoでスタートアップとの壁打ちの際に、ビジネスの進行具合を尋ねるとよく「すでにお客さんがいる」「引き合いがある」という返事が返ってきます。しかし、その中には名刺交換をしただけだったり、ミーティングをしたけれど具体的な進捗がない、といったケースも少なからずあります。 こうした認識の齟齬を生む原因は、顧客の定義の曖昧さにあります。ただ挨拶をしただけの状態から、購入に至るまで異なる段階があり、その全てを顧客と定義してしまうと、正しくビジネスを進めることができません。マクロな市場とミクロな顧客の双方を押さえ、ビジネスを着実に進めていくための捉え方についてお伝え