木原稔防衛相は1日、能登半島地震の発生を受け、陸上自衛隊金沢駐屯地の部隊が石川県珠洲、輪島両市で人命救助にあたっているほか、陸海空自衛隊の航空機約20機が上空から被害状況などの情報収集活動を実施していると明らかにした。自衛隊への災害派遣要請に備え、陸自9500人が待機しているとも説明した。防衛省で記者団に語った。 林芳正官房長官は記者会見で、石川県の馳浩知事から自衛隊に対し、災害派遣を要請されたと明らかにした。 木原氏は地震発生を受け、陸海空自衛隊が緊密に連携し、人命救助を第一とした活動を実施することや、早急に被害状況を把握するため、あらゆる手段を講じて情報収集活動を実施することを指示した。自衛隊は石川、富山、福井3県の県庁に連絡員を派遣した。