16日、茨城県内の製油施設で、放射線を使って配管の検査を行っていた作業員の男性が、機器を扱う手順を誤り、15ミリシーベルトの被ばくをしたことがわかりました。作業を請け負った会社は、健康への影響はないと考えられるとしていますが、作業員は医療機関で健康状態を確認しているということです。 原子力規制庁によりますと、16日午後1時半ごろ、茨城県にある製油施設で、作業員の男性1人が、15ミリシーベルトの被ばくをしたと、作業を請け負った検査会社「ウィズソル」から報告がありました。 作業員は、可搬型の機器から放射線を出して配管の内部を撮影する作業を繰り返していましたが、その際5分間ほど、放射線が出る先端部分を容器に収納するのを忘れたまま機器に近づいて作業したということです。 放射線を扱う業務の従事者は、年間の被ばく線量の限度が50ミリシーベルトとされていますが、1回の作業で計画していない被ばく線量が5ミ