並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

41 - 80 件 / 255件

新着順 人気順

菊地成孔の検索結果41 - 80 件 / 255件

  • ハメられるのもわるくない。菊地成孔とDC/PRGの現在地を考察 | Mikiki by TOWER RECORDS

    本編終了後、アンコールに応え舞台に戻った主幹・菊地成孔は結成から現在にいたる彼らの活動総体から演繹したふたつの命題を満員のオーディエンスに言い放った。いわく「ハメられるのもわるくない」。さらに「みずからの神にそむくな」。 ――本稿は菊地成孔のこのことばの真意にあたうかぎり肉薄せんがために、かつてデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンと呼ばれ、DCPRGからdCprGと改称し現在はDC/PRG(名称は各期で異同があるが、本稿ではこちらで統一する)と名乗る団体の履歴をたどりながら、11月3日の名古屋THE BOTTOM LINEを皮切りに、大阪Banana Hall、福岡BEAT STATIONとこの1ヶ月間、三都市でくりひろげた〈MIRROR BALLISM〉と題した20周年記念ツアーの楽日となった11月28日の東京公演の模様をとおし、菊地成孔とDC/PRGの現在地を考察するものである

      ハメられるのもわるくない。菊地成孔とDC/PRGの現在地を考察 | Mikiki by TOWER RECORDS
    • 菊地成孔が考えるAIと音楽のこれから 常識を揺るがす可能性があるも“100パーセント肯定”な理由

      テクノロジーの発達に我々ができるのは身を委ねることのみ ――他に菊地さんが興味を持たれているAIの音楽的な動向があれば教えてください。 菊地:今のAIの進歩で最大のものはネクスト・ボーカロイド、つまり「声」。初音ミクとかってアニメ文化と密接なのでアンドロイドのようなところがあり、それがまたよかったのですが、少し前に出た「Synthesizer V」がすごくて。このソフトには「ジェンダー」というパラメータが含まれていて、男っぽくも女っぽくも中性的な声にもできるし、「テンション」というパラメータを上げれば歌い上げてくれます。現行モデルだとラップもできて、新音楽制作工房で上がってきた曲はもう人間が歌っているとしか思えない。 だから、デモ音源に仮の歌を入れる「仮歌」の仕事はなくなると言われてますね。松田聖子さんの「ガラスの林檎」(1983年)の仮歌を作曲者・細野晴臣さんが歌った時代に始まり、今のシ

        菊地成孔が考えるAIと音楽のこれから 常識を揺るがす可能性があるも“100パーセント肯定”な理由
      • 菊地成孔氏、再三の終了宣言も再び登場し42連ツイするもファンからも失望の声が相次ぐ

        町山智浩 @TomoMachi 菊地成孔「在日朝鮮人云々はジョーク」「それを理解できない町山は発達障害」「差別してるわけではない。なぜなら自分はレイシストじゃないから」「自分には韓国人の友達もいる」こういう問題について言ったらダメなことを全部言っててすごい。 togetter.com/li/1662035 2021-02-13 14:56:13 小川 直哉 @mojomoguri1 @TomoMachi 町山さん、もうやめてくれませんか? 町山さんはなんの目的で不正選挙論や乱入事件を批判している最中に19年6月の菊地さんのトランプ支持ブログを添付したんですか? たしかにその後の菊地さんは酷いと思いますが、発端をスルーして菊地は差別野郎と喧伝するのは一方的ですよ。 2021-02-14 23:55:33 町山智浩 @TomoMachi 一年半前、菊地成孔氏は、トランプを弾劾するのは犠牲者が出

          菊地成孔氏、再三の終了宣言も再び登場し42連ツイするもファンからも失望の声が相次ぐ
        • 米津玄師の魅力を菊地成孔氏が分析「超欧米化の極例」

          シンガーソングライターの米津玄師(29)による2年9か月ぶり5枚目のアルバム『STRAY SHEEP』が国内外で大きな反響を巻き起こしている。CD不況と言われる今の時代に、なぜ彼は世界中のリスナーを虜にすることができたのだろうか。 8月5日にリリースされた同アルバムは、初週のオリコン週間アルバムランキングで88万枚の売り上げを達成。同じくオリコンの週間デジタルアルバムランキングでは史上初となる初週10万ダウンロード超えを果たしている。さらにiTunesのリアルタイムランキングでは発売直後に日本を含む24か国・地域でランクイン。異例の大ヒットを記録していると言っていいだろう。 TBS系のテレビドラマ『アンナチュラル』のテーマソングとして書き下ろされた「Lemon」や、子供から大人まで幅広い世代を魅了した「パプリカ」のセルフカバーなど、米津の人気を決定づけた代表曲が数多く収録されていることもヒ

            米津玄師の魅力を菊地成孔氏が分析「超欧米化の極例」
          • 菊地成孔、還暦を祝い6つのサプライズ Q/N/K『21世紀の火星』リリース、“普通の恋”や第二期SPANK HAPPYサブスク解禁など | Mikiki by TOWER RECORDS

            元SIMI LABのQNとJAZZ DOMMUNISTERSのN/Kによる電撃的コラボ!! 生演奏によるバンドセットと〈新音楽制作工房〉のビートメーカーによる未来派エレクトロトラックス。コンシャスとアクティヴィスト、ヤンキーとオタク、サブカルとストリートを混血し、ヒップホップのリアルをマジック・リアリズムと濁流させるゲートが開く!! また、〈Q/N/K 1st album release party「21世紀の火星」〉が、ゲストに没 a.k.a NGS(Dos Monos)とHenny Kを迎えて、東京と大阪で開催される。 大阪公演は8月24日(木)に梅田Shangri-Laで、東京公演は8月25日(金)に代官山UNITで開催される。東京公演のみ、オープニングDJとしてD-TAK a.k.a 高橋大地(新音楽制作工房)が出演する。チケットの最速先行受付は、本日12:00から6月25日(日)

              菊地成孔、還暦を祝い6つのサプライズ Q/N/K『21世紀の火星』リリース、“普通の恋”や第二期SPANK HAPPYサブスク解禁など | Mikiki by TOWER RECORDS
            • 菊地成孔の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評(前編):絵に描いたように<古くて新しい>傑作

              『パワー・オブ・ザ・ドッグ』/60年代に書かれた原作を、60年代的映画的な<「大どんでん返し」付きの耽美スリラー>としてガッツリ、尚かつ芳醇な予算による<文芸作=人間ドラマ的な顔つき>と巧妙にミクスチュアした、絵に描いたように<古くて新しい>傑作(前編)。 <鑑賞の座組み> 1)作品選定は連載担当者からの勧め で 2)Netflix作品である本作を を 3)自宅(厳密には事務所)の液晶42インチモニター で 4)公開4週後(昨年12月初旬)に鑑賞 ※ちなみに、筆者はNetflix映画は初鑑賞である。作品情報は、筆者のモニター操作力や検索力の低さによって、監督、脚本、主要キャスト以外、ほとんど得ていない。音楽に関してはのちに詳述する。 <ひょっとしてこれがNetflixカラー? だとしたら悪くないよね> 本作は、「古いボトルに新しいワインを注いだ」という慣用表現が最適格となるような作品で、そ

                菊地成孔の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評(前編):絵に描いたように<古くて新しい>傑作
              • DC/PRG、解散。菊地成孔が声明発表、ラスト・ツアー東京公演ではMELRAWが〈新メンバー〉に | Mikiki by TOWER RECORDS

                DC/PRGが解散を発表、2021年3、4月に大阪と東京でラスト・ツアーを開催する。 アヴァンギャルド・ジャズからクラブ・シーン、ダンス・ミュージックまでをカヴァーし、オーディエンスを熱狂させているDC/PRG。鬼才・菊地成孔が主宰するビッグ・バンドが、4月2日(金)をもって解散することを発表した。 99年に〈DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN〉として結成されたDC/PRGは、以降〈菊地成孔DCPRG〉〈DCPRG〉〈dCprG〉〈DC/PRG〉とバンド名を変化させながら、エレクトリック・マイルスを軸にアフロ・ポリリズムなどを取り込んだダンス・ミュージックを追求してきた。 DC/PRGの解散の理由について菊地は、20年以上活動を継続したことによる伝統芸能化が常に新しい音楽性に挑戦しつづけてきたバンドのポリシーにそぐわないこと、そしてアメリカ合衆国と〈アルター

                  DC/PRG、解散。菊地成孔が声明発表、ラスト・ツアー東京公演ではMELRAWが〈新メンバー〉に | Mikiki by TOWER RECORDS
                • 菊地成孔が語る、ホン・サンス監督のオリジナリティ 「“マイルド”ではあっても“ライト”ではない」

                  選択肢が少ないながらもエリック・ロメールやツァイ・ミンリャンなど、その独自のセレクトでジワジワと注目を集めつつある配信系ミニシアター、ザ・シネマメンバーズが、かねてよりユーザーから期待を寄せられていたホン・サンス監督作品を9月から順次配信中だ。ザ・シネマメンバーズでは、毎月、新しい作品が追加されていくにつれ、作品の配信期間が月を追うごとにズレながら重なりあい、時間をかけてグラデーションとなった作品群をまとめて楽しむことができる。 ザ・シネマメンバーズ 9月、10月の特集名は『韓国のエリック・ロメール!? 監督ホン・サンス』。「キム・ミニ以前/キム・ミニ以後」ともいうべきホン・サンス監督の8作品を配信する。「キム・ミニ以前」とも言われる4作、『よく知りもしないくせに』『ハハハ』『教授とわたし、そして映画』『次の朝は他人』が現在配信中、10月からは、不倫が報じられ、公私にわたるパートナーとなっ

                    菊地成孔が語る、ホン・サンス監督のオリジナリティ 「“マイルド”ではあっても“ライト”ではない」
                  • 菊地成孔率いるDC/PRGが活動に幕 “最新が最高”を更新したラストライブを見た

                    菊地成孔が主宰するDC/PRGが2021年4月2日、東京・新木場 USEN STUDIO COASTでラストライブ『Hey Joe, We’re dismissed now/PARTY 2-TOKYO』を開催した。 今年2月に突如として“解散声明”を発表。その理由として、第1に“ここ数年は心ならずも、ライブのセットリストも固定化し、元老院(オリジナルメンバー)である坪口、大儀見、津上、を始め、最新のメンバーである秋元修、近藤佑太までも含め、伝統芸能化してきた事は否めない”という現状が、“名人芸化や自己模倣、ブランドの維持を善しとしません”というポリシーに反すること。第2に“合衆国の“他国への空爆と経済の維持”という反復”とリンクしてきたDC/PRGの活動が、合衆国自体の“南北戦争以来の内戦準備状態”への移行により、シフトチェンジせざるを得なかったことを挙げている。(※1) 最後のツアーは、

                      菊地成孔率いるDC/PRGが活動に幕 “最新が最高”を更新したラストライブを見た
                    • 【超欧米化とは何か】米津玄師を菊地成孔が分析してるけど - やりたいことをやるだけさ

                      米津玄師のヒットを菊地成孔が分析していた。 写真は今年の3月までイチモニの天気予報コーナーを担当していた米津予報士 2020年3月からはテレビ山梨(UTY)の「スゴろく」の気象コーナーを担当。 菊地曰く STRAY SHEEPというのはマタイ伝が出典ですし、作品のキーマンに藝大卒業者(東京芸術大学音楽学部で欧州音楽の教育を受けた人々)が多い事等々も含め、本人も自覚的だと思います。些かの強弁が許されるのであれば、世界文化が超欧米化(欧米文化の家畜化)に向かってるという趨勢の極例だという事もできます。 NEWSポストセブン 8/18 ここで菊地は 世界文化が超欧米化(欧米文化の家畜化)に向かっている趨勢の極例と言っている 欧米文化の家畜化とはどういうことか説明せよ、なんていう問題が現代文の問題で聞かれそうですね。 答えは米津玄師のインタビューの中にある。 海の向こうで巻き起こっていることの文脈

                        【超欧米化とは何か】米津玄師を菊地成孔が分析してるけど - やりたいことをやるだけさ
                      • 菊地成孔 今、一番気になる若手ミュージシャンを語る

                        菊地成孔さんが2022年11月8日放送のα-STATION SPECIAL PROGRAM『Lunar Eclipse Vibes』の中で今、一番気になる若手ミュージシャンについて話していました。 (菊地成孔)次に私が今、気になってる若手ミュージシャンを……若手ミュージシャンはいっぱいいます。気になっているミュージシャンもいますし。リスナーとしてただただ聞いてるだけのミュージシャンも、あとはこの業界におりますとジャズと言わず、ジャズ周辺の若いプレイヤーもいますよね。若い人はもうね、4、50代だとなんか男の4、50代は説教盛りで。「若い奴ら、なっとらん!」とか「最近の若いやつらは!」とか言ったりするらしいですね。本当にこれ、嘘じゃないですけど。僕は1回もそれ、やったことないですよ。後輩に説教というのは。恐れ多くて。 僕なんかもうバブル世代ですから、チャラチャラチャラチャラやっているうちにここ

                          菊地成孔 今、一番気になる若手ミュージシャンを語る
                        • Buffalo Daughter - 303 Live w/ 菊地成孔 @ 25 + 1 Party Tour 2019 - YouTube

                          303 Live w/ Naruyoshi Kikuchi from Buffalo Daughter 25 + 1 Party Tour Venue: Liquidroom Date: May 30, 2019 Video director: Terutada Murao Music mix: zAk Vinyl reissue of Pshychic including studio version of 303 Live is out in May 2019. Buffalo Daughter official website: https://buffalodaughter.com/ Online store: https://shop.buffalodaughter.com/ Follow Buffalo Daughter on Twitter, Instag

                            Buffalo Daughter - 303 Live w/ 菊地成孔 @ 25 + 1 Party Tour 2019 - YouTube
                          • 菊地成孔の新連載「映画蔓延促進法」スタート! 第1回『イン・ザ・ハイツ』(前編)

                            当Webでの映画批評連載を再開する運びとなった。再開は2度目で、過去の連載は2冊の書籍として出版されている(『菊地成孔の欧米休憩タイム』『菊地成孔の映画関税撤廃』)ので、ご参照頂ければ幸いだが、『映画関税撤廃』から今回の再開に至るまでの休載期間は長く、その理由は、我ながら軽く溜息をつく以外、適切な反応態度がないのだが、コロナ禍に依るものだ。 勿論、コロナ禍が映画界を消滅させてしまう訳などなく(飲食業界ですら消滅はしない。ご承知の通り、ここ数年間で「(完全に)消滅」したものは、「オリンピック開催によるインバウンド」という経済的期待値以外にーー社会的にはーー何もない。日本国民は全員、そのツケを払ってゆく状態にある)、その代わり、映画界は、過去、何度も見舞われた、加速的な分解と再編成の季節にあると言えるだろう。 配信会社の制作による配信限定公開、既成映画会社の新作の配信限定公開、コンテンツビジネ

                              菊地成孔の新連載「映画蔓延促進法」スタート! 第1回『イン・ザ・ハイツ』(前編)
                            • 1994年の「ガキの使い」——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」28|ヒルズライフ

                              本サイトは、パートナーとともに CINRA, Inc.が企画運営・編集している メディアです。 運営会社:CINRA, Inc. パートナー:森ビル株式会社 「2020年」に向けて、大なり小なり動きを見せている東京。その変化の後景にある「都市の記憶」を、音楽家/文筆家の菊地成孔が、極私的な視点で紐解く連載シリーズ第28回! TEXT BY NARUYOSHI KIKUCHI ILLUSTRATION BY YUTARO OGAWA 令和になってすぐに何が起こったかといえば、自民党が、まあ、前回を10議席ほど下回ったとはいえ大勝ちしたということが挙げられるだろう。あれだけ嫌われてるプライムミニスターがそのままジリ貧に失脚しないどころか、結構な長きにわたって安泰であるのは何故か? 気が利いているようで、全く利いてないことを言うからである。 「え? なになに? もう一回言って、よくわかんない(困

                                1994年の「ガキの使い」——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」28|ヒルズライフ
                              • 『去年マリエンバートで』4K版に蓮實重彦、菊地成孔、平野啓一郎らが賛辞 | CINRA

                                映画『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』に寄せられた著名人のコメントが発表された。 1961年に『ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞したアラン・レネ監督、アラン・ロブ=グリエ脚本による『去年マリエンバートで』は、時代も国籍も不明なバロック風の宮殿のようなホテルを舞台に、女A、男X、男Mの3人の人間模様を描いた作品。ヒロインを演じたデルフィーヌ・セイリグが劇中で着た数着のドレスは、晩年のココ・シャネル自らがデザインした。今回上映されるのは、劇中でオリジナルデザインの衣装を提供したシャネルのサポートによって完全修復が施されもの。公開日は10月25日。 コメントを寄せたのは、蓮實重彦、金井美恵子、中原昌也、菊地成孔、千葉雅也、平野啓一郎、町山広美、山崎まどか、五所純子、滝本誠、中条省平。 蓮實重彦は「これは、どこでもない時代のどこでもない場所で演じられる、意味を欠いた必死の演技

                                  『去年マリエンバートで』4K版に蓮實重彦、菊地成孔、平野啓一郎らが賛辞 | CINRA
                                • 対談:矢野沙織 × 菊地成孔 —— 性と音楽 | Qetic

                                  16歳でデビューを果たし、国内外で精力的にライブを行いながら『報道ステーション』テーマ曲を担当するなど「新世代ジャズ」の代表格として第一線で活動し続けてきたサックスプレイヤー矢野沙織。今年で活動20周年を迎える彼女が、新たに始動したプロジェクトHouse of Jaxxのファーストアルバム『House of Jaxx』がリリースされる。 シンガー/プロデューサーのHiro-a-keyをフィーチャーした先行シングル“DiDi”や“Hot House”を含む本作は、自身のルーツであるビバップを基調としながらR&Bやローファイヒップホップなど様々なジャンルを横断する、彼女にとって集大成的な内容となっている。Qeticでは今回、本作のアルバム解説を担当した菊地成孔と彼女の対談を実施。作品を紐解きながら、「性差を楽しむ」ことをテーマに様々な話題で盛り上がった。 House of Jaxx – Hou

                                    対談:矢野沙織 × 菊地成孔 —— 性と音楽 | Qetic
                                  • 米津玄師の魅力を菊地成孔氏が分析「超欧米化の極例」

                                    シンガーソングライターの米津玄師(29)による2年9か月ぶり5枚目のアルバム『STRAY SHEEP』が国内外で大きな反響を巻き起こしている。CD不況と言われる今の時代に、なぜ彼は世界中のリスナーを虜にすることができたのだろうか。 8月5日にリリースされた同アルバムは、初週のオリコン週間アルバムランキングで88万枚の売り上げを達成。同じくオリコンの週間デジタルアルバムランキングでは史上初となる初週10万ダウンロード超えを果たしている。さらにiTunesのリアルタイムランキングでは発売直後に日本を含む24か国・地域でランクイン。異例の大ヒットを記録していると言っていいだろう。 TBS系のテレビドラマ『アンナチュラル』のテーマソングとして書き下ろされた「Lemon」や、子供から大人まで幅広い世代を魅了した「パプリカ」のセルフカバーなど、米津の人気を決定づけた代表曲が数多く収録されていることもヒ

                                      米津玄師の魅力を菊地成孔氏が分析「超欧米化の極例」
                                    • 菊地成孔主宰DC/PRG初期3作品の再発決定、サブスク配信もスタート(コメントあり)

                                      再発されるのは2001年発表の1stアルバム「アイアンマウンテン報告」、2003年発表の2ndアルバム「構造と力」、2007年発表の3rdアルバム「フランツ・カフカズ・アメリカ」の初期スタジオ録音3作品。各種音楽配信サイトでは3作品のダウンロードおよびストリーミング配信もスタートした。再発にあたって菊地はDC/PRGの結成当時を振り返るコメントや各作品についての解説を発表している。 なおDC/PRGは再発日の11月13日に全国ツアー「20YEARS HOLY ALTER WAR - MIRROR BALLISM DC/PRG」をスタートさせる。 菊地成孔 コメント1999年当時のことバンドの着想は90年代初頭からありましたが、カヴァー曲(「circle/line」菊地雅章)の採譜とオリジナル曲のスコア化を経て、リハーサルスタジオに最初に入ったのが1999年末でした。世界はノストラダムスの預

                                        菊地成孔主宰DC/PRG初期3作品の再発決定、サブスク配信もスタート(コメントあり)
                                      • 菊地成孔と岩澤瞳の第2期SPANK HAPPYサブスク解禁、当時のMVも公開

                                        SPANK HAPPYは菊地を中心に1992年から活動しているユニット。第2期とは菊地が岩澤をボーカリストに迎えデュエットチームとして活動していた1999年から2004年までを指し、この間に「インターナショナル・クライン・ブルー」「ANGELIC」といった2枚のシングルと、「Computer House of Mode」「Vendome,la sick Kaiseki」といった2枚のアルバム、そして菊地成孔 feat. 岩澤瞳名義のマキシシングル「普通の恋」が発表された。 なお菊地のブロマガ「ビュロ菊だより」の今年6月公開の記事で、彼は「もう何年間も、原盤が散逸的に行方不明だったが故、配信も再プレスも何もできなかった『普通の恋cwフロイドと夜桜』の、散逸していた権利関係がやっとまとまりまして、公式配信が決定いたしました!」とコメントしていた。 またサブスク解禁タイミングに合わせて、当時の貴

                                          菊地成孔と岩澤瞳の第2期SPANK HAPPYサブスク解禁、当時のMVも公開
                                        • 町山智浩 on Twitter: "菊地成孔「在日朝鮮人云々はジョーク」「それを理解できない町山は発達障害」「差別してるわけではない。なぜなら自分はレイシストじゃないから」「自分には韓国人の友達もいる」こういう問題について言ったらダメなことを全部言っててすごい。 https://t.co/kyG5J4NGp2"

                                          菊地成孔「在日朝鮮人云々はジョーク」「それを理解できない町山は発達障害」「差別してるわけではない。なぜなら自分はレイシストじゃないから」「自分には韓国人の友達もいる」こういう問題について言ったらダメなことを全部言っててすごい。 https://t.co/kyG5J4NGp2

                                            町山智浩 on Twitter: "菊地成孔「在日朝鮮人云々はジョーク」「それを理解できない町山は発達障害」「差別してるわけではない。なぜなら自分はレイシストじゃないから」「自分には韓国人の友達もいる」こういう問題について言ったらダメなことを全部言っててすごい。 https://t.co/kyG5J4NGp2"
                                          • 菊地成孔が『ミセス・ノイズィ』を語る これからのホームドラマにおける時代設定の重要性

                                            天野千尋監督作『ミセス・ノイズィ』が現在公開中だ。 本作は、第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にて上映され話題となった、天野監督のオリジナル脚本作。ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へ発展していく。 公開が始まりふつふつと話題になっている本作。今回、リアルサウンド映画部で映画連載も行っている音楽家/文筆家の菊地成孔に、本作を鑑賞してもらった。「知的にコントロールされたウェルメイドなエンターテインメント作品」と評する菊地は、本作のどこに魅力を感じたのか。長文のインタビューにて語ってもらった。脚本上の避けられない「穴熊」にまで踏み込み、「令和の映画はSNSをどのように扱うべきなのか」という重要なテーマにまで議論が及んだ。(編集部) ※本稿は『ミセス・ノイズィ』のネタバレを含みます。 「最後の最後まで

                                              菊地成孔が『ミセス・ノイズィ』を語る これからのホームドラマにおける時代設定の重要性
                                            • 菊地成孔が語り尽くす、Q/N/Kとオーニソロジーの同時制作 ラディカルな意志のスタイルズ始動の経緯も

                                              菊地成孔の活動が奔放に広がっている。昨年11月には、オーニソロジー(シンガーソングライター・辻村泰彦による音楽ユニット)の新作『食卓』をプロデュース。さらに元SIMI LABのQNとユニット・Q/N/Kを結成し、シングル「TOLD ME」を発表。近々アルバムのリリースも予定されている。そのほかにも新バンド・ラディカルな意志のスタイルズの始動、菊地が主宰する「新音楽制作工房」の活動、モダンジャズのカルテットでの新作のレコーディングも終えているという。 大きな転換の時期を迎えている菊地に、同時に制作が進められたというオーニソロジー、Q/N/Kを軸に、現在の活動について語ってもらった。(森朋之) QNとの出会いからQ/N/Kが動き出すまで ——まずは菊地さんと元SIMI LABのQNさんがQ/N/Kを結成した経緯から教えてもらえますか? 菊地成孔(以下、菊地):SIMI LABを知ったのは「WA

                                                菊地成孔が語り尽くす、Q/N/Kとオーニソロジーの同時制作 ラディカルな意志のスタイルズ始動の経緯も
                                              • 菊地成孔 60歳になって意識した「老い」と「引退」を語る

                                                菊地成孔さんが2024年4月5日放送のNHKラジオ第1『高橋源一郎の飛ぶ教室』に出演。60歳になって自身の「老い」や「引退」を意識し始めたことについて話していました。 (高橋源一郎)で、その仕事の前に僕、この本(『戒厳令下の新宿』)の中で気になったことがいくつかあって。そのお話をしたいんですけども。今、冒頭で『隆明だもの』のお話をして。これは老いること……老いて、どうしていくかっていう話で。この日記でも、以前はたぶんそういうことを言わなかったと思うんだけども。ようやく、その老いとか、死とかへも視線を向けてる感じみたいなのが出てきてですね。どこかで引退に向けてのロングスパンという言葉を……まあ、この時にはまだ還暦になってないんですが。 ようやく、そういうことに目を向けるようになったのかっていうのと。あと、この中ではたしかミュージシャン……これはたぶんジャズミュージシャンだと思うんですけど。ミ

                                                  菊地成孔 60歳になって意識した「老い」と「引退」を語る
                                                • <菊地成孔の日記 令和3年1月8日 午前11時記す:ビュロ菊だより

                                                  緊急事態宣言が発出もしくは発令されたので(僕はこの宣言に関して、法的にどういう意味で捉えるかが基準になるとはいえ、「発令」のが適正だと思うが、突如として「発出」が出回ったのは、世の混乱を表す兆候だと思うので、様子を見ようと思っている。因みに「発出」は造語でも新語でもないが)、どのぐらい続くかは分からねども、生活を朝型に変えたほうが色々と都合が良いので朝型に変えてみることにした。 とまれ、57年間の人生のうち、50年間ぐらいは夜型だったので、朝型に帰ると言っても、ジャージをニットにするようにはいかない(ジャージをニットにするだけだって大変である)。これは偶然、というよりグルーヴの中から拾い出したもので、継続できるかどうかも分からない。 昨日(1月7日)に、随分と久しぶりで20時間以上寝た。なぜかと言えば、その前の2日間が小忙しかったからである。通常の日務に、3月を予定しているオ

                                                    <菊地成孔の日記 令和3年1月8日 午前11時記す:ビュロ菊だより
                                                  • 「僕がシネコンを愛し、SNSを敬遠する理由」菊地成孔の考え方 | 文春オンライン

                                                    ジャズからテクノ、映画音楽まで幅広く手掛ける、ミュージシャンにして文筆家の菊地成孔さんが映画評論集『菊地成孔の映画関税撤廃』(blueprint)を上梓した。一昨年の暮れ、人気番組「粋な夜電波」(TBSラジオ)が惜しまれながら終了。その際に「これから1年はメディア露出を控えます」と語った菊地さん。その後、映画との付き合いは変わったのだろうか? 菊地成孔さん 「ラジオをやってた時はまさに忙殺の日々。週の殆どは番組の選曲や構成、台本に費やしてましたから。去年からはライブやレコーディングの合間に落ち着いて映画を観て、原稿を書けるようになって」 仕事以外ではシネコンへ通うのにハマっている様子。 「あの人工的でピカピカした場が大好きでね。歳を取ると『やっぱ劇場は昔ながらの方が』なんて、オツな懐古趣味に走るじゃないですか。その感じは町の映画館で育った身として理解してた。だけど、いざ自分が60歳手前に至

                                                      「僕がシネコンを愛し、SNSを敬遠する理由」菊地成孔の考え方 | 文春オンライン
                                                    • 菊地成孔 D.O『悪党の詩』と漢 a.k.a GAMI『ヒップホップ・ドリーム』を語る

                                                      菊地成孔さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと漢 a.k.a GAMI『ヒップホップ・ドリーム』とD.O『悪党の詩』について話していました。 #猫舌SHOWROOM 吉田豪オーナー 🤗「豪の部屋」😷#菊地成孔 とお届けしました、ご視聴ありがとうございました🎷✨@H_Naganuma 次回10/22(火)20時~もお楽しみに❣️ ⚠️ゲストは決まり次第告知いたしますhttps://t.co/Yy1Z9Xiqof #SHOWROOM pic.twitter.com/fySfcpUkC8 — SHOWROOM (@SHOWROOM_jp) October 15, 2019 (吉田豪)(コメントを読む)「漢さんの本の話」。 (菊地成孔)ああ、面白いですよ。あの本ね。1冊目の『ヒップホップ・ドリーム』は。会ったこと、ありますか? (吉田豪)もちろん、もちろん。 (菊地成孔

                                                        菊地成孔 D.O『悪党の詩』と漢 a.k.a GAMI『ヒップホップ・ドリーム』を語る
                                                      • 菊地成孔 還暦を迎えて難病・壊死性リンパ節炎再発で死にかけた話

                                                        菊地成孔さんが2024年4月5日放送のNHKラジオ第1『高橋源一郎の飛ぶ教室』に出演。還暦を迎えた年にかつて患っていた難病・壊死性リンパ節炎が再発したり、交通事故で骨折したりして死にかけたという話をしていました。 (高橋源一郎)まず、このご本『戒厳令下の新宿』を……。 (礒野佑子)菊地さんの本ですね。『戒厳令下の新宿』。 (菊地成孔)僕の本にこんなに付箋がいっぱい貼ってあるの、生まれて初めて見ましたよ(笑)。 (高橋源一郎)いや、菊地さんの本はだいたい付箋、貼りますよ。それでひとつ、自分でも笑っちゃったんですけど。これってビュロー菊地チャンネルの菊池成孔の日記の単行本化なんですけど。それで僕、ビュロー菊地チャンネルのを買ってるんで、全部読んでるんですよ(笑)。 (礒野佑子)ああ、そもそも読んでいらっしゃる? (高橋源一郎)そもそもお金を払って読んでいたやつをもう1回、単行本にして(笑)。

                                                          菊地成孔 還暦を迎えて難病・壊死性リンパ節炎再発で死にかけた話
                                                        • 【公演直前インタビュー】UA × 菊地成孔 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

                                                          伝説のユニットcure jazz 奇跡のリユニオンがふたたび 2014年のリユニオンから7年、UAと菊地成孔による伝説のユニットcure jazzが3度の結成を遂げた。再々結成に至ったいきさつ、公演に向けたモチベーション、2006年の立ち上げから15年を経た現在のコンディション......。率直な思いをふたりに訊いた。 interview & text = Tomonari Cotani READ MORE チケットは、瞬く間に完売した。9月12日(日)・14日(火)に行われる「UA x 菊地成孔 Cure jazz in Blue Note Tokyo 2021」の話だ。ライヴへの渇望感がこの上なく高まる一方、プロトコルなきイベントへの参加が(さまざまな観点から)リスクになりかねない昨今、粛々と公演を執り行い続けるヴェニューで開催される「幻の公演」がプレミアムチケット化するのは、至極当然

                                                            【公演直前インタビュー】UA × 菊地成孔 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO
                                                          • プロレスラー、SNS、リアリティショー……この3つを背負うのは重すぎる■菊地成孔:Dropkick

                                                            ――菊地さん、おひさしぶりです。今回をうかがたいのは「リアリティーとSNS」のお話です。木村花さんという人気女子プロレスラーがいまして、テラスハウスに出演していたんですが、番組内の言動が気に入らないアンチから誹謗中傷を受けてまして。死因は明らかにされてませんが自死されてしまったんです。 菊地 テラスハウスは地上波で放映されてるときは好きで見てました。 Netflixに移ってからは追ってはなかったですけどね。最近は女子プロレスも追ってないですし、木村花選手がどういう活躍をされていたのかは知らなかったんですが、 今は動画でも後追いできるじゃないですか。お母さんも女子プロレスラーで、名プロレスラーの素質を持った人だと思いましたし 、そういったプロファイリングみたいなことをしだしたらキリがないんですけど。図式的に切ってしまえば、木村花さんはプロレスというリアリティショーと、テラスハウスというリアリ

                                                              プロレスラー、SNS、リアリティショー……この3つを背負うのは重すぎる■菊地成孔:Dropkick
                                                            • 菊地成孔☓佐藤大輔■「ローリング20」におけるRIZINと東京オリンピックの行く末:Dropkick

                                                              RIZINの煽りVや「RIZIN CONFESSIONS」などRIZINの演出を統括する佐藤大輔と、ジャズ・ミュージシャンで文筆家の菊地成孔氏の対談。16000字であなたの脳みそを煽ります(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】 ・「魔法の煽りVをつくる男」 RIZIN演出統括・佐藤大輔17000字インタビュー ・朝倉兄弟とYouTube論■菊地成孔 ・プロレスラー、SNS、リアリティショー……この3つを背負うのは重すぎる■菊地成孔

                                                                菊地成孔☓佐藤大輔■「ローリング20」におけるRIZINと東京オリンピックの行く末:Dropkick
                                                              • 菊地成孔(音楽家) vs. 町山智浩(映画評論家) - Togetter

                                                                菊地成孔 @NaruKikuchi 音楽家 / 文筆家 / 音楽講師 今、あげている内容の公表用です。それ以外何もしません。2月いっぱいで閉鎖します。twitterの捨てアカですね(株)ビュロー菊地公式twitter @H_Naganuma 有料ブログマガジン「ビュロー菊地チャンネル」運営中 ch.nicovideo.jp 町山智浩 @TomoMachi カリフォルニア州在住の映画評論家、コラムニスト。BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』毎週金曜よる10時23分から放送中。『ラブクラフト カントリー』ポッドキャストopen.spotify.com/episode/6zYhT9… d.hatena.ne.jp/TomoMachi/

                                                                  菊地成孔(音楽家) vs. 町山智浩(映画評論家) - Togetter
                                                                • 次の東京オリンピックは、いつだと思いますか?また、いつが良いと思いますか?あなたは不易さん?それともと流行さん? / 2度の休載を経た最終回がもたらす安堵について——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」36|最終回|ヒルズライフ

                                                                  本サイトは、パートナーとともに CINRA, Inc.が企画運営・編集している メディアです。 運営会社:CINRA, Inc. パートナー:森ビル株式会社 CULTURE CITY OF AMORPHOUS 次の東京オリンピックは、いつだと思いますか?また、いつが良いと思いますか?あなたは不易さん?それともと流行さん? / 2度の休載を経た最終回がもたらす安堵について——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」36|最終回 2020.07.22 WED 時代の変化の後景にある「都市の記憶」を、音楽家 / 文筆家の菊地成孔が極私的な視点で紐解く好評連載。いよいよ最終回! TEXT BY NARUYOSHI KIKUCHI ILLUSTRATION BY YUTARO OGAWA まず何より、2連続で休載した事をお詫びしたい。最初の休載(前々回。執筆時──コロナ禍が騒がれ出した

                                                                    次の東京オリンピックは、いつだと思いますか?また、いつが良いと思いますか?あなたは不易さん?それともと流行さん? / 2度の休載を経た最終回がもたらす安堵について——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」36|最終回|ヒルズライフ
                                                                  • 街中が彼女だらけになってしまった日に、彼女はいない——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」34|ヒルズライフ

                                                                    CULTURE CITY OF AMORPHOUS 街中が彼女だらけになってしまった日に、彼女はいない——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」34 2020.03.03 TUE いよいよ2020年を迎えた東京。時代の変化の後景にある「都市の記憶」を、音楽家 / 文筆家の菊地成孔が極私的な視点で紐解く好評連載シリーズ第34回! TEXT BY NARUYOSHI KIKUCHI ILLUSTRATION BY YUTARO OGAWA 今から、何度重ねるかわからない溜息とともに、むかし愛していたのに去ってしまった女性の話、をするので、当連載の中でも、かなりセンティメントな内容になるだろうからして、読者諸氏に於いては心してお読みいただきたい。 彼女は去ってしまったのに、今、街を埋め尽くしている。しかし今、この街を埋め尽くしている、筆者がむかし愛した、しかし筆者から去ってしまっ

                                                                      街中が彼女だらけになってしまった日に、彼女はいない——連載:菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」34|ヒルズライフ
                                                                    • Buffalo Daughterはやはり唯一無二の存在だ 小山田圭吾、中村達也、菊地成孔ら迎えた記念ライブ

                                                                      『Euphorica』収録の「Beautiful You」からスタート。続いて『Pshychic』の「S.O.I.D」、『Euphorica』の「Sometime Lover」「Peace」と続く。全曲再現といってもアルバムの曲順通りに演奏するわけではない。序盤はバッファローのサイケデリックだったりエレクトロニックだったりハウスだったりというよりは、ニューウェーブ/ポストパンクだったりクラウトロック的だったりする、輪郭にはっきりしたゴツゴツとした演奏が続く。カッティングエッジな、だがどこかゆるくてキッチュな感覚。ゴリゴリと尖った演奏と、ふんわりとしたキュートな大野/吉永のボーカルの対比が彼ららしい。「Peace」は山本ムーグが絶叫ボーカルを披露するヘヴィファンク。体調上の理由で長らくお休みしていた山本の健在ぶりを示すには十分だ。吉永得意のキレキレのファンクギターが炸裂する。素晴らしいのが松

                                                                        Buffalo Daughterはやはり唯一無二の存在だ 小山田圭吾、中村達也、菊地成孔ら迎えた記念ライブ
                                                                      • インタビュー 混乱に耐えるタフさを 音楽家の菊地成孔さん過渡期五輪にわくわく

                                                                        東京五輪・パラリンピックへの懐疑論が渦巻く中、ジャズミュージシャンで批評家でもある菊地成孔さんが、エッセー集「次の東京オリンピックが来てしまう前に」(平凡社)を刊行した。 3年分のインターネット連載をまとめた同書で、2度目の...

                                                                          インタビュー 混乱に耐えるタフさを 音楽家の菊地成孔さん過渡期五輪にわくわく
                                                                        • 菊地成孔が怒っている〜音楽と音楽批評 | 批評.COM

                                                                          批評.COM Welcome to Hi-hyou.com  時事批評・音楽批評などを掲載するサイトです。2015年4月18日新装開店。Operated by SHINOHARA Akira MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2012年 04月号 [雑誌] 菊地成孔さんが怒っている。『ミュージック・マガジン』4月号の特集が怒りの矛先である。同号でぼくは30年以上付き合いのあった川勝正幸君の追悼記事を書 いたので、奇しくも川勝君が愛してやまなかった菊地さんの特集号に“同居”させてもらったことに因縁を感じていた。送られてきた特集記事を読んで、菊地さんにとっては「ちょっと気に障る特集になったかも」とは思ったが、正直、あまり深くは考えなかった。 が、偶然にも菊地さんのウェブサイトで2012年3月23日付の「ミュージックマガジンから撤退します」(注:現在は削除済み)という日記を

                                                                            菊地成孔が怒っている〜音楽と音楽批評 | 批評.COM
                                                                          • 一般人には全くわからない町山智浩vs菊地成孔の解説|エイジ

                                                                            音楽家の菊地成孔さんが映画評論家の町山智浩さんに公開討論をしようとメールを送った。その後、町山さんからの返信がなかったので、その文をTwitterに投稿した。 まあ、この2人の名前に特になにも思わない人も多いだろうし、だからなんやねん、という話だけど。 その界隈(サブカル?業界)では、神のような存在の2人である。 今回の件を簡単に言えば、 1 菊地さんはトランプ支持者で、町山さんは、それはどうなんだ?的なことをTwitterでつぶやく。 2 菊地さんの意見: 私がトランプ支持者ということを、町山さんにTwitterで撒き散らされた!そのせいで、あんたの信者に大量にからまれた。やり方がひどい!大体、トランプは最高なんだけど!討論しましょう!と、知人から聞いた町山さんのメールアドレスに送りましたが、その後、返信がないのでTwitterに投稿します。 3 町山さんの意見: 勝手にメールアドレス入

                                                                              一般人には全くわからない町山智浩vs菊地成孔の解説|エイジ
                                                                            • SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

                                                                              浜崎容子(アーバンギャルド) 平成最後の稀代のウソつき野郎、令和になって過去がカムバック。21世紀の自己愛性人格障害、最終兵器スパンクハッピー。 何年経ってもサウンドはシャンパンの泡のようにキラキラとまぶしく、岩澤瞳さんの声はただ美しく、成孔さんの言葉はきっと誰もが一度は羨望のまなざしを向けた街中ですれ違う高級外車なのだろう。 私たちの国は相も変わらず街中に裸の女の子の写真が溢れていて、年間何億円プレイヤーという男の子たちのトラック走ってる。 アリスとロリータはファーストフードはもう食べない、SNSの世界でしか美少女は見ない。家出した少女は帰ってこない。 今夜も高級ホテルのフレンチのテーブルに座って、年寄りばっかり狙ってる。歌舞伎町にいた成孔さん、この現象はなんと呼びますか? あの女の子は友達の彼とキスした夜は、いつもリストカットしてた。 カッターナイフはまだまだ必要だと思っていたけど、真

                                                                                SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
                                                                              • ヒップホップミュージックの言葉とその文学性――菊地成孔×荘子it×吉田雅史「ラップは文学なのか、小説はポップスなのか」イベントレポート

                                                                                昨年8月、ゲンロンカフェで「キャラクターから考えるヒップホップ」というテーマのもと、ラッパーやビートミュージック、そして機材のキャラクター性についてのイベントが行われた。ラップにおける音楽的側面を扱った前回をうけて、今回はゲンロンカフェより「ラップは文学なのか、小説はポップスなのか」というお題を登壇者に投げかけ、主にラップの歌詞(リリック)について議論してもらった。 ラップのリリックがもつ文学性とは何なのか。領域横断的な活動を続ける3名、批評家/ビートメイカー/MCの吉田雅史、Hip HopクルーDos Monosのリーダーである荘子it、そしてジャズミュージシャン/ラッパー/文筆家の菊地成孔によって、盛んにマイクリレーが行われた。(ゲンロン編集部) アメリカにおけるヒップホップの文学性 コンシャスラップの代表的ラッパーであるJ. Cole(ジェイ・コール)と、同じくラッパーであり詩人、活

                                                                                  ヒップホップミュージックの言葉とその文学性――菊地成孔×荘子it×吉田雅史「ラップは文学なのか、小説はポップスなのか」イベントレポート
                                                                                • 菊地成孔と吉田豪 和田誠を語る

                                                                                  菊地成孔さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと和田誠さんについて話していました。 #猫舌SHOWROOM 吉田豪オーナー ?「豪の部屋」?#菊地成孔 とお届けしました、ご視聴ありがとうございました?✨@H_Naganuma 次回10/22(火)20時~もお楽しみに❣️ ⚠️ゲストは決まり次第告知いたしますhttps://t.co/Yy1Z9Xiqof #SHOWROOM pic.twitter.com/fySfcpUkC8 — SHOWROOM (@SHOWROOM_jp) October 15, 2019 (吉田豪)(コメントを読む)「和田誠さんとの交流はありますか?」。 (菊地成孔)ないですね。この場を借りてっていうのもあれですけども。ご冥福を……僕がいちばん好きな邦画は『麻雀放浪記』なんで。

                                                                                    菊地成孔と吉田豪 和田誠を語る