左から電通・菅野薫氏、電通・田辺俊彦氏 自然言語処理、AR/VR、プロジェクションマッピングなど最新のテクノロジーを駆使し、さまざまな場で「リアルタイム」の大仕掛けを成功させてきた菅野薫。 トヨタ自動車の「Start Your Impossible」に代表される、ドキュメンタリーの手法を取り入れたキャンペーンを多く手掛け、グローバルに活躍の舞台を広げる田辺俊彦。 電通を代表する二人のクリエーターは、一見方向性が異なるように見えますが、実はしょっちゅう一緒にお酒を飲む盟友同士なのだとか。田辺氏のクリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞をきっかけに企画された今回のデザイントークで浮き彫りになったのは、音楽をはじめとするサブカルチャーの歴史への傾倒とリスペクト、リアルの追求といった、意外な共通点でした。 <目次> ▼青春をささげた90年代の音楽カルチャーが現在に接続 ▼アイデアそのものよりも「実現する