小説サブプライム 世界を破滅させた人間たち (集英社文庫) [ 落合信彦 ] 価格: 737 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 親が家を売って出て行き、東大法学部の入学式前日に路頭に迷った荒木大河。公園で野宿しながら夜働ける職を探して、あるバーで雇われることになる。ところがそこのマスターは、以前大手都市銀行に勤め、ニューヨークで「伝説のディーラー」と言われた男だった。末期癌に冒されていたマスターに才能を見出された大河は、マスターの「遺志」によってアメリカでの活躍の舞台が用意される。 「生き馬の目を抜く」ニューヨークで投資会社を設立した大河は、ITバブルから、9.11テロ、エンロンの破綻、サブプライムローンからリーマンショックに至る世界金融危機の時代を、情報の収集と取捨選択を厳しく律して行い、目の前の「安易な」利益を疑いながら投資を続け、まれに見る「連戦連勝」の活躍で会社を発展させていく。