仕事における目的は重要だ。ハーバード・ビジネス・レビュー・アナリティック・サービスが行った調査によれば、ほとんどの経営幹部もそれに同意している。 この研究では、調査対象のリーダーの89%が「強い集団的目的感が従業員の満足度を高める」と述べている。しかし、現在自社の組織が目的主導で運営されていると答えたのは少数派で、わずか46%だった。ハーバード・ビジネス・スクールのジョン&ナティ・マッカーサー大学の教授であるレベッカ・ヘンダーソンは、企業が明確な使命を持っている場合、それは「高いレベルのエンゲージメント、高いレベルの創造性および企業内の機能や製品の境界を越えて協力する意欲につながる」と語っている。 ここ数年の出来事により、多くの人が価値観や優先順位を見直すようになった。マッキンゼーの調査では、米国を拠点とする労働者の約3分の2が、新型コロナのパンデミックをきっかけに自身の人生の目的について