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西東京の検索結果1 - 20 件 / 20件

  • 東島雅昌『民主主義を装う権威主義』 - 西東京日記 IN はてな

    「民主主義」の反対となる政治体制というと「独裁」が思い浮かびますが、近年の世界では金正恩の北朝鮮のようなわかりやすい「独裁」は少なくなっています。 多くの国で選挙が行われており、一応、政権交代の可能性があるかのように思えますが、実際は政権交代の可能性はほぼ潰されているような体制の国がけっこうあります。 独裁からこういった選挙があるけど政権交代の可能性がほぼない国までひっくるめて政治学では「権威主義」、「権威主義体制」と言い、近年では今井真士『権威主義体制と政治制度』、エリカ・フランツ『権威主義』のように権威主義を分析した本や、川中豪『競争と秩序』のように民主主義と権威主義の狭間で動くような国(東南アジアの国々)を分析した本も出ています。 こうした中で本書は権威主義体制の戦略、特に権威主義体制における選挙の利用について分析した本になります。 権威主義体制に選挙は必要ないような気もしますが、先

      東島雅昌『民主主義を装う権威主義』 - 西東京日記 IN はてな
    • これが図書館? 全面ガラス張りの開放的な空間。大企業が始めたコミュニティ型図書館「まちライブラリー」を見てきました 西東京市

      これが図書館? 全面ガラス張りの開放的な空間。大企業が始めたコミュニティ型図書館「まちライブラリー」を見てきました 西東京市 地縁型のつながりが薄れ、都会では近隣に暮らす人たちと接点をもつのが難しくなっています。そこで、地域密着のゆるやかなコミュニティの入口として、全国に増えているのが「まちライブラリー」です。本を介して気軽に人と関わることができるコミュニティ型の図書館。自宅やお店の一角に本を置いて、誰もが気軽に始められるというので人気があり、今や登録数は1000件以上にのぼるのだとか。 そんなまちライブラリーのひとつが、新たに6月末、東京都西東京市に誕生しました。資本力のある大企業がバックアップすることで、これまでとはまた違う、市民にとって嬉しい空間が生まれている。そんな先行事例を見てきました。 三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が始めた「まちライブラリー@MUFG P

        これが図書館? 全面ガラス張りの開放的な空間。大企業が始めたコミュニティ型図書館「まちライブラリー」を見てきました 西東京市
      • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな

        本書を「『21世紀の資本』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した本」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、本書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが(自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった)、それでも読み通す価値のある1冊です。 本書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか? そして、本書のタイトルに「イデ

          トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな
        • 岸政彦/梶谷懐編著『所有とは何か』 - 西東京日記 IN はてな

          私たちはさまざまなものを「所有」し、その権利は人権の一部(財産権)として保護されています。「所有」は資本主義のキーになる概念でもあります。 同時に、サブスクやシェア・エコノミーの流行などに見られるように、従来の「所有」では捉えきれない現象も生まれています。 本書は、この「所有」の問題について研究者が集まって書いた本なのですが、まずは冒頭の岸政彦とつづく小川さやかの論文で、私たちが生活していく上でかなり強い足場として認識している「所有」が、そうした足場になっていない社会の様子が紹介され、その後に経済学や歴史学や社会学の立場から「所有」が論じられています。 「所有」だけではなく、「制度」や「秩序」といったものについても考えが広がる、面白い内容になっています。 目次は以下の通り。 第1章 所有と規範―戦後沖縄の社会変動と所有権の再編(岸政彦) 第2章 手放すことで自己を打ち立てる―タンザニアのイ

            岸政彦/梶谷懐編著『所有とは何か』 - 西東京日記 IN はてな
          • 羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな

            『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的な本はあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さの本を書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想ですが、かなりユニークな本であり教科書としての使い勝手などはわかりませんが、面白い内容であることは確かです。 本書の、最近の教科書にしてはユニークな点は、序章の次の部分からも明らかでしょう。 この教科書ではマルクスを正面から取り上げることにしました。それは、マルクスの思想が正しいと考えるからではなく、それを生み出した西洋社会を理解することが、日本をよりよく知ることにつながると考えたからです。 20世紀以後の日本の政治学は、欧米の政治学の影響を

              羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな
            • 2023年の本 - 西東京日記 IN はてな

              今年は読むペースはまあまあだったのですが、ブログが書けなかった…。 基本的に新刊で買った本の感想はすべてブログに書くようにしていたのですが、今年は植杉威一郎『中小企業金融の経済学』(日本BP)、川島真・小嶋華津子編『習近平の中国』(東京大学出版会)、ウィリアム・ノードハウス『グリーン経済学』(みすず書房)、リチャード・カッツ、ピーター・メア『カルテル化する政党』(勁草書房)、黒田俊雄『王法と仏法』(法蔵館文庫)といった本は読んだにもかかわらず、ブログで感想を書くことができませんでした…。 このうち、植杉威一郎『中小企業金融の経済学』はけっこう面白かったので、どこかでメモ的なものでもいいので書いておきたいところですね。 この1つの原因は、秋以降、ピケティ『資本とイデオロギー』という巨大なスケールの本を読んでいたせいですが、それだけの価値はありました。 というわけで、最初に小説以外の本を読んだ

                2023年の本 - 西東京日記 IN はてな
              • 竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな

                実は本書の著者は大学時代のゼミも一緒だった友人で、いつか書いた本を読んでみたいものだと思っていたのですが、まさか「あとがき」まで入れて761ページ!というボリュームの本を書き上げてくるとは思いませんでした。 タイトルからもわかるように三木武夫の評伝なのですが、タイトルに「戦後政治」と入っているように三木武夫を中心としながら三木が亡くなるまでの戦後政治をたどるような内容になっていることと、「政局」と「政策」の双方を追っているとことが、本書がここまで厚くなった理由でしょう。 「バルカン政治家」という異名からもわかるように、三木武夫というと「政局の人」というイメージが強いですが、本書はその「政策」をきちんと追うことで、三木の行動原理のようなものがわかるようになっています。もちろん、その判断は権力闘争と密接に絡まっているわけですが、権力闘争と政策が渾然一体となっているところが三木の面白さかもしれま

                  竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな
                • 西東京市の隠れた名店。結で極上かつを堪能しよう! - 気になったので、撮ってみた。

                  専門店と掲げるほど店主が拘って作るかつは誰かに教えたくなるほど美味しかった。 そのお店は西東京市にあるそーすかつ専門店・結です。 店内の案内を見ると素材を吟味し調理法も研究して作っているのが分かります☺️ メニューは至ってシンプル。 お酒もありますよ🎵 料理は重箱三段で出て来ました。(ミックス・カタロースとヒレ100g) 広げれば懐石料理風。ソースかつの宝石箱や〜😆 ミックス・カタロースとヒレ150g サクッと揚げられたかつを、手作りのとんかつソースと和風オリジナルソース、そして岩塩でいただきます。ロースは肉の甘みを感じて美味しかった!脂の重さもありません。 添えられる小鉢も、ひとつひとつの味付けがオリジナリティーに溢れていて旨いです。 席数は多くありません。営業時間 11:00~15:00 (夜は予約のみ) 定休日は月・火・金。色々な意味でレアなお店と言えるでしょう。 車利用だと青梅

                    西東京市の隠れた名店。結で極上かつを堪能しよう! - 気になったので、撮ってみた。
                  • 噛み応え最強!武蔵野うどん【金豚雲】西東京ひばりが丘(きんとんうん)@ひばりヶ丘 - 美味しいものを少しだけ

                    西東京市ひばりが丘 「武蔵野肉汁うどん 金豚雲」(きんとんうん) 「武蔵野 肉汁うどん 金豚雲」は 「武蔵野 肉汁うどん 金豚雲」メニュー テイクアウトメニュー 「武蔵野 肉汁うどん 金豚雲」でいただいたもの 営業時間・店舗情報など ★ ここ何年か武蔵野うどんをいただく機会が多いです。 日本三大うどんと言えば香川の「讃岐うどん」、秋田の「稲庭うどん」、後のひとつは何だと思いますか? 群馬の「水沢うどん」か長崎の「五島うどん」、いやいや富山の「氷見うどん」と定まらず、全部まとめて日本五大うどんとも言われているそうです。 武蔵野うどんはなんで入らないのかな。美味しいよね。 コシの強さが真髄の武蔵野うどんですが、とにかくコシの強い武蔵野うどんがあるよということで行ってきました。 「武蔵野 肉汁うどん 金豚雲」は 2013年11月のオープン 場所は 西武池袋線 ひばりヶ丘駅北口 徒歩2分です 地名

                      噛み応え最強!武蔵野うどん【金豚雲】西東京ひばりが丘(きんとんうん)@ひばりヶ丘 - 美味しいものを少しだけ
                    • 細谷雄一編『ウクライナ戦争とヨーロッパ』 - 西東京日記 IN はてな

                      東京大学出版会のU.P.plusシリーズの1冊でムック形式と言ってもいいようなスタイルの本です。 このシリーズからは池内恵、宇山智彦、川島真、小泉悠、鈴木一人、鶴岡路人、森聡『ウクライナ戦争と世界のゆくえ』が2022年に刊行されていますが、『ウクライナ戦争と世界のゆくえ』がウクライナ戦争の世界への影響を論じていたのに対して、本書はヨーロッパへの影響を論じたものになります。 morningrain.hatenablog.com どこまでを「ヨーロッパ」とするかは(特にロシアはヨーロッパなのか?)というのは議論が分かれるところでしょうが、ウクライナ戦争は「ヨーロッパ」で起こった戦争として認識され、それゆえに非常に大きなインパクトを世界に与えました。 そして、当然ながらヨーロッパ各国にはより大きなインパクトを与えているわけです。 本書はそんなヨーロッパへのインパクトを豪華執筆陣が解説したものにな

                        細谷雄一編『ウクライナ戦争とヨーロッパ』 - 西東京日記 IN はてな
                      • 五十嵐元道『戦争とデータ』 - 西東京日記 IN はてな

                        副題は「死者はいかにして数値になったか」。 本書の序章の冒頭では、著者がボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争における死者を調べていて、20万人という数字と10万人という数字が出てきたというエピソードが紹介されています。 死者数というのは戦争の悲惨さを伝えるためのわかりやすいデータではありますが、それが倍近くも食い違っているのです。 特に文民の死者数となると、なかなか正確な数字は出ません。 しかし、実際に何人の兵士が死んだのか? 戦争によってどれだけの文民が犠牲になったのかというのは非常に重要なデータです。 本書はこうした戦争での死者がいかに数えられるようになったのか? 誰が数えているのか? どのようにカウントされているのか? といったことを過去に遡って明らかにしながら、戦争とデータの問題を考えています。 今まであまり光の当たっていなかった問題をとり上げた興味深い本です。 目次は以下の通り。 序章

                          五十嵐元道『戦争とデータ』 - 西東京日記 IN はてな
                        • オリヴィエ・ブランシャール『21世紀の財政政策』 - 西東京日記 IN はてな

                          現在、欧米は物価上昇に対応するために利上げを続けていますが、それまでは日本を含めた先進国の多くで低金利政策がとられていました。 そうした中で、財政政策や財政赤字に対する考えを変える必要があるのではないかというのが本書の主張になります。 ローレンス・サマーズ、ベン・バーナンキ、ポール・クルーグマン、アルヴィン・ハンセン著/山形浩生編訳『景気の回復が感じられないのはなぜか』を読んだ人であれば、コロナ前の世界について、低金利で株価も上がっているのに投資は十分に回復していない「長期停滞」の時代だったのではないか?という議論を知っていると思いますが、本書はその「長期停滞」時代の財政論といった形です。 morningrain.hatenablog.com 基本的な考えは、(r(実質安全金利)-g(実質経済成長率))がマイナスであるならば、財政政策や財政赤字には今までとは違った考えが求められるだろうとい

                            オリヴィエ・ブランシャール『21世紀の財政政策』 - 西東京日記 IN はてな
                          • 【地域最安値!】西東京市でのトイレつまり・水漏れ修理|たうん水道修理センター《東京・神奈川・千葉全域対応》

                            西東京市近郊の水回りトラブル トイレの他にもキッチン・お風呂場など、ご自宅の水回りトラブルには全て対応可能。月間300件以上の修理実績による確かなノウハウを持っています。

                              【地域最安値!】西東京市でのトイレつまり・水漏れ修理|たうん水道修理センター《東京・神奈川・千葉全域対応》
                            • 隠れ家にするなら、こんな屋根裏部屋のようなアンティークテラスハウスに。(東京都西東京市54㎡の賃貸物件) - 物件ファン

                              隠れ家にするなら、こんな屋根裏部屋のようなアンティークテラスハウスに。(東京都西東京市54㎡の賃貸物件) 古い部分を覆い隠すのではなく、 それを活かしながらより より良いものにしていくのが リノベーションの醍醐味。 懐かしさの中にかわいらしさが同居する、 パリにあるアパルトマンの 屋根裏部屋をイメージした リノベーションです。 こちらの保谷団地、 なんと日本で2番目に古い 公団テラスハウスなんだとか。 テラスハウスというのは壁を お隣さんと共有するタイプの住宅です。 赤く塗られた玄関ドアが とても印象的ですね。 フランス製のアンティークで、 それゆえ取っ手の位置が高め。 レトロかわいい土間タイルは、 タイルで有名な名古屋モザイクの 「コラベル」だそう。 照明も素敵なデザインです。 こんな玄関に迎えられたら ほっと落ち着けそうですね。 序盤ですでに素敵ポイントがいっぱい。 玄関を進んだ先のダ

                              • レコード音楽床屋セキ | レコードが聴ける床屋 | Japan, 東京都西東京市

                                【テレビ】 ・出没!アド街ック天国(テレビ東京系列) ・つながるまちかど(日本テレビ系列) ・つながるニッポン 応援のチカラ(JCOM) ​ 【ラジオ】 ・薬師丸ひろ子 ハートデリバリー(ニッポン放送) ・上柳昌彦 あさぼらけ(ニッポン放送) ​ 【新聞】 ・東京新聞 2021年8月9日 ​至福の空間「名曲理髪店」西東京 レコードコレクション1000枚超 ​ 【雑誌・専門誌】 ・BRUTUS特別号 「東京MAP 2020-東京の正解」 ・月刊ステレオ 2022年1月号 ​ 【Youtube】 ・Tokyo Barber club 様 ・アナログ放浪's 様

                                • 2023年の紅白歌合戦を振り返る - 西東京日記 IN はてな

                                  新年初日から能登半島で大きな地震があって、「今年はどうなってしまうのか…」という状況ですが、今できることをやるしかないので、毎年恒例の紅白歌合戦の振り返りを行いたいと思います。 今年の山場はなんといってもYOASOBIの「アイドル」における、「オールアイドル総進撃」で、しかも、その場に日本のアイドルシーンに君臨してきたジャニーズのタレントがいなかったということでしょう。 ジャニーズ勢が不在ということで「枠が埋まるのか?」という心配もありましたが、とりあえず枠は埋まった。ただし、ジャニーズ勢の不在がもたらす紅白の変質もあった。ここから「ジャニーズとは何だったのか?」という大きな問いが生まれていくることになるわけですが、その答えについては今後の研究の進展に期待したいと思います。 このYOASOBIの「アイドル」とジャニーズの問題については、さまざまなところですでに論じられていると思うので、ここ

                                    2023年の紅白歌合戦を振り返る - 西東京日記 IN はてな
                                  • 須田努・清水克行『現代を生きる日本史』 - 西東京日記 IN はてな

                                    『幕末社会』(岩波新書)の須田努と、『喧嘩両成敗の誕生』(講談社選書メチエ)や『戦国大名と分国法』(岩波新書)などの清水克行の2人が、縄文から現代に至るまでの「日本史」を語った本になります。 もともとは明治大学の文学部史学科以外の学生を対象にした「教養日本史」的な授業のテキストブックという形でつくられたものになります。 ですから、「歴史とはなんぞや?」「中世とはいかなる時代か?」といった大きな問いから入るのではなく、まずは歴史上の面白い事象を紹介し、そこから時代の特徴を探るような構成になっています。 歴史というと古い時代から順番に学んで、その変化を見ていくといった形になりやすいですが、本書では「流れ」よりも、当時の人々が生きた社会を直接つかみにいくようなスタイルです。 目次は以下の通り。 第0講〜第6講までを清水克行が、第7講〜第13講を須田努が担当しており、第14講が2人の手によるものに

                                      須田努・清水克行『現代を生きる日本史』 - 西東京日記 IN はてな
                                    • 『東島雅昌『民主主義を装う権威主義』 - 西東京日記 IN はてな』へのコメント

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                                        『東島雅昌『民主主義を装う権威主義』 - 西東京日記 IN はてな』へのコメント
                                      • チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』 - 西東京日記 IN はてな

                                        1972年生まれの韓国の女性作家の短編集。河出文庫に入ったのを機に読みましたが、面白いですね。 「優しい暴力の時代」という興味を惹かれるタイトルがつけられていますが、まさにこの短編集で描かれている世界をよく表していると思います。 「優しい暴力」の反対である「優しくない暴力」は80年代半ばくらいまでの韓国には吹き荒れていました。本書の訳者である斎藤真理子が訳した同じ河出文庫のチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』では、むき出しの直接的な暴力が描かれていました。 ところが、経済が成長し、民主化が進み、軍が民衆を弾圧するようなむき出しの暴力は鳴りを潜めました。 でも、「暴力」は社会の中にあって、ふとした瞬間に顔を見せているというのが、本書が描く世界です。 冒頭の「ミス・チョと亀と僕」は、父の恋人でもあったミス・チョことチョ・ウンジャさんと高齢者住宅で働く主人公の奇妙な関係を描いた作品で、ユ

                                          チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』 - 西東京日記 IN はてな
                                        • 西東京市ブロガーが夢中!ほうれん草のすばらしい効能と簡単おいしいレシピ - 田無ぐらし

                                          ほうれん草 こんにちは、ライフスタイルブロガーの田無ぐらしです。東京都西東京市の田無に2年前に引っ越してきた私ですが、地元の魅力あふれる情報をたくさん発信していきたいと思っています。 そんな私が、特に夢中になっているのがこの野菜、ほうれん草なんです。ほうれん草は、私の大大大大大好きな野菜なんです😊 その理由は、実はほうれん草には驚くほどの栄養価が詰まっているからなんですよ。 >>続きを読む tanashigurashi.com マルコメ カップ料亭の味 ほうれん草 即席味噌汁 1食×6個セット マルコメ Amazon ランキング参加中【公式】2022年開設ブログランキング参加中地域ランキング参加中料理

                                            西東京市ブロガーが夢中!ほうれん草のすばらしい効能と簡単おいしいレシピ - 田無ぐらし
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