トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな

本書を「『21世紀の資本』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した本」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、本書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが（自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった）、それでも読み通す価値のある1冊です。 本書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか？ そして、本書のタイトルに「イデ

[ledsun]

「現代の政党が聖職者（バラモン左翼）と貴族（商人右翼）の代弁者になっていて、平民（低所得者）が置き去りになっている」のは、興味深い指摘だ

[donovantree]

「格差に意味を与えるイデオロギーなしには生きられない。」格差に意味を与えるというところがポイント。格差が広がるのはイデオロギー的に広げているからであって自然に仕方なくそうなっているのではない。

[byod]

「底辺50％の子供に比べると、トップ10％の子供には1人当たり3倍近い公共支出」東京都はじめとした私立高校無償化とか最たるものなんだよな 騙されるな

[auto_chan]

ピケディでさえ貨幣観や価値観が17世紀~頃の「金本位制度での王様の戦費調達」が土台になってて『公債を全額償還しない可能性に言及する（略）「ポピュリスト」』みたいなこと言い出すのは辛（つら）い。

[IkaMaru]

これを読む限りでは、バラモン左翼とは活動家的で「ない」高学歴左翼層を指すものなので、バラモン左翼なる言葉を左翼批判に用いてる人間の大半は誤ってないかね

[facebooook]

“例えば、アンソニー・B・アトキンソン『21世紀の不平等』や、エマニュエル・サエズ／ガブリエル・ズックマン『つくられた格差』のほうが、格差をなくすための処方箋の解説としては充実しています。”

[mmddkk]

「社会民主主義政権はECにおいて、共通の税制政策を進めるための努力をしませんでした」「ポスト共産主義社会（ロシアや中国）は格差の拡大に対して鈍感な社会になりました」

[yamuchagold]

ピケティの原著は読めてないけど、世界各国で似たような状況になるのは面白いね。面白がってる場合ではないのかもしれないけど。

[tick2tack]

共産圏の資本主義化の話とか面白い。/ 社会仮説: 教育面で恵まれない層が左派政党はいまや恵まれた層を支持してると信じてる。市場自国主義: トランプのような右派的権威主義。/　”社会連邦主義が必要だとピケティ”

[paravola]

（ちっちゃ）中国は知識人エリートを科挙を通じて養成したわけですが、官吏数はかなり抑えられており、19世紀半ばの清朝では帝国と地方の役人はわずか4万人ほどで、人口（4億）の0.01％にすぎませんでした

[mustelidae]

しかたない読むか

[medihen]

格差問題の分析。バラモン左翼と商人右翼。社会自国主義→市場自国主義。国際競争が格差に及ぼす影響を知りたい。

[tacticsogresuki]

日本では戦前からインテリがかぶれた左翼活動で貧しい人々を扇動する構図がある。そして、現代においては自分は周りよりも頭が良いから、周りを扇動出来ると思う馬鹿が左翼革新に至る。マスコミの人間はその典型

[p_shirokuma]

この本、買わなければならないのではないか？

[NEXTAltair]

ネトウヨがバラモン左翼って言葉を攻撃に使うたびにそれなりにピケティ買ってる事に驚く｡俺はちゃんと読んだことはない

[steel_eel]

本屋で手にとって「これ……読めるか……？」となってそっと戻してしまった……。

[toraba]

バラモン左翼と商人右翼の共通点「どちらとも既存の経済的な仕組みとグローバル化に強くこだわっている。それは基本的には知的エリートと金融エリートの双方の利益にかなうものだからだ。」https://youtu.be/helG4ohheTM?t=2417

[Eiichiro]

”独立することでこの所得税を自分たちのために使え、さらにEUに残留しつつ法人税を下げてルクセンブルクのような国を目指すことも可能で” 企業城下町が合併しないやつと同じか。 全般、わかりやすい解説でした。

[kei_mi]

”共産主義時代に累進課税の仕組みなどがなかったこともあり、市場経済への移行が進められたにもかかわらず、格差を縮小させるような税制はつくられませんでした。”　この例もそうだけど税制は国家そのもの。

[kaos2009]

“反税金のプロパガンダに頼ってきたこともあって、累進課税の強化には及び腰で、格差の本格的な縮小に取り組む気配は薄いです。 結局、社会自国主義は市場自国主義的なイデオロギー（トランプがまさにそう）に行く

[RiceontheBackofaFork]

おー