春闘は、15日が集中回答日でした。 連合側の5%以上の賃上げ要求に対し、それに応じる回答が続々と入り、歴史的な賃上げ春闘となっています。こうした“賃上げ競争”ともいえる状況は、物価高騰に苦しむ私たちにとっては大歓迎です。 金属労協・金子晃浩議長:「今年の、この大きな取り組み、成果を転換点にすることが、来年度以降、我々という狭い意味ではなく、日本という国全体の経済がプラスに向くか、大きな岐路にある」 企業が大幅な賃上げに踏み切った背景には、“優秀な人材を確保したい”という思惑があります。 トヨタは、最高で月9370円のアップ。組合の要求通りに満額回答です。過去20年で最も高い水準の賃上げとなりました。 トヨタ・佐藤恒治次期社長:「一番大事にしなきゃいけないのは“人への投資”に取り組むこと。働きがい、やりがいのために賃金・賞与は重要な要素ではあるが、それ以外にも、個人が成長を実感し、挑戦できる