ディジタル回路の基本設計法 【概要】 私たちが電子工作としてディジタル回路を設計するために必要な 設計の基本について説明します。単なる基礎知識ではなく、実際に マイコン周辺機器としてのディジタル回路を作る時の設計法を中心に 説明しますので、いわゆるブール代数とか、真理値表とかの基本の 基本は他の参考書を参照して下さい。 ここの説明で想定しているマイコンはZ80相当のマイコンです。 【データのラッチ】(クロックと負論理) マイコンなどの出力命令で外部にデータを出力したいとき、実際に マイコンから出力されるデータは一瞬間だけしか出力されません。 そこでそれをずっと保持(ラッチという)することが必要になります。 このためには、DフリップフロップやラッチレジスタというICを使います。 これらのICの回路図記号は下図のようになっています。 このICを使うときの基本はデータとクロック(ストローブとも呼