森友学園への国有地巨額値引きを巡り、公文書改ざんを強要され命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(享年54)の妻、赤木雅子さんが、改ざん事件の真相解明を求めて国と佐川宣寿元国税庁長官を提訴した裁判は、7月15日に始まった。 今から1カ月前の「戦闘突入」に、雅子さんはどんな思いで挑んだのか。雅子さんとの共著『私は真実が知りたい』を刊行した大阪日日新聞編集局長の相澤冬樹記者が、雅子さんに改めてロングインタビューした。 「もう大体7月15日で相澤さんともお別れだよとか思ってて。これでもうサヨナラできると思ってた。とにかく7月15日までは頑張ろうと思ってたんです」 いきなりの“爆弾発言”だ。そんなことを思っていたとは気づかなかった。 話の主は赤木雅子さん。森友の公文書改ざんを無理強いされ、命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの妻。「すべては佐川理財局長(当時)の指示です」と改ざんの実態