2019年も終わりを迎えようとしているが、携帯電話業界で今年、各社から終了が打ち出されたのが「3G」だ。なぜ3Gを終了させる必要があるのか、そして終了する3Gのサービス利用者に対し、携帯電話会社はどのような策を取っているのだろうか。 各社が相次いで3G終了を発表、電波は4Gや5Gで活用 2019年は次世代モバイル通信規格の「5G」が世界中でスタートし、日本でもプレサービスとして各社が5Gに関する様々な取り組みを実施。2020年には日本でも商用サービスが提供される予定だ。 だが一方で、終わりを迎えようとしているのが第3世代のモバイル通信規格「3G」である。既にKDDIは2018年11月に、3Gによる通信サービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月末に終了させることを発表しているが、2019年10月にはNTTドコモが3G通信サービス「FOMA」と、FOMA向けに提供されている「iモード」