実際、OLEDを採用したノートPCなどの評判をチェックしてみて欲しい。いずれも消費電力の大きさに悩まされている。 しかし、新型iPad Proが過去のアップル製品の中で最も薄い製品として 登場したことは、OLED採用において消費電力が問題にならなかったことを示す。 その理由となっているのがタンデムスタック構造のOLEDだ。 写真:iPod nanoより薄いM4 iPad Pro タンデムスタック構造は決して最新のアイデアではなく、以前からテレビ向けなどで試されてきた技術だ。 ただし、構造的には2枚のOLEDパネルが重ね合わされたようになっているため、2つのプレーンを同期させて駆動する特別なディスプレイ回路が必要となる。M4にはこの新しいディスプレイ回路が搭載されている。 写真:M4のディスプレイエンジンはタンデムOLEDをサポートする これによりアップルがXDRと呼ぶ拡張ダイナミックレンジ
誕生して48年、長く愛された8ビットCPU「Z80」。いよいよ、生産が終了されるらしい。今も組み込み系システムなどで利用されているというが、Z80がなくなっても問題ないのだろうか。 「Z80」と聞くと、懐かしく感じる人もいることだろう。1970年代後半から1980年代にかけて、当時主流だった8ビットコンピュータの多くでCPUにZ80が採用された。 一部は互換チップではあったものの、国産PCでいうと「PC-6001」「PCー8001」「MZー80K」「MSXシリーズ」など、多くのZ80搭載機種が存在した。個人向けコンピュータ以外にも、ゲーム機や音楽機器など電子製品に幅広く採用されている。 そんなZ80の生産がついに終了するという。いやいや、「まだ、生産されていたの?」と思う人もいるだろう。2024年となった今も組み込みシステムなどさまざまな機器での需要があるというが、今も必要とする業界に影響
新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/6 ページ) Appleが行った新しいiPadシリーズの発表は、実に多くの情報を含んだものだった。その全体像は、発表された製品のレポート記事にある通りだ。 →iPadに“史上最大”の変化 「Appleスペシャルイベント」発表内容まとめ 発表に伴うスペシャルイベントは米国のニューヨーク、イギリスのロンドン、そして中国の上海(翌日開催)の世界3拠点で行われる大規模なものになった。事前のうわさ通り「iPad Pro」が刷新された他、M2チップを搭載した上で13インチモデルも追加された「iPad Air」、そして日本では1万円値下げされた「iPad(第10世代)」など、iPadに焦点を絞ったとは思えないほどに“盛りだくさん”だったといえる
ベンチマークアプリを提供するGeekbenchのオンラインデータベースに、AppleのM4のベンチマーク結果が投稿されています。それによると、M4のスコアがCPUシングルスレッドの結果においてM4がIntelのCore i9-14900KSを上回ったとのことです。 Incredible Apple M4 benchmarks suggest it is the new single-core performance champ, beating Intel's Core i9-14900KS — results of 3,800+ posted | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/apple-m4-scores-suggest-it-is-the-new-single-core-performan
AppleがiPad Proに搭載するM4チップは、早速Geekbench 6でのベンチマークテスト結果が流出しており、M3からの大きな性能向上や、上位のM3 Proすらも上回る印象的な結果を示しているが、このパフォーマンス向上の大きな鍵は、TSMCの第2世代3nmプロセス「N3E」への切り替えによるものだけではなく、どうやらCPUアーキテクチャを最新の「ArmV9」に切り替えたことが大きいようだ。 SMEサポートによる全体的なパフォーマンス向上が期待出来る M4チップのGeekbench 6でのベンチマークテストは驚くべきものだった。だが、その内訳は良く見てみると、どうやら一部の新型命令セットアーキテクチャへの対応が大きくスコアを押し上げている面も大きいようだ。 @negativeonehero氏は、M4とM3 MaxのGeekbench 6でのベンチマークテスト結果を細かく比較した表を
M4のGeekbench 6 MLベンチマークスコア(Core ML Neural Engine)に続き、CPUシングルコアスコアとマルチコアスコア、Metalスコアが確認されました。 M4のシングルコアスコアは、M3 Proを圧倒しています。 M4のGeekbench 6ベンチマークスコア 確認されたM4のGeekbench 6 CPUシングルコアスコアは3,595〜3,810、マルチコアスコアは13,910〜14,677です。 また、Metalスコアは53,549と53,792です。 Geekbench 6ベンチマークテスト実施時の動作周波数 スコア計測時の動作周波数は、最も低いものが4.396MHz、最も高いものが4,412MHzでMLベンチマークスコア計測時の3.93GHzよりも高くなっています。 M2シリーズおよびM3シリーズと比較 今回確認されたM4のGeekbench 6 C
ThunderboltでファイルやデスクトップをPC同士で共有する「Thunderbolt Share」をIntelが発表 ライター:米田 聡 米国時間2024年5月15日,Intelは,高速インタフェース規格「Thunderbolt 5」または「Thunderbolt 4」を使って,2台のPCでファイルやデスクトップを共有する「Thunderbolt Share」を発表した。できることはLAN経由で行う共有と大差ないが,現行のThunderbolt 4であれば,双方向40Gbpsという超高速インタフェースを使ってファイルやデスクトップを共有できることが大きな特徴だ。 Thunderbolt Shareを利用するには,Thunderbolt 5/4を搭載する2台のPCと,「Thunderbolt Shareアプリ」が必要になる。Thunderbolt Shareアプリは,ライセンスを受けた
関連キーワード Apple | 脆弱性対策 | サイバー攻撃 | セキュリティ Appleのクライアントデバイス「Mac」用のSoC(統合型プロセッサ)「M」シリーズに対するサイドチャネル攻撃の手法を、米国の学術研究グループが発表した。サイドチャネル攻撃とは、攻撃者が標的となるデバイスの利用時間や消費電力を観測し、それらを手掛かりに機密データを読み取る手法だ。研究グループが発表した手法によって、攻撃者はデバイスから秘密鍵を取得できる可能性がある。 研究グループは発表した論文の中で、発見した攻撃を「GoFetch」と名付け、Mシリーズのある脆弱(ぜいじゃく)性に起因するものだと説明した。どのような脆弱性なのか。 発見された「Appleシリコン」の脆弱性 併せて読みたいお薦め記事 Appleデバイスを標的にする攻撃 MacやiPhoneを標的にする「Spectre」「Meltdown」の亡霊
Apple M4チップはArm SEMのサポートにより、物体検出など一部の機械学習ワークロードがApple M2の約2倍となっているようです。詳細は以下から。 Appleは現地時間2024年05月07日、タンデムOLEDテクノロジーを採用したUltra Retina XDRディスプレイを搭載しApple史上最も薄い「iPad Pro (M4)」を発表するとともに、そのiPad Proに初めて搭載する第2世代の3nmテクノロジーを採用した「Apple M4チップ」を発表しました。 このApple M4チップは、Apple史上最も高速なNeural Engineを搭載し、iPad Pro (M4)ではワンタップで被写体を背景から分離できるFinal Cut Proのシーン除去機能などが、より高速に実行できると発表されていますが、 Geekbenchに投稿された10コアのCPUのApple M4
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