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JAZZの検索結果1 - 40 件 / 336件

  • Kamasi Washington | ele-king

    1960年代のジョン・コルトレーン、1970年代のファラオ・サンダースと、ジャズ・サックスの巨星たちの系譜を受け継ぐカマシ・ワシントン。もはや21世紀の最重要サックス奏者へと上り詰めた感のあるカマシは、2015年の『The Epic』で我々の前に鮮烈な印象を残し、2018年の『Heaven and Earth』で今後も朽ちることのない金字塔を打ち立てた。しかし、『Heaven and Earth』以降はしばらく作品が止まってしまう。もちろん音楽活動はおこなっていて、2020年にミシェル・オバマのドキュメンタリー映画『Becoming』のサントラを担当し、ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ナインス・ワンダーと組んだプロジェクトのディナー・パーティーで2枚のアルバムを作り、2021年にはメタリカのカヴァー・プロジェクトであるメタリカ・ブラックリストに参加して “My Friend of

      Kamasi Washington | ele-king
    • カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      カマシ・ワシントンの最新アルバム『Fearless Movement』は、これまでの延長線上にありつつ、明らかに趣が異なる作品でもある。愛する娘が生まれ、彼女と暮らす中で感じたことがインスピレーションになっていたり、概念としての「ダンスミュージック」をテーマにしていたりするのもそうだし、過去の作品にあったスケールの大きさやフィクション的な世界観とは違い、現実(≒生活)に根を下ろした視点から生まれた等身大で身近に感じられるサウンドになったようにも感じられる。 たとえば、これまでは壮大な世界観をクワイアやオーケストラと共に表現していたが、今回はほぼ自身のレギュラー・バンドで構成しており、外から加わっているのはほとんどがボーカリストやラッパーだ(カマシはこれまで、声にまつわる表現はバンドメンバーのパトリス・クィンに任せていた)。ここでは様々な声がそれぞれのメッセージを語っているのだが、その言葉か

        カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • 【東京・浅草/HUB浅草店】ニューオリンズ・ジャズを標榜するHUBの異端店 | ARBAN

        音楽をよりよい環境で聴くために、こだわって作られたミュージックバーやジャズ喫茶などを紹介する本特集。今回は、ジャズの生演奏が毎日楽しめる『HUB(ハブ)浅草店』にお邪魔しました。英国風パブとして知られるチェーン店が、なぜジャズの演奏が楽しめるお店になったのか? そこには興味深い歴史がありました。 古き良き英国パブを再現した店内で、サッカーの試合やミュージックビデオを眺めながら、エールビールとフィッシュ&チップスで乾杯する。『HUB(ハブ)』と聞けば、そんなスタイルを思い描くだろう。いまや全国で102店舗(82 ALE HOUSE含む)を展開する大型チェーン。しかし、浅草店だけは、そのどの店舗とも違う独自のスタイルを貫いている。 大きな違いは、毎日のようにニューオリンズ・ジャズを中心としたライブ演奏が聴けるということ。また、キャッシュオンではなくフルサービスであること。ライブの時間帯はチャー

          【東京・浅草/HUB浅草店】ニューオリンズ・ジャズを標榜するHUBの異端店 | ARBAN
        • DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

          米ヴァージニア州リッチモンドを拠点とする、ブッチャー・ブラウン(Butcher Brown)という5人組がいる。ヒップホップ/ネオソウル以降のジャズ系バンドである彼らは、サウンドの質感への徹底的なこだわりに加えて、そのインスピレーション源やカバー曲の選曲センスも高く評価されてきた。 アナログ機材やテープでの録音は当たり前。まるでマッドリブがバンドを結成したかのように敢えて音質を落としたり、ノイズ交じりで録音したり、ジャズ系のバンドはまずやらない手法を駆使している。そのこだわりからレコードだけでなく、カセットテープでのリリースをずいぶん前から行なっていた。 さらに彼らは、トム・ブラウン「Funkin' For Jamaica」、デヴィッド・アクセルロッド「Holy Thursday 」、ボブ・ジェイムス「Nautilus」、ワンネス・オブ・ジュジュ「African Rhythms」、タリカ・

            DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
          • スカのプレイリストが100曲になったので

            公開してみる スカ好き増えろ あとおススメ教えてください 1, 東京スカパラダイスオーケストラ/ ルパン三世’78 2, 東京スカパラダイスオーケストラ/ DOWN BEAT STOMP 3, 東京スカパラダイスオーケストラ/ 燃えよドラゴン 4, 東京スカパラダイスオーケストラ/ Come On! 5, 東京スカパラダイスオーケストラ/ スキャラバン(CARAVAN) 6, 東京スカパラダイスオーケストラ/ 太陽にお願い 7, 東京スカパラダイスオーケストラ/ 勇者の証~Brave Eagle Of Apache~ 8, 東京スカパラダイスオーケストラ/ フィルムメイカーズ・ブリード~頂上決戦~ 9, 東京スカパラダイスオーケストラ/ 5 days of TEQUILA 10, 東京スカパラダイスオーケストラ/ MONSTER ROCK 11, 東京スカパラダイスオーケストラ/ Glor

              スカのプレイリストが100曲になったので
            • 北欧ジャズ新世代SSW/ピアニスト、アンナ・グレタ。個性的な感性で可憐な花のように歌う

              北欧ジャズ新世代SSW/ピアニスト、アンナ・グレタ。個性的な感性で可憐な花のように歌う 2024-04-09 2024-04-08 Euro Jazz, Jazz, Music SSW, アイスランド, ジャズ, ピアノ, ヨーロッパ, ヨーロッパジャズ, ヴォーカル, 北欧ジャズ Love3アイスランド出身SSWアンナ・グレタのACT第二弾アルバム2021年に颯爽とメジャーデビューしたアイスランド・レイキャビク出身のピアニスト/シンガーソングライター、アンナ・グレタ(Anna Gréta)が待望のACT発第二弾アルバム『Star of Spring』をリリースした。現在ストックホルムに住む彼女が故郷アイスランドに想いを寄せて弾き語る曲はどれも美しく、特別だ。 前作『Nightjar in the Northern Sky』ではかつて彼女がその飛ぶ貴重な姿を北欧の空で見たヨタカ(夜鷹)をア

                北欧ジャズ新世代SSW/ピアニスト、アンナ・グレタ。個性的な感性で可憐な花のように歌う
              • 【公式】中森明菜「TATTOO-JAZZ-」 - YouTube

                \中森明菜デビュー42周年特別企画 with ZOZO/ 5月1日のデビュー記念日に向けて、4月3日より毎週水曜日にセルフカバー最新動画を公開!第一弾は1988年にリリースされた「TATTOO」♪ZOZO VILLAにて、公開される楽曲をイメージしたTシャツの受注販売を期間限定で行います。詳しくは https://www.instagram.com/zozovilla_official をご確認ください。 Lyrics by Yuriko Mori Composed by Anri Sekine Arranged by Mamoru Ishida, Keisuke Nakamura Piano: Mamoru Ishida Woodbass: Erika Sato Trumpet: Keisuke Nakamura Tenor Saxophone: Akihiro Yoshimoto D

                  【公式】中森明菜「TATTOO-JAZZ-」 - YouTube
                • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

                  突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

                    笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也
                  • Creator’s Lounge/『BLUE GIANT』著者対談!! | 小学館コミック

                    『BLUE GIANT EXPLORER』最終第9集& 『BLUE GIANT MOMENTUM』第1集 発売記念!! 著者 石塚真一氏 × NUMBER 8氏、バディならではの“まったり”クロストーク!! 世界一のジャズプレーヤーを目指し、仙台から東京、ヨーロッパを経てアメリカへ渡った宮本大(ミヤモト ダイ)の奮闘を描き続けている『BLUE GIANT』シリーズ。 このたび、アメリカ編『BLUE GIANT EXPLORER』の最終第9集と、新シリーズのニューヨーク編『BLUE GIANT MOMENTUM』の第1集が同時発売!! それを記念して、著者の石塚真一氏&NUMBER 8氏にインタビュー!! 『岳 みんなの山』で脚光を浴び、『BLUE GIANT』シリーズは累計1200万部を突破する超ヒット作となった石塚真一氏。かつては出版社の担当編集者として、現在は原作者として、作品づくりに

                      Creator’s Lounge/『BLUE GIANT』著者対談!! | 小学館コミック
                    • 英国音楽の底流をなすもの。ジャイルス・ピーターソンが語る、UKジャズ、ジャングル新世代の台頭の背景 | CINRA

                      近年、新世代のジャングル/ドラムンベースのプロデューサーやDJが注目を集め、UKのジャズシーンは新たな黄金時代を迎えている。その背景にあるものは何なのだろうか。 1980年代後半から90年代初頭、アシッドハウス(※)の熱狂に沸く英国において誕生したジャングル。そしてほぼ時を同じくして成立したアシッドジャズは、DJが主体となった英国のジャズ文化の新局面だった。本題に入る前に、この2つの音楽について簡単に振り返る。 ジャングルとは何か。『DUB論(改訳決定版)』(2023年、水声社)のなかでマイケル・ヴィールは、「ジャングル(別称ドラム&ベース)は一九九○年頃にイングランドで発展した、ジャマイカのダブとDJミュージック、イギリスのテクノのハイブリッドだ」と記し、その音楽的特徴を「ダブ(ドラムとベースを強調したミックスとアトモスフェリックなサウンドスケーピング)とヒップホップ(抜粋したブレイクビ

                        英国音楽の底流をなすもの。ジャイルス・ピーターソンが語る、UKジャズ、ジャングル新世代の台頭の背景 | CINRA
                      • 『Jazz The New Chapter』:発売から10年に寄せて + 2014年版「はじめに」(7,400字)|柳樂光隆

                        ◉『Jazz The New Chapter』発売から10年に寄せて『Jazz The New Chapter』という本を出したのは2014年2月14日だった。 今でも覚えているのはちょうど発売する前日にタワーレコード渋谷店の一階を使って黒田卓也『Rising Son』の無料リリースイベントが行われていて、ホセ・ジェイムズがゲストで歌っていた。たぶんドラムはネイト・スミス、ベースはソロモン・ドーシー、鍵盤はクリス・バワーズだったのではなかろうか。そこで黒田さんの新作と共に発売日前日の『Jazz The New Chapter』を売ってもらった。 目の前で「なんだ、これ。すげー面白そうじゃん」みたいな感じで手に取ってくれた人たちが次々とレジに持って行ってくれた光景は今でも記憶に残っている。ホセも黒田さんも喜んでくれた。 Takuya Kuroda × Jazz The New Chapter

                          『Jazz The New Chapter』:発売から10年に寄せて + 2014年版「はじめに」(7,400字)|柳樂光隆
                        • 【ジャズプレイリスト】16人のミュージシャンが選ぶ、おすすめの3枚 | ブルータス| BRUTUS.jp

                          特集「JAZZ is POP!! 2024年、あなたが聞くべきジャズ250」内で紹介された楽曲が聴けるプレイリストページ。本誌P18-25の「ミュージシャンが語るジャズ」で登場した16人のミュージシャンが紹介した楽曲リスト。さらには、ミュージシャンが今回のために特別に作ったBRUTUS.jpとの企画連動プレイリストも公開。

                            【ジャズプレイリスト】16人のミュージシャンが選ぶ、おすすめの3枚 | ブルータス| BRUTUS.jp
                          • ジュリアン・ラージのジャズギタリスト講座 音楽家が歴史を学ぶべき理由とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                            ジュリアン・ラージ(Julian Lage)の演奏からはジャズ・ギターの歴史が聴こえてくる。ブルーグラスやカントリー、フォーク、インディーロックといった音楽ジャンルのみならず、アメリカ音楽史そのものを自由に横断するようなプレイには古さと新しさが同居し、伝統的だからこそ過激で実験的ともいえる。そんな彼の音楽に、コーシャス・クレイを含む世界中のジャズミュージシャンたちも魅了されている。 僕(柳樂光隆)はこれまでジュリアンに何度か取材してきたが、昨年11月の来日時に行なった今回のインタビューでは、彼の本質に近づくべく「アメリカ音楽とギターの繋がりを戦前ジャズから考える」をテーマに話を訊いた。 このあとのQ&Aでは、ジュリアン本人の作品について一切言及していない。それなのに、ありがちなインタビューよりも遥かに、彼のギターがもつ魅力の謎を解き明かすものになったと思う。気づいたらフリージャズの話に着地

                              ジュリアン・ラージのジャズギタリスト講座 音楽家が歴史を学ぶべき理由とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                            • 【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN

                              2023年にリリースされた “ジャズ系” 作品の中から50作をセレクト 構成・文/土佐有明 Aaron Parks Little Big/Live In Berlin ブラッド・メルドーの再来とも称され、ジェイムス・ファームなどで活躍するピアニスト、アーロン・パークスのリーダー作。本作はバンドの一体感や結束力を強く感じさせる内容。時にコンテンポラリー・ジャズの枠を大きくはみ出し、ロック的なダイナミズムが漲る場面も。iPhoneのボイスメモで録音されたという本作だが、意図せず入り込んでしまったざらつきや歪みがアクセントとなり、アルバムに深みや奥行きを与えている。 Banksia Trio/MASKS 須川崇志(b)、林正樹(p)、石若駿(ds)という豪華メンバーによるトリオ作。これが3作目とあって、これまで以上に緊密で濃密な音のコミュニケーションがはかられている。また、菊地雅章やポール・モチ

                                【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN
                              • 「2023年のジャズ」を総括 様々な文脈が交差するシーンの最前線 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                左からミシェル・ンデゲオチェロ、カッサ・オーバーオール、セシル・マクロリン・サルヴァント、ジョン・バティステ(Photo by Charlie Gross, Patrick O'Brien-Smith, Karolis Kaminskas, Emman Montalvan) 2023年はジャズにとってどんな一年だったのか? 本誌ウェブで数多くのジャズ周辺ミュージシャンを取材してきた音楽評論家・柳樂光隆が徹底解説。文中で紹介している柳樂の過去記事や、記事末尾の2024年のジャズ注目公演まとめもチェックしつつ、シーンの最前線を体感してほしい。 文中に登場するアーティスト/作品の楽曲をまとめたプレイリスト UKジャズを支えるエコシステム これはジャズに限った話ではないと思いますが、コロナ禍前〜渦中に作られた作品もおおよそ出尽くしたことで、新しいモードが始まった感じがしますよね。トレンドみたいなも

                                  「2023年のジャズ」を総括 様々な文脈が交差するシーンの最前線 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                • ジャズ喫茶はいつからジャズ喫茶となったのか

                                  「ジャズ喫茶」という呼び名がいつから始まったのか。どうやらいまだにこの問いに対する明確な答えはないようだ。しかし、いま手持ちの資料をもとに、できうる限りこの謎の解明に近づいてみたい。 ジャズ喫茶の始まりは、1929年(昭和4年)に東京・本郷赤門前に開業した「ブラックバード」からというのがほぼ定説となっている。 おそらく、その前にも蓄音機でジャズを聴かせる喫茶店はあったと思われるし、実際、大正時代末期の横須賀に「白樺」というこの町のジャズ喫茶第1号とでも呼ぶべき店があったと書き記したものもある(『ヨコスカ・ジャズ物語』太田稔著 神奈川新聞社刊)。 横須賀に限らず、海外のモノや文化がいちはやく入ってきた都市、たとえば神戸のようなジャズの生演奏の盛んだった港町にもそういう店があったとしても不思議ではない。 だがバンドによる生演奏よりも再生装置やレコードの品揃えにこだわり、ジャズ・レコード鑑賞を目

                                    ジャズ喫茶はいつからジャズ喫茶となったのか
                                  • 日本生まれの「ジャズ喫茶」が、この時代に世界中へ広まっているワケ | 北アイルランドの写真家が世界へ発信

                                    日本の街から「ジャズ喫茶」が減り続けている一方、昔懐かしいこの文化は海外でムーブメントになっているという。その火付け役となっている「ジャズ喫茶愛好家」たちの活動を、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。 衰退するカルチャー あなたが最後に音楽を聴いたのはいつだろうか? ブルートゥースのスピーカーでローファイな「フォーカス・ビート」を流したり、朝の通勤時にスマホをスワイプしながら接続の悪いイヤホンに苛ついたりするのではなく、本当の意味で「音楽に耳を傾けた」のはいつだろう? 音楽がコモディティ化するなか、音楽を聴くことを目的とした空間やイベントが世界的に増加している。レコードのリバイバルもこれを後押ししているようだ。 だが、回転する黒いディスクから流れる音を恭しく味わうために集まること自体は、さして新しくない。 現在広まっているオーディオに対するフェティシズムは、日本の「ジャ

                                      日本生まれの「ジャズ喫茶」が、この時代に世界中へ広まっているワケ | 北アイルランドの写真家が世界へ発信
                                    • 米ニューヨーク・タイムズ紙 「2023年の年間ベスト・ジャズ・アルバム TOP10」発表 - amass

                                      Chief Xian aTunde Adjuah / Bark Out Thunder Roar Out Lightning

                                        米ニューヨーク・タイムズ紙 「2023年の年間ベスト・ジャズ・アルバム TOP10」発表 - amass
                                      • 世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」

                                        12歳の頃にはすでに台湾で公演をするほどの腕前だったという、ジャズ・ピアニストの上原ひろみ。そんな彼女は、44歳になった今もエネルギーを爆発させて、世界中の聴衆を驚かせ続けている。 ジャズ・ミュージシャンといっても、日本人ピアニスト・上原ひろみのようなタイプはあまりいない。30センチほども髪の毛を巧みに盛り上げた44歳の彼女が繰り出すのは、ペースの速いバップから現代音楽的な重々しいパワーコード、シンセサイザーでのプログレ的な展開まで、縦横無尽で攻撃力抜群の力強い音楽だ。大音量のサウンドに、聴衆はジャズクラブではお決まりの恭(うやうや)しい拍手ではなく、歓声を上げて飛びはねる。 「お客さんは非常に幅広いです。最近イタリアであったライブでは、最前列に真珠のネックレスをしたとても身なりの良い高齢女性がいて、その隣の男性はアイアン・メイデンのTシャツを着ていて」と彼女は笑って言う。 「同じ列のずっ

                                          世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」
                                        • 天才トランペッター急逝─ 最後のツアーを追ったドキュメンタリー映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』|エリアン・アンリ監督インタビュー | ARBAN

                                          2018年11月2日、現代最高のジャズ・トランペッター、ロイ・ハーグローヴは49歳の若さで亡くなった。映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』は彼の最後のツアーとなった同年秋のヨーロッパ・ツアーを追いつつ、彼のキャリアをたどるアーカイヴ映像、そしてミュージシャンたちのインタビューを編集して構成した 「人間ロイ・ハーグローヴ」の軌跡だ。ロイの長年の友人でもあるエリアン・アンリ監督に話を聞いた。 取材・文/村井康司 マネージャーの怒号 村井 映画を観ていて、ロイとアンリさんの関係が、さまざまなレイヤーで重なっているように思えました。監督と被写体であり、ロイの音楽の熱心なファンとミュージシャンであり、何よりもとても親しい友人同士であり、と。お二人がここまで細やかな関係を築けたのはどうしてだと思いますか? エリアン・アンリ とてもユニークな友人関係だと、彼が亡くなってみて改めて思います。私は

                                            天才トランペッター急逝─ 最後のツアーを追ったドキュメンタリー映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』|エリアン・アンリ監督インタビュー | ARBAN
                                          • 西城秀樹、大滝詠一ら支えたミュージシャン 稲垣次郎 90歳の視点で語る日本ジャズ史と海外からの評価

                                            あなたは稲垣次郎という名前を聞いたことがあるだろうか。 実は近年、彼の作品は海外を中心に注目を集めている。 稲垣次郎は1933年生まれのジャズ・ミュージシャンで、世代的には渡辺貞夫や高柳昌行や白木秀雄と同世代で、宮沢昭や穐吉敏子らの少し歳下。ハナ肇とクレイジーキャッツの前身のハナ肇とキューバン・キャッツや、クレイジーキャッツの原型ともいわれるフランキー堺とシティ・スリッカーズにも在籍し、そのあとも、ジョージ川口とビッグフォーや白木秀雄クインテットにも在籍。日本のジャズ史の生き字引のような人だ。 そんな稲垣が注目を集めるきっかけは、2000年代に起こった日本のジャズの掘り起こしと再評価だった。レコードショップ Universoundsの尾川雄介が監修した『Deep Jazz Reality』シリーズで鈴木弘、石川晶、猪俣猛、杉本喜代志らとともにCD化されたことで国内で広まったあと、レコードで

                                              西城秀樹、大滝詠一ら支えたミュージシャン 稲垣次郎 90歳の視点で語る日本ジャズ史と海外からの評価
                                            • パレスチナの叫びを乗せる壮絶なプログレジャズ 抒情と激情のピアノ、ファラジュ・スレイマン新譜

                                              パレスチナの叫びを乗せる壮絶なプログレジャズ 抒情と激情のピアノ、ファラジュ・スレイマン新譜 2023-09-30 2023-09-30 Arabic, Jazz, Music 2023, ウード, ジャズ, スイス, トランペット, パレスチナ, ピアノ, ピアノトリオ, フランス, プログレ, 中東音楽 Love7パレスチナ出身のピアニスト、ファラジュ・スレイマン新作この凄まじい音楽的エネルギーの根底にあるものは何だろう。変拍子、ポリリズム、中東音楽の伝統的な旋律、迸る即興演奏、そういったテクニカルな部分が本質ではない。彼の音楽を創り上げているものは間違いなく彼の人生であり、そこから湧き起こる濾過されていない激情だ。 パレスチナ出身のピアニスト/作曲家、ファラジュ・スレイマン(Faraj Suleiman)の2023年新譜『As much as it takes』は、道なき道を歩んでき

                                                パレスチナの叫びを乗せる壮絶なプログレジャズ 抒情と激情のピアノ、ファラジュ・スレイマン新譜
                                              • 「ジャズ大国」日本の100年 独自文化に海外も注目 - 日本経済新聞

                                                米国生まれのジャズが日本で演奏されるようになっておよそ1世紀。全国各地で毎月のようにジャズのイベントが開催されるなど、その音は日本の暮らしに溶け込んでいる。ジャズ喫茶は日本固有の文化として外国人を魅了し、最近ではジャズ奏者を志す留学生が日本に集う。一時は衰退も懸念されたジャズが日本で愛され続けるのはなぜか。100年の調べに耳を澄ませてみよう。日常に溶け込む、躍動の音色7月中旬、札幌市に夏の到

                                                  「ジャズ大国」日本の100年 独自文化に海外も注目 - 日本経済新聞
                                                • 挾間美帆、世界的ジャズ作曲家がデビュー10年で培った制作論「私の曲作りにメソッドはない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                  2020年、グラミー賞のラージ・ジャズ・アンサンブル部門にノミネートされたあたりから、挾間美帆の立場は大きく変わったように見える。著名アーティストや名門ビッグバンド/オーケストラとのコラボも増えたし、次世代の作曲家たちへのレクチャーなどに携わることも増えている。前作『イマジナリー・ヴィジョンズ』からは世界のジャズ・シーンで最も勢いがあるレーベルのひとつ、UKのEdition Recordsからリリースするなど、今ではラージ・アンサンブル・シーンの顔として世界中で引っ張りだこになっている。 そんな挾間が自身のプロジェクトm_unitでの新作『ビヨンド・オービット』を発表した。これまでと異なるのは彼女の様々な活動の断片が収められたものであることだろうか。モントレー・ジャズ・フェスティバルから依頼されて書いた曲、資生堂150周年 メッセージフィルム 『「うつくしい」は、いのちの話。』のために提供

                                                    挾間美帆、世界的ジャズ作曲家がデビュー10年で培った制作論「私の曲作りにメソッドはない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                  • 上原ひろみ、新プロジェクト「Sonicwonder」を語る「今回は想像してるものと違いますよ」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                    ソロピアノでの『Spectrum』(2019年)、弦楽四重奏との共演『シルヴァー・ライニング・スイート』(2021年)といった意欲作を送り出してきた上原ひろみが、久々のバンド編成によるニューアルバム『Sonicwonderland』を発表した。 今回は新プロジェクト「Hiromi's Sonicwonder」名義でのリリースとなり、超絶テクニックで知られる5弦ベースの名手アドリアン・フェロー、ラリー・カールトンからフライング・ロータスまで幅広く活動してきたドラマーのジーン・コイ、トランペットの新鋭アダム・オファリルという気鋭の音楽家たちが迎えられている。 かつて2007〜2008年に活動した「Hiromi's Sonicbloom」では、奇才ギタリストのデヴィッド・フュージンスキーがぶっ飛んだプレイを随所に聴かせ、それに上原も応えるさまが聴きどころでもあった。今回のSonicwonderで

                                                      上原ひろみ、新プロジェクト「Sonicwonder」を語る「今回は想像してるものと違いますよ」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                    • 上原ひろみ、映画『BLUE GIANT』の音楽制作を振り返る「とても勉強になりました」 | J-WAVE NEWS

                                                      上原ひろみが自身の新プロジェクトや、新曲のミュージックビデオのコンセプトについて語った。 上原が出演したのは、J-WAVEで9月10日(日)に放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。上原は9月6日に、およそ2年ぶりとなるオリジナルアルバム『Sonicwonderland』をリリースした。 救急車のサイレンも演奏に取り込んだ 上原は5月に開催された、クリスがプログラム・オーガナイザーを務めた「TOKYO M.A.P.S CHRIS PEPPLER EDITION」に出演。まずは同イベントを振り返った。 【上原ひろみ~Solo~のライブ写真】TOKYO M.A.P.S Chris Peppler EDITIONにて クリス:野外での演奏はどうでした? ああいう空間はなかなかないと思います。いわゆる外の通りに車が走っているという都会の

                                                        上原ひろみ、映画『BLUE GIANT』の音楽制作を振り返る「とても勉強になりました」 | J-WAVE NEWS
                                                      • ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門

                                                        シーンの最先端を行く「現代ジャズ」の魅力を、ジャズ喫茶のオヤジが徹底解説! こんなに面白い音楽を聴かないなんて、もったいない! そもそもジャズとは何なのか、その特徴や魅力とは──まずはそこを踏まえつつ、丁寧、明快かつシンプルに「現代ジャズ」の面白さを解き明かす新たな試み。一見異質でハードルが高そうな「現代ジャズ」も、伝統的・正統的な「ジャズ」の延長線上にあるのだ。四谷の人気ジャズ喫茶「いーぐる」の店主である後藤雅洋が、すべてのジャズ・ファンに現在進行形のジャズに触れて欲しいと、論評とアルバム解説200枚(すぐに聴けるQRコード付き)で読者の背中をグッと押す。 【CONTENTS】 まえがぎ 序章 第1章 現代ジャズ紹介──伝統的ジャズと連続性を持つ現代ジャズの特徴 ①「ポピュラリティの復権」〜ヴォーカル、コーラスの多用〜楽曲の重視 ②「混合・融合音楽としてのジャズ」〜“サウンド”の復権 a

                                                          ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門
                                                        • ブランディー・ヤンガーが熱弁、ドロシー・アシュビーとジャズ・ハープが今求められる理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                          ブランディー・ヤンガー、今年8月に開催されたブルーノート東京公演より(Photo by Tsuneo Koga) ジャズにおいて、ハープという楽器はずっとマイナーなものだった。しかし近年、ミシェル・ンデゲオチェロやマカヤ・マクレイヴン、テラス・マーティンやバッドバッドノットグッドなど、様々なアーティストの作品からハープの優雅な音色が聴こえてくるようになった。そこで演奏しているのはブランディー・ヤンガー(Brandee Younger)。彼女の登場はハープという楽器のイメージから、その楽器のジャズにおける立ち位置まですべてをガラッと変えてしまった。 ミシェル・ンデゲオチェロは以前、こう語っている。「ブランディ・ヤンガーとは絶対に一緒にやりたかった。彼女は今、最も優れたハープ奏者だから。ハープは一種のエネルギー。とても力強い楽器なの。そのことをみんなに知ってもらいたかった」。 そんな彼女が今年

                                                            ブランディー・ヤンガーが熱弁、ドロシー・アシュビーとジャズ・ハープが今求められる理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                          • Milford Graves With Arthur Doyle & Hugh Glover | ele-king

                                                            Home > Reviews > Album Reviews > Milford Graves With Arthur Doyle & Hugh Glover- Children of the Forest 森は、不可知の風景であり、深い知識が集積した生態系の謎が散乱しているが、その謎は生態系そのもののみが知り得る。森は、森自体が脈動する惑星で、自らを養い、存在し、再生していくことができる。一方、人間は年齢に関係なく怖がりの赤ん坊であり、真の自由に戸惑い、未知なるものへの不安に尻込みしてしまう。ミルフォード・グレイヴスによるこの黄金の宝に、なぜ「森の子どもたち」というタイトルがつけられたのかを想像してみると、ライナーノーツに書かれているように、グレイヴス自身が所有していた音源のテープは“Pygmy”(ピグミー)とラベリングされ、アルバムの内容とは関係のないオーディオ・ドキュメンタリーが収録

                                                              Milford Graves With Arthur Doyle & Hugh Glover | ele-king
                                                            • 孤高の音楽家、エグベルト・ジスモンチが魂で奏でるソロピアノ名盤『Alma』(1986)

                                                              孤高の音楽家、エグベルト・ジスモンチが魂で奏でるソロピアノ名盤『Alma』(1986) 2023-08-23 2023-08-24 Brasil, Jazz, Music 1980s, シンセサイザー, ジャズ, ピアノ, ブラジル, ブラジル音楽 Love6マルチ奏者エグベルト・ジスモンチのソロピアノ作『Alma』ブラジルが生んだ偉大な作曲家/ピアニスト/ギタリスト、エグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)。最高に美しい曲を書き、ピアノと多弦クラシックギターを圧倒的なテクニックで弾きまくり、誰も真似のできない個性を持つ世界最高のアーティストのひとり。 そんな彼の作品の中でも、特にその異才が際立つアルバムが1986年の(ほぼ)ソロピアノのアルバム『Alma』だ。 Alma、ポルトガル語で“魂”。 ここにはまさしく孤高の天才が全身全霊を注ぎ、魂で弾いたピアノ演奏が収められて

                                                                孤高の音楽家、エグベルト・ジスモンチが魂で奏でるソロピアノ名盤『Alma』(1986)
                                                              • 気がつけば「日本人初の全米1位」獲得…米国で驚くほど有名な日本人ピアニストが音楽活動より優先したこと 「アメリカで売れたい」なんて全く考えていなかった

                                                                コンテンポラリージャズ・ピアニストの松居慶子さんは、アメリカの音楽業界で最も有名な日本人の一人だ。これまで3つのアルバムで「全米1位」を獲得するなど、その活動は高く評価されている。だが、アメリカでの成功は自らが強く望んだものではなかったという。松居さんの数奇なキャリアを、ノンフィクション作家の梶山寿子さんが取材した――。 日本人で初めてジャズで全米1位を獲得したアーティスト 80年代のシティポップが再評価されるなど、近年、日本人アーティストの楽曲が海外でも人気を集めている。藤井風の『死ぬのがいいわ』が、昨年、音楽ストリーミングサービス、Spotifyの「グローバル・バイラル・チャート」で最高4位を記録。今年7月には、米ビルボードのグローバル・チャート「Global 200」で、YOASOBIの『アイドル』が日本としては歴代最高位となる7位にランクインしたのも記憶に新しい(7月1日付。アメリ

                                                                  気がつけば「日本人初の全米1位」獲得…米国で驚くほど有名な日本人ピアニストが音楽活動より優先したこと 「アメリカで売れたい」なんて全く考えていなかった
                                                                • 石若駿と柳樂光隆が選ぶ、2023年のジャズを楽しむために聴いておきたいアルバム20選 | ブルータス| BRUTUS.jp

                                                                  名盤に名サイドメンあり、今も新しい愛聴盤の10枚 石若 駿・選 今回の10枚は僕が若い頃にハマって、かつ30歳を迎えた今も聴き続けているアルバムを基準に選びました。 もし今回紹介した10枚の中で気になる音楽に出会えたら、そこからさらにとことんディグって、面白い音楽を見つけてください。一枚お気に入りのアルバムを見つけたら、そこから派生してまた一枚また一枚と、興味の枝葉を広げていく楽しさを知ってもらえると、すごくうれしい。 参考までに僕のやり方を披露すると、気に入ったアルバムのサイドメン、ドラマーやベーシストがほかに誰のアルバムに参加しているのかとか、自分のリーダーアルバムは出しているのかなどを調べていくんです。そうすると、その先に興味をそそられるアルバムと出会える可能性が高くなる。僕はそうやって、10枚すべてと出会いましたから。この10枚は僕の中では間違いなくつながっていて、相関図を作ると面

                                                                    石若駿と柳樂光隆が選ぶ、2023年のジャズを楽しむために聴いておきたいアルバム20選 | ブルータス| BRUTUS.jp
                                                                  • 謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)が語る、知られざる台湾フリージャズ史からスガダイローらとの新作『Our Waning Love』まで | Mikiki by TOWER RECORDS

                                                                    いま、台湾でフリージャズの新しい動向が盛り上がりを見せている。恥ずかしながら、今回このインタビューを実施するまで、わたしはそのことを捉え損ねていた。もちろん、これまでもノイズや実験音楽、サウンドアートなどに関しては、台湾に独自のシーンがあることを認識していた。フリージャズを演奏するミュージシャンが何人か存在することも把握していた。だがジャズのシーンとなると、いわゆるスタンダードで保守的なものしかないと思い込んでいた。 しかしこれは大きな勘違いだった。台湾には約100年前の日本統治時代まで遡ることのできる独自のジャズの歴史があり、21世紀に入ってからは台湾ならではの要素を取り入れた実にユニークなアルバムも多数リリースされてきている。そして2010年代以降、ノイズのシーンとも交差しながら、台湾のジャズの歴史は新たな段階に入っていたのだ。そうした台湾フリージャズの立役者の一人が、サックス奏者・謝

                                                                      謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)が語る、知られざる台湾フリージャズ史からスガダイローらとの新作『Our Waning Love』まで | Mikiki by TOWER RECORDS
                                                                    • アニメ映画「BLUE GIANT」大ヒットでジャズ人気再燃! ミュージシャンも憧れる「コットンクラブ」マネージャーの坂井さんに会ってみた

                                                                      丸の内LOVEWalker総編集長の玉置泰紀が、丸の内エリアのキーパーソンに丸の内という地への思い、今そこで実現しようとしていること、それらを通じて得た貴重なエピソードなどを聞いていく本連載。第5回は、今年大ヒットしたアニメ映画「BLUE GIANT」でも話題になった、ライブレストラン「コットンクラブ」マネージャーの坂井陽介氏。2005年の東京ビル TOKIA開業時から多彩な音楽シーンを提供し、共に歩みながら体感してきた、この地の発展とエンターテインメントへの思い。そして、これからの目標も語ってもらった。 丸の内のミュージシャンの聖地は色気にあふれた大人の遊び場 ――アニメ映画「BLUE GIANT」で、コットンクラブは「Cottons/コットンズ」として劇中に登場。「So Blue/ソーブルー」のモデル店・ブルーノート東京と共に、物語の重要な舞台になっていましたが、その反響は? 坂井「誰

                                                                        アニメ映画「BLUE GIANT」大ヒットでジャズ人気再燃! ミュージシャンも憧れる「コットンクラブ」マネージャーの坂井さんに会ってみた
                                                                      • 「ジャズの世界は狭すぎるし、アメリカは根本的に間違ってる」シオ・クローカーがそう語る真意とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                        カッサ・オーバーオールと共に「ジャズは死んだ」と連呼する、シオ・クローカー(Theo Croker)の楽曲「JAZZ IS DEAD」は大きなインパクトを与えた。 これまでにデューク・エリントンからマイルス・デイヴィス、近年ではニコラス・ペイトンなど、多くのミュージシャンたちが「ジャズ」という呼称を否定してきた。つい最近もミシェル・ンデゲオチェロが「ジャズ」ではなく「即興的ブラック・アメリカン・ミュージック」のほうがしっくりくるとRolling Stone Japanの取材で答えていたし、トランペット奏者のマーキス・ヒルは「今、できることはこの言葉について学ぶことだ」と語っていた。 「ジャズ」という言葉の是非を問う「JAZZ IS DEAD」は、何十年も前から語られ続けているトピックを、久々に議論の俎上に載せるきっかけになったと言ってもいいだろう。 2019年の『Star People N

                                                                          「ジャズの世界は狭すぎるし、アメリカは根本的に間違ってる」シオ・クローカーがそう語る真意とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                        • ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーを迎えたセックステットの1961年8月のアーカイヴ音源 | ele-king

                                                                          1961年8月ニューヨークはヴィレッジ・ゲイト、ジョン・コルトレーン・セクステット(エリック・ドルフィー含)完全未発表ライヴ音源発掘。そんな令和一大ジャズ・ニュースに触れて「待ってました」と色めき立つ人が、はたしてどれくらいいるだろうか。狂喜する往年のジャズ・ファンを横目に、それがいったいどれほどの意味を持つことなのかよくわからぬまま、とりあえず様子を見るか、あるいはすぐに忘れてしまうか、ようするに大して関心を持たない人たちが大勢目に浮かぶ。そんな諸兄諸姉に対して説得力のある何事かを訴えるのはなかなか難しそうであるし、かといって往年のジャズ好事家諸賢にとり為になるような何事かを私なんぞが書けるはずもなく、さて。 ともあれいまさら基本的な情報は不要であろう。なにしろいまや岩波新書の目録にその名を連ねるほどの歴史的偉人である。その岩波新書赤版1303『コルトレーン ジャズの殉教者』の著者であり

                                                                            ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーを迎えたセックステットの1961年8月のアーカイヴ音源 | ele-king
                                                                          • 海野雅威がジャズピアノの歴史と向き合う理由「スタンダードを知らずに自分の曲は書けない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                            ジャズピアニストの海野雅威が最新アルバム『I Am, Because You Are』を発表した。そこには様々なスタイルを身に着け、その歴史をリスペクトする海野の姿勢が垣間見える。ニューオーリンズからスウィング、ストライドピアノからビバップ、モーダルまで。100年を超えるジャズ史が海野らしい演奏のなかに散りばめられている。 1980年生まれの海野は、トランペッターの黒田卓也と同い年で、ロバート・グラスパーやカマシ・ワシントンとほぼ同世代。ハイブリッドなジャズを提示してきた彼らと同じ時代に育ってきたわけだが、オーセンティックなジャズに恋焦がれてきた海野の演奏や音楽観には、大ベテランのような成熟が感じられる。だからこそ、アメリカに渡ってからレジェンドたちの信頼を勝ち取り、ロイ・ハーグローヴのレギュラーバンドにも抜擢されたのだろう。 僕(柳樂光隆)も同世代の一人として、海野とじっくりジャズピアノ

                                                                              海野雅威がジャズピアノの歴史と向き合う理由「スタンダードを知らずに自分の曲は書けない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                            • 星野源が選ぶ、今体験してほしい“ジャズ”プレイリスト | ブルータス| BRUTUS.jp

                                                                              「ジャズは今、ジャンルの垣根を越えて増殖している」と星野源は言う。幼い頃からジャズに親しみ、現在のシーンを代表する音楽家たちとも交流を持つ彼に、おすすめのプレイリストを教えてもらった。ジャズとの関わりやその楽しみ方を教えてもらった記事はこちら。 photo: Seishi Shirakawa / interior styling: Fumiko Sakuhara / styling: TEPPEI / hair & make: Yoshikazu Miyamoto / text: Yusuke Monma / prop cooperation: PROPS NOW, AWABEES, Compartment, KAKULULU, beatink

                                                                                星野源が選ぶ、今体験してほしい“ジャズ”プレイリスト | ブルータス| BRUTUS.jp
                                                                              • オススメ 70年代ジャズファンク(JazzFunk)洋楽・名盤特集 part.1

                                                                                ジャズファンクという呼ばれ方が浸透するようになったのは、80年代、90年代以降のアシッドジャズ(acid jazz)やレアグルーブ(Rare groove)、ヒップホップ (hip hop) ムーブメントが起こった以降のことで、それまではジャズロックやフュージョン、クロスオーバージャズなどのような呼ばれ方をされていた。 60年代のjimmy smithなどのアーティストがブルーノートから出したgroovyなオルガンジャズがジャズファンクの起源となり、マイルス・デイヴィスが発表したビッチェズ・ブリューを筆頭に、ジャズと電子楽器、ロックを融合したエレクトリック・ジャズに急接近した1970年代前後から様々な実験的なジャズファンクが作られた。 イージーリスティング的な要素が強く、本物志向のJazzファンやFunkファンからは見向きもされないような音楽性であったが、セールス的にはブームとなり好調な時

                                                                                  オススメ 70年代ジャズファンク(JazzFunk)洋楽・名盤特集 part.1
                                                                                • interview with Kassa Overall | ele-king

                                                                                  一口に新世代のジャズ・ミュージシャンに括られる中でも、一際ユニークでほかにない個性を持つひとりがジャズ・ドラマーのカッサ・オーヴァーオールである。ジャズとヒップホップやエレクトロニック・ミュージックをミックスするミュージシャンはいまでは少なくないが、そうした中でもカッサのようにフリー・ジャズなど前衛的な手法を用いる者は異端で、言ってみればポップ・ミュージックと実験音楽を並列させてしまう稀有な存在でもある。そして、自身でラップもおこなうなど言葉に対しても鋭い感性を持つアーティストでもあり、自身の内面を赤裸々に綴る歌詞も彼の音楽を形作る重要な要素である。 2019年にリリースされた『ゴー・ゲット・アイス・クリーム・アンド・リッスン・トゥ・ジャズ』でカッサ・オーヴァーオールの名前は知られるようになり、ジャズの未来を切り開く新しいアーティストとして一躍注目を集める。ただ新しいだけではなく、女流ピア

                                                                                    interview with Kassa Overall | ele-king