筆者はこの頃、「Intel N100」プロセッサ(4コア、最大3.4GHz)を搭載した小型PCをいろいろと試しているが、最近になって「AOOSTAR R1 N100」という非常に興味深いPCが目にとまり、買ってみることにした。 AOOSTAR R1 N100に搭載されているIntel N100は、モバイル向けの第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake-N)ファミリーの中ではエントリー向けとなる。低消費電力でありながらパフォーマンスが高く、筆者も積極的にIntel N100を搭載した小型PCで自宅サーバをどんどん入れ替えている状況だ。 参考までに、下記環境で「Unixbench」を実行した際のベンチマークテストの結果を紹介する。Intel Xeon プロセッサの「E3-1225 v5」(4コア、最大3.7GHz)と比べて、Intel N100のパフォーマンスの高さ、ワ
Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる(1/4 ページ) 皆さんはクラウドストレージを活用しているだろうか。一昔前まではPCで作成したデータに複数のデバイスからアクセスしたい場合、NASやファイルサーバなどを自宅やオフィスに設置し、そこに保存するといった手法が定番だった。 しかし、最近は各社が競ってクラウドストレージサービスを提供するようになった。手元のPCとクラウドストレージを同期させておけば、NASやファイルサーバなどを介さずともデータを簡単に共有ができる。非常に便利で手放せないサービスだ。 ただ、このクラウドストレージサービスには1つデメリットがある。それは、多くがサブスクリプション契約(月払いまたは年払い)を前提としているところだ。 クラウド上のストレージを使わせて
クリエイティブな共同作業をするときの悩み 容量の大きい傾向にあるメディアファイルを扱う業務では、全工程において「高い性能」と「大きい容量」が求められる。 具体的にいえば、ファイルの作成/編集を行うPCにはパワフルなCPU/GPUやゆとりのあるメモリが必要で、それを一時的に保存するHDD/SSDも容量にゆとりを持たせないといけない。そして共同作業となれば、データを共有するために高速なネットワーク環境や、それに対応するインタフェースも整備しなければいけない。 PCやローカルストレージであれば、CPUなりメモリなりHDD/SSDもゆとりある容量なりを強化するだけで済むが、共同作業における使い勝手を向上するにはコラボレーションの仕組みや、使うサービスも重要なポイントとなる。 クラウドストレージはどこからでも使えて便利だが、インターネットを経由する以上、一般的には毎秒100MB程度の速度が出れば“御
シャープは3月4日、COCORO OFFICEサーバ(NAS)「BP-X2STシリーズ」を発表した。3月中旬に販売を開始する予定で、価格はオープン設定となっている。 本シリーズは同社のスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」に対応しており、搭載するHDDの数/容量と出荷時のRAID構成の違いで以下の3モデルが用意されている。 2TB HDD×2(RAID1構成:実効容量2TB) 2TB HDD×4(RAID6構成:実効容量4TB) 4TB HDD×4(RAID6構成:実効容量8TB) この製品は、初期設定から設置/運用に至るまで利活用できる「オンサイト保守」と「オフィスITサポート」(5年間または6年間)が標準付帯している。情報システム担当者がいない中小企業や、小規模オフィスでも導入しやすいことも魅力だ。 COCORO OFFICEの専用IDもセット提供されるため、IDでログ
レポート 【CP+2024】NASの難しさ一切ナシ、Synology画像バックアップ新製品「BeeStation」に熱視線 2024年2月22日~25日の4日間、みなとみらいにあるパシフィコ横浜にてCP+2024が開催されました。Synology(シノロジー)はここ数年CP+の常連となっていますが、今回はNASではなく、新しく登場したBeeシリーズ(BeeDrive/BeeStation)を目立つ場所に配置。ひとことでBeeシリーズを紹介すると、初心者向けに必要最小限の機能に絞って導入しやすさを意識した製品です。 CP+2024のSynologyブース。これは初日の開場直後なので閑散としていますが、最終日のセミナーはブースから人があふれんばかりでした 今年のCP+は超大手ブース以外、モデルさんがほぼいないなか、Synologyは例年通りモデルさんを配置していました。手に持っているのは主力の
Synologyは、「Synology DiskStation Manager(DSM)」において脆弱性が明らかとなり、アップデートを順次提供している。 同製品において、ローカルユーザーによって任意のコードを実行することが可能となる脆弱性が明らかとなり、アップデートをリリースしたもの。 脆弱性の悪用にあたっては、ユーザーが同社非公式のサイトから悪意のあるパッチをダウンロードし、手動でインストールする必要があるという。 同社では識別子「SA-24:01」のもと対応を進めている。CVE番号は不明。重要度は、4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングした。 同社は脆弱性を修正した「DSM 7.2-64561」「DSMUC 3.1.2-23068」をリリース。「DSM7.1」「同6.2」のアップデートに関しても対応を進めている。 (Security NEXT - 2
九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属。自作パソコン好きで、ハードウェア選定の仕事を与えると喜ぶ。最近は何でもコンテナにしたい教に入信し、コンテナ化の機会を虎視眈々と狙っている。 【IIJ 2023 TECHアドベントカレンダー 12/11の記事です】 こんにちは、九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属のy-morimotoです。 ふとしたことから、自宅に大容量の記憶媒体が欲しくなる時があるかと思います。 最近では、単体で22TBなHDDや、30.72TBなSSDなど、ラックマウントサーバ的な物を使わなくても、大容量が準備しやすい時代になりました。 ただ、1PB(1000TB)を目指した際に、意外とつまずきポイントがあったので、今回ご紹介させて頂きます。 今後、ご自宅に1PB(1000TB)を置かれる際の参考になれば幸いです。 1.USB接続の限界 簡単にHDDを接続する方法、まず思い
米Microsoft(マイクロソフト)は2023年10月11日、Windowsで「NTLM(NT LAN Manager)認証」を廃止する方針を明らかにした。理由は、NTLM認証がセキュリティー面の問題を抱えているためだ。パスワード長が短い場合、短時間で破られてしまうという。Windowsでは現在、NTLM認証よりもセキュアな「Kerberos認証」が主に使われており、マイクロソフトはユーザーに対してNTLM認証からKerberos認証への移行を推奨している。 もっともKerberos認証にはドメインへの参加が必要なため、Active Directory(AD)環境でしか使えない。企業がワークグループを利用している場合、いまだにNTLM認証が使われている。 現実には、中小企業を中心にワークグループを利用しているケースはまだ多い。Windowsシステムの構築を数多く手掛ける大塚商会の渡邉輝樹
概要 Raspberry Piを用いてOpenMediaVaultを使ったRAID搭載NASを作っていきます. OpenMediaVaultでは,USB接続されたHDDに対し,ソフトウェアRAIDを構築することはできません(信頼性の関係).そこで,裏技を用いてソフトウェアRAIDがOpenMediaVault上でも作成できるようにしていきます. OpenMediaVault上でUSB接続によるRAID構築をする理由 OpenMediaVaultを使わなくとも,USB接続かどうかに関わらずソフトウェアRAIDは構築できます(samba + mdadmパッケージ).では何故OMVを使うのか? それは,後々の管理が楽だからです.OMVを使えば,共有フォルダやパーミッションの設定,NASの状態把握などがブラウザ上で直感的に行なえます,このような観点からOMVを用いたUSB接続によるHDDのRAID
高画質化する写真 保存に悩んでいませんか? スマートフォンのカメラは、高画素/高画質化が著しい。「もっとディティールや解像感のある写真を撮りたい」というニーズに応える形で、レンズ交換式のデジタルカメラも、高性能なボディー/レンズが人気を博している。 ある意味当たり前かもしれないが、スマホやデジタルカメラで撮影する映像は、基本的に画素数(解像度)が高いほど画質が高まる。ハイエンドなスマホやレンズ交換式デジタルカメラでは、4000万画素超のカメラセンサーを採用している。スマホでは2億画素という超高画素センサーを搭載する事例も出てきた。 スマホとデジタルカメラで「高画素化」の目的は少し異なる。スマホの場合はどちらというと「デジタルズームの画質改善」と「受光性能(明るさ)の向上」を両立する手段であり、デジタルカメラでは「ディティールの描画をよりきめ細かく行う」ためという意味合いが強い。 ともあれ、
2020年の経済産業省による“DX推進・大号令”からはや3年。「ワークフローのデジタル化を進めなければ……」と思いつつも、なかなか手が付けられないという中小企業は多いだろう。 そこにアフター・ウィズコロナといった環境の変化、猛威を奮うランサムウェア、電子帳簿保存法(電帳法)などの法改正など、企業を取り巻く環境変化はますます加速している。今現在の最善手が読みにくい中、小さな組織がデジタル化やDXを円滑に進めるためのポイントを考えていこう。 セキュリティ対策とハイブリッドワーク IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威」では、「ランサムウェアによる被害」が3年連続で組織部門の第1位となった。コロナ禍が促進したリモートワーク、ペーパーレス化によってますますデジタル資産の重要性が高まっている中で、ランサムウェアのターゲットとなった組織の半数以上は中小企業とな
レビュー PR提供:Synology 【NAS初心者でも使いこなせる】Synologyの最新製品「DiskStation DS223j」から見えてくるNAS導入のメリットとは 仕事や生活にITが浸透してきた昨今では、PCやスマートフォン、タブレットなど複数のデバイスをシーンに合わせて使い分けているという人もめずらしくないでしょう。こうしたマルチデバイスを活用するうえでは、デバイス間でシームレスに作業を引き継げること(すべてのデバイスからアクセスできる環境の構築)が重要です。 ケーブル接続やSDカード/USBメモリなどを用いて直接データをコピーする方法は、手間がかかるうえに、デバイスの保存領域を圧迫し、さらに最新データの在りかがわからなくなるといったリスクもあります。 また、クラウド上のオンラインストレージにデータを保存して各デバイスからアクセスするという手法もいいですが、自身の管理下にない
DS220jの後継機DS223jって何が変わったの? DS220jから乗り換える場合の注意点ってある? 先に発売されたDS223との違いも含めておすすめポイントを教えて! 全人類におすすめしたい大人気のNAS「DS220j」の後継機「DS223j」が2023年6月に発売されました! Synology NASキット 2ベイ DS223j クアッドコアCPU搭載 1GBメモリ搭載 ライトユーザー向け 国内正規代理店フィールドレイク取扱品 電話サポート対応品 DiskStation Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ポチップ 私自身は先に発売されたDS223を使っていますが、元DS220jユーザーとしてこの後継機は大変心待ちにしていたので、変更点やDS220jから乗り換える場合の注意点など詳しく解説したいと思います。 もるっぷる DS220jからの乗り換えは、若干
アスクは6月1日、Synology製となる高耐久仕様の3.5インチSATA HDD「HAT3300」シリーズの取り扱いを発表、販売を開始する。容量ラインアップは4TB/6TB/8TB/12TBの4タイプを用意。予想実売価格はそれぞれ1万5100円前後/2万5300円前後/3万2100円前後/4万2200円前後だ(税込み)。 SATA 6Gbps接続に対応した3.5インチHDD。家庭や小規模オフィスのNASでの利用を想定したモデルで、MTBF(平均故障間隔)100万時間と年間180TBのワークロード性能を実現している。 ディスク回転数は4TB/6TB/8TBモデルが5600rpm、12TBモデルが7200rpm。また12TBモデルのみヘリウム充填仕様となっている。 関連記事 Synology、4ベイ搭載ビジネス向けNASキット2製品を発売 アスクは、Synology製となるビジネス向け4ベイ
「録画の保存期間は過去30日まで」など、無料でできることに制限がある監視カメラが多い中、Synology NASと組み合わせることでストレージが残っている限りいつまでも録画を残しておけるのがSynology製IPカメラの「BC500」です。前回までの記事で外観撮影とセットアップを終えたので、次は実際にどんな映像が記録できるのか確認してみました。 BC500とTC500 | Synology Inc. https://www.synology.com/ja-jp/products/camera-500 Amazon | 【IPカメラ】Synology BC500 [バレット型IPカメラ 2880×1620 / PoE / IP67対応 / 暗視性能:30m / SynologyNAS専用] 国内正規代理店品 | Synology | サーバー 通販 BC500の各種設定変更や録画の確認などは
Synology NASやSynologyの監視ツール「Surveillance Station」と組み合わせることで、無料で録画や動体検知などの各種機能を使うことができる監視カメラが「BC500」です。前回の記事でBC500の外観を撮り終えたので、今度はカメラをNASに接続して実際に使えるようにセットアップしてみました。 BC500とTC500 | Synology Inc. https://www.synology.com/ja-jp/products/camera-500 Amazon | 【IPカメラ】Synology BC500 [バレット型IPカメラ 2880×1620 / PoE / IP67対応 / 暗視性能:30m / SynologyNAS専用] 国内正規代理店品 | Synology | サーバー 通販 ◆ハードウェアのセットアップ 最初にハードウェアのセットアップか
最大解像度2880×1620で撮影可能なIPカメラ「BC500」がSynologyから登場しました。BC500はSynology NASやSynologyの監視ツール「Surveillance Station」と組み合わせることで、サブスク不要、つまり無料で録画や動体検知などの各種機能を利用することができます。そんなBC500に触る機会を得たので、まずはじっくり外観を撮影してみました。 BC500とTC500 | Synology Inc. https://www.synology.com/ja-jp/products/camera-500 Amazon | 【IPカメラ】Synology BC500 [バレット型IPカメラ 2880×1620 / PoE / IP67対応 / 暗視性能:30m / SynologyNAS専用] 国内正規代理店品 | Synology | サーバー 通販
YOLOの改良モデル YOLO-NASが公開されていたので、ひとまず静止画の推論をGoogleColabで試食してみました。最近LLMの開発のニュースばかり見ていましたが、画像認識AIも着々と性能向上しているようです。 なお、カスタムデータセットのファインチューニングはColab無料枠のメモリ容量では動作しないようなので、また機会があれば試してみようと思います。 https://colab.research.google.com/drive/1q0RmeVRzLwRXW-h9dPFSOchwJkThUy6d#scrollTo=tQjCqyL9vCnQ YOLO-NAS モデル概要Deci-AI,Incが配布 独自の Neural Architecture Search エンジン (AutoNAC) を活用して、世界最高の精度とレイテンシのパフォーマンスを提供する新しいオブジェクト検出アーキ
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