『トイ・ストーリー4』が公開され、一週間と少しが経過した。 鑑賞した際には、頭の中に渦巻く様々な感情とどう向き合うべきか悩みつつ、以下のような感想記事を書いた。怒りながらむせび泣く、新手の感情。作品のメッセージを理解したい自分と、テーマに納得できない自分。あれから一週間以上、ネットの海に漂う無数の感想(あるいは賛辞、あるいは阿鼻叫喚)を読み漁り、少しずつ、本作に対する心の整理がつき始めている。 www.jigowatt121.com 以下、ネタバレに触れる形で、『トイ・ストーリー4』のテーマや結末に対する追加の解釈を書き連ねたい。(前回は思い入れの観点から、今回は主に作品構造の面から) スポンサーリンク 先の記事でも書いたように、本シリーズにおけるウッディは、ひらすたに「子どもの側にいることの尊さ」を主張してきた。連なるように、物語の落としどころやテーマも、そこに設定されている。 これをも