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WTIの検索結果41 - 80 件 / 113件

  • オープン・イノベーションは「見つかり力」を高めること|WTI

    WTIの社長 石川高英です。 以前、当社がオープン・イノベーションを通じて、国内の研究開発効率を高めることに貢献しようとしていることをお話ししました。 ⇒「WTIの”野望”とは? ~開発設計会社として日本のために目指していること~ 」 今日はそのオープン・イノベーションについて、続きのお話をさせていただきますね。 私共は、オープン・イノベーションを「自社目標と自社で達成できる内容にギャップがあるとき、そのギャップを埋めるために、社外技術を活用すること」と理解しています。 また、オープン・イノベーションは研究、開発、量産にそれぞれの段階で適用することができるのですが、当社は「開発設計促進業」であることから、開発段階におけるオープン・イノベーションを中心課題としています。 オープン・イノベーションは突き詰めれば、技術が欲しい側とその技術を提供できる側とのマッチングの問題です。 ですから、このマ

    • EMI対策 ~伝送線路3(インピーダンス1)~|WTI

      前回扱っていたマイクロストリップ線路を用いた伝送線路(左下)について、インピーダンスで表現した図を右下に示しておこう。 この伝送線路は下記3つのインピーダンスで構成されておる。 ①ドライバの出力インピーダンスZO ②マイクロストリップ線路の特性インピーダンスZ ③レシーバの入力インピーダンスZi

      • ノイズ解析のための電気特性モデル|パッケージ設計|WTI

        みなさん、はじめまして。東京事業所パッケージ設計課の吉川です。 今回はノイズ解析のための電気特性モデルについて紹介します。 ◆ノイズ解析の重要性 みなさんがお使いのパソコンやスマートホンなどのデジタル機器は、近年その高速化がめざましく、「CPUの動作周波数が1 GHz(ギガヘルツ)・・・」など、耳にする方も多いと思います。 ちなみに1GHzの動作周波数とは、1秒間に10億回の信号を処理することを指しています。どれくらい速いかというと、処理1回あたりの時間は1ns(ナノ秒)で、なんと、光でも30 cmしか進めません。デジタル機器の根幹をなすデジタルICは、このように超高速で「0」と「1」のデジタル信号を処理しているのです。 そこで問題となってくるのが信号処理の際に発生するノイズです。僅かな電圧変動や時間変動が、デジタル機器の誤動作の原因となります。このため、お客様がICチップを開発するときは

        • ワイヤレス給電は人手不足解消への必殺技!|WTI社長ブログ

          WTI社長の石川高英です。 電源ケーブルを使わずに充電や給電ができる「ワイヤレス給電(無線電力伝送)」はWPT(Wireless Power Transfer)とも呼ばれ、需要が広がってきています。 これまでに、電動歯ブラシやスマホへのワイヤレス充電は私たちの普段の生活の中で経験され始めています。スマホへのワイヤレス充電は、スターバックスは米国店舗を始めとして充電器を設置していますし、IKEAはワイヤレス給電が可能な家具やランプを販売するなど、さらに利用できる場所が広がっています。 また、自動車会社はEVへのワイヤレス給電システムを力を入れて開発しています。 ワイヤレス給電機器は、2025年には2015年の14倍の28億台の世界出荷台数になるという予想もあり、ワイヤレス給電(充電)は、今後確実に応用分野と利用可能場所が広がっていくでしょう。 需要が広がると考えられる理由はいくつかあるのです

          • 電子回路の基礎講座PLUS(2日間コース)|WTI

            講座概要 『電子回路の基礎講座PLUS (2日間コース)』は、座学と実験を併用し、技術文書の書き方も学べる実践的な基礎講座です。 新卒者・非電気系技術者の方など、電子回路の知識が乏しい、あるいは全く無い方であっても、電子回路の理解を深めながら実戦的スキルも身につけていただくことができます。 回路理解のためには原理原則に基づく基礎理解が最重要です。当講座は原理原則重視のプログラムになっています。 座学と実験併用のオリジナルプログラムで理解を促進いただけます。 技術文書の書き方の基礎も学べます。「実務に役立つ!」と大好評な、当社だけのプログラムです。 テキストサンプル 受講対象者 電子回路をあらたに学ばれる新卒者、非電気系技術者の方 以下の受講要件を満たす方であれば電子回路の知識が無いあるいは乏しい方でも受講いただけます <受講要件> ① 高校物理レベルの電気的知識を有する ② 当該技術分野に

            • シミュレーション結果のフィードバック先は機構設計|WTI

              みなさん、はじめまして。入社2年目 構造設計課の中島です。 私が入社して、早くも1年数か月が経ちました。思い返してみると、この一年はあっという間で、いつの間にか後輩ができ先輩という立場になっていました。 構造設計課にも新人が1人配属され、研修している姿を見て去年の自身の姿を思い出すことがあります。 私はシミュレーション技術に興味を持ち、WTIに入社することを決め、希望の構造設計課に配属となりました。(WTIの構造設計内には、機構設計・シミュレーション(応力・熱)の2つの技術カテゴリがあります。) まず初めは、1年目の研修で機構設計の研修をしていました。そして研修を進めていくにつれ、シミュレーションだけでなく、自分の思い描いた形状を試作し手に取って確認できる機構設計が楽しくなりました。 2年目以降は、シミュレーションを本務に現在は熱シミュレーションを担当しています。その中で最も大きく感じたこ

              • 熱・応力解析はトラブル対策だけ?|フロントローディング|WTI

                テクノシェルパのサービスを提供する、株式会社Wave Technology(WTI)の石川です。 今日は、熱・応力解析のお話をさせていただきます。 熱・応力解析の適用目的として馴染のあるものは、製品に何らかのトラブルが発生した際に、原因を究明するために急ぎ実施するという使い方ではないでしょうか。 製品トラブルには、動作不良や仕様未達、物理的な破壊、などがありますが、通常、トラブルが起こってから解析を行うことが多いと思います。 そして解析の結果を基に問題の原因のアタリをつけ、次にその対策案を考え、対策効果をシミュレーションで確認した上で採用可否を判定します。 このようにすることで、トラブル対策がスピーディになり、時間を要する試行錯誤のループから逃れることができます。 実際、当社の熱・応力解析コンサルサービスもこのようにお使いいただくことが多いのです。 それでは、熱・応力解析に、トラブルシュー

                • 原油価格(WTI)が25%以上の暴落、サウジアラビアの増産方針が引き金(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

                  3月9日の原油価格(WTI)は終値30.24ドルとなり6日の終値41.28ドルから一気に25%以上暴落した。原因は、サウジアラビアが週末に、現在日量970万バレルの生産量を4月から1,000万バレル以上の水準まで引き上げる方針を示したためだ。 最近の原油価格変動の経緯をまとめると以下のとおり。 2月25日:新型コロナウイルス(COVID-19)の拡大に伴い、世界規模で原油需要が縮小することが懸念されて、原油価格下落の過程で50ドルを割る(WTI終値49.9ドル/バレル) 3月5日:石油輸出国機構(OPEC)総会で、減産はロシア次第という条件の下、4~6月(第2四半期)に日量100万バレル減産を合意(WTI終値45.90ドル/バレル) 3月6日:OPEC加盟国とそれ以外の主要産油国で構成するOPECプラスは、ロシアが減産に合意しなかったことから協議が決裂(WTI終値41.28ドル/バレル)

                    原油価格(WTI)が25%以上の暴落、サウジアラビアの増産方針が引き金(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
                  • テクノシェルパWebページ コンテンツ拡充中!(2)|WTI

                    「テクノシェルパ」を提供する、株式会社Wave Technology(WTI) 社長の石川高英です。 WTIが提供する、技術コンサルティングと技術者教育のブランド「テクノシェルパ」。実は最近、新しいコンテンツを順次追加していっています。 Webページ開設当初から掲載してきました、位置検出技術のコンサルに加えて、新たな技術コンサルメニューを次々に載せてきています。 追加メニューがどんな内容なのか、前回(テクノシェルパWebページ コンテンツ拡充中!) に続いて、後半を紹介させていただきます。 ◆高周波(RF)コンサルサービス IoT機器の開発加速に伴って、コンサルのお問い合わせが増えているのが高周波(RF)コンサルティングです。 IoT機器で収集したデータをワイヤレスで伝送するためには、高周波(RF)の技術が不可欠です。 高周波(RF)技術をあまりお持ちでない企業様が、カット・アンド・トライ

                    • 電気自動車の家での活用法|V2H|電源設計|WTI

                      電源課の真野です。当課は近年、車関係の業務が増えてきており、私もV2Hという電気自動車の充放電システムに関わっています。 (WTIの電源設計サービスはこちらをご参照ください) 今回はこのV2Hについて紹介させていただきます。 1.V2Hって? 「車両(Vehicle)から(to)家(Home)へ」の略で、電気自動車の電池を家で使うシステムの略称です。 昨今の地震や台風による大規模停電で、「あ゛~こんな時に蓄電システムがあったら…」と、思った方も多いハズ。 私も昨年の停電では風呂に入れず困りました。まさか電気がないとガス湯沸かし器が動かないとは思いませんでした。(最近のは壁のコントローラで操作するようになっていて電気が要るんです) でも、蓄電システムは超高級品。中でもとりわけ高いのが電池で、実用的な電力(大体10kWh)を賄おうとすれば施工込みで200万円!と車が買えてしまいます。 ならば車

                      • ESP32マイコンでOTA!Wi-Fiでプログラム書込|WTI

                        みなさん、こんにちは。 ソフトウェア設計課の中野と申します。よろしくお願いいたします。 今回は、最近ソフト課で流行っているマイコン、ESP32でOTAを用いたプログラミングにトライしてみましたのでご紹介いたします。 (当社のソフトウェア開発受託サービスはコチラ) 【ESP32とは】 Wi-FiとBluetoothを内蔵するマイコンで、上海に本社を置く無線チップメーカーEspressif Systemsが製造を行っています。 CPUはXtensaデュアルコア32ビットLX6マイクロプロセッサで、Wi-Fi、Bluetooth以外に、12ビットのADC、8ビットのDAC、SPI、UART、I2C、I2S、PWM、Ethernet等のインターフェースを内蔵しています。 【OTAとは】 OTAは Over The Air の略で、プログラムの書き込みを、Wi-Fiや携帯電話に使われるデータ通信、B

                        • 軽質スイート原油(WTI)先物 市況 - CME Group

                          世界を先導する最も多彩なデリバティブ市場として、CME グループはリスク管理に関する世界の中心となっています。

                            軽質スイート原油(WTI)先物 市況 - CME Group
                          • 「海外取引は?海外との仕事を増やす予定は?」|WTI社長ブログ

                            WTI社長 石川高英です。 新卒採用の面接で学生さんから、上記タイトルのような質問をいただくことがあります。 今回は、この質問に対する当社側の回答内容をご紹介させていただきますね。 ちなみに、過去のご質問に対する答えはこちらです。 学生さんの質問「資格を取ると採用に有利になりますか?」 学生さんからのご質問「ある程度のレベルの技術をいくつも保有している人って、どうなのでしょうか?」への答え 今回のご質問への回答: 海外とのお取引は、国内企業を経由して海外子会社の開発の支援をさせていただくことはありますが、基本的には国内のお客様の仕事に注力しております。 当面、これを踏襲するつもりにしております。 当社は日本の研究開発効率が先進国で最低レベルであることを憂慮しております。 ⇒ WTIの”野望”とは? ~開発設計会社として日本のために目指していること~ 微力ではありますが、国内企業の開発設計が

                            • EMI対策 ~伝送線路1(電気信号の伝搬速度)~|WTI

                              電気信号だと真空中であれば光速と同じになるんじゃが、右のような関係があり、媒質(誘電体)の中を伝搬する電気信号は光速より遅くなるのじゃ。 通常媒質の比誘電率はεrで表現する。真空中であればεrは、1。基板の絶縁物として使われているFR4は4.7である。 右の関係式はεrではなく実効比誘電率εeで表現しておる。 実際、基板の線路仕様によっては比誘電率εrだけじゃなく基板の信号線幅、信号線とGND間で形成する絶縁物の厚みや信号線と隣接するGNDパターンとの距離で比誘電率が変わってくるため実効比誘電率εeで表現してるんじゃよ。

                              • 試作改造にも設計的観点は必須です|WTI

                                はじめまして。システム設計課の長尾です。 私はモバイル通信機器の開発・設計現場で業務を行っております、今日はその中で『改造』作業についてスポットを当ててお話しします。 開発・設計現場での『改造』は、試作評価から問題点を洗い出し、その対策内容を再度試作品に盛り込む(改めて作り変える)作業です。 『改造』には、作業として注意すべき点と設計的に注意すべき点があります。 はんだ付け作業としての注意点 改造作業の大半は、はんだ付けです。 はんだ付けは熱によって溶かしたはんだで基板パターンと部品端子を接合するため、あらゆるケースで熱の扱い(伝わり)方を習得する必要があります。また、改造作業で発生した不具合は大幅な時間ロスになるため、以下を心がけております。 部品の大きさに合わせて顕微鏡を使用する はんだごては部品の大きさに合ったこて先に適時交換する はんだごては2個準備し、共に温度管理できるものを使う

                                • カスタム計測の輪を広げよう♪!|WTI

                                  みなさんこんにちは。WTI 第二技術部 部長の矢野です。 今回は、 お客様でもあり協業パートナーでもある、A社様との関係 関係の中でカスタム計測がどのような役割を果しているのか その結果として、どのような輪が広がったのか といった内容を踏まえながら、“カスタム計測の輪の広がり”について、実例と合わせ紹介させていただきますね♪ A社様では受託試験を主なサービスとして請け負っており、WTIとは両社が仕事を依頼し合うような関係にあります。 そんなA社様との関係の中で、カスタム計測を通じたビジネスの相乗効果が発揮された場面がありましたので、是非紹介させていただきたいと思います。カスタム計測で相乗効果?なんだろう?って思いますよね。それでは少し紹介させていただきますね。 A社様では、受託試験を主なサービスとしており、お客様の要望に合わせ環境を整え、試験及び評価を受託することを特徴しております。 A社

                                  • オシロスコープの基礎知識|パワーデバイス評価|WTI

                                    こんにちは、パワーデバイス設計課パワー設計第二ユニットの中本です。 今回が初登場になります。よろしくお願いします。 当社では様々な技術サービスを提供させていただいております。私が携わる分野においては、パワー半導体の評価サービスが好評をいただいており、中でも特にお問い合わせが多い内容はスイッチング特性の評価サービスです。スイッチング特性評価の概要については当社ホームページの「パワーモジュール評価」サービスのページに詳細を載せていますので、ご参照ください。 今回はそのスイッチング特性評価において、重要な測定器であるオシロスコープについてお話しいたします。 オシロスコープとは電気を目で見る基本的な測定器です。パワー半導体の分野においても例外ではなく、スイッチング特性評価において、パワー半導体の電気信号の変化を時間の経過とともに観測する手段にオシロスコープを使います。 過去のブログの抜粋になります

                                    • パワーエレクトロニクス講座 新大阪で開催しています!|WTI

                                      みなさん、こんにちは。第二技術部 パワーデバイス設計課の岡田です。 今回は、現在新大阪で開催中のパワーエレクトロニクス講座(以下、パワエレ講座)についてご紹介します。 講座の詳細とお申込みは、当社パワーエレクトロニクス講座のページをご参照ください。 まず初めに、パワエレ講座を開催することになった経緯をお話します。 数年前に、あるお客さまからパワエレの基礎知識を学べるパワエレ講座を開催してほしいとご相談をいただいたことがありました。対象は新人技術者ということでした。私たちが持っている技術がお役に立てるのなら喜んでご提供しよう!ということで、パワーデバイスの動作原理からインバータの原理まで習得していただく講座を開催することにしました。 講座のすべてのカリキュラムを、自分たちが学んできた過程で重要であったところ、理解しにくかったところなどを紐解きながら、オリジナルカリキュラムとテキストに仕上げま

                                      • 「LSIパッケージ」評価解析/故障解析サービス|WTI

                                        「LSIパッケージ」 評価解析/故障解析サービス 当社のLSIパッケージ評価解析/故障解析サービスは、単なる評価解析の結果報告で終わるわけではありません。 当社が保有する LSIパッケージ設計技術 シミュレーション技術 評価解析技術 を活用して、故障原因の推定やシミュレーションに基づく最適構造のご提案まで、設計/開発会社としての知見を生かした受託サービスをご提供できることが特長です。 当社から最適な解析手法、解析ステップをご提案します。 評価解析結果の報告だけでなく、故障原因の推定まで実施します。 解析結果から「発生工程の絞り込み」や「構造最適化」に向けた解析をご提案します。

                                        • 整合がずれている?|高周波設計|WTI

                                          みなさんこんにちは。高周波デバイス設計課の藤井です。 高周波の仕事でたまに遭遇する問題として「整合ずれ」があります。これは「50Ωに整合するように回路設計したはずなのに実際に作ってみたら回路インピーダンスが40Ωになっていた」というようなことです。 この状態では、回路の接続部で反射電力が生じることになり、回路本来の性能をフルに発揮させることができません。 (当社の高周波(RF)の対応実績はこちら) また「5GHzでインピーダンス整合するように設計したのに、5GHzでは整合がとれていなくて4.5GHzで整合がとれている」ということもあります。これは「周波数特性ずれ」とも呼ばれるもので、実際に動作させたい5GHzでは性能が出ないという困った状態です。 私たちが普段扱っている高周波アンプでもこのような問題が起こることがあります。 高周波アンプで使う増幅素子のインピーダンスはほとんどの場合50Ωで

                                          • 既存装置治具が古くて再設計改善見直しができなくて困った|WTI

                                            みなさん、こんにちは。WTI光デバイス設計課の高橋です。 みなさんは、既存の治具や装置が古くてお困りになったことはありませんか? 「図面がない!」「保守期限が切れているので再見積りすると高額だ!」「加工ベンダがすでに存在しない!」などなど、古い装置や治具の保守管理のために様々な問題に時間を要したということはありませんでしょうか? リバースエンジニアリングという言葉をお聞きになったことがあると思います。 一般的にリバースエンジニアリングとは、既存の製品を分解して、製品の仕組みや構成部品 、技術要素などを分析する手法のことを言います。この手法により、その製品に使用されている技術を分析、調査、確認することを可能とし、新製品の開発などに役立てることができるものです。 弊社では、リバースエンジニアリングで得られた情報を基に治具や装置の改良設計や見直しを行った事例がありますので、その一部をご紹介します

                                            • 無線通信モジュールのコストを抑える方法とは|WTI

                                              みなさん、こんにちは。 株式会社 Wave Technology 通信設計第一課の大塚です。 2019年4月に課の名称が高周波設計第二課から通信設計第一課に変わりました。 改めて、今後ともよろしくお願いいたします! ▶無線通信モジュールは高い? みなさんは、IoTをご存知ですか?最近は本当によく耳にしますよね。 高周波関連の業界にいると、今まで想像もしていなかったようなIoT/M2M製品について逸早く知ることができるのでワクワクします。 そのIoT/M2M製品に使われる無線通信規格も様々で、近距離であればBluetooth(BLE)やZigBeeなど、比較的長距離なものであればLPWA(Low Power Wide Area)に分類される規格のLoRa(LoRaWAN)やSigfox、LTE-NB1(NB-IoT)、Wi-SUN、NB-IoT(LTE-NB1)と言ったものがあげられます。

                                              • 熱・応力解析コンサルサービス|テクノシェルパ|WTI

                                                開発品や量産製品で、熱や応力起因の不良品が出てしまったら、緊急に対策が求められます。 そこで熱・応力の専門家から、不良原因の「診断」結果と解決策の「処方」を受け取ることで、トラブル対策は短期間で完了します。 このような企業様におすすめします 開発品や量産品でトラブルが発生。すぐに原因を探し出して対策をしたい これから開発を進めるにあたって、トラブルが起こらないための設計指針を知りたい(製品寿命の向上、耐落下衝撃性・耐振動性等) 放熱対策の要否や対策方法を把握したい 高精度な半導体の熱抵抗を知りたい ⇒ これらの課題の解決には、CAE(Computer Aided Engineering)による論理的な見解を得ることがブレークスルーの入口です。 しかし、CAEを用いて問題解決するためには、シミュレーションツールを使いこなすためのノウハウはもちろんのこと、現物と精度の高い相関を取る技術が不可欠

                                                • 技術レポートのお試し無料添削サービス|テクノシェルパ|WTI

                                                  技術レポートのお試し無料添削サービスのご案内 テクノシェルパの技術者教育サービスでは、受講者の方に作成していただいた技術レポートの添削指導を行っており、その実践的指導内容に対して大変ご好評をいただいております。 この度、少しでも多くの方々に技術レポートの添削指導を体験していただくために「技術レポートのお試し無料添削サービス」を開始させていただきました。 概要を以下にご紹介いたしますので、是非この機会に本サービスをご利用ください。 <添削の概要> 1.添削題材 テクノシェルパ側で準備した添削教材(Wordファイルです)を使用いたします。 2.添削ルール テクノシェルパ側で準備した技術文書の書き方簡易ルールブックを使用いたします。 3.添削の流れ (a) 添削お申し込み 添削をご希望される方は資料請求ページから「技術レポートのお試し無料添削サービス」を選択いただき、必要事項をご記入の上、お申し

                                                  • 高周波回路シミュレータの活用|知識と経験が必要|WTI

                                                    みなさんこんにちは。高周波デバイス設計課の藤井です。 私が携わっている高周波の分野では、回路設計を行うにあたって回路シミュレーションの活用が必須になっています。 (当社の高周波(RF)の対応実績はこちら) 例えば高周波アンプの設計を行うときは増幅デバイスのSパラメータなどを元に整合回路を設計し、バイアス回路などの周辺回路も含めて増幅器全体の特性を計算し、回路パラメータを調整して最適な回路仕様を決定します。 これらの作業は非常に多くの計算を必要とするので手計算で行うのは困難です。 回路シミュレータを使うと高速にミスなく計算でき、回路パラメータの最適化機能もあるので、これらを活用することで初めて時間効率の良い回路設計が可能となっています。 一方で、回路の理解が浅くても見様見真似で回路シミュレータに回路入力し、最適化機能をうまく使えばそれらしい結果を得ることもある程度できてしまう場合があります。

                                                    • ワイヤレス給電(WPT)コンサルサービス|テクノシェルパ|WTI

                                                      ワイヤレス給電の応用分野 ワイヤレス給電は、無線電力伝送、無線給電、非接触電力伝送、Wireless Power Transfer(WPT)とも呼ばれており、今、実用化に向かって開発・設計が加速しています。 今後、様々な用途に採用されていくと思われますが、既に実用化されているものとして電動歯ブラシ、スマートフォン、おもちゃなどのLED 電飾、などがありますが、ワイヤレス給電の有用性を考えると、現在思いついていない用途も含め今後広く応用されていくことになるでしょう。 ⇒ 参考記事:ワイヤレス給電の応用をこう考える WTI が提供するワイヤレス給電の技術コンサルティング WTI では、磁界によるワイヤレス給電の設計サービスをご提供しており、設計受託に加えて技術コンサ ルティングも行っております。 以下のようなお困りごとをお持ちの企業様にお勧めです。 WPT を自社の製品にも組み込みたいが、技術

                                                      • ついに導入しました!基板設計CAD CR-8000DF|WTI

                                                        みなさん こんにちは!第一技術部 基板設計課の木戸です。 当社では、基板設計CAD『CR-5000 BD(Board Designer)』を駆使し、様々な基板設計を行なってきましたが、この度念願だった最新の基板設計CAD 『CR-8000 DF(Design Force)』を導入しました!!!(当社の基板レイアウト設計受託サービスはコチラ) (・・・と言っても世間では導入されている会社様は多いようですが。。。) なぜ、念願だったかと言うと、当社に基板設計をご依頼いただくお客様の中には既にCR-8000 DFをお持ちで、「同じCR-8000 DF環境で設計して欲しい!」とのご要望にお応えできていなかったからなのです。 それに加えて、実は当社のCR-5000 BDは諸事情により、ちょっと古いバージョンで、CR-5000 BDをご指定の場合もお客様にバージョンダウンのお手間をお掛けする必要があっ

                                                        • やっぱり開発/設計会社は「提案力」で勝負!|WTI

                                                          こんにちは、営業部 ソリューション営業課の梶原です。 二回目の登場となります。 今回のブログは、当社の「提案力」についてお話させていただきます。 いささか手前味噌な内容も盛り込まれておりますが、お時間が許すようであればご一読ください。 当社では、開発設計の各種技術サービスをご提供させていただいておりますが、「技術コンサルティング」も新たなサービスとしてご提案させていただいております。 今回は、製品筐体の防水設計でお困りのお客様に対して、「技術コンサルティング」として製品開発サポートの提案をさせていただいた一例をご紹介いたします。 [お客様からのご相談内容] ● 製品:屋外設置のセンサ端末、携帯型センサ端末等 ● 防水等級:IPX4~8(製品によって等級の違いあり) ● お悩み: 各種端末の筐体防水設計において、どのような指針で設計したらよいかのルールがない 社内に防水設計経験豊富なエンジニ

                                                          • 特定小電力無線(特小)をご存知ですか?|通信設計|WTI

                                                            みなさん、こんにちは。 株式会社 Wave Technology 通信設計第一課の大塚です。 ■特定小電力無線(特小)とは? 皆様は、特定小電力無線をご存知ですか? 略して特小と呼ばれたりもします。 (IoT組込み機器と当社の実績はコチラ) 店舗などで店員さんが連絡用に使っている「業務用トランシーバー」が特定小電力無線(特小)を使用した無線機に該当します。 電波法では、『無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。』と決められています。(=無線従事者免許) ここで言う無線局とは、『無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体』のことを指すので、電波法に従えば“無線を使用する場合には免許が必要”と言うことになります。 あれ?ちょっと待って!? 店員さんはみんな免許を持っているの? と思ったあなた、するどいですね! 実は、例外があるんです。 発射する電波が極めて弱い無線局や

                                                            • 無線通信のお困りごと、ご相談ください|WTI

                                                              みなさんこんにちは。WTI営業部 奥田です。 わたしたちWTIには、日々沢山のお客様からいろいろなご相談が届きます。 新しい製品を開発したいがリソースが足りない 新製品に搭載する機能の知見がない 製品に防水性能を持たせたい 人手のかかる測定を自動化したい IoTって何をどうすればいいの? などなど、お客様が抱えているテーマによって内容は様々ですが、その中でも最近特によくお聞きするのが、 製品に組み込んだ市販の無線通信モジュールが上手く動作しない というお悩みです。 到来!総IoT化時代 あらゆるものがインターネットを通じて通信する事が可能となった昨今、これまで通信とは無縁だった製品にも、通信機能を持たせることで新しいサービスを提供することが出来る様になりました。 まさに総IoT化時代の到来です。 IoTと聞くと、まず「データ収集」というイメージが先行しがち(もしかして私だけ?)ですが、もち

                                                              • 品質保証って何をするの?|光デバイス設計課|WTI

                                                                みなさん、はじめまして。WTI光デバイス設計課の山野です。どうぞよろしくお願いします。 私は品質保証関連の業務に従事しています。 品質保証関連の業務とは、企業が提供する製品の品質を保証する業務のことで、主な業務内容は“信頼性検証”と“クレーム対応”です。 今回のブログではクレーム対応についてご紹介したいと思います。 クレーム対応とは読んで字の如く、お客様からクレーム(異常、故障)のご連絡を受けて、製品の故障解析を行い、原因究明や故障メカニズムを解明し、関連部門と共に根本対策、流出防止策を実施し、効果を確認することです。大まかなクレーム処理のフローは下図のとおりです。 製品に不具合が発生した時には、原因を調査し、対策を行います。 不具合は、製品の規格外の使用で破損することもあれば、製造工程における問題で、不具合が発生することもあります。また、構造や材料起因で不具合が発生することもあります。

                                                                • 【何が起きたのか?】原油価格(WTI原油先物)が史上初のマイナスに! - サラリーマン投資家 目指せ不労所得での生活!

                                                                  2020年4月20日から22日にかけて、原油価格が過去に例を見ないほど下落しました。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物5月限は、一時マイナス40.32ドルの歴史的な安値を付けました。 一体何が起きたのか調べてみました。 【この記事の目次】 原油価格の推移 原油先物の仕組み 暴落の経緯 今後の見通し それでは早速内容に入っていきましょう。 原油価格の推移 米原油先物(WTI原油先物)は、21日に5月物の決済を迎えました。5月物から6月物へと切り替わる前後のチャートが以下の通りです。 5月物は決済直前に暴落し、一時はマイナス40.32ドルの歴史的安値を記録しました。 その後プラス圏を回復し、1バレル=2ドル前後まで戻しましたが、一体何が起こったのか見てみましょう。 原油先物の仕組み 今回の暴落の背景には、商品先物取引ならではの仕組みも影響しているので、簡単に抑えておき

                                                                    【何が起きたのか?】原油価格(WTI原油先物)が史上初のマイナスに! - サラリーマン投資家 目指せ不労所得での生活!
                                                                  • 回路設計するうえで必須の電気・電子系技術|研修|WTI

                                                                    みなさんはじめまして。今年度入社しました第一技術部 システム設計課の高尾です。 よろしくお願いいたします。 今回は回路設計者に必要な電気・電子の回路技術についてお話しいたします。 (当社の電気設計受託サービスはこちら,技術講座はこちら) 回路技術と聞くと工学系を専攻されている方なら講義で習った知識を思い出すのではないでしょうか。 しかし、その知識を実際の業務に用いるには、+αの知識が必要になります。 講義では回路電流や電力を計算するとき、抵抗やコンデンサの定数を一定値で計算したと思います。 しかし、実際の部品には許容差というものが存在します。例えば、許容差±5 %の100 kΩ抵抗の場合、抵抗値は95 k~105 kΩの範囲で考える必要があるのです。 また許容差の大小は、要求仕様などを考慮しながらどの程度にするか決める必要があります。 このように回路の実務技術を学びながら日々過ごしています

                                                                    • 高周波(RF)コンサルサービス|テクノシェルパ|WTI

                                                                      IoT機器の開発加速に伴って、高周波技術への需要が高まっています。屋内外を問わず設置したIoT機器で収集するデータを伝送するには、ケーブル敷設の必要がない、ワイヤレス伝送が向いているということがその理由です。 近年、弊社には高周波関連技術のお悩みの相談がよく寄せられています。 高周波技術は理論面に加えて、長年に亘る実地経験が不可欠であるため、そのような経験豊富なプロが約60名も在籍する開発設計会社の当社に相談すると早く解決できるためです。 設計実績(回路種類と周波数) 当社の高周波コンサルは、以下のようなお悩みの解決にお応えします。 高周波トラブルシュート: 自社で設計した高周波回路が正常に動作しない、正常に動作するがスペックを満たさない、なぜか特定の部品ばかりが故障するが理由が分からない、などの自社が今まさに遭遇しているトラブルをすぐに解決したい。 設計受託前のコンセプト形成+仕様書への

                                                                      • 【WTI原油】コンタンゴからバックワーデーションへ!? - 商社マンは今日も走る!現役総合商社マンの資産運用ブログ

                                                                        こんにちは!総合商社マンです!WTI原油に異変が起き始めているぞ! WTI原油のスプレッドが急激に縮小 4月27日時点の原油価格 5月14日時点の原油価格 スプレッドが縮小した要因は? 今後スプレッドが再び広がるリスクは? 次回ロールオーバーとなる5月20日前後の投機筋による操作 市場の期待よりもコロナの終息が長引く 米中摩擦の悪化 原油さん、コンタンゴからバックワーデーションになるか!? 最後に WTI原油のスプレッドが急激に縮小 WTI原油(以下、原油)のスプレッドが急激に縮小してきています。Twitter上でも呟きましたが、4月の原油価格マイナス転落となった異常事態の時と比べて、足元の限月間のスプレッドが劇的に下がってきているのです。 まだ原油の基礎知識が無い方は以下記事に「ロールオーバー」、「コンタンゴ」等を纏めているのでそちらを先に読んでから本記事をごらんください。 www.so

                                                                          【WTI原油】コンタンゴからバックワーデーションへ!? - 商社マンは今日も走る!現役総合商社マンの資産運用ブログ
                                                                        • 半導体製品の包装設計コンサルサービス|テクノシェルパ|WTI

                                                                          このようなお客様におすすめします IoTデバイスなどの半導体パッケージ開発を目指す企業様 包装材料のEOLやコスト削減で新規材料の採用をお考えの企業様 包装業界の知識がなく輸送トラブルでお困りの企業様 半導体製品の包装設計コンサルサービスの内容 ▶包装業界用語を理解した包装仕様書作成のご提案 包装貨物が輸送中に受ける振動・衝撃及び圧縮に対する適正な保護を実現する包装仕様、製品独自の要求に対応した包装仕様の実現をサポートします。 例えば、包装貨物の性能試験に適応した包装仕様、静電破壊対策、高温ベーク工程対応等の個別要求に対応した包装仕様を提案いたします。 ▶包装に関する規格の解説 WTIでは、JEDECトレイ、IEC/JIS/EIAエンボスキャリアテープの規格を熟知しておりますので、規格を解説させていただき包装仕様策定をサポートします。 【規格一覧】 1. JEDECトレイ規格  ※JEDE

                                                                          • 実は関係が深い?基板構造と部品パッケージ|基板設計|WTI

                                                                            (1)導体材料とソルダーレジスト プリント基板の構造は、絶縁体材料と導体材料で構成されています(絶縁体材料は前回のブログ『知ってます?基板の種類と用途』をご覧ください)。 導体材料は、銅箔を使用し1オンスである35μmが標準です。銅箔厚によって、配線のライン&スペースや配線に流すことのできる電流量が異なります。 例えば、配線をできるだけ細くしたい場合は9μmの薄い銅箔を使用し、電源基板など大電流が必要な場合は70μmの厚い銅箔を採用するなど、設計仕様を満足するよう銅箔厚を検討します。 また、一般的に基板表面にはソルダーレジストが塗布されており、部品の実装時にハンダが不必要な部分へ付着してショートするのを防止する役割があります。 同時に、保護膜として、ほこり・熱・湿気など外部からのストレスから配線パターンを守る役割も果たします。 (2)基板の構造検討は最初が肝心 これら基板構造の選択基準とし

                                                                            • 生産中止部品の置き換えは大変!A/D Converter編|WTI

                                                                              みなさん、お久しぶりです。 株式会社Wave Technology 通信設計第二課の河越です。 現在私は製品の維持設計業務を担当しています。 前回(2017年12月12日)のブログではアナログ部品のFETを変更する場合の検証内容を紹介しました。今回はA/D Converter(以下ADC)の置換えを紹介します。 ADCの置き換えは、予め「どんな性能のADCが使われているか」と、「ADCはどう制御されているか」を確認しなければなりません。確認する項目を以下に記します。 ADCの性能

                                                                              • 新人教育担当者の振り返り ~新人の成長は自身の成長!~|WTI

                                                                                こんにちは、第二技術部パワーデバイス設計第二ユニットの長岡です。 今回が2回目の登場になります。よろしくお願いします。 直近の気になる話題は、中国での新型肺炎のニュースです。 過去のSARSやMERSに比べて、致死率自体は高くないようですが、乾燥する冬と人の移動が多い春節という、時期的な部分に拡大の恐怖を感じています。日本でもインフルエンザが流行っていますので、手洗い、うがいはサボらずやりたいと思っています。 さて、本題の新人教育についてですが、当社の新人に対し4月に行われる集合研修の様子は過去のブログで何度か取り上げているため(興味のある方は最下段にあるリンクを参照ください)、今回のブログでは5月以降の新人教育について、教育担当者目線での内容(準備や苦労)を紹介させていただきます。理由は、昨年5月に私の部下(以下、『後輩』)として初めて、新入社員が配属されたためです。 新人教育の話を始め

                                                                                • 無限大の話|電気回路|オペアンプ|WTI

                                                                                  皆さんこんにちは。通信設計第二課の池口です。 今回は電気回路の「無限大」の話をしたいと思います。 電気回路の説明で「無限大」というのを時々目にします。オペアンプ(図1)のゲインや入力インピーダンスなどで「無限大なので無視できる」というものです。理解するには楽なのですが、これで思考停止になってはいけない、という話です。 (当社の電気設計受託サービスはこちら) 図1.オペアンプ 教科書などでオペアンプのゲイン(開ループゲイン)は非常に大きく無限大と言ってもいい、と聞きますが、実際の電圧利得は100dB程度です。 電圧利得が100dBとは10万倍のことです。 さらにオペアンプのゲインには周波数特性がありますので、DC付近では100dBあったものが100kHzになると40dBくらいになるものもあります。40dBだと100倍です。こうなると無限大とみなすことはできません。 オペアンプでゲイン10倍の