国際刑事裁判所(ICC)の検察官が20日にイスラエル政府首脳の逮捕状を請求したことを受け、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は21日、米連邦議会議員らと協力し、ICCに対する制裁の可能性について検討すると示唆した。
パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の空爆から逃げるパレスチナ人の子どもたち(2023年11月6日撮影)。(c)Mohammed ABED / AFP 【11月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は8日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がイスラエルに加担し、ガザ住民を「強制移住」させていると非難した。 ハマス広報部門のトップを務めるサラマ・マルフ(Salama Maruf)氏は、「UNRWAとその職員には、この人道的大惨事の責任がある」と述べ、特に避難勧告に従って移動したガザ市を含む北部の住民に対する責任は重いと批判した。 AFPはこのハマスの糾弾についてUNRWAの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られていない。 ガザ市に侵攻するイスラエル軍は、ガザ地区北部のパレスチナ人に対し、南部へ
イスラエルのガザ攻撃後、瓦礫の中から使用可能な物を集めようとするパレスチナ人ら/Ashraf Amra/Anadolu/Getty Images (CNN) イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘で10月7日以降に使用した空対地兵器のうち、半数近くは「ダムボム」と呼ばれる無誘導弾だったことが分かった。米情報機関の分析で明らかになった。 分析結果は米国家情報長官室がまとめたもので、これを見た情報筋3人がCNNに内容を説明した。これによると、イスラエルが使用した2万9000発の空対地兵器のうち約40~45%は無誘導で、残りは精密誘導兵器だという。 無誘導兵器は通常、正確性が低く、とくにガザのような人口密集地では民間人への危険性が増す。無誘導弾の使用比率の高さが民間人死者数の増加につながっている可能性がある。 米国のバイデン大統領は12日、イスラエルがガザ地
パレスチナ自治区ガザ市で、イスラエル軍の空爆を受けた建物(2023年10月8日撮影)。(c)MAHMUD HAMS / AFP 【10月9日 AFP】(更新)イスラエルは8日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)から前例のない大規模な攻撃を受け、ハマスに宣戦布告した。イスラエルとガザ双方の死者数は1100人を超えている。 ハマスは7日、イスラエル側に3000発超のロケット弾を発射。イスラエル領内に侵入した多数の戦闘員が民間人を射殺し、少なくとも100人の人質を取った。 イスラエル側の死者は700人を超え、1973年にエジプトとシリアから攻撃を受けた第4次中東戦争(1973 Arab-Israeli war)以降で最多となっている。 一方、ガザ側の死者について、ガザ当局は少なくとも413人としている。 イスラエルは基本法第40
バイデン米大統領がイスラエル訪問を終えた。イスラエルとパレスチナ双方に寄り添う姿勢を演出しようとしたが、パレスチナ自治区ガザ地区で起きた病院の爆発でアラブ諸国の怒りが渦巻き、イスラエル全面支持の姿勢はトーンダウン。ガザ地区への人道支援も限定的なものにとどまり、思惑は外れた形だ。 ガザ病院爆発、米に批判の矛先向く恐れ 「激情にのみ込まれてはならない」。バイデン氏は、イスラエルのネタニヤフ首相との会談後、テルアビブで単独で演説した。ネタニヤフ氏と横に並んで両国の結束をアピールする共同記者会見は開かなかった。 演説では、イスラエルに対し、イスラム組織ハマスが支配するガザ地区への攻撃で冷静さを求める言葉が並んだ。「戦時中の決断は容易ではない」「それで目標を達成できるのか、素直に評価しなくてはならない」 当初は米同時多発テロを引き合いにイスラエルの「自衛権」の行使を擁護していたバイデン氏。だが、この
ヨルダン川西岸のジェニンでイスラエル軍のブルドーザーに投石するパレスチナ人=26日/Zain Jaafar/AFP/Getty Images (CNN) イスラエル軍は26日、ヨルダン川西岸の都市ジェニンで急襲作戦を実施し、パレスチナ保健省によると、パレスチナ人9人が死亡、数人が負傷した。これを受け、パレスチナ当局はイスラエルとの安全保障面の協調を停止した。 ジェニンでの急襲から数時間後には、エルサレム近郊で10人目のパレスチナ人が殺害された。イスラエル警察は「暴動」に対応したとしている。 CNNの集計によると、ヨルダン西岸でのパレスチナ人の1日の死者数としては過去1年あまりで最多になった。パレスチナ保健省によれば、今年イスラエル軍によって殺害されたパレスチナ人は計30人。この死者数にはイスラエルの急襲の標的となった戦闘員や、イスラエル人を攻撃した個人、その場に居合わせた人が含まれる。
【7月16日 AFP】考古学者らは14日、鉄器時代に建設された石造りの壁が新たに2か所で発見されたことで、古代エルサレムの東側斜面全体が、かつて巨大な壁で守られていたことが「はっきりと」証明されたと語った。 これまでの数十年で、長さ90メートルと30メートルの壁が発見されていた。だが、その間には70メートル分の空間があり、第1神殿(First Temple)があったとされる古代エルサレムの東側が一続きの壁で守られていたかどうかは疑問視されていた。 今回、新たに発見されたのは、14メートルと3メートルの壁だ。 発掘を率いた古代エルサレム研究センター(Ancient Jerusalem Research Centre)の考古学者フィリップ・ブコサボビッチ(Filip Vukosavovic)氏は、「新たに二つの部分が発見されたことで、古代エルサレムのダビデの町(City of David)、つ
(CNN) ウクライナの駐イスラエル大使は25日夜、CNNに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領がイスラエルのベネット首相にウクライナとロシアの交渉の仲介で支援を要請したと明らかにした。 コルニチュク大使は「我々の大統領はイスラエルがロシア、ウクライナ両国と良好な関係を持ち、交渉を促進するのに活用しうる唯一の民主主義国家だと考えている」と述べた。 コルニチュク氏は、以前の停戦交渉が行われた隣国ベラルーシの首都ミンスクよりもエルサレムの方が好ましいと述べた。ベラルーシはロシアの緊密な同盟国であり、またウクライナがベラルーシのルカシェンコ大統領の正統性を信じていないことを理由に挙げた。 コルニチュク氏は「開催地を変える必要があることは明らかで、エルサレムは適切な場所になりうると考えている」とも述べた。 要請に対するイスラエルの反応は「同意も否定もしておらず、検討中だ。これはいい兆候だ」と述べた
パレスチナ自治区ガザ地区から7日早朝、イスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されたほか、ガザ地区から武装組織メンバーがイスラエル内に侵入した。イスラエルによると、国内で少なくとも250人が死亡。パレスチナ側では約230人が死亡したという。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「これは戦争」だと宣言した。ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの軍事部門トップは、「偉大な戦いの日」だとして、すべてのパレスチナ人に参加を呼びかけた。 ユダヤ教の安息日にあたる土曜日の夜明け直後にガザから一斉砲撃が始まると共に、パレスチナ側の武装勢力が障壁を超えた。海からユダヤ国内に入った戦闘員たちもいる。この日は、ユダヤ教の祭日シムハット・トーラーにもあたる。
エジプト・アレクサンドリアでイスラエル人観光客グループが襲撃された現場を封鎖する警察官(2023年10月8日撮影)。(c)AFP 【10月9日 AFP】エジプトで8日、同国を訪れていたイスラエル人観光客グループに警察官1人が発砲し、イスラエル人2人と地元ガイドの計3人を殺害した。地元メディアが報じ、イスラエル当局も発表した。 襲撃された観光客グループは、エジプトの地中海沿岸都市、アレクサンドリア(Alexandria)を訪問中だった。政府系の民間テレビ局エクストラニュースが治安当局筋の話として伝えたところによると、警察官は「私物の武器」をグループに「乱射」し、「直ちに逮捕された」という。 イスラエルは、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)による大規模攻撃を受け、宣戦布告した。そうした中での事件を受け、イスラエルの国家安全保障
イスラエル支持「歴史的責任」 ハマス称賛を禁止―独首相 2023年10月13日05時50分配信 12日、ベルリンのドイツ連邦議会で演説するショルツ首相(AFP時事) 【ベルリン時事】ドイツのショルツ首相は12日、連邦議会で演説し、「われわれの歴史、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に対する責任から、イスラエルの存続と安全のために立ち上がることは永続的な使命だ」と述べ、断固としてイスラエルを支持する考えを示した。また、イスラエルを攻撃したイスラム組織ハマスを称賛する街頭活動に関わっている親パレスチナ団体の活動を禁止すると表明した。 連邦議会も同日、全会一致で「イスラエルの安全はドイツの国是だ」との内容のイスラエルへの連帯決議案を可決した。最大野党の保守派キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は「反ユダヤ主義との闘いを追求しなければならない」と強調した。 ドイツでは、第2次大戦中のナチス・ドイツ
米グーグルとイスラエル政府のクラウド契約をめぐり、さらに20人の従業員が解雇された/Nathan Frandino/Reuters (CNN) 米グーグルとイスラエル政府のクラウドコンピューティング契約をめぐり、さらに20人の従業員が抗議デモにかかわったとして解雇された。デモ主催団体によると、これで解雇されたグーグル従業員の総数は50人になった。 デモを組織した「ノー・テック・フォー・アパルトヘイト」は22日、グーグルが先週解雇した30人に加え、新たに20人を解雇したと発表した。同団体は、ニューヨークとカリフォルニア州サニーベールにあるグーグルのオフィスで16日に行われた座り込みの抗議デモを組織していた。 同団体は、解雇された中には傍観していただけで職場での運動にはかかわっていなかった従業員もいると主張。今回の集団解雇をグーグルによる「攻撃的かつ絶望的な報復行為」と位置付けて非難した。 グ
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は18日、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争の終結後にパレスチナ国家が樹立されることには反対だと、アメリカに伝えたと明らかにした。 記者会見に臨んだネタニヤフ氏は、ガザでの攻撃を「完全勝利まで」続けると語気を強めた。具体的には、イスラム組織ハマスの壊滅とイスラエル人の人質全員の帰還だとし、「まだ何カ月も」かかる可能性があると述べた。 ハマスが運営するガザ保健当局によると、ガザでは約2万5000人のパレスチナ人が殺害され、住民の85%が避難生活を送っている。こうした状況でイスラエルに対して、攻撃を抑制し、持続可能な終戦に向けて有意義な協議を始めるよう求める圧力が強まっている。
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区にイスラエル地上軍が入り、空爆作戦も激しさを増すなか、ネタニヤフ首相は28日、「戦争は長くなる」との見通しを示した。 イスラエルのガラント国防相は28日、戦争が新たな段階に入ったとする声明を発表。ガザの「地上と地下」の「あらゆる場所で、あらゆるレベルのテロ工作員」を攻撃したと述べた。作戦は次の指示が出るまで続くとも予告した。 ネタニヤフ氏は作戦の新段階について、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスを破壊し、ガザで拘束されている人質を帰還させることだと説明。人質の家族らと面会し、解放に全力を尽くすと表明したことを確認した。 イスラエル軍のハガリ報道官も28日午前、軍部隊がガザ地区に入り、地上作戦を拡大したと報告したが、詳細には言及しなかった。 ガザ地区中部にある病院には、イスラエル軍の激しい空爆から一夜明けた28日、死者の遺族らが集まった。CNN取材班
パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、ウォータージェン社の装置から生成された水をコップに注ぐパレスチナ人男性(2020年11月16日撮影)。(c)SAID KHATIB / AFP 【2月1日 AFP】中東のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)は人口密度が高く、飲料水不足に長年悩まされてきた。しかし、太陽光を利用して空気中から水を直接抽出するプロジェクトが、この問題の解決に一役買っている。 変わっているのは、このプロジェクトを考案したのがロシア系イスラエル人の億万長者、マイケル・ミリラシビリ(Michael Mirilashvili)氏であることだ。イスラム教徒が実効支配するこの地区は、2007年以来イスラエルによって封鎖されている。 まだ数台しかガザ地区で稼働していないため、そこに密集する200万人の需要を満たすには程遠い。 「まだ始まったばかり」とパレスチナの市民社会グルー
シリア反体制派が支配していたドゥーマで政府軍の攻撃中に発射された白リン弾とみられる光(2018年3月23日、資料写真)。(c)HAMZA AL-AJWEH / AFP 【12月12日 AFP】ホワイトハウス(White House)は11日、イスラエルが対レバノン攻撃で米国から供与された白リン弾を使用したとの報道に懸念を示し、詳細を調査する意向を明らかにした。 レバノンは、イスラエル軍が10月の攻撃で白リン弾を使用したと非難している。 米紙ワシントン・ポストは11日、レバノン南部でイスラエル軍が米国製とみられる白リン弾を使用し、民間人9人が負傷したと伝えた。同紙記者は米国製であることを示す製造番号付きの白リン弾3発の残骸を発見したとしている。 白リン弾を化学兵器として使用することは国際法で禁止されているが、照明や煙幕としての使用は認められている。 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カー
食料の配給を待つパレスチナの子どもら=13日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Salem/Reuters (CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は17日までに、パレスチナ自治区ガザ地区北部にいる子どもたちの急性の栄養失調の発生率がわずか1カ月の間に倍増する危機に直面していると報告した。 現段階では2歳未満の子ども3人に1人が栄養失調に襲われているとした。ユニセフとその協力組織などが今年2月に実施した、必要な栄養素などが不足している状態に関する調査で得たデータに基づく。 この調査結果によると、栄養失調の症状の中で最も危険とされる体の深刻な衰弱は避難施設や医療関連施設にいる子どもの4.5%にみられた。手当てを施さなければ命を落とすリスクが大幅に高まると警告した。 ユニセフのラッセル事務局長は15日の報告に伴い、ガザの子どもたちが直面しているこの壊滅的な栄養失調の危機が進む速
ヨルダン川西岸ジェニンの病院で、アルジャジーラの記者、シリーン・アブ・アクレ氏に付き添ってきたジャーナリスト(2022年5月11日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 【5月11日 AFP】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al Jazeera)は11日、同局のベテラン記者が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のジェニン(Jenin)難民キャンプに対するイスラエル軍の急襲を取材中、同軍により射殺されたと発表した。 亡くなったのはシリーン・アブ・アクレ(Shireen Abu Akleh)氏(51)。アルジャジーラは同氏がイスラエル軍により「故意に」かつ「冷酷に」撃たれたとしている。 一方、イスラエル軍は同日早朝、ジェニンで作戦を遂行したことは認めたが、記者を故意にターゲットにはしないと主張した。ジェニン難民キャンプは、パレスチナ武装勢力の拠点となっ
エルサレム郊外の自宅で、昔の写真を写し出した画面を手に撮影に応じるユダヤ教超正統派の元指導者アビ・トフィリンクシさん(2020年2月10日撮影)。(c)MENAHEM KAHANA / AFP 【4月19日 AFP】長い黒のコートを着た男性たちが近付くと、イスラエル人のシュムエルさんは顔を見られないよう下を向いた。 エルサレム(Jerusalem)の歩道で近付いてきた男性たちと同様、シュムエルさんはヘブライ語で「ハレディ」と呼ばれるユダヤ教の超正統派の一員だ。 だが名字を伏せるとの条件で取材に応じた30代後半のシュムエルさんは、10年前に神を信じることをやめたと語った。AFPの取材班と会ったのは、超正統派ユダヤ教徒が宗教的理由から行くことができないバーだった。 そこでシュムエルさんは、同じく信仰に疑いを持ちながらも、超正統派社会から孤立したくないために敬虔(けいけん)な教徒であるふりを続け
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の病院で起きた爆発について、イスラエル軍は18日、自軍の空爆が原因でないことを示すとする動画を公開した。 爆発では数百人が死亡したとみられ、パレスチナ当局者らはイスラエル軍が病院を空爆したと主張。これに対してイスラエル側は、ガザの武装組織「イスラム聖戦」のロケット弾が原因との見方を示している。 画像によると、病院の駐車場に火災で焼けた数台の車が止まっている。イスラム聖戦が誤射したロケット弾により、病院で火災が発生したことがうかがえるという。 空爆があったことを示すような穴や、建物の目立った損傷はみられない。 イスラエル軍の報道官は18日、CNNとのインタビューで、初期情報ではイスラエルの空爆でないことが明らかに裏付けられたと述べた。周辺の建物が巻き添えになった被害はなく、イスラエル軍が空爆した別の場所と共通する特徴も見当たらないという。 同報道官は情報公
イスラエル・レホボトで取材に応じるロシア人映画制作者のドミトリー・ボゴリュボフさん。AFPTVの映像より(2022年4月17日撮影)。(c)ALEX HAMBURG / AFPTV / AFP 【4月17日 AFP】ロシア軍の戦車がウクライナに侵入してきた瞬間、映画制作者のアンナ・シショワボゴリュボワ(Anna Shishova-Bogolyubova)さんとドミトリー・ボゴリュボフ(Dmitry Bogolyubov)さん夫婦は、祖国ロシアを去らなければならないことを悟った。 「次は私たちの番だ」と夫婦は感じた。ボゴリュボフさんによれば、ロシアでは「外国の代理人」に指定されると、「自己検閲や、遅かれ早かれ刑務所送り」の人生に直面する。今は、イスラエルの閑静な町レホボト(Rehovot)でアパートを借りて暮らしている。 ボゴリュボフさんは2019年、ウラジーミル・プーチン(Vladimir
10日の米議会公聴会で発言する米国際開発局(USAID)のサマンサ・パワー長官/Michael Brochstein/Sipa USA (CNN) 米国際開発局(USAID)のサマンサ・パワー長官は10日、パレスチナ自治区ガザ北部は既に飢餓に陥っているとの状況判断について、「信用できる」という認識を示した。 米当局者はこれまで、ガザは飢餓の瀬戸際にあると指摘していたが、米高官が公の場で飢餓が既に始まっているという認識を示したのは初めて。 これで米政権に対し、イスラエルに対する軍事支援の制限を求める声が一層強まる可能性がある。米対外援助法では「直接的または間接的に米国の人道支援の輸送や配送を禁止あるいは制限する」いかなる国に対しても、援助を禁止すると規定している。 10日の議会公聴会でホアキン・カストロ下院議員(民主党)はハフポストの報道を根拠として、USAIDが公電で飢餓は既に始まっている
イスラエル軍がガザ地区にある教会を攻撃し、女性2人が射殺された/Mohammed Saber/EPA-EFE/Shutterstock/File (CNN) パレスチナ自治区ガザ地区にある教会をイスラエル軍が攻撃し、教会の中にいた女性2人を射殺した。イスラエルやパレスチナのカトリック教会を管轄するエルサレム総主教が明らかにした。 総主教によると、射殺された2人は母親と娘だった。うち1人はほかの人たちを避難させようとしていたところを銃撃されたという。 ほかにもこの教会内で7人が銃撃されて負傷した。ガザ地区のキリスト教徒は今回の戦争が始まって以来、ほとんどが一家でこの教会に身を寄せていた。総主教は、何の予告もなく教会が銃撃されたと訴えている。 ローマ教皇フランシスコは17日の礼拝で、「ガザについては非常に深刻で悲しいニュースが続く。丸腰の民間人が爆撃や銃撃の標的にされている」と嘆いた。この教会
パレスチナ自治区ガザ地区で、地上作戦を行うイスラエル兵。軍提供(2024年2月15日撮影)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army 【2月22日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘が続く中、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「完全勝利」まで戦争をやめないと表明しているが、国民の大半はその可能性はないと考えていることが、21日公表の世論調査で明らかになった。 調査はシンクタンク「イスラエル民主主義研究所(Israel Democracy Institute)」が市民612人を対象に実施。イスラエルが完全勝利を収める可能性が「非常に高い」「かなり高い」と答えた人が38.3%にとどまる一方、「かなり低い」「非常に低い」との回答は55.3%に上った。 また、政府が「非武装化されたパレスチナ独立国家の樹立
6月、警官が配備される中、ストックホルムのモスクの外でコーランを燃やすデモ参加者/Caisa Rasmussen/TT News Agency/Reuters/File (CNN) スウェーデンの当局は、首都ストックホルムにあるイスラエル大使館の外で「モーセ五書」と「聖書」を燃やす抗議活動を許可した。スウェーデンの国営ラジオ局が14日に報じた。 ラジオ局によると、1人の人物が15日に集会を開き、聖書などを燃やす抗議活動を申請していた。 欧州ユダヤ人会議(EJC)は14日、報道向けの発表でスウェーデン当局の判断を「強く」非難。「挑発的にして人種差別的、反ユダヤ主義的で不快感を覚えるこのような行為のための場所はいかなる文明社会にも存在しない」と主張した。 イスラエルのヘルツォグ大統領も、ツイッターに非難の言葉を投稿。自身はイスラエル大統領としてイスラム教の聖典「コーラン」を燃やす行為を非難した
イスラエル沖の海底で見つかった、十字軍のものとみられる剣(2021年10月19日撮影)。(c)Jack GUEZ / AFP 【10月20日 AFP】イスラエル考古学庁(IAA)は19日、アマチュアダイバーが同国沖の地中海海底で発見した十字軍のものとされる900年前の剣を公開した。 同庁によると、剣は海底の砂が移動したことにより露出し、ダイバーの目に留まった。剣は鉄製で、表面には多数の海洋生物が付着。同庁は「剣は完璧な状態で保存されており、美しく貴重な発見で、十字軍の騎士が所有していたものとみられる」と説明している。 剣が発見されたカルメル(Carmel)海岸地域には多くの入り江があり、何世紀にもわたって船が嵐から避難するために利用してきたことから、これまでも数多くの考古学的発見があったという。 剣は洗浄と分析が行われた後、一般公開される予定。(c)AFP
落書きされた記念碑。デンマーク・コペンハーゲンのイスラエル広場で(2023年11月12日撮影)。(c)Emil Nicolai Helms / Ritzau Scanpix / AFP 【11月13日 AFP】デンマークの首都コペンハーゲンでこのほど、イスラエル広場(Israels Plads)の記念碑に落書きされているのが確認された。記念碑は、第2次世界大戦(World War II)中に、ユダヤ人に救いの手を差し伸べたデンマーク人をたたえるために設置された。 記念碑には「目は見えるが、心は盲目だ」とのメッセージが落書きされていた。 12日、落書きを除去するための作業が行われた。(c)AFP
米ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会で発言する世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長(左)。右はパレスチナ自治政府のリヤド・マンスール国連大使(2023年11月10日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP 【12月5日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は4日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部での地上作戦を控え、同地の医療品倉庫から物資を搬出するよう通告してきたと明らかにした。 テドロス氏はX(旧ツイッター)で、「WHOはきょうイスラエル軍から、ガザ南部のWHOの医療品倉庫について、地上作戦に伴い使用不能になるため24時間以内に空にするよう通告を受けた」と述べた。 その上で、「われわれはイスラエルに対し
イスラエル軍は7日も、パレスチナ自治区ガザ地区で激しい攻撃を続けた。南部の最大都市ハンユニスからは、何万人もがさらに南の都市ラファへと避難している。国連は、ガザ南部で人道支援が機能していないと訴えている。 こうしたなか、ソーシャルメディアには、北部で多数のパレスチナ人男性が下着姿でイスラエル兵に連行されたことを示す動画が投稿された。中には、パレスチナ人の著名ジャーナリストで、メディア「ニュー・アラブ」記者のディアア・アル・カーロウト氏がいることが判明している。BBCは、男性らが撮影された場所について、ガザ北部ベイトラヒヤだと位置を特定した。 BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長は、「ガザはイスラエルの土地でイスラエルは占領者ではない、イスラエルが制御するのだ」と主張するイスラエルの政治家と、「国連事務総長が求める即時停戦に米英が今度こそ賛成しなければ、米英も戦争犯罪の共犯だ」とするパレス
パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の凄まじい空爆が止まりません。ガザ側の被害者は、本稿を書いている時点で1万人を超えました。ハマス等による襲撃への報復ということを考慮しても、難民キャンプに強力なミサイルを何発も撃ち込んで、住民ごと吹き飛ばしたり(関連記事)、救急車の車列へ攻撃したりするなど、常軌を逸していると言えるでしょう。そうした中、イスラエル政府閣僚が「ガザに原爆を使うのも選択肢の一つ」と発言し、問題となりましたが、ネタニヤフ首相の発言も物議を呼んでおり、それが本音だとすれば、ある意味、「ガザに原爆」発言より酷いとも言えます。本稿では、ガザ攻撃への国連関係機関等による反応を紹介しながら、この問題で日本がやるべきことを模索します。 *本記事は、theLetter に掲載した記事に若干の加筆・修正をしたものです。 https://reishiva.theletter.jp 〇国連関係者が
イスラエル・テルアビブで行われる新型コロナウイルス検査の様子(2021年8月19日撮影、資料写真)。(c)JACK GUEZ / AFP 【10月20日 AFP】イスラエル保健省は19日、一部の欧州諸国で報告されている新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の亜系統への感染が確認されたと発表した。 同省によると、今回発見されたのは亜系統「AY4.2.」。感染していたのは欧州から入国した11歳の男児で、テルアビブのベングリオン国際空港(Ben Gurion Airport)での検査で判明した。男児は隔離され、他に感染者はいなかったという。 亜系統「AY4.2.」は英国でも数回確認されている。 同国ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London)のフランソワ・バルー(Francois Balloux)教授は先にAFPに対し、この亜系統は珍しく、他の株の
パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市にあるシファ病院に突入したイスラエル軍。同軍提供(2023年11月15日公開)。(c)AFP PHOTO / ISRAELI ARMY 【11月16日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の保健当局は16日、イスラエル軍が前日突入したガザ北部のシファ(Al-Shifa)病院にブルドーザーを投入したと発表した。 ガザ保健当局はアラビア語の声明で「イスラエル軍のブルドーザーが病院の南出入口の一部を破壊した」と述べた。 一方、イスラエル軍はAFPの取材に対し、病院の敷地内で作戦を遂行中だと回答した。 イスラエル軍のガザでの軍事作戦の責任者を務めるヤーロン・フィンケルマン(Yaron Finkelman)少将は、軍のテレグラムチャンネルで「今夜、シファ病院に標的を絞った作戦を実施した。われわれは前進を続
ロシア・モスクワの赤十字の情報センターのアーカイブ(2022年9月29日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP 【10月18日 AFP】「お母さんのおじいさんは(ウラジーミル・)レーニン(Vladimir Lenin)と同じ1870年生まれでしょ」 ロシアの首都モスクワの赤十字(Red Cross)センターで、女性が緊張した面持ちで母親に電話をかけていた。ユダヤ人がルーツであることを証明し、息子を動員されないようにするためだ。 女性は疲れた様子で、AFPに対し「息子がウクライナで戦わなくて済むようにするにはイスラエル国籍を取るしかない」と語った。安全上の理由から、名前は明かさなかった。 今年2月にウクライナ侵攻が始まると、何万人ものロシア人が国外に脱出した。9月にウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が部分的動員を発表した後は、さらに多くの人
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