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  • 面白かった本2023 - phaの日記

    今年もなんとか年末までたどり着きましたね。毎年書いている今年面白かった本を紹介する記事です。 今年は本屋(蟹ブックス)で働き始めたということもあって、今までよりも幅広い本を手に取った一年だったように思います。あと、去年はなぜか短歌くらいしか読めなくなっていたけど、今年はエッセイとかをまた楽しく読めるようになってきました。うれしい。エッセイを書く気力もわりと戻ってきたので、2024年はまたエッセイ本を出したいなと思っています。まあ、できる範囲でやっていきたいですね。無理せず、死なないように。 マンガ 鶴崎いづみ『私のアルバイト放浪記』(観察と編集) 大山海『令和元年のえずくろしい』(リイド社) 大白小蟹『うみべのストーブ』(リイド社) 坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社) 岩波れんじ『コーポ・ア・コーポ』(ジーオーティー) 新井英樹『SPUNK - スパンク!』(KADOKAWA)

      面白かった本2023 - phaの日記
    • 近況と、有料機能のお試し - phaの日記

      はてなブログで有料で記事を販売する機能ができたみたいですね。 hatenablog.com 僕は無料で記事を公開したいときははてなブログでときどき、有料では定期的に日記をnoteで公開する、というので使い分けていたんですが、日記をはてなでやるのもありかもしれない。noteとはてなの両方で同じ記事を公開していくとかもありだろうか。 * * * * * というだけでも何なので近況でも。 最近は高円寺の蟹ブックスという小さな書店のスタッフとしてときどき店番をしています。今は毎週水曜はだいたい店番をしていて、それ以外のときもときどき店にいます。 人文系、ノンフィクション、エッセイなどが多い新刊書店です。短歌の本とかは僕が注文していたりもします。 蟹ブックス店内カウンターにいるphawww.kanibooks.com 書店員をやるのは初めてなんですが、昔から本屋が好きだったし、お店というものをやるの

        近況と、有料機能のお試し - phaの日記
      • ツイッターの「おすすめ」に慣れてきた - phaの日記

        一時期はあんなに嫌いだった、ツイッターの「おすすめ」タイムラインに、だんだん慣れてきてしまった。 ツイッターにはもともと、フォローしている人のつぶやきが時系列順に並ぶという、一種類のタイムラインしかなかった。 ところがあるときから、ユーザーの好みに合わせてツイッター社がおすすめするつぶやきが並ぶタイムラインが登場した。これが「おすすめ」タイムラインだ(英語では「for you」)。 最初は、「おすすめ」なんて全く要らない機能だと思っていた。 「おすすめ」だとフォローしていない人の興味のないつぶやきが流れてきたりするのがストレスだった。時系列順に並んでないと理解できないつぶやきが意味不明になるのも嫌だった。 ツイッター社は「おすすめ」をやたらとおすすめしてきたのだけど、余計なことをするな、と反感を持っていた。 自分の見たいものは自分で決める。おすすめアルゴリズムなんかに決められたくない。 ツ

          ツイッターの「おすすめ」に慣れてきた - phaの日記
        • 自動化された店が苦手になってきた - phaの日記

          店で人と話すのが面倒だから、全部セルフレジやセルフサービスになってほしい、と昔から思っていた。人と接すると会話エネルギーを消費する。だから誰とも接触せずに、一言も発さずに外食をしたい。 最近は実際にそういうシステムの店が増えてきた。券売機で食券を買うと、自動的に注文がキッチンに送られて、呼出番号がモニターに表示されたら自分で料理を取りに行く。そして食べ終わったら自分で食器を返却口に返す。大手の牛丼チェーンなどでもそうしたシステムが採用されている店が増えている。 それは自分にとって理想的なはずだったのだけど、ちょっと最近は、あまりにも自動化されているのも嫌かもしれない、という気持ちが出てきた。 例えば大規模チェーンの回転寿司などに行くとそう感じる。最近は醤油にいたずらした動画が炎上したりしていたけれど、ああいう事件が起こりやすい理由はわかる。完全に自動化されていて人間の目がないから、いたずら

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          • 面白かった本2022 - phaの日記

            毎年年末に書いている、今年面白かった本を紹介する恒例の記事です。 去年の11月に『人生の土台となる読書』というブックガイドの本を出したんですが、去年はその本を書くために大量の本を読みまくってたせいで、書き終わったあと、しばらく反動で「本を全然読みたくない……」という状態に陥っていました。 その時期が11月くらいまで続いていたので、ちょっと今回は少なめです。漫画はあいかわらず読んでいたので漫画を多めにしました。あと文章が読めない時期も短歌は読めたので、歌集もいくつか。そんな感じでお送りします。 漫画 縞野やえ『服を着るならこんなふうに』 カレー沢薫『ひとりでしにたい』 あちゅむち『エロティック×アナボリック』 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』 安島薮太『クマ撃ちの女』 うすくらふみ『絶滅動物物語』 高橋ツトム『JUMBO MAX』 香山哲『プロジェクト発酵記』 エッセイ、ノンフィクションなど

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            • 最近文章が書けなくなった - phaの日記

              正確にいうと、書く意欲が湧かなくなった。 僕は、ネットとかにあれやこれやの思ったことを書き続けていれば人生はなんとか進んでいくだろう、と思って今までやってきた人間なので、書けなくなるのは困る。これからどんなふうにやっていけばいいんだろう。 なぜ書けなくなったのだろうか。いろいろ思い当たることはある。 ・大体書きたいことは書いてしまった ・長く書き続けてきたので自分の書くことに飽きてきた(会社をやめてブログを熱心に書き始めてから15年、最初に本を出してから10年) ・シェアハウスをやめて一人暮らしになったのでいろんな情報にさらされる度合いが減った(最近はテレビとかよく見ていて普通になった) ・ネット全体の雰囲気が自分に合わなくなってきた ・40代になっていろいろエネルギーが減ってきた かつての自分は、ツイッターに断片を書き散らす→そういうのがある程度まとまったらブログに書く→もっとまとまった

                最近文章が書けなくなった - phaの日記
              • [未発表原稿]大きなシステムに流されないこと|pha

                『人生の土台となる読書』用に書いたけど使わなかった原稿です。大きな影響を受けた鶴見済さんの話です。 高校生の頃に衝撃を受けた本といえば、鶴見済さんの本だ。 『完全自殺マニュアル』は自殺の方法をひたすら解説した本で、1993年に発売されると100万部を超えるベストセラーになるとともに、有害図書として規制されたりもして、社会現象になった本だ。 「世紀末を生きる我々が最後に頼れるのは生命保険でも年金制度でもない。その気になればいつでも死ねるという安心感だ。」というキャッチコピーに懐かしさを感じる。そうか、当時は世紀末だったんだよな……。 平坦な下り坂をだらだら下るような21世紀を20年も過ごしているともう当時の気分は忘れてしまいそうになるけれど、90年代の終わり頃は、今が末世のような、全てが完成して終わりつつあるような閉塞感があったのだった。 この本には確かに自殺の方法が詳しく解説されている。だ

                  [未発表原稿]大きなシステムに流されないこと|pha
                • [個人史]人には闇の部分があるということ|pha

                  『人生の土台となる読書』用に書いたけど使わなかった文章です。高校生の頃に鬼畜系の本が好きだった話、京極夏彦と村崎百郎の交流の話、などです。 高校生になっても僕は相変わらず暗い人間のままで、学校は何も面白くなかった。本とゲームくらいしか楽しみがなかった。そして、そんな自分を特別だと思い込むために、ヤバい本を探していた。 高校生の頃、「鬼畜系」と呼ばれる本が流行っていたのでよく読んでいた。鬼畜系というのは1995年に発行された『危ない1号』という雑誌から始まったムーブメントで、死体、犯罪、ドラッグなど、世の中で眉をひそめられるような悪趣味なものについて扱っていた。『危ない1号』の編集長であった青山正明や、ライターであった村崎百郎といった人たちが鬼畜系の中心人物だった。 今思い返すと、そんなものを読んでいたのは黒歴史だな、と思う。当時の僕は、そんなアウトローな世界には全く縁がなく、進学校におとな

                    [個人史]人には闇の部分があるということ|pha
                  • 42歳、人生が突然淡々としはじめた。これが中年というものか - 自分を好きになろう

                    筆者は現在44歳です。 42歳の時に、表題の通りですが、突然「人生が淡々とし始めた」感じがしました。 これまでは、カラフルな起伏にとんだ世界にいました。 この世界には面白いものがたくさんあって、まだ自分には未体験のものがたくさんあって。体験してみたいな。知ってみたいな。 自分を生かす仕事をしたいな。そして人の役にも立ってみたいな。 いろんな人に出会いたいし、まだまだ恋もしたい。何でも話し合えるパートナーが欲しい。 そんな気持ちが42歳のある日、突然消滅したような感じがしたのです。 世界のことは、もうだいたい分かった気がしました。 いや、わかってないことや未知のこともたくさんあるのは知っていますが、そのことも含めて、「知らないまま、未知なままでも問題ない」と、「わかって」しまった感じがしました。 仕事も恋も、淡い期待よりはるかに上回る「新しいことは疲れるなぁ。一人でいるのが楽でいいや」。 カ

                      42歳、人生が突然淡々としはじめた。これが中年というものか - 自分を好きになろう
                    • phaさんの“ゆっくり効く読書”のすすめ。「すぐには役に立たない本が、だめな自分を肯定してくれた」 - りっすん by イーアイデム

                      社会人として働くなか、悩みを解消する糸口を探したり、スキルアップを目指したりするためにハウツー本やビジネス書、自己啓発書などを手に取る方は少なくないのではないでしょうか。ただ、それらは自分が変化していくための指針を与えてくれることもありますが、常にそこでなされる提案を受け入れようとがんばると、ときに疲れてしまうことも。 読書家として知られるブロガーのphaさんは、読書を「すぐに効く読書」と「ゆっくり効く読書」の2種類に分類してるのだそう。前者が読者に行動を訴えかけることによって悩みや課題を解消しようとするのに対し、後者は現状を肯定し、読者の人生にじわじわと影響を与えるといいます。 ゆっくり効く読書により、人生の土台を形作ってきたというphaさん。自分を変えるのではなく肯定してくれる読書のあり方について伺いました。 「読書」が社会でうまくいかない自分を守ってくれた phaさんは著書『人生の土

                        phaさんの“ゆっくり効く読書”のすすめ。「すぐには役に立たない本が、だめな自分を肯定してくれた」 - りっすん by イーアイデム
                      • 「俺はもうだめだ」という気分 - phaの日記

                        昔に比べて文章が下手になってしまった、と思う。 以前はもっと、スッと意味の通るわかりやすい文章が一発で書けていた。それが今では、なんだかもたもたした、わかりにくい文章しか出てこなくなっている。 何度も見直して書き直せば、わかりやすい文章を作ることはできるのだけど、昔に比べて余計な手間がかかるようになった。 これは四十代になって、加齢の影響が出てきたということだろうか。多分そうなんだろう。 僕は二十代の頃から「全てがだるい」と言っていたけれど、今思うとその頃は今より全然元気だった。 あの頃は毎日のように面白いアイデアを思いついていたし、たくさんの人と会って話したりする元気もあったし、本を読んで感動をすることも多かった。 今は、体力は落ちたし肩こりもひどくなった。頭の回転も悪くなったし、感受性も鈍ってきた。自分の中にあった良いものはすっかり失われてしまったし、今後もさらに衰えていく一方なのだろ

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                        • 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠

                          pha.hateblo.jp phaさんのエッセイは、焼きたての手作り菓子のようで、そのようなエッセイにツッコミや言及を入れるのは野暮であり、無粋でもあるのだけど、寒くてどこにも出かけたくない気分だったので、これを書くことにした。 まずphaさんへの私信のようなものとして。 「過ぎ去った若さについて書くとしても、50代になってから書くと、もう完全に枯れきった感じの遠い目線になってしまうと思うんですよ。でも、40代初めの今ならまだみずみずしい喪失感を書けるんじゃないでしょうか」 確かに、それはそうかもしれない。それは今しか書けないことな気がする。 40代くらいで、僕と同じような虚無を抱いている人は他にもいるだろう。そういう人たちに向けた文章になるのだろうか。中年には中年にしか書けないことがあるのかもしれない。そういう方向性でちょっとやってみようか。 https://pha.hateblo.j

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                          • どうせ俺らは早く死ぬ - phaの日記

                            このあいだ編集者の人と原稿の打ち合わせをしていたのだけど、いいアイデアが全く出てこなかった。 若い頃は人生の中で面白いことやワクワクすることがたくさんあったから、感じたことをそのまま書いていけばよかった。だけど、40代に入ったくらいから、心が動くことがあまりなくなってしまった。そうすると何を書けばいいかわからなくなった。若さの終わりを感じる。もう、自分に書けることはなくなってしまったんじゃないだろうか。 そんなことを思ったままに話すと、編集のTさんは「では、そういう気持ちをそのまま書くのはどうでしょうか」と言った。 「過ぎ去った若さについて書くとしても、50代になってから書くと、もう完全に枯れきった感じの遠い目線になってしまうと思うんですよ。でも、40代初めの今ならまだみずみずしい喪失感を書けるんじゃないでしょうか」 確かに、それはそうかもしれない。それは今しか書けないことな気がする。 4

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                            • 面白かった本2021 - phaの日記

                              毎年書いている、今年読んで面白かった本のまとめです。 今年はブックガイド本『人生の土台となる読書』を出したので、その関連の読書が多かったかも。マンガは『このマンガがすごい!2022』でも審査員として選んでいるので、そちらもよかったら見てみてください。 では行きます。 をのひなお『明日、私は誰かのカノジョ』 星来『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』 増村十七『バクちゃん』 ネルノダイスキ『いえめぐり』 上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』 荻原魚雷『中年の本棚』 TVOD『ポスト・サブカル焼け跡派』 植本一子『ある日突然、目が覚めて』 最果タヒ『パパララレレルル』 三田三郎『鬼と踊る』 佐藤文香『菊は雪』 松村圭一郎他『働くことの人類学【活字版】』 ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』 江永泉、木澤佐登志、 ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』 劉慈欣『三体』三部作

                                面白かった本2021 - phaの日記
                              • 自己啓発本を「読むべき人」「読まなくていい人」決定的な差

                                ダイヤモンド社書籍編集局が、話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや、本のメッセージなどを深掘りして紹介する。 だから、この本。 ダイヤモンド社の話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや執筆動機、読んでほしい理由を深掘りするインタビュー連載。著者・訳者・デザイナー・編集者など、本に関わるさまざまな人たちの「だから、この本を書きました」「作りました」をお届けします。連載の詳細・記事一覧はこちら。 バックナンバー一覧 「元・日本一有名なニート」としてテレビやネットで話題となった、pha(ファ)氏。「一般的な生き方のレールから外れて、独自のやり方で生きてこれたのは、本を読むのが好きだったからだ」と語り、約100冊の独特な読書体験をまとめた著書『人生の土台となる読書』を上梓しました。 今回は、本書の発売を記念し、読書の作法について特別インタビューを実施。SNS上で度々議論となる自己啓発本の

                                  自己啓発本を「読むべき人」「読まなくていい人」決定的な差
                                • 家と旭川がサウナでつながった。ただととのって、ただメシを食うだけの一人旅|pha - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い

                                  突然変なことを言うようだけど、一人旅の時代が来ているのではないかと思う。 こんにちは、phaです旅行というのはみんなで楽しむもので、一人旅なんていうのは一匹狼を気取った変人がやること、と昔は思われていたらしい。 しかし徐々にそんな風潮も薄れ、ふらっと気軽に一人旅をする人がここ最近は増えてきているように思う。さらに、このコロナ禍のもとではリモートワークやワーケーションがトレンドになりつつある。 まさに一人旅にうってつけのタイミングだ。 そんなわけで10月のある日、行ったことのない土地に一人で行ってみよう、と思い立って、北海道の旭川に降り立った。 東京・羽田空港から旭川空港までは約1時間45分今回、一人旅の参考にしようと思っているのが、人気ドラマである『孤独のグルメ』と『サ道』だ。2つとも、旭川でロケをしている回があるのだ 酒は飲めないけれど、一人でメシ屋に入り好きな料理を頼みまくる井之頭五郎

                                    家と旭川がサウナでつながった。ただととのって、ただメシを食うだけの一人旅|pha - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い
                                  • 『人生の土台となる読書』が発売になりました - phaの日記

                                    一年ぶりの新刊、『人生の土台となる読書』が発売になりました。 人生の土台となる読書――ダメな人間でも、なんとか生き延びるための「本の効用」ベスト30 作者:phaダイヤモンド社Amazon 内容は、僕が今まで独自のやり方でふらふらと生きてこれたのは、こんな本がバックボーンにあったからだ、というのを集めたブックガイドです。 僕の本では大体いつもたくさんの本を紹介しているんですが、今回の本で大体全部ネタ元を出してしまった感じがありますね。 僕の場合、やっぱり読書というのが自分の人生のベースになっているんですよね。 社会の中でうまくやっていけないとき、本だけが自分のことを理解してくれる、と感じたことがたくさんありました。本のおかげで、自分を曲げずに、自分なりのやり方で生きていくことを今まで続けてこれた、と思っています。 この本の中で紹介している著者やジャンルは以下のような感じです。 中島らも、橋

                                      『人生の土台となる読書』が発売になりました - phaの日記
                                    • みんなと同じようにがんばらなきゃ、なんてない。|pha

                                      元「日本一有名なニート」として知られる、ブロガー・作家のphaさん。エンジニアやクリエイターたちを集めたシェアハウス「ギークハウスプロジェクト」を立ち上げたり、エッセイから実用書、小説まで多岐にわたるジャンルの本を発表したりと、アクティブでありながらも自由で肩の力が抜けた生き方に、憧れる人も多いはずだ。今回、そんなphaさんに聞いたのは、「がんばる」こととの距離。職場や社会から「がんばる」ことを要求され、ついついそれに過剰に応えようと無理をしてしまう人が多い現代において、phaさんは「がんばりすぎたことがあまりない」と語る。「がんばらない」ことの極意を、phaさんに伺った。 自分にとって苦手意識を持っていたり、キャパシティを超えていたりすることでも、「周囲の人と同じようにやれないと」と焦ってしまった経験はないだろうか。 がんばろう、と奮起する瞬間も必要かもしれないが、無理を続けると、自分自

                                        みんなと同じようにがんばらなきゃ、なんてない。|pha
                                      • [ブロガー] pha | 創立125周年に寄せて | 京都大学 創立125周年記念事業特設サイト

                                        みんなが好き放題やっても 破綻しない稀有な空間。 その影響を受けまくった 生き方を今も続けている。 ブロガー pha 京都大学総合人間学部 2003年卒業 もし京大に入らなかったら、今頃もっと普通に会社員にでもなっていたのではないかと思う。モラトリアムしたいという気持ちだけで入った京大のキャンパスは、常識にとらわれず好きなことをひたすら追求するというカオスで自由な雰囲気で溢れていた。みんなが好き放題にやっているのに破綻せず、その空間が維持されていたところが稀有だったと思う。未だに同じような空間を社会の中で他に見つけられずにいる。 そんなよくわからん空間に影響を受けまくって、僕は今でも何をやっているかよくわからん生き方を続けている。よくわからん自由な空間が今後も保たれていってほしい。 2021.08.19 THU

                                          [ブロガー] pha | 創立125周年に寄せて | 京都大学 創立125周年記念事業特設サイト
                                        • たとえ結婚しても、死ぬ瞬間はひとりで味わいたい。能町みね子さん・phaさんと考える「老後」の話|tayorini by LIFULL介護

                                          たとえ結婚しても、死ぬ瞬間はひとりで味わいたい。能町みね子さん・phaさんと考える「老後」の話 #老いの準備#夫婦#楽に生きる 公開日 | 2021/08/17 更新日 | 2022/03/14 これまでは恋愛結婚を経て、家族で支え合いながら老後を過ごすという形が理想として語られることも多かったと思います。昨今は「友人同士でシェアハウスをする」「結婚せずに一人で悠々自適に過ごす」など、老後に対してさまざまな選択肢が浮かび上がりつつあり、議論が進むことが待たれます。 ただ、友人同士など親しい人たちの間でも老後のことを話す機会はそう多くなく、漠然と考えるのを避けている人も少なくないのではないでしょうか。 そこで今回は「契約結婚」という形を選び、2018年から夫(仮)のサムソン高橋さんと同居されているエッセイストの能町みね子さんと、2019年にシェアハウスでの暮らしを卒業し、一人暮らしをしている

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                                          • phaさんとモバイルハウスを見に行こう。「動く家」の住人が見せてくれた、「定住」と「移動」の狭間の暮らし|KINTOマガジン

                                            それははたして、家なのか?クルマなのか? 赤井成彰さんが生活の拠点とするのは、1トントラックの荷台に居住スペースをセルフビルドした「モバイルハウス」。クルマなのだから、もちろん移動は可能。そして、“ハウス”なのだから、もちろん居住可能。赤井さんはこのモバイルハウスに乗り込み、「生活まるごと」持ち運びながら日本中を旅し、いま、モバイルハウスで生活する人が集える、「モバイルヴィレッジぼちぼち」の建設に注力しています。 こんな赤井さんの生活に興味を持ったのが、ブロガーであり作家としても活動する、phaさんです。phaさんも住んでる場所に飽きるとすぐに引っ越す、ふらりと知らぬ街に出かけ、ビジネスホテルに泊まりインターネットしているだけ、という旅をするなど、「普段の生活を持ち運ぶ」かのような移動にかけては経験豊富なのです。 今回、phaさんとともに赤井さんのモバイルハウスを訪問し、「定住」と「移動」

                                              phaさんとモバイルハウスを見に行こう。「動く家」の住人が見せてくれた、「定住」と「移動」の狭間の暮らし|KINTOマガジン
                                            • インターネット文学とは - phaの日記

                                              はてな20周年を記念して、はてなインターネット文学賞というのが開催されるそうだ。 インターネット文学と言うからには、それは本屋で本を買えば読めるような文学とは全く違うものであってほしい。 本や雑誌では絶対に読めないようなわけのわからないものが読みたい。書籍化や収益化を狙っていそうなブログなどは論外。世間的な評価や金銭的な見返りを求めて書くのではなく、文脈不明のエネルギーのほとばしりが衝動のままにネット上にぶちまけられたような文字列。あとに残って長く読まれることなんて全く考えず、時間が経てば一体何のことを書いているのかもよくわからなくなってしまう、日々ネットに生まれてはすぐに消えていく無数のあぶくのような営み。僕はネットを見るとき、そんな虚無へと捧げる供物のような文章が読みたいといつも思っている。 そうした文章の一つの極北として、次の記事を紹介したい。 tender-mountain.hat

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                                              • 結局みんなキャッキャウフフしたかっただけなのか - phaの日記

                                                はてな村ぽい話題が久しぶりに上がっていたので僕も何か書いてみることにする。 orangestar.hatenadiary.jp p-shirokuma.hatenadiary.com orangestar.hatenadiary.jp 昔はこういう話題があったらみんなその話題にむらがって何十ものブログが書かれていたのだけど、今はもう数えるほどになってしまった。今ではシロクマ先生が一人で孤軍奮闘してはてな村を守り続けているような印象がある。 僕がはてなブログを書く人が減っているなと感じたのは、毎週集計されているはてなブログランキングに、50ブクマも得ればランクインしてしまうようになったということだ。昔は250ブクマくらいないと入らなかったのに。 今週のはてなブログランキング〔2021年6月第3週〕 - 週刊はてなブログ 今週のはてなブログランキング〔2014年12月第4週〕 - 週刊はてなブ

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                                                • もし書くことがなくなったら、俺らは一体なんなんだ - シロクマの屑籠

                                                  書くことがなくなった - phaの日記 リンク先の文章がアップロードされた時、半目でそっと、逃げるように全文を読んだ。読んではいけないものを読んだ気分になった。 それから丸一日が経ち、寝る前に再び「書くことがなくなった」というタイトルを思い出していたら、おなかが痛くなってきた。心に引っかかっていることがある時の、そういう腹痛だとすぐにわかった。やっぱり他人事ではなかったのだ。他人事ではないから逃げるように読み、ブックマークすることもツイッターで言及することもなかった。が、腹痛をとおしてこれが自分の問題だとハッキリ認識した。たぶん、私と同じぐらいの年齢の、だんだんオンライン上で文章を書かなくなっていった人たちも他人事ではないだろう。 phaさんが言う「書くことがなくなった」の内実はどういうものだろう? あくまでオンラインの、無料の、すべての人に公開された領域に書くことがなくなったのか。それと

                                                    もし書くことがなくなったら、俺らは一体なんなんだ - シロクマの屑籠
                                                  • 書くことがなくなった - phaの日記

                                                    気づいたらインターネットで書くことが特にないな、という状態になっていた。ツイッターとか何をつぶやいたらいいかわからない。 もともとツイッターとかで熱心につぶやいていたのは、ネットにいるたくさんのよく知らない人たちに曖昧にちやほやされたい、という自己顕示欲があったからだったのだろう。 年をとったせいか、知らん人に別にそんなにちやほやされたくないなー、という気分になってきた。興味のある人には直接連絡を取って話せばいいし、人間関係をむやみに広げたいという気持ちもなくなってきた。 昔はネット上で流行ってる話題に乗っかっていっちょかみしたり、仲良くなりたい人にエアリプしたりなんかもしてたけど、もう全くそんなことする気がしない。 そうすると、つぶやくことを何も思いつかなくなってしまった。もともと、つぶやく必要があることなんて特に何もなかったのだろう。 なんかいろいろできあがってしまったんだな。これから

                                                      書くことがなくなった - phaの日記
                                                    • ブックオフがあれば生きていけるような気がした

                                                      京都大学後卒業後、元「日本一有名なニート」という肩書でブロガーや作家として活動。phaさんを中心にインターネット好きを集めたシェアハウス「ギークハウス」がザ・ノンフィクションで特集されるなど、その独特な生き方は人々に新たな気づきを与える。 ブックオフか。昔に比べたら行かなくなったな。一瞬そんなふうに思ってしまったのだけれど、よく考えれば昨日も行ったし、土曜日にも行った。数えてみると週に2回か3回はブックオフに行っている。これは一般的には「行っている」ほうだろう。 これで行く回数が減ったというならば、昔はどれだけ行ってたんだという話になる。20代の頃は週に5日は行っていた。さすがに行き過ぎだったと今では思う。 あの頃は若くて暇で、お金がなくて、体力があった。特にやりたいこともなく、どんなふうに生きていったらいいかもよくわからず、ブックオフくらいしか行く場所が思いつかなくて、一日中マンガを立ち

                                                        ブックオフがあれば生きていけるような気がした
                                                      • 日本一有名なニートだったphaさんが、シェアハウスという青春から卒業して一人暮らしを選んだ理由(文・玉置標本) - SUUMOタウン

                                                        著: 玉置 標本 「日本一有名なニート」という謎の肩書を過去に持ち、長年にわたってギークハウスというシェアハウスを運営していたphaさんが、2年前にとうとう一人暮らしを始めたそうだ。phaさんを知る人にとっては、ちょっとしたニュースである。 そもそもなぜシェアハウスを始めたのか、どうしてニートの道を歩み続けたのか、そして今はどんな暮らしをしているのか。学生時代から遡って、本人からじっくりと話を伺った。 ちなみにphaさんと私の関係は、共通の友人に呼ばれて年に何度か顔を合わせるくらいの薄い関係で、二人きりで会うのは今回が初めてである。 家賃4100円の寮で過ごした京都大学時代phaさんは1978年生まれの42歳(2021年3月現在)。出身地は大阪で、大阪城の側にある高校を卒業後、現役で京都大学の総合人間学部に進学。 最初の一年間は実家のある大阪から京都まで通っていたが、二年目からは伝統的に寮

                                                          日本一有名なニートだったphaさんが、シェアハウスという青春から卒業して一人暮らしを選んだ理由(文・玉置標本) - SUUMOタウン
                                                        • 面白かった本2020 - phaの日記

                                                          毎年まとめているコーナー、もう7年目です。 面白かった本2019 - phaの日記 面白かった本2018 - phaの日記 面白かった本2017 - phaの日記 面白かった本2016 - phaの日記 面白かった本2015 - phaの日記 面白かった本2014 - phaの日記 2020年は少し前の小説とかを多く読んでいて最近のをそんなに読んでなかったかもしれない。大体12冊くらいを紹介しようと思います。それでは行きます。 武田砂鉄/大石トロンボ/山下賢二/小国貴司/Z/佐藤晋/馬場幸治/島田潤一郎/横須賀拓『ブックオフ大学ぶらぶら学部』 大原扁理『いま、台湾で隠居してます』 能町みね子『結婚の奴』 春日武彦『鬱屈精神科医、占いにすがる』 たみふる『付き合ってあげてもいいかな』 長田悠幸・町田一八『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』 絲山秋子『イッツ・オ

                                                            面白かった本2020 - phaの日記
                                                          • phaが語る、自由恋愛の末にたどり着いた“虚無” 「恋愛の本質は刹那的なもの」

                                                            ブロガーで作家のphaが11月15日、自身初となる小説『夜のこと』を出版した。これは「日本一有名なニート」として世に知られる様になった、彼自身の恋愛や性の体験を元に書き上げられた恋愛短編集である。数々のエピソードが連なっていくなかで、この作品がたどり着くのは“虚無”だ。この作品は私小説であるとphaは語る。SNSやマッチングアプリの流行により、近代以来の自由恋愛がある種の極点に差し掛かった今こそ、再び私小説が書かれるべき時代なのかもしれない。今回はこの小説や自身と未来のセックス観などについて、著者のphaに話を聞いた。(小池直也) 僕は「人生は虚無だ」という考え方 ――Twitterを拝見すると、完成までの追い込みが大変だったのかなと感じました。『夜のこと』を出版される今のご心境を教えてください。 pha:疲れきって完成から1週間ほど放心状態でしたよ。最後は頭の中が本のことばかりの1カ月で

                                                              phaが語る、自由恋愛の末にたどり着いた“虚無” 「恋愛の本質は刹那的なもの」
                                                            • セックスをするときにしか来ない駅|夜のこと | 女子SPA!

                                                              「小説を書きたい」とつぶやくあの子に近づきたくて僕はいま“夜のこと”を書いている――。 作家のpha(ファ)が自らの恋愛遍歴をベースに小説を書き始めたのは、“あの子”と文章を見せ合うためだった。 手をつないだだけで気持ちいい女性、部屋のいたるところにカッターナイフが置いてある女性、上下に揺れながら彼氏ができたことを報告してくる女性。これまでに出会った女性たちとの思い出を下敷きに小説を書いては送る。 “あの子”には早々に告白して振られてしまったが、それでも関係性を保とうと書き続けた。ここにその掌編小説の一部を公開する。 ※当連載は、同人誌即売会・文学フリマ東京で発表され話題を呼んだ『夜のこと』(全二巻)に掲載された文章を大幅に加筆修正したもので、一冊にまとめた単行本版『夜のこと』は11月15日発売。 あおむけに横たわった僕の体の上に、すごく苦しそうな顔をしながら体を上下に動かし続けている裸の

                                                                セックスをするときにしか来ない駅|夜のこと | 女子SPA!
                                                              • テレビ出演など - phaの日記

                                                                www.nhk.jp 10月16日(金)の20時から、Eテレの「あしたも晴れ!人生レシピ」という番組の「ゆるい生き方」という特集で、僕が取り上げられます。45分間の番組で、前半が瞑想とかしてる島田啓介さんという人で、後半分が僕です。 どんな番組になっているのかわかりませんが、毎日ゆるく猫と遊んだり散歩してるところが出ているのだと思います。今回は24時間ずっとカメラを部屋に設置したりして、かなり生活に密着されました。 最近力を入れているバンド活動についても撮ってもらいました。以下はバンド撮影の様子です。 www.youtube.com 見てね。 あと、ちきりんさん( id:Chikirin )と10年ぶりに対談をしました。 bunshun.jp 10年前の対談はこちら(→5W1Hに忠実な新聞よりも、グチャグチャな「圧縮新聞」の方が面白い理由 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン

                                                                  テレビ出演など - phaの日記
                                                                • 「自分メディア時代は終わる!」 ちきりんが描く、“教祖”抜きで成り立つネット社会とは | 文春オンライン

                                                                  ブログ黎明期から活躍してきたphaさんと、ちきりんさん。2人の10年ぶりの対談が『「自分メディア」はこう作る!』(ちきりん著)文庫化に際して実現! ブログ、ツイッターにユーチューブ――ネットで発信することの未来について語り合いました。 (本記事は文春文庫『「自分メディア」はこう作る!』にて掲載された対談の一部を基に作成されたものです) ◆◆◆ 「10年残るもの」しかブログには書かない ちきりん phaさんと対談するのは10年ぶり? pha そうですね。久しぶりにお会いして思うのは、ちきりんさんはずっとブログを書き続けていてすごいですね。僕は仕事で文章を書くようになってからは、ブログまでは手が回らなくてあまり更新しなくなってしまいました。 ちきりん 私も更新頻度はかなり落ちてます。というか、人気が出始めたころは「よし、今は『ちきりん』を育てよう!」と、かなり意識的にブログを更新してたんです。

                                                                    「自分メディア時代は終わる!」 ちきりんが描く、“教祖”抜きで成り立つネット社会とは | 文春オンライン
                                                                  • バンドを始めたら仲間ができて、毎日が楽しくなった話(寄稿:pha)|みんなでつくる!暮らしのマネーメディア みんなのマネ活

                                                                    そもそもなぜバンドをやりたいと思ったかというと、人生で特にやりたいことがなくてなんだか全てがむなしかったからだ。 なんか人生で大体やりたいことは全部やってしまったような気がして、全く新しい経験や体験というものに出会うことがなくて、一度クリアしたゲームをずっと繰り返して遊んでいるような気持ちになっていた。 もっと心を沸き立たせてくれるような何かはないだろうか。 そう思って、心の中を探してみたら、唯一思いついたのが「ドラムを叩いてみたい」ということだった。 ドラムに対する憧れは若い頃からあったのだけど、両手両足をバラバラに動かすなんてすごく難しそうで、自分には無理な気がしていた。すごく練習すればできるのかもしれないけれど、ギターやベースと違ってドラムは家では練習できないというのがネックだった。特にバンドをやるあてもなかったし。 そんな感じでずっとドラムをやったことのない人生だったのだけど、40

                                                                      バンドを始めたら仲間ができて、毎日が楽しくなった話(寄稿:pha)|みんなでつくる!暮らしのマネーメディア みんなのマネ活
                                                                    • 子宮頸がんの新しいワクチン承認へ | NHKニュース

                                                                      子宮頸がんの原因となるウイルスへの感染を防ぐ新たなワクチンが国の承認を受ける見通しとなりました。公費で行う「定期接種」の対象となるかは、別途、議論が行われます。 厚生労働省の審議会で22日、承認する方向が示されました。 子宮頸がんのウイルスは、さまざまな種類がありますが、すでに国内で販売されている2種類のワクチンに比べて、今回のワクチンは、より多くの種類のウイルスへの感染を防ぐ効果があるとされています。 すでに販売されているワクチンを巡っては、平成25年に公費で接種する「定期接種」の対象となりましたが、直後から体の痛みなどを訴える人が相次ぎ、国が積極的な接種の呼びかけを一時的に中止する異例の事態となったまま、まもなく7年となります。 今回の新たなワクチンは、平成27年に製薬会社が申請を出していて、5年を経て承認されることとなりました。 厚生労働省は、これまでの経緯を踏まえてより慎重な確認を

                                                                        子宮頸がんの新しいワクチン承認へ | NHKニュース
                                                                      • 誰にも読まれなくても文章を書く - phaの日記

                                                                        もう20年くらい、ずっと文章を書いている。最初は趣味で、ウェブ上の日記に思ったことを書いたりしていただけで、読むのは知り合いくらいだったのだけど、いつの間にか顔も知らない人に読まれることが増えて、書くことでお金をもらうようにもなった。 だけど、文章を誰かに褒められたり、文章でお金をもらえたりするとうれしいのはうれしいけれど、それはあくまで二次的なものだという意識がある。 僕が文章を書くのは自分のためだ。自分が何かを考えたいから書くし、自分が何かに納得したいから書く。書かないといつまでも同じところを堂々巡りしてしまうけれど、書くと思考や人生が前に進むような気がする。 生物というものが食べ物を摂取して排泄するように、自分にとって何かを読んで何かを書くことは、生きることと一体化しているような感じがある。 いや、もっと大きい理由は、書くことに圧倒的な快楽があるからだ。どんな快楽よりも文章を書くこと

                                                                          誰にも読まれなくても文章を書く - phaの日記
                                                                        • 何もしないからこそ得られる満足感! 元プロニート直伝・ダラダラ休日の極意 | Lidea(リディア) by LION

                                                                          何もしないからこそ得られる満足感! 元プロニート直伝・ダラダラ休日の極意 作成日 2020.05.07 体験 毎日を豊かに 生活習慣改善 疲労 睡眠 充実させたいがゆえに、あれもこれもしたい!とつい欲張ってしまう休日。しかし実際には、ぼんやり過ごしてしまい、時間を無駄にしてしまったような後悔や焦燥感にかられてしまう人もいるのでは。今回は、ライター・ツマミ具依が 京大卒の元ニートのphaさんに、予定を詰め込まなくても充実する休日の過ごし方を伝授していただきました。これを読めば休日の概念がきっと変わります。 こんにちは、ライターのツマミ具依です。皆さん休日はどう過ごしていますか? 私は、朝早起きてして家事をこなし、昼は気になるイベントやジムに行き、夜は自宅でゆっくりスキンケア…という1日を過ごすはずが、結局今日もできませんでした。起きたら昼過ぎ。またやってしまった…。せっかくの休日なのに後悔が

                                                                            何もしないからこそ得られる満足感! 元プロニート直伝・ダラダラ休日の極意 | Lidea(リディア) by LION
                                                                          • 猫と一体化している - phaの日記

                                                                            tayoriniという介護がテーマのメディアに取材していただきました。 kaigo.homes.co.jp 老後の見通しのこととかを話しています。まああまり何も考えてないんですが。 インタビューの中で、 部屋に一人でいて猫をずっと撫でていると、自分と猫の境界線が分からなくなってきますね。猫が自我の延長で、自分の一部のような気がしてきます。 ということを話していますが、どんな感じかというと、下の写真のような感じです。 一人で部屋にこもって誰とも話さずにずっと猫を撫でつづけていると、だんだん自分が猫を撫でているのか自分が猫に撫でられているのか、境界線がよくわからなくなってきます。どこか遠くへ行きたい。 どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫) 作者:pha発売日: 2020/02/06メディア: 文庫

                                                                              猫と一体化している - phaの日記
                                                                            • "京大卒元ニート"phaさんに聞く老後の話ーー見通しはないけど不安はない。|tayorini by LIFULL介護

                                                                              "京大卒元ニート"phaさんに聞く老後の話ーー見通しはないけど不安はない。 #老いの準備#楽に生きる 公開日 | 2020/04/20 更新日 | 2021/04/27 「京大卒の元ニート」こと、ブロガーのphaさん。2019年、40歳を機に、2008年から運営してきたシェアハウスを離れて一人暮らしを始めました。その背景には、年齢を重ねる中で生じてきた精神的なギャップがあったといいます。 そんなphaさんに自身の老いや老後について聞くと、これといった見通しはないものの特に不安はないとの答えが。 「なんとかなる」。取材中、何度もそう口にしたphaさん。老後に対して必要以上に“深刻ぶらない”、その軽やかな生き方、考え方についてお聞きしました。 今回のtayoriniなる人 pha 1978年大阪府生まれ。京都大学総合人間学部を卒業後、国立大学の職員に。数年後に退職してからは「ニート」を自称。2

                                                                                "京大卒元ニート"phaさんに聞く老後の話ーー見通しはないけど不安はない。|tayorini by LIFULL介護
                                                                              • 恋愛や家族以外のパターンがあってもいいのかも…【ジェーン・スー×pha】|ウートピ

                                                                                コラムニストのジェーン・スーさん(46)が会いたい人と会って対談する企画。ゲストは、京大卒の元ニートで文筆家のpha(41)さんです。全3回。毎週木曜更新。 やっぱり一人が好きと気付いた スー:シェアハウスって、社交的な人に向いてるんだと思ってました。 pha:意外とそうでもなくて、台所や風呂は共同だけど、部屋は分かれてるからそんなに四六時中会うわけではないんですよね。同居人と話すのも一日20分くらいだったかもしれない。 スー:友達が友達呼んだりして、知らない人がいることもあるわけですよね。 pha:人と話したい気分のときはリビングに行って話したりするけど、会いたくない場合は自分の部屋に引きこもってました。結局、人と深く付き合いたくないけどなんとなく寂しさを満たしたいからシェアハウスをやってたようなところがあって、それがあまりよくなかったかもしれない。 スー:よくなかった? pha:人と深

                                                                                  恋愛や家族以外のパターンがあってもいいのかも…【ジェーン・スー×pha】|ウートピ
                                                                                • “いい波”が来たときにパーンと乗れない居心地の悪さ【ジェーン・スー×pha】|ウートピ

                                                                                  コラムニストのジェーン・スーさん(46)が会いたい人と会って対談する企画。ゲストは、京大卒の元ニートで文筆家のpha(41)さんです。全3回。毎週木曜更新。 オタクじゃないことがコンプレックス スー:今は一人暮らしなんですよね。 pha:そうなんです。29歳の時からずっとシェアハウスをやってきたんですけど、11年もやっているとさすがに少し飽きた気がして、40歳になったのを機に思い切ってやめてみました。 今はひさびさの一人暮らしがとても楽しい、という感じですね。完全に一人ではなく、猫を2匹飼っていますが。 シェアハウスをやめたら、なんか時間が増えた感じがありますね。前までは同居人と会話したりとか、誰かが散らかしたものを片付けたりとか、そういうのに時間を使っていたけれど、今は完全に自分のためだけに時間を使う感じですね。一人でいるとひたすらゲームをしてるだけだったりするんですが。 スー:どっちが

                                                                                    “いい波”が来たときにパーンと乗れない居心地の悪さ【ジェーン・スー×pha】|ウートピ