USBメモリに保存していた情報は、QST病院の患者3206人の氏名や病名、治療情報などの臨床情報。そのうち、生年月日が含まれていたのが188人、居住する市区が含まれていたのが509人としている。QST病院以外の患者最大105人分の氏名や臨床情報も含まれていたという。 紛失が発覚したのは9月30日。QST病院の医師が死亡報告書を作成するため、院内の端末にUSBメモリを接続した。資料作成後、外来診療のためUSBメモリを接続したまま離席。医師が戻ったときには、端末に接続していたUSBメモリがなくなっていたという。USBメモリと保存ファイルには暗号化などは施していなかった。 医師は10月6日までUSBメモリを探したが、見つからなかったことから院内の情報セキュリティ管理者に報告。USBメモリには死亡報告書以外の情報が含まれていると分かったため、院内で詳細な調査を行った後、14日に千葉北警察署に被害届