タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (9)

  • 2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。ついにこの企画も10年め。考えてみればわれわれは10年もの長きに渡って、その年どの映画おもしろいのかを問いつづけ、集計しつづけたわけです。それはさておき、年の瀬ですがお元気ですか。今年もたのしい映画がたくさんあったとおもいます。映画に順位をつけることの理不尽さをかみしめつつ、あえてランキングという非情な行為を行っていきたいとおもいます。毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果の発表です。さすがに投票で上位に挙げられる人気作品となると、クオリティの高い映画ばかりですので、たのしい年末年始のDVD鑑賞の参考にしていただきたいとおもいます。このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURLもしくはTwitterアカウント 2013年に劇場公開さ

    2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
    repon
    repon 2013/12/21
  • 沈殿する言葉 - 空中キャンプ

    長い小説を読み終えて、をぱたんと閉じる瞬間というのは、実に気持ちのいいものである。これほど、達成感という言葉がしっくりくるものもない。それがおもしろいであれば「ああ、読んでよかった」とうれしくなるし、今ひとつ自分の趣味にあわなかったとしても、ふくらはぎを痛めながらもかろうじて完走したマラソンランナーのように「それでも最後まで読み通した」と自分を誇ることができる。 ここでむずかしいのは、世間的には名作と称される古典の長編小説に手をだし、じっさいに読んでみるとまったくわけがわからず、心が折れかかっているようなときである。がんばって読み通すか、おもいきってあきらめるか、という選択をせまられることになる。名作というからには、きっとそれなりの意味あいがある小説なのだろうけれど、なにがおもしろいのかさっぱり、というような場合、しだいにのタイトルを見ただけで悲しくなってくる、といった事態にもなりか

    repon
    repon 2008/11/23
    難解な哲学書も同じことが言えると思う。それは、「理解する」というより、「経験する」のだろう。言葉の一つ一つが、体にしみこんでいき、リズムを感じ取れる、そういう風に体が変化して初めて理解できる。
  • Don’t Trust Under Forty - 空中キャンプ

    肉体は放っておいても歳を取っていくが、精神はそうはいかないものである。わたしももうすぐ三十七歳。三十代になってから、ブラッド・ピットがチベットですごしたのと同じ時間が経つ。三十代も後半にさしかかり、あとちょっとで四十歳というところまできている。あとちょっとで四十歳。ぐわあっ。 歳を取るのはべつにいい。もともと、さほど若さに価値観を置いていたわけではなかったからね。わたしは、精神もひとりでに歳を取ってくれるものだとばかり考えていたから、いまだに精神がきちんと成熟してくれないことに動揺しているのである。外見ばかりが歳を取り、内面がいつまでも子どもというのではみっともない。いまだにいちごポッキーやプリンが大好きなのである。精神はかってに歳を取ってくれない。おそらく人は、どこかのポイントで、意識的に成熟を選び取っていかないとまずいことになる。 なんでこういうことを考えていたのかというと、フィッツジ

    repon
    repon 2008/11/22
    「肉体は放っておいても歳を取っていくが、精神はそうはいかないものである。」「精神はかってに歳を取ってくれない。おそらく人は、どこかのポイントで、意識的に成熟を選び取っていかないとまずいことになる。」
  • ひどいことになります - 空中キャンプ

    中学のころ、授業や掃除が終わってから、明日の予定や注意事項などを報告する時間が設けられていた。おそらく15分くらいである。名称はおもいだせないが、「帰りの会」と呼んでいたような気がする。ださいネーミングである。帰りの会。あれは正式名称だったのだろうか。 帰りの会では、なぜか出席番号順に発表をさせられた。たとえば、「野球部が県大会に進みました」とか、「花壇にひまわりが咲きました」などの話題をそれぞれが準備しておき、一日ひとりずつ教壇に立って発表するのである。進路のことや時事問題などでもいいし、とにかくなにかしらトピックを考え、それをみんなの前で話さなければいけない。 もちろん、こんなことを進んでやりたがる者は誰もいないし、みんな自分の番になると、できるだけあたりさわりのない話題を選んで1分くらいの発表をしてから、「これで終わりです」と宣言、そそくさと席に戻るといった感じできわめていいかげんに

    repon
    repon 2008/05/16
    安藤君スゲー!!!突き抜けていますね。こういう人、でもクラスに必ず一人いたなぁ。
  • 「問題は、躁なんです」/春日武彦 - 空中キャンプ

    春日武彦新刊(光文社新書)。うつ病とくらべて、注目されることのほとんどない「躁(そう)病」。わたしも躁病のことはあまり知らなかった。おもしろ人間の観察がライフワークとなっている春日が、怖いもの見たさと好奇心まるだしで書いた一冊。春日の解説を通して、躁病の実際を知ることができた。医学的な解説というよりは(春日は精神科医である)、躁病を通して人生のもの悲しさをふと感じさせる、味わいぶかいエッセイのような趣もあり、春日ファンのわたしはたいへん満足でした*1。 春日によれば、うつ病が「心のかぜ」なら、躁病は「心の脱臼」だという。あり得ないぐあいに関節が曲がり、糸の切れた操り人形のような途方もない動きを示す脱臼のような症状。心の箍(たが)が外れ、秘められていたあらゆる欲望が全開となり、自己抑制がゼロになり、見る者に異様な印象を与える。うわっ、なんだこの人は。このに書かれた躁病の症例をひとつひとつ読

    repon
    repon 2008/05/15
    躁病について
  • 新生活の前にこれだけはできるようになっておきたい - 空中キャンプ

    もうすぐ進学、就職といった新生活をスタートさせる方がたくさんいらっしゃるとおもいますが、そういった場合に必要な心がまえをわたしがお伝えしたいとおもいます。社会とはきわめてきびしい場所です。あたらしい環境で生活するわけですから、できるだけ気持ちをひきしめてのぞんだ方がいいわけです。四月から、学生、もしくは社会人としてちゃんとやっていけるよう、わたしの意見に耳を傾けていただきたい。 ちゃんとおふろに入ってほしい。学生さんも社会人さんも、毎日おふろに入ってください。からだに石けんをつけてごしごしと洗ってほしいです。それができないとひどいことになります。へんなにおいがしてくるためです。いつも周囲にへんなにおいをまき散らしながら生きていく。こんなことがあってはいけないとわたしはおもう。というのも、わたしの職場にはひとり「すごくくさい人」がいる。こういう人がこまるのは、面と向かって指摘することがたいへ

    新生活の前にこれだけはできるようになっておきたい - 空中キャンプ
    repon
    repon 2008/03/20
    毎日お風呂にはいるのは大事、マジで。学生時代引きずっていると、風呂に入らない人いるからなぁ。石鹸は刺激が強いのでボディシャンプーがお勧め。たまには湯船にもつかろう。疲れがとれます。普段は朝風呂だけど
  • かしゆかより志ん生の方がかわいいよ - 空中キャンプ

    かしゆかってどんな子なのだろう。わたしはかしゆかに興味があったが、問題はかしゆかのことをあまりよく理解していないという点である。どの子がかしゆかなのか。Perfumeには、「髪のみじかい子」「ストレートのロング」「いつもかっぽう着の子」の三人がいることをわたしは知っていたが、かしゆかがいったいどの子かはよくわからない。あの、つねにかっぽう着、もしくはマタニティードレスふうの服を着ている子なのだろうか。 かんたんな調査の後、かしゆかは「ストレートのロング」であることがわかった。決め打ちでかしゆかファンになったわたし。かしゆかがどの子かも知らないまま…。しかし、誰かを好きになるというのは、えてしてそういうものだ。われわれは、相手の人間性など知らないまま、誰かに恋愛感情を抱き、事後的に相手について学習してから、過去の行為や感情をあらためて意味づけし直すことができる。過去は可塑的であり、観察者によ

    かしゆかより志ん生の方がかわいいよ - 空中キャンプ
    repon
    repon 2008/03/06
    表の完成度に嫉妬。なんというカオス。
  • 「のはなし」/伊集院光 - 空中キャンプ

    伊集院光のエッセイ80をまとめた新刊。いやー、これはおもしろい。声だして笑ったなー。職のモノ書きでも、ここまで笑える文章を書ける人はなかなかいないのではないだろうか。太田光もラジオで絶賛していましたが、たしかにこれはいい。渋谷パルコではさっそく平積みで売っていて、わたしはパルコでこのを買ったけど、あのおしゃれな空間は伊集院というキャラクターにまったくそぐわなくて実によかった。気がつくと、なんだかあっという間に読了してしまった。 このエッセイは、携帯電話会社がメールマガジンとして配信していた素材をまとめている。「週三回の配信、一度につき400字以上」というのが、連載の条件だったという。考えてみると、これはかなりしんどい。伊集院は、この連載を750回ほど続け、その中の80をよりすぐって一冊のにした。すごいよね、週三回のペースで750回続けるというのは(月に13回と仮定して、58ヶ月=

    repon
    repon 2007/11/01
    伊集院の本
  • 2007-10-03 - 空中キャンプ

    アガンベンの新著が日語訳で出ました。なにしろタイトルがかっこいい。「例外状態」である。これにはぐっときてしまった。書店でを手にとったとき、軽く立ちくらみがしてしまいました。そんなタイトルの小説があったら読んでみたいもの。わたしも次に生まれ変わったら、ものすごくかしこい学者になって、「例外状態」みたいなかっこいい書名のを出版したいものである。さてこれは、彼の主著といっていいであろう、〈ホモ・サケル〉三部作の最後をしめくくるものです。わたしは彼の「ホモ・サケル」がすごくすきで、未だに読み返しては興奮しています。だからこのもとても刺激的に読めました。以下、たくさんの誤認やまちがいがあるとおもいますが感想です。 「ホモ・サケル」でわたしがすきなエピソードに、狼男のルーツについて書かれた章がある(締め出しと狼)。ここ、おもしろいんですよ。狼男とは古代ゲルマンにその起源がある。曰く、古代ゲルマ

    2007-10-03 - 空中キャンプ
    repon
    repon 2007/10/23
    アガンベン「例外状態」
  • 1