【ニューヨーク=松尾理也】アフリカ東部ソマリア沖で米貨物船「マースク・アラバマ」を乗っ取り、米海軍に拘束された海賊の1人が21日、ニューヨークに移送された上、海賊行為や船舶乗っ取りなど5つの罪で訴追された。ソマリア沖での海賊被害が急増する一方、逮捕した海賊に対する各国の対応は分かれており、中には現場で釈放するケースも出ている。自国での裁判を選んだ米国の決断が、海賊問題での国際的な司法制度の整備につながるか、注目されている。 訴追されたのは、ソマリア人のアブドゥワリ・ムーセイ被告。今月8日にソマリア沖で貨物船を乗っ取った主犯格とされる。米海軍が人質になっていた船長を救出した際、共犯の海賊3人は射殺されたものの、同被告だけは拘束され、ニューヨークに移送された。 ■分かれる対応 弁護側はこの日、ソマリア在住の家族の証言などをもとに、ムーセイ被告は未成年だと主張したが、裁判所はこれを退け、今後成人
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