とりあえず努力目標として、難しい話題と知っているなら、はっきり責任を持っていえることだけを発言しよう。 たとえば、邪馬台国がどこにあるのか、歴史学でも諸説ある。有力な説として九州説と畿内説の二つに大別され、近年は後者の説得力が高まっている。しかし諸説あるからといって、邪馬台国がエジプトにあったという珍説までが妥当な学説となるわけではない。 http://homepage3.nifty.com/boumurou/tondemo/kimura/kim_yama.html 南京事件の諸説紛糾も同じように考えることができる*1。犠牲の大きさには諸説あり、漠然と多すぎるという感覚で受け止められている犠牲者30万人という中国側主張も、歴史学で間違いと見なされているわけではない。たしかに日本の歴史学者は採用していないが、不採用であることと否定することは同一ではない。過去には、少数説をとなえている学者です