「日本人は働きすぎ」 AI失業時代、ベーシックインカムで解決を 井上智洋さんに聞く:これからのAIの話をしよう(1/3 ページ) AI(人工知能)が進化を続ければ、私たちが今取り組んでいる仕事の多くは無くなる可能性が高い。AIの進化を止めるよりも、仕事がほとんど無い世界に備えてベーシックインカム(BI)を構築するべきだ――2017年以降、こうした主張を聞く機会が増えています。 BIは、政府が全ての国民に対して、最低限の生活を送るために必要な額の現金を定期的に支給する政策のこと。BIを真正面から捉えた書籍も多く刊行されており、例えば「隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」(ルトガー・ブレグマン)、「AIとBIはいかに人間を変えるのか」(波頭亮)、「誤解だらけの人工知能」(田中潤、松本健太郎)などが挙げられます。 10年前ごろから、実業家の堀江貴文さんやプログラマー