ボーッと見えることは見えるんでね、 このくらい大きく描いて、それを縮小して、 渡してるんです。 今日の仕事も、石ノ森章太郎と手塚治虫の 追悼のために、両方の絵を描く、 という依頼だったんですけど、 デカく描いて、縮小させました。 ぼくは理事長とか、いろんな選考委員、 全部降りたんですよ。 そしてもう引退するって言ったときに、 東日本大震災が起きた。 その時に引退なんて甘いことは言ってられない。 あの人たちに比べれば、 自分のほうがよほどまだ元気だからっていうことで、 引退は撤回したんです。 撤回して、向こうへ、うちの声優たちを慰問にやったり、 向こうでコンサートをやったり、現物を寄付したり、 いろいろしてたんです。 だから、まだ、引退はしてないんですけどね、 現実はもうダメなの。
人を表現するのに、 天才だの達人だの鬼だの名人だのという 冠になるような言葉があるのだけれど、 米原万里さんのような人は、 どう言われるのだろうか。 高等数学の記号を扱うような 細密さで言葉をあつかい、 しかも笑顔のような見えない言葉も見逃さない。 米原さんの本を読んでいたら、 すごい人だなぁということはわかるのだけれど、 じかにお会いして、正直言って、ぼくは圧倒された。 こういう人に会うのは、初めてのことだった。 米原さんの冠が、 天才なのか達人なのかわからないけれど、 数十年後にも確実に残っている人なんだろうなぁ ということは、つくづく思った。 そんなぼくのショックが、 伝わってくれたら、おもしろいんだけど。 ────糸井重里
2010-04-29-THU ツアー質問箱 2009年 青春質問箱の巻 2008年春編 2009年ゴールデンウイーク編 2007年冬休み編 ライブで質問選びます。 2006年夏休み編 2009年冬休み編 2006年ゴールデンウイーク編 2008年夏編(UNDER AGE 15) 『谷川俊太郎質問箱』の本
There are those things that you can continue doing, and those that you end up quitting. For example, I think everyone has tried to become fluent in English, at least once in their life.
その『信頼の構造』という本は その次の『安心社会から信頼社会へ』ともども、 「ほぼ日」というちっちゃな船に乗り込んで 大海へ漕ぎだそうとしていたときに 読んだんですけど‥‥もうびっくりしまして。
Lesson404 忘れるチカラ――関係を修復する2 ずっと仲のよかった2人が、 あるきっかけからギクシャクしてしまう。 ギクシャクした関係を修復しようとして、 話し合ってみても、 仲直りのイベントをくわだててみても、 いっこうにうまくいかないとき、 意外にも力になってくれるのが、 「忘れるチカラ」ではないだろうか? 反響の多かった先週にひきつづき、 友人・恋人などの「関係を修復する」方法を考えてみたい。 「忘れるチカラ」というと、 私がたびたび引用させてもらっている、 小説のこんな一説がある。 ホスピスのバイトをはじめて何か月かしてから、 私は誰かに「死なないでほしい」と 強く願ったり祈ったりすることを失った。 死なないで、と祈ることは 時間を区切ることに他ならなかった。 しかし私の仕事は 死にゆく人に時間を忘れさせることだった。 祈りで全身を固くした私がうろつくことは、 その人たちに大
受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した? その後は、ナイスなテキストを書いていますか? 考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。 ありがたいことに、小論文というものを 考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた カジュアルで優しい先生がいるんです。 さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。
たくさんの 名人といわれる人に会いますが、心底では、 ぼくはその仕事をしていないから 技の難しさや実感はなかなかつかめないです。 もし、やっていても 話してくれる言葉からは 仕事や技は教われるものではないなぁ、 と思いますね。 ほとんどの弟子がいるところが そうですが、静かなものです。 それで、 弟子たちがみんな一生懸命です。 黙々とやってます。 親方は教える人じゃないけど、 教わる場を作ってくれている。 弟子は、教わるんじゃなくて 学ぶチャンスを与えてもらっている。 材料も給料ももらってね。 中にはなんにも教えてくれないと 不満を言う人もいますが、 それは心構えが違うんですね。 木の瘤のような人の弟子は 木の瘤になろうと黙ってやってます。 見てると下手な子も要領の悪い子も、 見るからに不器用な子もいます。 叱られ上手も、叱られ下手も……。 そういうことがあるところは ゆっくりですが、みん
飯島奈美さんの「LIFE」とは 飯島奈美さんが「ほぼ日」に登場したのは 2007年8月のコンテンツ 「かもめとめがねのおいしいごはん」でのことでした。 https://www.1101.com/megane-movie/ 映画『かもめ食堂』『めがね』のフードスタイリストとして 劇中の「おいしそうなごはん」をつくる飯島さんって、 いったいどんな人なんだろう? ということを 写真とキャプションで紹介したこのコンテンツは、 掲載するやいなや、たくさんの反響をいただき (当時はメールがいっぱい!) それを見た糸井重里が、こんなアイデアを出しました。 「飯島奈美さんといっしょに、 みんながほんとうにおいしい、と思う味をあつめた、 家庭料理のレシピの単行本をつくろうよ。 タイトルは『LIFE』にしよう!」 そこから、書籍化を前提に、 2008年4月に「ほぼ日」の連載がスタート。 https://www
そうですね。 糸井さんと梅田さんが 会ったことがないというので、 一度会っておいたほうがいいんじゃないですかと。 まぁ、それだけのことなんですよね。
一種の珍品というか、 日本の知識人の中でも 変わった人だなぁというか。 僕なんかは、こういう人は、はじめて会ったな、 という気がしています。 この人をわかる人っていうのは、 そんなにいないんじゃないかな。 ぼくはつまり 『チベットのモーツアルト』 というのを、前にも読んだんですけど、 また、わりあい本気になって読みました。 『アースダイバー』も、読んでいます。 それでわかるのは、中沢さんは、 仏教で言うなら悟りの融通無碍というか…… 一休とか、そういう人に 似ているんじゃないですかね。 「人類の精神の考古学というか、 さかのぼったらどういうことかを、 ちゃんとわかんなきゃしょうがない」 と考えたからこそ、 中沢さんは、チベットでえらい宗教家だと 言われている人のところに弟子入りしたりして やってこられたんだろうな、と思います。 今、ぼくのうしろで 話してくださっているのは、 思想家の吉本隆
うん(笑)、まず「寝ない人」である京極さんは、 ひじょうにムリのきく体質をお持ちで、 それゆえ、寝ないですんできたというか、 むりやり寝てなかった‥‥ことに最近気づいた、と。
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