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ブックマーク / note.com/syakkindama (1)

  • 豊かさについて|借金玉

    僕が初めて「豊かさ」を意識したのは、高校を卒業して大学を辞めて完全に自由になった時だったと思う。故郷のコンビニエンスストアで時給670円で週4、8時間ずつ働いて、給料が85000円くらい。それでも当時僕は躁をこじらせて、睡眠薬と酒を四六時中飲んでいるような有様だったからこれでも労働としては荷重というもので、実際の収入は6万円くらいに落ち着くことが多かった。この金額で生きていくのは無理だな、と当時の僕は考えた。方法は二つあり得た。一つは、もっとたくさん働くこと。もう一つは、生活費を減らすこと。僕が選んだのは後者の選択肢だった。 幸いに、田舎というのは家が安い。一人2万円で3人集まると3LDKの部屋を借りることができた。駅からも遠かったし(地方でいう「駅が遠い」とは徒歩30分以上を指す)、築も古かったけれど、三人の人間が暮らすには十分なスペースだった。そこに、カネのない連中が集った。僕らはみ

    豊かさについて|借金玉
    shantihtown
    shantihtown 2020/05/08
    “「弱い人」の豊かさはきっと、弱さを認めるところからやって来る。それはきっと、とても辛いことだ/認めちまった方が広い部屋で暮らせるし、付き合う人間も選べるようになる。負け戦を挑まない賢さが生まれて来る
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