(市岡 繁男:相場研究家) 相場変調の起点は中央銀行の政策変更 ロシアによるウクライナ侵攻もあり株式相場の行方には慎重な見方が広がっていますが、世界の株価は昨年秋頃から下落基調に転じていました。今回は、あるデータと株価との関連について、グラフを使って考えていきます。あるデータとは、中央銀行が供給する「マネーの量」です。なお本稿は筆者個人の見解です。実際の投資に関しては、ご自身の判断と責任において行われますようお願い申し上げます。 まず昨秋以降の世界の株価を見てみましょう。図1のグラフは、各国の株価指数について、2021年9月以降の高値を100として指数化した動きです(週足ベース)。 ※本記事には4つのグラフが出てきます。配信先のサイトで表示されない場合は以下をご確認ください(https://jbpress.ismedia.jp/articles/gallery/70485) これによると、