お役所らしからぬキャッチーな名称は、運用開始時に職員の提案で決めた。なお、他の自治体の下水道関連部署でも、埼玉県が「アメネットさいたま」、横浜市が「レインアイよこはま」、大阪市が「大阪市都市環境局降雨情報」、神戸市が「レインマップこうべ250」を提供。 東京近辺の会社なら、帰宅時間に雨が降り始めると、社内のパソコンの多くに降雨情報サイト「東京アメッシュ」の画面が表示されているのでは? 東京アメッシュはサイトの構成がシンプルでわかりやすく、レーダー画面も大きいので、いまどこで雨が降っているのかをひと目で確認できる。雨の多い月には月間ページビューが100万を超えるなど、重宝する人は多いだろう。 ところでこの東京アメッシュ、運営しているのはITベンチャーでも気象庁でもない。実は東京都“下水道局”だ。 なぜ下水道局がと思われるかもしれない。だが降雨情報の収集は、下水道局にとって、まさに本業の一部な