sisimiのブックマーク (58)

  • 生ぬるい絶望 - 透明で不可能性

    生ぬるい絶望を持て余している。調子を10段階とすると今日は7ぐらい、そんな日に私はつらつらと絶望について考えている。 文筆家の能町みね子さんのエッセイに「絶望してるけど投票には行く」というのがある。最近、ちゃんと政治のことを見ていこうと思うようになった。幽霊の正体見たり枯れ尾花、私にとって政治は「幽霊」みたいなもので、そこでは何か醜悪なものが育っていて、人々はそれを嘆き憤り、時に擁護する側と批判する側の間で火花が散って、あいつは嫌いだ、信用できない、嘘つきだ、アンチだ、そういう言葉が飛び交っていて…。政治に対する無力感というよりは、繰り広げられる醜悪な振る舞いを見たくないという思いが私の目を政治から背けさせた。だから近頃はリハビリをしている。一次情報に近いもの(例えば国会の様子や記者会見やなんやら)はまだまだ刺激が強い。触れていると辛くなるので、私が信頼できると思うジャーナリストや番組を通

    生ぬるい絶望 - 透明で不可能性
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    sisimi 2021/10/06
  • 勘違い、銃口、荒れた海 - 透明で不可能性

    「あんた勘違いしているよ」 背中に銃口を突き付けられている。硬くて重たい人殺しの気配。肌で感じる。私はビルの屋上、眼下に広がる東京の街。車の流れ。滞りない血液循環。 何言っているかわかんない。あんたは間違っている。言われたことはないけれど、大体自分の言っていること考えていることは間違っていて、不適切で馬鹿馬鹿しく夢のような虚言だってこと。知っている。 私は、私以外の人間全員間違っていると思っているし、正しいのかもしれないとも思っている。間違いなのか正しいのか、それがわからない。どうしてみんなすぐに白旗赤旗揚げることができるのだろう。 それは正しいよ。間違っているよ。そうやって他の人がすぐに旗を揚げるのを見ると、私の胸は刺されたように痛くなる。その真っすぐさが不安で怖い。砂浜に立つ私の足は波にすくわれ海へ引っ張られる。そちらに行きたくないのに足がもつれ転び波にもまれ肺に水が入り込む。 正しく

    勘違い、銃口、荒れた海 - 透明で不可能性
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    sisimi 2021/01/28
  • 日記から話が飛んでまた日記に戻ったりするけど結局よくわからない日記 - あの日のわたしで食べたい

    「あなたのいいところは、丁寧でやさしいところ」 お医者の先生にそう言われた。ショックだった。あー、またこれだと思ってしまった。 わかってる。長所として挙げられるような特徴的な部分がないから、当たり障りのない「やさしい」を使っているだけ。医者だって仕事だもん。逆に先生に申し訳ないと思わなきゃいけないくらいのことなのに、ただただショックで一瞬、呆然としてしまった。 「わたしはやさしくありません。」とだけ、はっきり否定しておいた。先生は困ったような顔をして、そういえばこないだの検査の結果を見てみようと話をすり替えた。検査の結果なんてこないだ聞いた。何とも特徴のないわたしそのものの特徴のない結果だった。もうずいぶん昔から知っている問題点が改めて証明されただけだった。 極端に言えば、とにかく今の世の中に貴方は向いていないねという話。そんなのはね、自分が一番わかってるんだよ。もうずいぶん昔にそれはわか

    日記から話が飛んでまた日記に戻ったりするけど結局よくわからない日記 - あの日のわたしで食べたい
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    sisimi 2021/01/28
  • https://blog.hatenablog.com/entry/2020/09/30/kame

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    sisimi 2020/10/02
    #井中さん本プレゼント
  • 作家を続けること - 水城正太郎の道楽生活

    かなりベテランの作家さんが「読者からの反応が無くなった。これは自分の小説が面白くなくなったということだから辞める」という趣旨の長文を書いて無期限の活動休止をされるということがありました。これには「そもそも感想って書きにくい」や「読者に感想を強要するようで嫌」、「黙って辞めろ」などの批判意見があり、肯定的なものでは「やはり感想がないとつらい」や「報酬があってこそ制作の意味がある」などがありました。 しかしながら、多くの作家が辞めていくことに特に理由など必要ではなく、辞めたくなったらただ辞めるのみであるというのは、当然のことというか、強制されて書かされているのでない以上は自然発生するものであるというのは知っておいて良いことかと思います。 とはいえ、それと呼応するかのように同タイミングで流れてきた超ベテランの作家さんによる「知り合いが自分の小説を読んでいなかったことがショックだった」という回想に

    作家を続けること - 水城正太郎の道楽生活
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    sisimi 2020/09/14
  • 必 - 潜水日記

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    sisimi 2020/09/04
    書き順、興味深い
  • 高校の時に書いた短編小説 - 黒の日記

    高校の時に書いた小説が出てきた。せっかくなのでのっけてみようと思う。 タイトルは「土管」という。多分、恥ずかしなってすぐ消すだろう。 土管。 下校途中に突然の夕立に降られ、俺と佐倉は近くにあった公園の横積みになっている大きめの土管の中で雨宿りをすることにした。中はところどころに錆が浮いて出ており、鉄臭いにおいがした。 「ひゃー。びっちょびちょになっちゃったよ、ワイシャツが肌に張り付いて気持ちわりぃなぁ、クソ」 俺は言った。 「ほんとですねー。ていうか止みますかね、これ」 佐倉は心配そうに外を見やってそう言い、「いや止まないですよこれ!」と自分で返した。 やかましいなと思ったが確かにこいつの言うとおりである。外では雲の底が抜けたように迸る雨がざざざざと地面を激しく打ちつけていて土管の中にまでその衝撃が小さい振動として伝わってくる。さらに土管の中から見える外の眺めは雨の凄まじい飛沫で煙っていて

    高校の時に書いた短編小説 - 黒の日記
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    sisimi 2020/08/24
  • 銃 - 潜水日記

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    sisimi 2020/08/08
  • 画定線 - 潜水日記

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    sisimi 2020/07/21
  • 初音ミク10年の歴史〜“ボーカロイドの物語”を楽曲と歌詞から振り返る - ぐるりみち。

    「初音ミク」の誕生から、はや10年。発売日である8月31日は過ぎましたが、今なお各所から「ミクさんおめでとー!」の声が聞こえてきます。マジカルミライ、行きたかったお……。 僕自身はいちファンに過ぎない身ではありますが、初期からボカロカルチャーに親しんでいたこともあり、「もう10年かあ……」と不思議な感慨があります。ニコニコ動画のランキングで初めて見かけて、ハマり、あれこれと動画を探して追いかけていたころが懐かしい。 初めて見た動画は、Otomaniaさんの「Ievan Polkka」でした(コメントは2007/9/5のログ) せっかくの10周年。「自分なりに『ボーカロイド』について振り返ってみよう!」 ……などとも考えたのですが、当然そんなものは公式サイトや各メディアで企画されているわけで。好きな曲のまとめ記事は過去に書いちゃってるし……うーむ。 そこで思い浮かんだのが、「キャラクターある

    初音ミク10年の歴史〜“ボーカロイドの物語”を楽曲と歌詞から振り返る - ぐるりみち。
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    sisimi 2020/04/08
  • お知らせ - 傘をひらいて、空を

    近ごろの注文原稿についてお知らせします。 文藝春秋『文學界』2020年2月号に書評を書きました。吉田修一『逃亡小説集』について。紙媒体のみです。昨年に河出書房新社『文藝』に書いたエリザベス・ストラウト『何があってもおかしくない』の書評はWebで読めます。 現在、インターネットラジオ放送局『まちだ大學ラジオ放送局』でドラマの脚を担当しています。隔月連載。最新作は「テーブルの上の心臓」、主演は佐々木心音さん。 一昨年から昨年まで短編を連載したWebメディア『フミナーズ』がなくなったため、掲載先が移りました。こちらでまとめて読めます。

    お知らせ - 傘をひらいて、空を
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    sisimi 2020/03/17
  • ぼのこと女社会2【第22話】 - ぼのぐらし。

    前回のお話はこちら www.bonogura.com あとがき 「自分のため」の行動が「相手のため」に繋がる そもそも私たちは日々 一体 誰のためにその指導をしているのだろう…? 「もちろん相手のためだよ!」 「相手が良くなるために指導しているんだ!」 もし当にそうなのであれば 最初から最後まで徹底的に相手の立場に立ち 「自分の指導によって相手が 最高のパフォーマンスを引き出せているのか」 という部分にフォーカスするべきです 「せっかく注意しているのに 相手が良くなってくれないんだ!」 この考え方は一見「相手のため」のようで 実はそうではないんですよね😭 なら始めから これは「自分のため」にやってるんだ!と そう考えるようにさえすれば 少なくとも「せっかく〜してあげたのに!」 といったことで悩む必要はなくなるはずです チャキ山さんの場合で考えると 「私自身が働きやすい環境にしたいから

    ぼのこと女社会2【第22話】 - ぼのぐらし。
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    sisimi 2020/03/14
  • 神代植物公園(20200209) - 潜水日記

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    sisimi 2020/02/09
  • 慰めのリザーブ - 傘をひらいて、空を

    そういうわけで会社を移るの、と友人は言った。そりゃあいいねと私はこたえた。私たちはいわゆる就職氷河期世代で、「職場はときどき移るもの」くらいの感覚を持っている。新卒の就職状況がなにしろひどかったので、ぼけっとしていたらい扶持を稼げなくなるという意識が根強い。同世代の友人に資格職と外資系と公務員がやたら多く、ほとんど全員が転職を経験している。生まれた時代のせいである。 私たちはもう四十を過ぎたが、同世代の友人のほぼ全員が現役で何らかの勉強をしている。高尚な意識をもって努力しているのではない。生まれた時代のせいで「いつも戦って新しい武器を研いていなくてはそのうちえなくなる」と思い込んで、それで勉強しているのである。新卒の就職でつまずいて連絡を絶った昔のクラスメートが今なにをしているかわからない、生き残った自分たちだって今後どうなるかわからない、そういう意識が消えない。だから勉強するし、行動

    慰めのリザーブ - 傘をひらいて、空を
    sisimi
    sisimi 2020/01/14
  • 横浜を歩く(20191230) - 潜水日記

    sisimi
    sisimi 2019/12/30
  • 多摩動物公園(20191214) - 潜水日記

    sisimi
    sisimi 2019/12/15
  • リハビリ(20191207) - 潜水日記

    sisimi
    sisimi 2019/12/07
  • 平山ダイジェスト - オオトカゲに情けはあるのか

    こんばんはウルカ。 もう12月だね。 今年の2月から始めたこのブログもちょうど300記事となったよ。 過去を振り返らないことで有名な俺ではあるが、せっかくなので見返してみよう。 一筆書きのような記事ばかりで、鮮度が落ちると、いや落ちなくても、しょうもないものばかりだな! まあ、いいや。 自分の中でちょと気に入ったものを選んでみよう。 あれ、意外に多いな... 今日のニュース マクドナルドの“クリスマスラテ”、「写真」と『実物』の落差に思わず 現在地球上に生存する15の大型の鳥 犬?オオカミ?シベリアの永久凍土で発見された1万8000年前の動物の子どもの謎 そうだ、男ならロシアへ行こう。女性の数が男性よりも圧倒的に多いロシア、その理由とは 花嫁への結納品『Tバックを履いたブタ』を荷台に乗せたトラックが目撃される 人の心を読んで、今見ている映像が何かを再現する人工知能が誕生 ウルカは休

    平山ダイジェスト - オオトカゲに情けはあるのか
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    sisimi 2019/12/04
  • 日記というかなんというか(20191101) - 潜水日記

    sisimi
    sisimi 2019/11/02
    違う人間なので、違う状況や違う形でしか捉えられていないかもしれない、完全には理解できないかもしれない、けれど人生のどこかで同じようなことを思って、考えたことがあると思うから、好きです。
  • ミッフィーさん(油淋鶏をそえて) - 手前の雑記

    新しいおともだちがうちに来ました ミッフィーさんです これはほんとうにいいものだ ミッフィーさんは手にしっくり馴染みます ミッフィーさんは貯金箱なので、わたしはこれから五百円玉貯金をします ミッフィーさんの背丈はフレデリックより小さく、オリーブオイルの小瓶よりでかい ミッフィーさんは添える文次第ではいかつく見える ミッフィーさんはどこに置いてもすてき 窓際もいいし 壁でもすてきね ゆかいな仲間たちです わたしはこういうものらで魂を浄化していなければ生きてゆかれません 関係ないけど、晩にあんま辛くない油淋鶏みたいのをつくりました たっぷりのねぎとすりごまと、一味と酢のきいたソースでしろめしが進みます とてもおいしかったけど、写真はおいしそうには撮れませんでした 小ぎたねえ町中華みたいなご飯をたくさん作れるようになりたいです ヨウムより先に鉄鍋を育てようかと思います

    ミッフィーさん(油淋鶏をそえて) - 手前の雑記
    sisimi
    sisimi 2019/10/29
    一枚ずつ、ときめいてしまう