生ぬるい絶望を持て余している。調子を10段階とすると今日は7ぐらい、そんな日に私はつらつらと絶望について考えている。 文筆家の能町みね子さんのエッセイに「絶望してるけど投票には行く」というのがある。最近、ちゃんと政治のことを見ていこうと思うようになった。幽霊の正体見たり枯れ尾花、私にとって政治は「幽霊」みたいなもので、そこでは何か醜悪なものが育っていて、人々はそれを嘆き憤り、時に擁護する側と批判する側の間で火花が散って、あいつは嫌いだ、信用できない、嘘つきだ、アンチだ、そういう言葉が飛び交っていて…。政治に対する無力感というよりは、繰り広げられる醜悪な振る舞いを見たくないという思いが私の目を政治から背けさせた。だから近頃はリハビリをしている。一次情報に近いもの(例えば国会の様子や記者会見やなんやら)はまだまだ刺激が強い。触れていると辛くなるので、私が信頼できると思うジャーナリストや番組を通