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コーヒー沼
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同じ役割で採用した社員は、同じように扱うべきだと思っています。 「そんなことは、当たり前でしょう?」 「何十年も前からそうしているよ」 と思われる方も大勢いらっしゃると思います。 同じ場所に長期間男女そろっているというと、まずは、新卒者向けの新入社員研修です。 それを例に考えてみましょう。 同一カリキュラム、同一期間、名簿だって男女まぜこぜのあいうえお順で作っているよ。男女同等に扱っているよ、と人事や人材開発の方はおっしゃるでしょう。私たち講師もそれぞれのクライアント先で、男性も女性もなく、扱います。 しかし、よくこういうことが起こるのです。人事の方がつい言ってしまうセリフ。 教室のレイアウト変更があるとき。 お弁当を運ぶとき。 支給される何か(パソコンなど)が届いて配布するとき。 重い何かを配るとき。 「これから机といすを運ぶから、男性3人くらい手伝ってくれない?」 「お弁当を運ぶから、
ある時、システムトラブルが発生し、オフィス中が対応に大わらわな状態になっていました。右往左往な騒動の中、配属されたばかりの新人がひとりぽつねんと、自席で所在なさげにしています。 隣の部署の先輩がその様子を見かねて、声を掛けます。 「君、何しているんだ。トラブル発生中なんだろ?先輩たちを応援して来いよ!」 「あ、わかりましたっ」と席を立つ新人。 しかし、数分後、その新人は自席に平然と座っています。 再び、隣の部署の先輩が尋ねます。 「もう終わったのか?いいのか?席に座ってて」 「はい、応援してきました」 「ん?」 「先輩たちのところに言って、”がんばれー”と言ってきましたっ^^」 ・・・・嘘のようなホントの話です。 これ、2008年にある人事の方からお聞きしたお話です。 「新入社員に日本語が通じないことがあるんですけど、どうしたもんでしょうかねぇ」という嘆きとともに。 「応援してこい」 「頑
上智大学グリーフケア研究所主催の社会人講座「グリーフケア講座」に毎週木曜日通っています。昨日は、哲学科の先生が登壇されました。哲学的な話をなさるので、なんだかとても難しかったのですが、昨日の授業でも、今までと同じメッセージが出てきました。 「自分が幸せでなければ、他者を幸せにすることはできない」。 これは、数週間前の水谷修さん(夜回り先生)の回でも、その前の、僧侶の神さんの時も出てきた話です。 ●自分をまず幸せにすること。その上で、他者を幸せにする(手伝いをする)。 この順序はとても大切だと。 水谷さんの回では、水谷さんが、「自分が何か心に抱えていて、それを癒そうとカウンセリングなどの勉強をするのはいいけれど、自分が幸せでないのに、他者を癒そうとするのは間違っている。他者を癒しをサポートすることで自分を癒やすのはダメ」とはっきりおっしゃっていました。 なるほどなぁー。 神さんは、「慈悲の瞑
本当の話なのか都市伝説なのかは存じませんが、以前まことしやかに世の中に流れていた「話」として、「給食費を払っているのに、なぜいただきますを言わなければならないのか。お金払っているじゃないか。だからうちの子には、いただきますを言わせません」と言ったとか。 それに対する反論で、 「いただきます、は、給食を作ってくれるおじさん、おばさんに対する感謝なだけではなく、動物や植物の”いのち”をいただくという感謝を表す言葉なのである」 というものもよく見聞きしました。 「他者のいのちをいただいて、そのいただいたいのちに感謝し、祈りをささげ、だから、”いただきます”とあいさつをするのだ。決して、お金払ったから不要とかお金払えば感謝しなくてよい、というレベルの話ではないのだ」というわけですね。 なんかこう道徳的過ぎて、この反論が今一つ腑に落ちないというか、納得できないままもう10年くらい経ったでしょうか。
立花岳志さんの新刊『iPhoneダイエット』を読んだ! ~ダイエットは自分の自信を取り戻すためのもの~ 先日、「あさこ食堂」プレオープンイベントの際、目の前にお座りになっていたのがブロガーで作家の立花岳志さん。 すんごく背がお高くてびっくりしたのですが、190㎝もあるんだとか。 すらーっとしてカッコいい方でした。 10月23日に発売されるという最新刊『iPhoneダイエット』をお持ちになっていて、ちらっと見せていただいたのですが、万年ダイエッターの私としてはこれはご縁だ、と翌日速攻買いしました。 「iPhoneの中をダイエットしよう」ではなく、「iPhoneを上手に活用してダイエットしよう」がテーマの本です。 立花さんは、一時期105kgもあったそうです。それが25kgも減らし、80kgに。(40代目前の2年間で達成) 身長190㎝ですから、冒頭で書いたようにすらーっと。 食餌制限と運動。
私がiPhoneユーザになったのは、2011年10月24日のことです。ちょうど1年。おめでとう、自分。その前は、ガラケーユーザでしたが、ガラケーユーザになったのもとてもとても遅く、2009年7月13日。携帯2年でスマホ。しかも、iPhone。 劇的変化です。 昨年10月、iPhoneを所持するようになってまっさきにやってみたかったのは、TwitterでもFacebookでもなく、Instagram(写真投稿ソーシャルサービス)とmiil(食べ物投稿ソーシャルサービス)でした。miil始めたのは、11月5日。(なんと、今日10/24は、miilの1周年でもあるそうです) そのmiilである時、とてもきれいな「おうちご飯」を載せている方を発見し、さりげなくフォロー。時々見かけるまげわっぱのお弁当のおいしそうなこと。(お弁当箱については魅せられて、本気でまげわっぱの弁当箱をお店に探しに行きました
「自分らしさを発揮できる仕事」とか「自分に合った仕事」という表現がありますが、それを探し過ぎて、「自分らしさ」そのものが何か、という「自分探し」を始め、果てには退職し、旅に出てしまう、というケースも見聞きすることがあります。 ま、それはそれとして。 土曜日7:30からTBS「サワコの朝」というトーク番組があります。昨年始まったものですが、これ、本当にいい番組です。「週刊文春」で阿川佐和子さんが行っているインタビューをTV上でもやってみよう、という感じでしょうか。 毎回ホントに多彩なゲストが出てきて、1対1で対談します。 昨日は大久保さん(お笑いの方)が登場。仕事観について話が及んだ時、サワコさんがこう言ったのです。(記憶での再現ですから、言葉通りではありません) 「今、世間から期待されている役割というか仕事を一生懸命やったほうがいいわよ。本当は自分はお笑いよりも舞台やりたいの、といって今の
最近、「犬食い」が気になって気になって仕方ない中、はやり「それはいかん」とはっきり書いてある食育の本を読んだ 数年前から気になりだしたことがあります。 レストランで、居酒屋で、見知らぬ人が・・・あるいは、TVの中の有名人が食事をするとき、お箸を持つ手ではないほうの手をテーブルの下におろしている人が、とても増えた。 ある時は、おしゃれな和食やさんで一人ランチしていたら、隣に、とても素敵な恰好をした女性陣(見知らぬ方です)が座っていて、その中の一人が片手でお箸を持ち、片方は膝の上に手を置いている。 お茶碗をテーブルに置いたまま。 先日出張先のホテルで朝食をとっていたら、やはり、隣の女性が片手をひざに手を置いたまま、味噌汁のわかめをすくい上げていました。 とにかくやたらと目にするのです。これ、「犬食い」というそうですね。気になる方がいらっしゃるのか、ネットでも「どう思いますか?」という相談があり
ある人生相談を見ていたら、「自分は親に虐待されて育ったので、子どもを持った今、自分がそういう経験則しかないため、虐待してしまうのではないかと心配で仕方ない」といったことがかかれていました。 「かわいがるとはどういうことか」「きちんと育てるとはどういうことか」が、肌体験としてしか分からない、と相談者は嘆いていました。 こういう悩みは、子育てだけに限らず、企業のOJTでもよく耳にします。 「自分はとても厳しい上司の元で育った。今だったらパワハラ認定が出そうな、たとえば、”バカヤロー”とすぐ怒鳴られたり、何もフィードバックされず、ただ書類を突き返されたり、立たされたこともある。そういうのに対してなにくそを思って頑張ってここまで来た。今の時代、同じことを部下にしたらダメだと”頭”ではわかる。でも、自分がそういう育てられ方しかしていないので、いざ部下と向き合おうとしても、具体的に何をどうしたらいいの
ブログのネタというのは、なんとなく四六時中考えていて、前日から頭の中で構想したことを朝書くこともあれば、たった今経験し、心動かされた出来事をすぐ書いてしまうというケースもあります。 今朝は、特に何も思い浮かばなかったので、ふと、Twitterで「ゆるぼ:ブログに書くネタ。お題いただいたら、それについて書いてみる挑戦」とつぶやいてみたら、さっそく、頂きました。 「仕事で挫折したり、嫌になったりした時、どうやって立ち直ったのか知りたい」。 ありがとうございます。んで、「挫折」ってあったかなぁ・・・・と電車に揺られながら考えたのですが、「1億の損失を出した」とか「1年間冷や飯食った」とか壮絶な体験がないので、私の挫折なんて、「挫折」のうちに入らないなぁ、まずまず恵まれた方だなぁ、と思い至りました。 一方で、「嫌になった経験」というのはないわけではないのですが、それも一つ一つはくだらない(というか
甥っ子(3歳)の母である我が妹は、「母ちゃんは15歳だからね」と教え込んでいて、この間、甥っ子に「○○ちゃんの母ちゃんは何歳なの?」と尋ねたら、ちゃんと「15さい」と答えていました。教育が行き届いています。 数字とひらがな・カタカナが読めるので、体重計の登録まで「15歳」に変更した、という徹底ぶりです。体重計に乗った時、「かあちゃん、4×さい、ってかいてあるよ」と言われたらまずいからです。(笑 そして、さらに、「いい、女の人には、歳と体重は訊いちゃいけないんだからね」という教えも。 我が母も、妹に「お母さんは8歳」と教えていたことがあるので、歴史は繰り返すわけですな。 さて、デパートの化粧品コーナーでお肌チェックというものを受けました。暇だったから。 20代のつるっつるのお肌をした美容部員さんを前に、アラフィーわたくし。 「何か気になっている箇所はございますか?」 「ほっぺたの肉が夕方にな
夏になるとよく話題になるのが「女性の服装」です。 男性の場合、クールビズだろうとスーパークールビズだろうとハイパークールビズだろうとおのずと限界があって、まさか職場にショートパンツ履いてくる人もタンクトップで来る人もいないわけで、だから、せいぜい「だらしなく見えるGパン」とか「ズボンの折り目が伸びちゃっている」とか、「もうちょっとちゃんとしようよ」と言われる(または言われない)程度で済むはずです。(会社によっては、男女共に、ショートパンツもアロハシャツもタンクトップもなんでもOK、というケースもあるでしょうが) 一方、女性の場合、ラインが明確ではないので、夏になると現れるのですね。たとえば、 ●ショートパンツで勤務している人(通勤ではなく、終日オフィスでショートパンツ)← いろんな場所で見かけます ●タンクトップ、ホルタ―ネック(←わかります?)のような肩出し ●生脚のミニスカート(←すご
西新宿駅近くにある勤務先に出社する日は、副都心線→丸ノ内線と地下鉄を乗り継ぎます。乗り換え駅は、「新宿三丁目」です。副都心線は新しい路線。新宿三丁目の丸ノ内線への乗り換え口も後から付き足して作った関係で、どうにも導線が悪い。 開業前に想像していた以上に乗降客がいたのか、とにかく、副都心線→丸の内線の乗り換え階段が大混雑して、大変なことになっています。(狭い上に90度に曲がる階段なので人の流れが悪いこと。) 開通当初、それを避けて、別の階段から改札の外に出て、広い階段を使い丸の内線に乗り換えていたら、やたらとICカードの残額が減ることに気付いたのです。1週間くらい経って、金額明細を見てみたら、新宿三丁目で一旦下車し、再度乗った扱いになっている。だから160円だかなんだか多く引かれていたのです。朝晩だと300円ちょっと、かな。それが1週間。デカい!(笑 東京メトロに問い合わせてみたら、「定期券
先日、新入社員を迎える部門のリーダーやマネージャの方向けに、「新入社員」と彼ら・彼女らの成長支援をする「OJTトレーナー」双方のサポートをするために「あんなこと」「こんなこと」に留意するといいですよぉ~、というセミナーを担当しました。 お集まりの方は30代から40代。 ベテランですね。 新入社員、というか、初心者・初学者の「学び」の特徴をお伝えしつつ、あれこれ話し合っていただいたり、ロールプレイ的な体験もいくつかしていただきました。 そんな中で、「2分間、相手の話をただただ聴いて下さい。アドバイスなどしなくていいから」という体験をしたときのこと。 全員が全員、とにかく耐え忍んで、という感じで2分話を聴いたのですが、感想と言えば、「ああ、ただ黙って聴くってすごくつらい、ムズカシイ」というものでした。 会話の様子を再現します。(部下役には、自分の悩みや困っていることを上司に話す、という設定でお
私が企業のOJT支援を始めたのは2003年です。その頃から業界問わずに「OJT制度」というのがぼこぼこと誕生し始めたように思います。若手をきちんと育てないと、この「多様化する時代」「ものすごいスピードで世の中が動く時代」「リスク管理が以前よりももっと大変になってきた現代」において、新入社員をのんびりと育てている余裕がなくなってきたからです。 「OJT制度」が生まれてきたのは、「人間の本質は何十年も前からさして変化していない」のに「新入社員(若手社員)に求められるものは、すごーく変化した」という、その”差分”を埋めなければならない、というニーズが背景にあるのであって、決して世に言われる「ゆとり世代がどーしたこーした」ということが要因ではないのであります。 2003年ごろからこういう企業の「OJT制度」が発足し、いまだなくなることなく、導入する企業の方が増えているというのは、この「OJT」がと
あるお客さまがこんなことをおっしゃっていました。 「20年後にどうなりたい、ということを明確に言える社員は少ないと思う。理想の上司とか理想の先輩、自分がこうなっていたい、という将来像を言葉にできる人、あまりいないんじゃないかな。 でも、ああはなりたくない、あんな風にはなっていたくない、なら、いくらでも挙げられるはず」 ・・・なるほど。分かる気がします。 研修でもよく「OK例とNG例」を挙げてみよう!というワークをします。 たとえば、「よいプレゼン」と「悪いプレゼン」とか、「よい聴き方」と「悪い聴き方」とか。「信頼関係を構築するのにOKなこと」と「信頼関係を損ねる、NGなこと」とかです。 ブレーンストーミング的に大量に挙げていただこうとするものの、たいていの場合、「NG例」ばかりたくさん出てきて、「OK例」はちらほら、と数のバランスが悪くなるのです。 「やってはいけないこと」はわかったとして
どんなに天邪鬼な人にだってきっと「承認欲求」はあるはず。たとえ、口に出さなくても。自覚していなくても。 自分の行為、自分の発言、自分の成果。それらを認めて欲しい。Facebookで言えば、「いいね!」と言って欲しいという感じ。それが承認欲求だと思う。 究極の承認は、自分の存在そのものに対して与えられるもの、ではないだろうか。 先日、渡辺和子さんの『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)を読んだら、こういう一節があった。 「よく、命は大切だ、という言い方をするし、多くの人がそんな風に言うけれど、”命は大切だ”という客観的な言い方ではなくて、”あなたが大切だ”と言ってほしい。”あなたが大切だ”と言ってもらえたら、それだけで生きていける」 (←こんな感じのことが書いてあった。) ああ、確かにそうだなあ。 一般論としての「いのちは大事」はわかるけれど、もっと嬉しいのは「私が大事」と誰かが言ってくれる
NHKプロフェッショナルに登場以来、より一層有名人になった感のある及川卓也さんだが、前にもこのブログで書いたように同じDECという会社で働いていたことがある。といっても、まったく面識なく、ただただ、なんだか有名な後輩がいるようだ、という認識があっただけなのだが。 2年前の秋、同僚(で後輩)の横山哲也がある呑み会に私を誘ってくれて、多くの社外の方と知り合った。その時、「もう一人、来るかも知れないんだけど、今日は無理かな?」と言われていたその”もう一人”が及川卓也さんであった。結局その日、及川さんは登場なさらなかった。ザンネン。 でも、「お、あの及川さんか。20年以上前からなんだか気になる存在だったけれど、そんなに身近なところにいたのね」と思ったものだった。 その後、冒頭で触れたNHKプロフェッショナル登場があって、横山哲也に「ねぇ、ねぇ、及川さんと知り合いなんでしょう? 食事することがあった
甥っ子、間もなく「3歳」。男の子なので、やはり、電車好きですね。車も好きですね。 GWに会った際は、「はっしゃ、ぽーらい。はっしゃ、ぽーらい!」と連呼していました。 うん、きっと、日本全国探し回れば、「はっしゃ、ぽーらい」と合図する車掌さんの一人や二人いるに違いありません。 さて、以前、何かで読んだのですけれど、子どもを頭ごなしに叱っちゃいけないよ、という具体例として、こんな話が書いてありました。 3-4歳の女の子がダイニングテーブルにばばーっと牛乳をぶちまけてしまった。うわー、なんてことを!? と思って叱ったのだけれど、 この子には1歳未満の妹がいて、ベビチェアに座っているこの妹Babyちゃんのために、「お姉ちゃん」らしくミルクを運んできて上げていたのだった。お姉ちゃんらしくしよう、妹のために何かしようと幼心に思っての行動。でも、自分もまだ未熟なので、うまく運べず、ばばーっとこぼしてしま
連休は実家(町田市)に帰省している妹や甥っ子に逢いに(いや、金婚式老親にも顔を見せに)、私も行って参りました。 で、こどもの国(横浜市)やらサンリオ・ピューロランド(多摩市)に2歳11か月を連れて行きました。 ピューロランドの方は、女児が満ち溢れていましたが、甥っ子はまだ3歳にならず、男女の区別もよくわかっていないくらいなので、ちょうどよかったようです。「きゃーっ!」と喜んでいました。 妹も私も、キティちゃん世代(1970年代の初期の頃からの)なので、かなり燃えました。はい、萌えました。 駐車場から建物に入る道にすでにキティちゃん! レストランでも子ども用の椅子はキティちゃん! ずっとキティちゃん(ほかにもキキララとかあれやこれや←最新のはわからない(笑))を見ていると、だんだん何か買いたくなるフシギ。これぞマーケティングの力なんでしょうが・・・。 甥っ子は途中で疲れて飽きてきたものの、大
10年くらい前の話。 大企業で管理職をなさっていた方が55歳くらいで退職、独立起業なさいました。「これまでの経験を生かして、自分の手で仕事をしてみたい」と。この方は、50歳の時そう決意し、「この会社でやり残したと思えることリスト」を作成。5年かけて全部を消し込み(つまり、成し遂げて)、「もう思い残すことはない。定年以降に企業するのは体力が要りそうだから、55歳だ」と外に飛び出されたとのことです。 一人で何もかもするとなると、人脈頼りになる部分があり、そんな時30年以上勤務した元の会社の人間関係が生きたそうです。その時の経験から、私に、こんなアドバイスをくださいました。 「田中さん、若いのと付き合っておいたほうがいいよ。 先輩、年上の人とばかりじゃなくて。 ボクはね、独立して、色んな人に助けてもらったんだけど、先輩は駄目!(笑)。どんどん引退していっちゃう。影響力もなくなる。 でも、若い頃育
今朝、Twitterをぼーっと眺めていたら、驚愕のツイートが目の前をよぎりました。 いわく。 「電車の中で、ペディキュアを塗っている女性がいる」 「素足です」 「乾かしています」 ・・・・・。 マニュキュア(指)ではなく、ペディキュア(足)。 ううぅぅぅ、とうとう出たか。ここまで来たか。 化粧しているのはもはや珍しくなく、若い女性だけでなく、中高年でもフルメイク中の方はたまに見かけます。ある時は、40代と思しき夫婦の夫と思われる方(かた、と読んでください)が新聞を読み、妻と思しき方がフルメイク中だったので、『ああ、この夫さんは、妻さんの、車内メイクをなんとも思わないのだなあ』としみじみ感じ入っていったこともありました。 そういえば、5年くらい前の話ですが、中央線快速で、立川駅から新宿に向かう途中、午後3時ごろの話。 7人掛けシートの真ん中に座っている30代くらいの女性が、ひざの上にハンカチ
あれはたしか2000年8月10日くらいのことだったと思う。とにかく水曜日。朝、起きて、顔を洗おうと洗面台で腰をかがめ、元の体制に戻ろうとした時、腰に小さな違和感を覚えた。 その日から、私の腰痛が始まった。最初は、痛いのではなく、なんか違和感。まっすぐしているといいのだけれど、曲げると違和感。そして、1週間2週間、ちっとも状態は良くならず、かといって、激痛でもなく、「腰に違和感」という、野球選手が「肩に違和感」言うのに似たような、そんな症状が続いた。 1ヵ月ほどまったく改善しないばかりか、少しずつではあったが、悪化してきた。気づくといつも腰をとんとんと叩いていた。その内、だんだんと右足の腿から膝くらいまで(外側)がじんじんと痺れるようになった。縦一列にまっすぐと線を引いたように痺れ。 今度は、膝から腿までをいつもとんとん、時、ばしっばしっと叩くように・・・。仕事ちゅうであっても電車乗っていて
獺祭の話題の続きです。2/26の獺祭飲みまくりイベントでは、全ての獺祭がワイングラスの形状のガラスの専用グラスで供されました。先日のブログでも簡単に触れたのですが、気になったので、追跡調査を。 なぜワイングラスがよいかと、といえば、一つは味覚の問題。これは、先のブログで触れたように、舌先で味わいを感じられるから。で、もう一つの問題は衛生面。 この衛生面が気になりましたので、今日は衛生面からの続報です。 まず、いくつかのブログを発見。獺祭(旭酒造)の桜井社長が「注ぎこぼし」反対!と訴え、グラスを提案している、といった内容。 注ぎここぼしとは、一合升の中にグラスを入れて日本酒を注ぎ、グラスから溢れさせるような方法。一合升を使わず、小皿にグラスを置いて溢れさせるとか、もうなんだかわからない器にサイズ不明のグラスや茶碗を置いて溢れさせるとか、とにかく、「豪放磊落」な感じはありますが、あれをやめませ
今日も『「経験学習」入門』(松尾睦 著、ダイヤモンド社)のブックレビューです。3回目。2章「経験から学ぶ」を見ていきます。 まずは、つとに有名になりつつある、「働く大人の学びは、7割が仕事を通じてなされている」というお話しです。 成人における学びの70%は自分の仕事経験から、20%は他者の観察やアドバイスから、10%は本を読んだり研修を受けたりする 体感的にもこの数字はなるほど、と思えるような気がします。 自分が試行錯誤したり、悩んだり、喜んだりしながら仕事をしていく中で、人は多くを学び、成長している、ということですね。 では、どのような経験がきっかけとなって人は成長するのか。 神戸大学の金井壽宏教授は、個人が大きく成長するきっかけとなった経験を、「一皮むけた経験」と呼んでいます 今までと異なる仕事に従事した、とか、働く場所が大きく変わった、とか、ポジションが変化した、とか、未経験だったこ
パワハラ定義4「過大な要求」とよく言われる「ストレッチ目標」の線引きは、仕事の中身もさることながら、上司の関わり方にあるのだと思う 数日前に厚生労働省が「パワハラ」類型を定義した、というNEWSが流れました。厚労省のサイトからこれしか見つけられなかったので、参考までに。⇒ 資料(PDF) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021gfm-att/2r98520000021gh3.pdf 類型の部分だけ引用します。 ①暴行・傷害(身体的な攻撃) ②脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃) ③隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し) ④業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求) ⑤業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求) ⑥私的なことに過
1990年、入社5年目の夏、米国に初出張をしました。一人で。 目的は、「Instructor Skills」というタイトルの5日間の研修を受けるため。折角行くなら他にも、と「Communication Skills」(3日間)も受け、アメリカ人とのミーティングもいくつかこなして帰国しました。 なんでこんなことになったかと言うと、2年目の時、手を挙げて「新入社員のトレーニング」を企画して、実施してから、ずっと後輩指導を手掛けていたら、それを見ていた部長が「アメリカでこういう研修があるけど、行ってみない?」と電子メール1枚をぴらぴらさせながら、私におっしゃったからなのです。なんせ時はバブル、お金はいっぱいある。 ビジネスクラスでどどーんと行ってみたのでありました。 Boston郊外のDEC(Digital Equipment Corporation)トレーニングセンター。ほぼ全員がアメリカ人(
NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」に登場した及川卓也さん。そして、IT技術者がフィーチャーされたことについての感慨 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(1月23日放送、1月27日再放送)でGoogleの及川卓也さんが取り上げられました。「挑まなければ、得られない IT技術者 及川卓也」 Twitterでは、IT業界の方と数多くつながっているわたくし、23日も昨日も今朝もTL上では、この「プロフェッショナル」での及川さんのことをツイートしている方をたくさん見かけました。 何よりも印象に残ったツイートは、「プロフェッショナルでITエンジニアが扱われている!」というものです。 本当にこの点に関して、とてもうれしく感無量な気持ちがいたします。 だから、及川さんがすごい!ということもさることながら、とにかく「ITエンジニア」がフィーチャーされたという部分で多くの方がうれしい、素敵!と反応し
わが「心の師匠」の一人に元SEの方がいらっしゃって、今、50代半ばの彼が20代のばりばりSEだったころの話。 お客様との打ち合わせで、「こういうことしたいんだけど」と言われると、つい「あ、それ、無理です」と反応し、「こんなことはできるのかな?」と言われれば、「ああ、ダメですねぇ」と答えてしまったのだそうです。 しばらくは辛抱強く相手をしてくださっていたお客様が、とうとうキレて、 「私たちは、コンピュータに関しては素人だ。だから、技術的にできるかどうかなんかわからない。でも、”したい”ことはある。あなたたちSEは、私たちが”したい”ことをどう実現するかを考えるのが仕事ではないのか。”こうすればできる”とか”こういう風に条件を変更できませんか?”とか言ってくれれば、こちらも考える。どういう風に問題解決をするか、共に考えてほしいと思って、こうやって話をしているのだ。 だから、二度と”できない”と
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