韓国国会国防委員会所属の河泰慶(ハ・テギョン)議員(正しい未来党)が「日本が過去にフッ化水素など戦略物資を北朝鮮に密輸出した事実が日本安全保障貿易情報センター(CISTEC)の資料で確認された」と明らかにした。 略 河議員が紹介したCISTECの資料「不正輸出事件の概要」によると、日本では1996年から2003年まで30件を超える北朝鮮密輸出事件が摘発された。この中には核開発や生物化学兵器製造に転用可能な戦略物資も含まれていた。 具体的な事例としては、1996年1月大阪港に入港中だった北朝鮮船舶がフッ化ナトリウム50キログラムを、2月には神戸港に入港中だった北朝鮮船舶がフッ化水素酸50キログラムをそれぞれ船積みした。 また、2003年4月には直流安定化電源3台が経済産業相と税関長の許可なくタイを経由して北朝鮮に不正輸出されていたほか、2004年11月には周波数転換器1台が貨物航空便を通じて