音楽業界が厳しいことは理解している。 「普通の人はCDなんてもう買わなくなった」と言われてから約10年。定額ストリーミングサービスが普及した影響で、ダウンロード販売すら下火になっている。 近年はライブを軸にする収益構造に変化していったものの、コロナ禍で以前のようにライブを開催することは難しくなった。 過去と同じ方法をしていては、音楽産業はビジネスとして成り立たなくなる。今までとは違う手段や届け方をしなければ、音楽業界はさらに先細りするかもしれない。 そんな現状を打破するために、現在主流になり始めている販売促進の1つが『LINE MUSIC 再生キャンペーン』に思う。 これはユーザーが特定の楽曲を再生した回数に応じて景品がプレゼントされたり、イベントへ招待されるキャンペーンだ。 アーティスト側は再生回数を稼ぎやすいし、ファンは時間さえ使えば無料で特典を得ることができる。キャンペーン目当てに新