冷蔵庫にそろそろ賞味期限がきれそうな納豆がありました。ご飯の残りはありません。ヨシ、今日は納豆入りのパスタを作ってみましょう。 納豆に卵は合うに決まっています。麺つゆで味付けして刻みネギを少々混ぜて…納豆の定番ですね。そう考えていた時、ちょうど目に留まるところに塩昆布がありました。これを入れれば良いアクセントになるでしょう。うん、美味しいはず、きっと。 そんな感じの思い付きですが、思っていた以上に美味しくできました。これをベースとして、今後色々試行錯誤もできそうです。 材料（２人分）パスタ　150g程度 納豆　１～２パック（40～100g程度）卵　2個塩昆布　２～３つまみ刻みネギ　少量いりごま　小さじ１ 調味料 麺つゆ和風ダシの素塩サラダ油作り方 可能であれば、卵と納豆は早めに冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。パスタを茹でます。塩と麺つゆで薄く味付けをします。鍋の大きさにもよります

拉麺やつけ麺を作ろうと思えば、麺を打ったり、スープのダシを煮込んだり、本来ならば相当の手間や時間がかかります。しかしそこは『オッサンのジャンク飯』ですので、そんなに手間も時間もかけません。 近くの業務スーパーでは、うどんや蕎麦、中華麺などが、一玉16～19円で売っています。なので、我が家のランチメニューは麺類の頻度も高いのです。今日はその中華麺を使ったつけ麺です。スープも顆粒ダシなどを使って短い時間で旨味やコクを出せるように、少しずつ家にあるいろんなものを混ぜます。 材料（２人分） 中華麺　２～３玉いりごま刻みネギ豚肉　コマ切れ・ミンチ・焼き豚等　少量で良い 調味料 味噌（ウチは麦みそを使っていますが、なんでも大丈夫のはず） ピーナッツバター（パンに塗る用） 和風かつおだしの素中華ガラスープの素 五香粉（なくてもよい）葱油（なければサラダ油）ごま油七味唐辛子胡椒醤油紹興酒or料理酒砂糖 作

ペペロンチーノ。イタリアでは『絶望のパスタ』と呼ばれることもあるのだとか。正式名はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ、直訳するとニンニクとオイルと唐辛子。オリーブオイルをベースにして、ちょっとニンニクと唐辛子で風味をつけて食べる手軽で簡単なパスタです。本場イタリアでは家庭で軽く作るもので、レストランのメニューに並ぶことはほとんどないのだとか。今の日本で言えば、白飯にふりかけ、というイメージに近いのかも知れませんね。 我が家でもペペロンチーノをベースとして、色々加えて作ったりもしますが、今日は一番シンプルな形です。活躍するのは100円で売っているパスタ用の電子レンジ対応の耐熱容器といつのながらのすりおろしニンニクチューブ。これらがあれば10分程度で作れます。 材料（二人分） パスタ　150g程度すりおろしニンニク（チューブで3㎝分くらい）オリーブオイル 小さな唐辛子　１～２乾燥バジル　少々塩

おからではなく白和え。主にほうれん草などの少々クセのある濃緑の野菜に、潰した豆腐を混ぜ合わせる料理です。 家内が食べたいと言ったのですが、冷蔵庫に豆腐はあったものの良い野菜がありません。濃緑の野菜と言えば、冷凍庫にオクラのスライスがあります。これでも合うんじゃないかと考えました。 味は美味しかったです。しかし不思議な食感になりました。オクラの粘り気が豆腐と混ざり、まるで山芋のとろろのようになってしまったのです。色が白いので余計にそう思えるのかも知れません。もちろん味は豆腐味です、豆腐味のとろろ。しかし悪くありません。 冷凍オクラスライスがあれば、数分でできます。普通にオクラを買って来た場合は、茹でてスライスしましょう。 材料（２～４人分） オクラのスライス　小さめのボウルに半分程度豆腐　1/3～半丁（100～150g程度）白ごま　少々　（できればすったもの） 醤油（できれば薄口）砂糖 和風

先日の『南国カレー素麺』の記事でも触れましたが、タイには素麺に非常によく似た米粉にタイカレーをかけて食べるカノムチーンという料理があります。基本的に日本の素麺は小麦粉ベースですので異なるもののはずですが、見た目や食感は似通っており、カノムチーンのように南国風カレーをかけて食べても美味しく頂けました。 そこで今日は、日本で一番有名なタイのスープと言っても良い『トムヤムクン』を、素麺と合わせてみることにしました。南国カレーやチャンプルーにも馴染む素麺ですから、きっと合うはずです。 もちろん結果はGoodでした。美味しくなかったら、ここには載せません。 ちなみにトムヤムクンを作ろうと思ったのは、近所のスーパーで簡易に作れるペーストを衝動買いしてしまったからです。た～～っぷり450gも詰まって350円くらいでした。味はかなり本格的で、きっちりとレモングラスやガランガーの風味もあり、現地の食堂で食べ

近所の業務スーパーで鮪の中落ちが安かったので、衝動買いしてしまいました。二人で食べても余裕な量で298円です。私の頭の中はもう鮪の漬け丼でいっぱいになりました。 普通の白飯に載せてもそれなりに美味しいですが、やはり寿司飯に合わせると味の広がり方が違います。そこで今日は寿司飯で漬け丼を作ることにしました。 炊いたご飯に酢などを合わせて寿司飯を作る際には、おひつがあったほうが良いです。寿司桶や飯台とも言うようですが、正式名称が何かは存じませんので、ここではおひつと呼ぶことにします。 もちろんボウルや深めの大きな皿などで代用は可能ですが、混ぜにくかったり、底に酢などがたまったりしますので、おひつ推奨です。しゃもじも木製の方が良い気がしますが、残念ながら我が家にはプラスチック製しかありません。 使う前に、濡れた布巾で拭く、あるいはサッと水で濡らして乾いた布巾で拭きます。 材料（二人分） 炊きたてご

私はあまり美術の才能はないことは自覚しており恐縮ではありますが、料理の盛り付けというのは結構大切だと思うようになりました。以前は器や盛り付けには無頓着で、合理主義というべきかはわかりませんが、どうせ口の中に入ったら変わらない、くらいに思っていました。 しかし見た目で美味しそうに見えることは結構重要ですね。例えば鼻をつまんで嗅覚を遮ったり、食材をすべてすり潰して食感を変えてしまうと、味がわかりにくくなります。味というのは、味覚だけで感じるものではなく、他の感覚との総合的な効果として感じるものなのでしょう。 今日の夕食はとてもジャンク飯には見えません。でも少しずつ盛られているのは、あり合わせのものやチョイと作れるジャンク飯的な一品なのです。たぶんご飯の上に全部載せて〇色丼みたいにしてしまえばジャンク飯そのものです。 別に料亭ではないので、そんなに盛り付けに凝る必要はないとは思っています。ただ手

今日は家内が家に居ませんが、外は雨。食べに行くどころか、買い物すら面倒です。いつも通り冷蔵庫を漁って、一人飯用の食材を物色します。 半分カビが生えた玉ねぎが見つかったので、とりあえず残りの半分を食べてしまいたいですね。ヨシ、冷凍の豚肉細切れもあるので、豚丼に決定。 ちなみにすりおろしの生姜やニンニクは、チューブのものを常備しています。もちろん実際にニンニクや生姜を使うほうが風味もあって美味しいのですが、ちょっとだけ使いたいときにも便利ですので、毎日使うと言っても良いくらいに重宝しています。 余った具材の汁を捨てるのも忍びなかったので、そのままスープにしましたが、それもGoodでした。 材料（一人分） 豚肉　80～100g程度玉ねぎ　半個卵1個（なくても良い） すりおろし生姜　小さじ３～４程度すりおろしニンニク　爪先程度 砂糖：小さじ１　醤油：大さじ２　みりん：大さじ１和風だしの素　小さじ１

グローバル化とは、単に海外に進出したり、海外から取り入れたりすることではないと思っています。その土地の気候・風土や歴史的経緯などが文化を形成しており、それらを理解した上で、異文化の良いところを取り入れて馴染ませていく、つまりローカライズするところまでを含んでグローバル化なのだろうと思ったりします。 料理でももしかしたら同じなのかも知れません。和風や中華風だけでもバリエーションがたくさん出せる中、グローバルな食材・調味料・調理法などを考えると、もう組み合わせは無限です。それらの由来や特色、あるいは必要性などを考えながら試行錯誤することは、案外グローバライゼーションの一種なのかも知れません。 さて今回は我が家定番の一玉１７円焼きそばの試行錯誤の結果の一つです。材料からしてそうですが、和風なのか中華風なのか東南アジア風なのか、もはやわからりません。しかし、かなり美味で瞬食でした。 調味料などは家

料理に不慣れなオッサンにとって、煮物を作るのはなんとなく敷居が高い印象があるような気がします。やはり手間と時間がかかるイメージがあるからだと思います。それに加え、味付けのバランス取りが難しかったり、家庭によってこだわりがあったり、家庭的イメージに対して心の奥底で拒否反応を示したり、複合的な理由もあるのかも知れません。 スーパーでは山菜や根菜などの水煮がパックで売られていることも多いです。先日、ふきの水煮が超安価で売られていたので、つい買ってしまいました。根菜などを一から煮込むと手間と時間がかかりますが、こういうのを使うとものの10分程度で煮物ができてしまいます。 京都では具材を煮込んで味を染み込ませる料理を『炊いたん』＝炊いたもの、と言います。厳密にいうと『炊く』と『煮る』は異なるのですが、ここでは細かいことには触れません。ただし私が慣れ親しんでいるのは『炊いたん』です。 安価・手軽で美味

いつも通り、昼食は何にしようかと冷蔵庫を覗くと、そろそろ食べたほうが良さそうな賞味期限切れ納豆を発見。どうアレンジしようかと思ったのですが、さらに冷蔵庫を漁ると、ほんの少しだけ残っているピザソースとピザ用チーズを発見。 そういえば先日、埼玉県本庄市に『ナピラ』なるローカルフードがあるとTVで見ました。『納豆ピザライス』の略だそうです。私は以前に数年間埼玉県に住んでいたことがありますが、存在を知りませんでした。 TVでサッと紹介されていた作り方は覚えていませんが、以前に作ったピザライスの応用でできるはずです。というわけで作ってみました。 これがすこぶる美味しいのです。ピーマンがあればよかったのですが、なかったのでベーコンだけです。ピザソースの残りが少なすぎたのでケチャップとデミグラスソースを少量足したのですが、それがまた良かったのかも知れません。写真の見た目があまり美しくなくて済みませんが、

昼食は何にしようかと考えながら、ふと前の窓の外を見れば、豊かな日差しと綺麗な空に白い雲。今日はお弁当でも作って、少しお散歩にでも行きますかね。ご飯は昨晩の残りがありますので…。 お弁当の基本は余りモノや冷凍モノです。今回はおにぎりを握ったので１５分ほどかかりましたが、以前の記事でも紹介しておりますように白飯を詰めてふりかけ等をかけるだけなら、合計１０分程度でできます。 ミニだし巻き大きめの卵１個で二人前です。卵をわって少量のダシの素と水を加え、かきまぜたあと、二回に分けて薄く中火で焼いたものを巻き、６等分します。私的にはあまり焼き色が入っていない半生で巻いてしまうのが好きです。 オクラの味ぽんマヨ和えオクラは冷凍スライスが安価で売ってますので、レンジで温めて味ぽんとマヨ微量、鰹節をかけて混ぜるだけ。 ソーセージ８等分するだけです。卵を焼いたあと少し焼き目を入れるのも良かったかも、と後で思い

タイにはカノムチーンと呼ばれる、ゲーン（タイ風のカレー）をかけて食べる素麺のような料理があります。よく『タイのカレーそうめん』などと紹介されているのを見かけますが、カノムチーンは基本的に米粉を使いますから素麺とは非なるモノです。とはいえ、外観や食感は非常に似ています。 今日は肉じゃがが少しだけ余っていたので、それを使ってカノムチーンっぽいのを素麺で作ってみようと考えました。とはいえ、家にタイカレーのペーストもココナッツミルクもありません。そこはあるもので代用しまくってそれらしく作るのもオッサンのジャンク飯というものです。 一つだけあまり一般的ではない調味料を使っています。キューピーのアジアンテーブルというシリーズの『かんきつハーブ　コブミカンの葉＆レモングラス』というオイルです。バイマックルーとレモングラスの香りと風味がつきますので、サラダやスープなどに少し投入すればなんでもタイ風になる便

中国では南部中心にピーナッツ味の麺類をよく見かけます。担々麺もそうですし、福建省の厦門では旅ブログで紹介したこともある『沙茶面』というピーナッツ味のスープに入った麺のほか、拌面と呼ばれる汁なし麺でもピーナッツソースをかけて食べるのが厦門流のようでした。拌は攪拌すなわち「かき混ぜる」という意味で、直訳すると「混ぜ麺」つまり日本で言うところの油そばや焼きそばに近いものです。 オッサンのジャンク飯では焼きそばは定番メニューの一つです。なにせ簡単・手軽で安くて美味しい…。そして焼きそばにピーナッツ味のアレンジをするのも私の定番の一つとなっているのです。コクや甘味が非常に全体を引き立ててくれます。 ピーナッツ味の麺は厦門だけではありませんが、私がインスピレーションを得たのが厦門で食べた沙茶面や拌面だったということで、勝手に厦門風と命名しています。 材料（二人分） 麺　２～３玉肉や野菜　適量　（ここで

冷蔵庫にベーコンがありました。他にキャベツとか玉ねぎとかを使っても良いのですけれど、今日は少し面倒くさかったので、極力シンプルにしようかと思いました。 面倒なときに役に立つのが、１００円ショップで売っているパスタ用耐熱容器。水とパスタを入れて、電子レンジで７～８分ほどで茹でられます。（時間はパスタの種類と量、レンジの火力で変わります。）ただしきちんと鍋で茹でるほうが美味しいです。 計10分もかからずできる超手抜きパスタですが、そうとは思えないくらいに美味しくできます。夜にワインの肴が欲しいときにも、サッとできるので良いのではないでしょうか。 材料（一人分）ベーコン　30～50g程度パスタ　80～100g程度　（種類は何でも可）刻んだバジルおろし／刻みニンニク　微量黒胡椒　できれば粗削りでオリーブオイルコンソメスープの素 作り方塩・コンソメスープの素を入れた水でパスタを茹でます。通常より心持

実は麻婆豆腐を和風テイストにしたらどうかと思いついて、作ってみたら案外美味しかったという結果です。 挽き肉の臭みを消すのにネギを入れたかったのですが、普段は冷凍で保管して少しづつ使う刻みネギを切らしていましたので、代わりに胡椒とバジルを加えました。よって、和風と言いながら、よくわからない国籍の味になってしまいましたが、結果的には良かったので忘れないうちに記しておきます。 材料（二人分） ごはん１～1.5合程度豆腐　半丁～一丁挽き肉　100g　牛・豚・合挽なんでも味噌　大さじ2杯程度 刻みorすりおろしニンニク　少量（市販のチューブのもので可）刻みorすりおろし生姜　少量（市販のチューブのもので可）刻んだバジル　少量めんつゆ　大さじ2杯程度（代用：だしの素＋醤油＋砂糖少量）片栗粉　少量 その他調味料：とりがらスープの素、だしの素、料理酒、胡椒、豆板醤or一味唐辛子 作り方フライパンに薄く油を

冷蔵庫を開けて、余り物などで作ったピザライスっぽいもの。なんと形容したら良い料理なのかよくわかりません。こういう料理が世の中にあるのか知りませんが、オッサンごときが最終型の味を想像しながら作れる程度ですから、きっとどこかにあるのだろうと思います。 コンソメスープをかけて調理していますが、リゾットほどベチャベチャしません。ピラフやドリアにも近い印象ですが、そもそも上に載っているのがドリアとは遠いピザライクな具材です。私的には、シンガポールや香港などで見られるクレイポットライスのピザ風というのが近い感触です。土鍋でやって加熱すれば、まさにそうなりそうです。 ご飯が余っていて、ピザソースやピザ用チーズがあれば、具材はなんでも良いと思いますが、冷蔵庫で余っていて載せたオーソドックスなものを紹介しておきます。お手軽なわりになかなかイケルと言ったところです。ビールやワインには合います。 材料 ご飯　0

いつもながら冷蔵庫を漁って、そろそろ傷んでしまいそうなキャベツを発見。残り物の冷凍ミンチとともに適当に作ってみたところ、思った以上に美味しかったので、備忘録として。 調味料は特に厳密である必要はないと思います。レシピに書いてあるものが１～２つ無くても、全然大丈夫！基本的に、全部フライパンに突っ込んで、混ぜて炒めて、ご飯に載せるだけです。 【材料】（二人分） ご飯　1.5～2合（食欲に応じて）キャベツ　ざく切りにして、中くらいのボウルいっぱいくらい。挽き肉　100～200g程度　合挽き推奨ですが、牛でも豚でも。 チューブのすりおろしニンニク　（あるいは１欠片みじん切り）コンソメの素、鶏ガラスープの素　各小さじ一杯カレー粉　小さじ１杯（あるいは市販のカレールー１ピース）ナツメグ粉末　少量 その他調味料：胡椒・ナンプラー・ウスターソース・味の素・レモン果汁・ごま油、等刻んだバジル　少量 【作り方