最近、久しぶりに『人月の神話』という書籍を読み返して、改めて「やはりこの本はスゴイ」と感動したので、その内容をシェアしていきます。この書籍は私のようにSI業界で働いている人なら、一度は読んだことがあるでしょう。それほどとても著名な本なのです。 SIとはSystem Integrationの略で、簡単に言えば「システムを導入しようとしている顧客の面倒を最初から最後まで全部みる」という意味になります。 顧客の権限がやたら強くて、「締め切り厳守」をSI企業に押し付けた場合、SI企業はついつい投入する人員の数を増やして対応しようとします。しかし、それは間違いです。その間違いをより論理的に指摘したのが『人月の神話』になります。 この書籍で語られている概念は、IT企業で働いている人や投資を考えている人はもちろん、複数人で仕事をしている人なら誰でも知っておくべきことだと思います。(『ウォーレン・バフェッ