見損ないました。 自民党総裁の谷垣禎一さんが、京都5区を含んだ近畿地方2府4県を独占的に事業地域とし、「東京電力と並ぶ業界の雄。原子力発電で先駆」(会社四季報)的な企業である「関西電力」の大株主だったことが明らかになりました。保有株の時価総額は、およそ1000万円と高額で、年利2%ほどの配当も受け取っていた可能性があります。谷垣氏は原発を担当する「科学技術庁長官」を、初めて入閣した橋本内閣の1997年9月11日から1998年7月30日まで務めており、職務権限を持った「族議員」でありながら、地元の関連企業の株式を大量に所有していることは違法ではなくても、「民信無くば立たず」という谷垣総裁が有権者に繰り返している政治の要諦を自ら逸脱する行為であり、「復旧予算」である第1次補正予算(案)の審議はいいとしても、今後の日本のグランドデザインを描くうえで、責任野党・政権準備党として、発言力を失いかねな