ニューヨークから失礼します。 ただミシン目がきれいな服を縫製がいいというのは正しくありません。一般的に日本製の服は縫製がいいと世界で認められていません。 もしそうでないでならば、車や電化製品、精密機械のように日本製の服は世界の市場を席捲していても不思議ではありませんが、そうなってはいません。 どうも日本人は民族的性格からか、なんでも細かいピッチで丁寧に正確に縫われていればいい、と勘違いしている人が多いのですが、首や肩への吸い付きが悪く、そのために背中も汚く、さらにはフロントのウエストマークが高すぎる(つまりボタン位置が高すぎる)服を今でもよく見かけるのです。 こういう服は男の”器そのもの”を極めて”小さく”見せてしまうのです。 ニューヨークやロンドンでは、私に”最近アジア人のゲイが増えているのか?”と聞かれたことが何度もありますが、よくよく聞いてみるとどうもどれもが日本からのビジネス出張者