技術部の笹田です。今日保育園に娘を送りにいったら、娘が先生に「サンタさんにプレゼントもらったよ! お母さんもプレゼントもらってたけどお父さんはもらってなかった!」と報告しており、私だけが悪い子と保育園に伝わってしまいました。 2021年は、笹田は Ruby 3.1 に導入された debug.gem (ruby/debug: Debugging functionality for Ruby)に結構長い時間をかけました(かけてしまいました)。だいたい半年で終わるだろうと思ってたんですが、終わらず。Ractor をもっとやる予定だったんだけどなぁ。ソフトウェア開発の見積もりは難しいですね。 本記事では、debug.gem について、導入の背景、簡単な使い方、それからちょっと面白い機能までご紹介します。 youtu.be (本稿では動画をいくつか載せていますが、動画作成時と記事執筆時が違うので、そ
こんにちは。クックパッド事業本部 買物サービス開発部の藤坂(@yujif_)です。 2020年10月にクックパッド iOS アプリで「買い物機能」をリリースしました。今回はこの新機能の開発にあたって考えたことや取り組みについてご紹介します。 買い物機能とは レシピから買い物へ 買い物からレシピへ 実は SwiftUI で作られている 技術選定の背景 1. 本番で早く検証し、サービス開発の効率を上げたい 実生活の中で使って発見を増やす UI の「作って壊し」をやりやすく 2. SwiftUI のリスクを抑えつつ導入できる見込みがあった クックパッド iOS アプリでは 2メジャーバージョンをサポート 機能・画面単位で切り分けやすいアーキテクチャ 【方針】View 層のみで SwiftUI を部分的に導入する 実装 既存のVIPER アーキテクチャへの SwiftUI の組み込み UIView
こんにちは投稿開発部の佐野大河です。React Native 新アプリシリーズ連載4日目はReact Native のお話はしません。今日はその新アプリ「クックパッド MYキッチン」のアプリアイコンの制作過程について書こうと思います。 連載初日の記事でもありましたように、クックパッド MYキッチン(以下、MYキッチンアプリ)は、レシピ投稿者に使いたいと思ってもらうことを目指したアプリです。ベースの機能はクックパッドとは大きく変わらない派生アプリのようなものですが、レシピ投稿者に好んで使い続けてもらえるように、全く新しいアプリとしてユーザーに届けたいという想いがありました。なので、MYキッチンアプリのアイコンを考えるにあたって、通常のクックパッドアプリのブランドイメージを引き継ぎつつも「MYキッチンアプリらしい」シンボルをいちから考えました。 今回はこのアプリアイコン完成までのプロセスを(迷
こんにちは。インフラストラクチャー部 SRE グループの吉川 ( @rrreeeyyy ) です。今期オススメのアニメはツインエンジェル BREAK です。 普段の業務並びに趣味の一環として、サーバのモニタリング環境の調査や改善に取り組んでいます。 そこで本稿では、モニタリングのコンポーネントの一つとして外すことが出来ない、時系列データベースの基礎知識に関して紹介します。 そもそも時系列データ・時系列データベースとは? 時系列データというのは、特定の時間ごとに何らかの値を取得した際の、取得した一連の値を指します。 例えば、以下のようなフォーマットをしたデータなどは時系列データにあたるでしょう。 timestamp1,key,value1 timestamp2,key,value2 timestamp3,key,value3 : 時系列データベースとは、上記のような時系列データの保存・処理に
インフラストラクチャー部長の星 (@kani_b) です。 2017年1月5日をもって、クックパッド における全ページで HTTPS が使われるようになりました。 完全 HTTPS 化をするにあたり、その理由や具体的な進め方について紹介します。 以前 SRE Tech Talks #2 にて一部発表した内容も含みますので、ご興味のある方はあわせてスライドもご覧ください。 完全 HTTPS 化に踏み切った理由 以前のクックパッドは、ログインや登録情報の参照など、いわゆる個人情報や認証情報を扱う箇所のみに HTTPS が使われていました。 このように「必要な箇所にのみ HTTPS を使う」構成は、ある程度歴史のある Web サービスにおいてよく使われている構成です。 この状態から、完全 HTTPS 化に踏み切った理由を説明します。 サービスをよりセキュアにするため HTTPS の利用を考えるに
こんにちは、サービス開発部の荒引 (@a_bicky) です。 突然ですが、RDBMS の既存のテーブルを見てみたら「何でこんなにインデックスだらけなの?」みたいな経験はありませんか?不要なインデックスは容量を圧迫したり、挿入が遅くなったりと良いことがありません。 そんなわけで、今回はレコードを検索するために必要なインデックスの基礎知識と、よく見かける不適切なインデックスについて解説します。クックパッドでは Rails のデータベースとして主に MySQL 5.6、MySQL のストレージエンジンとして主に InnoDB を使っているので、MySQL 5.6 の InnoDB について解説します。 InnoDB のインデックスに関する基礎知識 インデックスの構造 (B+ 木) InnoDB では B+ 木が使われています。B+ 木は次のような特徴を持った木構造です。 次数を b とすると、
技術部モバイル基盤グループの三木(@giginet)です。 去る9月13日、「Cookpad Tech Kitchen iOSアプリの継続的デリバリーへの取り組み」と題して、iOSエンジニア向けの技術交流イベントを行いました。 このイベントでは、iOS開発の中でも特に大規模アプリの開発フローや、品質改善を支えるための技術をテーマに、弊社のエンジニアから3つの発表をしました。 この記事では、その様子についてお伝えします。 クックパッドiOSアプリの品質管理のための取り組み まず、技術部品質向上グループの松尾(@Kazu_cocoa)から、クックパッドiOSアプリ開発体制について紹介しました。 20160913 cookpad ios_jp from Kazuaki MATSUO この発表では どのような組織構造を元にアプリ開発が行われているか 月1のリリースサイクルを実現するためのリリースフ
技術部・開発基盤グループの中村です。 この度、クックパッドが開発し、オープンソースとして公開しているRuby on Rails向けプロトタイプ開発用のプラグイン「Chanko」を再設計し、Ruby 2.0.0 への移行に引き続き Chanko 2.0.0 をリリースしました。Chanko 2.0.0 では、これまでのバージョンと互換性を保ちながら、主に実行速度やコードの可読性について改善が加えられています。 http://cookpad.github.io/chanko/ Chankoとは Chankoは、素早く安全に新機能のプロトタイプを行うためのフレームワークです。クックパッドでは今現在でも、Chankoを使って多くの機能を独立して開発し、対象範囲を限定して公開することで新機能の検証サイクルを回しています。Chankoを利用して拡張した機能でエラーが起きた場合、拡張前の機能に自動的に切
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