ポピュラー音楽を理解する上で大切なものの一つに「音程」があります。 ●異名同音 上は鍵盤の図です。音名を見ると、白鍵盤は名称が1つですが、黒鍵盤には2つの名称が表記されていますね。これら2つの音は表記は違っていますが、ご覧の通り、音自体は同じものです。 このように「#」で表記するか「♭」で表記するかの違いによって分けられる音を異名同音といいます。 ●音程 鍵盤の図を見ると、端から端まで丁度1オクターブあるのですが、白鍵・黒鍵の数を数えてみると、全部で12個の音があることが解ります。 音程とは音と音の幅や関係を表すものです。隣り合った音の幅(音程)を半音といい、上記の鍵盤から12個の音は、この半音を最小単位として構成されていることが、解りますね。 ●度数 まずはC音を基準として、他の音との音程を考えてみましょう。 Cの白鍵とすぐ隣の黒鍵(C♯)とは、半音の音程差があります。この時の音程を