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ブックマーク / ascii.jp (188)

  • ゴスロリ人口100万人、200億円市場

    アスキー総研のテーマは、デジタルとコンテンツの関係というわけなのだが、これが「都市論」的な話になってくる。たとえば、アスキー総研は、現在の「秋葉原」を80年代の「原宿・渋谷」をアナロジーとして見ている部分がある。原宿・渋谷⇔秋葉原、ファッション・広告⇔デジタル・コンテンツ、パルコ・竹下通り⇔ヨドバシ・中央通り、パルコ文化⇔角川グループという図式が書けるだろう。角川グループというのは、音羽一ツ橋(講談社・小学館)よりも一段私小説的で、萌える文化を持っている。いまの時代なりの、文学に近いマンガ・アニメというべきか。 それでは、原宿・渋谷の文化が80年代以降どのような道をたどったのか。これには個人的にものすごく興味があった。映画『下物語』を見て、ロリータ、ゴスロリ、カワイイに、その思想的な背景というものに圧倒された。ところが、わたしは言うまでもなく、秋葉原や神保町のほうをフランチャイズにしてい

    ゴスロリ人口100万人、200億円市場
  • 67歳の美少女ゲームメーカー社長に話を聞いた (1/3)

    先日Twitter界隈で知ったところによると、美少女ゲームメーカーの社長をやっているHal氏のブログ「ハルだから…… [Hal Dakara...]」が面白いと評判だとか。 紹介欄によれば「1941年9月15日生まれエロゲ会社社長(満67歳)」って、ええぇぇぇ! 戦中生まれでエロゲ会社の社長って! その上、そのゲーム制作会社「スタジオパンドラ」の美少女ゲームブランド「Lost Script」は、なんと筆者も好きでプレイしていた「蠅声の王」を生み出したブランドだったんです。 このゲーム、前々回に「世界で人気のRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズ作者死去」で触れたゲームブックの要素を取り入れたことが美少女ゲーマーの間で話題になったもの。まさかあれを作っていたのが還暦過ぎのおじいさんだったとは!(Halさんごめんなさい) しかもブログを読むと「ひぐらしのなく頃に」「同級生」などの有名タイトルがポンポ

    67歳の美少女ゲームメーカー社長に話を聞いた (1/3)
  • 黒船Google汐留沖に出現でWeb広告業界に激震! (3/3)

    では、Ad Plannerに死角はないのか。気になる点は2つある。1つは、Ad Plannerのデータの出所、つまり、そもそもグーグルはどうやって各サイトのデータを収集しているのか、という点だ。 グーグルの説明によると、Ad Plannerのデータは、Google検索の検索ボリュームに、オプトインのGoogle Analyticsデータ、消費者パネル調査、外部調査データなどを加味して算出しているという(Ad Plannerのヘルプ)。だが、それぞれの配分や詳細は明らかでないので外部からは検証できず、グーグルのデータに偏りがある可能性も否定できない。たとえばASCII.jpのPVは、弊社の媒体資料にある4000万PV(公称値)に対して、Ad Plannerによる“Google調べ”では4100万PV。弊社の公称値の方が少なく、謙虚に発表しすぎとむしろ反省すべきともいえる。Ad Planner

    黒船Google汐留沖に出現でWeb広告業界に激震! (3/3)
  • 2ちゃんねるまとめサイトの中の人が目指す「透明な管理人」 (1/5)

    個人サイトで膨大なアクセス数が狙えると言われるジャンルに「2ちゃんねるまとめ」サイトがある。 膨大な情報の中から面白い書き込みやスレッドを抽出する眼力と継続力が必要だが、その見返りは1日数万から数10万とも噂される多数の閲覧者だ。そうした2ちゃんねるまとめ系で、定番の人気があるサイトのひとつが「ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd」だ。 ひとつの書き込みや周辺の数レスを抽出して紹介する「短レス系」と呼ばれるサイトで、1日15万PVの高いヒット数を継続している。その人気の秘訣や運営の苦労などについて、管理人のセミマル氏は「特にないですよ」と語る。そして、今後の目標についても「特にないですよ」と。 では、どんな意図で人気サイトを運営しているのだろうか。答えは、「理想は無色透明ですね」という発言に隠されていた。顔の見えるインターネット 第47回は、セミマル氏に情報を伝達する意義と、2ちゃんねる

    2ちゃんねるまとめサイトの中の人が目指す「透明な管理人」 (1/5)
  • 四本淑三の「テレビを捨てよ、動画サイトを観よう」 第2回 初音ミクよりスゴイ「UTAU」って何だ?

    VOCALOIDを使った歌唱ソフトは、ご存知の通り「中の人」によって音声キャラクターが変わってくる。 クリプトン・フューチャー・メディアのキャラクター・ボーカル・シリーズなら「初音ミク」が藤田咲、「鏡音リン・レン」が下田麻美、「巡音ルカ」は浅川悠が「中の人」だ。プロの声優さんの音声素材で歌唱合成するのがこのシリーズのセールスポイントでもある。 もしその音声素材を自分で作り、歌声合成をしてくれるソフトがあったらどうだろう? たとえば自分や友達の声を「中の人」にして、その声で好きな曲が作れるというソフトが。 それがニコニコ動画から生まれた「UTAU」という歌声合成ツールだ。作者はVOCALOID楽曲のクリエイター「飴屋P」として知られる飴屋/菖蒲(あめや・あやめ)さん。VOCALOIDとの一番の違いは、自前の音声素材が使えるフリーソフトであることだ。 ピアノロール式のシーケンサ画面にオブジェク

    四本淑三の「テレビを捨てよ、動画サイトを観よう」 第2回 初音ミクよりスゴイ「UTAU」って何だ?
  • 「ブラックジャックによろしく」は大丈夫なのか? (1/4)

    あの巨大なシェアを誇るニコニコ動画ですらプレミアム会員が集まらずに赤字が続いているというのに……ネットで課金制度は定着しないんですよ。 エロやMMO RPGという別ジャンルでの成功例もあることにはあるんですが、漫画コンテンツで広告収入も見込まずに課金制度で読者を集めるというのは、ログポースなしに偉大なる航路(グランドライン)にこぎ出す海賊そのもの。 その末は遭難するか海王類にわれるだけで……。 課金制度が定着しない事に関して「ネットユーザーはお金を出さない」という論法がありますが、意外とそうでもないんです。ならばAmazonがあれだけの大企業になっているはずがない。 それはただネットユーザーが面倒くさがりなだけ。だって俺がそうなんだもん! 毎回住所や名前、クレジットカードなどを打ち込んで、個人情報をネットに流すリスクに舌打ちをする。Amazonも最初だけはそれらを入力しなきゃいけないけど

    「ブラックジャックによろしく」は大丈夫なのか? (1/4)
  • ついに上陸解禁! 日本一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【前編】 (1/3)

    廃墟マニアもそうじゃない人も、軍艦島という名前を耳にしたことのある人は多いはずだ。ちなみに軍艦島と呼ばれる島は国内にいくつかあるのだが、一般的に軍艦島といわれて思い浮かべるのは、世界文化遺産の暫定リストに登録された、長崎半島の西4.5kmの沖合いに位置する端島(はしま)のことだろう。 この島は1810年に石炭が発見され、1870年(明治3年)に炭鉱として開発開始、三菱石炭鉱業が閉山する1974年(昭和49年)までの104年に渡り、炭鉱として日経済の発展に貢献してきた。現在もその名をとどろかせているのは、炭鉱閉山後に無人島となり、数十年の時の流れに身を任せて巨大な廃墟島となったためだ。 そんな廃墟の島“軍艦島”だが、今年の4月末より一般観光客の上陸が許可されることになった。その情報をキャッチしたASCII.jpチームは、上陸解禁に先立ち長崎市の協力を得て、軍艦島に上陸してきた。 現在の軍艦

    ついに上陸解禁! 日本一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【前編】 (1/3)
  • 伏見つかさ先生×長島☆自演乙☆雄一郎、オタクを語る! (1/3)

    『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』シリーズの伏見つかさ先生、そしてネットでも話題のコスプレK-1ファイターである長島☆自演乙☆雄一郎氏。このお2人がついに出会ってしまった! いや、出会うべくして出会ったというべきかっ! ラノベ × K-1という超異種格闘技戦が、今まさに始まるっ! ──それでは、さっそく。今回、お二人が対談される経緯についてお願いします。 長島☆自演乙☆雄一郎(以下、乙):僕がアスキー・メディアワークスに取材で来たときに、伏見先生の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の小説をいただいて、それを読んだのがきっかけですね。内容が面白くて、ずっと面白い、面白いと言っていたらこのような機会をいただけて。 伏見つかさ(以下、伏):ブログ(http://ameblo.jp/jienotsu/)でも紹介してくださってましたよね。飲み会で自慢しましたよ! 乙:当ですか! ありがとうござ

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  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(後編) (1/4)

    2009年03月17日 06時00分更新 文● 村山剛史(構成) 聞き手●アスキー総合研究所所長 遠藤 諭 撮影●吉田 武 前編はこちら イラストコミュニケーションサイト「pixiv」を運営する「ピクシブ」は2008年11月1日に、社名をこれまでの「クルーク」から変更した。だが、実はこのクルークという社名自体も、pixiv以前に自社開発したサービス「crooc」(クルーク)のスマッシュヒットを受けて、創業時の社名「ウェブッテネット」から変更したという経緯がある。 ミクシィ(前イー・マーキュリー)のように、自社サービスの認知度が社名のそれを追い越した場合、社名をサービス名と同一にすることは、ブランドマネージメントという点で十分メリットがある。だが、2度にわたって社名を自社サービス名に合わせた事例というのは、さすがに珍しいのではないだろうか。 パナソニックの例を出すまでもなく、社名の変更には並

  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編) (1/3)

    イラストやマンガでコミュニケーションするという、異色のウェブサービス「pixiv(ピクシブ)」。 現在のmixiは、主に日記を公開することで、他者とのつながりを持つ場として機能している。一方、pixivは日記の代わりにイラストを公開することで、他者とつながる点が最大の特徴だ。各ユーザーは他者のイラストにコメントやタグ、評価点を付けることによってコミュニケーションを図る。さらに、気に入ったイラストをブックマークしたり、作者をお気に入りに追加することもできる。 pixiv(ピクシブ) http://www.pixiv.net/ イラストを介したコミュニケーションサービス。会員登録したユーザーには、自作イラストをアップロードできるページが与えられる。これは、「mixi」などのSNSにおけるトップページに相当し、「マイミクシィ」や「お気に入り」に近似する機能も備えている。 サービス開始は2007年

  • ミスチルを目指して終わるな──坂本龍一かく語りき (1/4)

    8日、アップル直営店の「Apple Store Ginza」にて、著名人を講師に招く学生向けのトークイベント「Dream Classroom」がスタートした(関連記事)。第1回のゲストとして招かれたのは、日を代表するアーティスト坂龍一氏だ。 無料ということもあってか、会場となった3階のシアターには、設置された84席というイスの数を大きく上回る150人以上の観客が押し寄せた。入場は学生優先で、残念ながら会場に入れなかった人も出たほど人気だった。Apple Storeによれば、開店以前の9時からすでに店舗前に人が並んでいたという。 1時間を超えるトークにおいて、坂氏は「アジ演説」をしていた学生時代のこと、モーリス・ラベルやアンドレ・ブルトン、マルセル・デュシャン、ジャン=リュック・ゴダール、ナムジュン・パイクといった影響を受けた人物、特に取り組んでいる環境問題への活動、学生へのメッセージ

    ミスチルを目指して終わるな──坂本龍一かく語りき (1/4)
  • ねたミシュランの中の人が語る「金と更新と情報」 (1/5)

    ネット文化は黎明期から現在まで多様な変化を繰り返しているが、笑えるコンテンツに人気が集まるのは普遍の原理といえる。そのなかでもひと目で面白さが伝わる画像コンテンツのニーズは高い。今回インタビューしたksn氏が運営する「ねたミシュラン」は、そんな面白写真を紹介する定番サイトだ。 毎日良質なネタ画像を30点前後アップしており、1日40~45万PVを誇る人気は揺るぎない。その内実についてksn氏は「更新にかける時間は長くて10分」「アフィリエイトは月数万円」など、かなり明け透けに語ってくれた。 顔の見えるインターネット 第42回は、ksn氏が居酒屋で飲みながら語った人気サイト管理人の実情や情報の受け取り方、ネットの現状に関する考えを紹介したい。そして、この記事の情報が「どこまで真実なのか」、そしてその情報が偽りだと感じたなら、それはなぜだと思うかを自分自身に問いかけてもらえれば幸いだ。 2003

    ねたミシュランの中の人が語る「金と更新と情報」 (1/5)
  • ICレコーダの買い方(2009年初頭編) (1/6)

    1月21日にソニーからリニアPCM録音対応の新モデル「ICD-SX900」が発表されたので、その情報を5ページ目に追加しました。(2009年1月21日) 会議や英語学習に便利なICレコーダ 人気製品は1万円前後から 音声をフラッシュメモリに録音・再生するICレコーダは会議の録音や英語学習などに便利で、もはやビジネスマンには欠かせないアイテムだろう。 そんなICレコーダは、オリンパス、ソニー、三洋電機など各社から、価格やスペックが異なる多くの製品が発売されているため、製品選びに悩んでいる人も多いはず。記事はそんな読者に向けて、スペックの見方や重視すべきポイントなどを紹介する。 ICレコーダを選ぶときのポイントはコレだ! 1. 内蔵メモリ容量 1GBモデルで基的には十分 2GBならさらに余裕が 2. PC連携 PCと繋がるのは当たり前 でも利便性には差がある 3. 電源 USB経由で充電や

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  • 猫がわらわら集まる無人駅 (1/2)

    鶴見線終点(のひとつ)である扇町駅ホームにて。ホームは単線で、電車はここで折り返し運転。這いつくばって撮ってます(2008年11月撮影 ニコン「D90」) 横浜から川崎の臨海工業地帯を走るJR鶴見線という小さな路線がある。どう見てもローカル線である。どのくらいローカルかというと、全駅に改札がない、Suicaの簡易改札機があるだけというくらいなのだ。工業地帯で働く人のための路線なのでそれでいいのである。鉄道好きには有名な路線だが、わたしは今回が初めて。 わたしの友人に三井公一ってカメラマン(有限会社サスラウ って会社をやってます)がいるんだけど、彼もまた好きで、撮影ポイントをよく知ってて、鶴見線にいい駅があるよと教えてくれたのだ。で、せっかくなので現地を案内してもらったのである。 平日昼間の鶴見線は客がものすごく少ない。朝夕のラッシュ時以外に工場地帯に用がある人なんてそうはいないからね。

    猫がわらわら集まる無人駅 (1/2)
  • 「アキバの現実」報道する「アキバBlog」の現在 (1/5)

  • USB接続の4.3インチ液晶がセンチュリーから発売予定!

    USB接続で手軽にデュアルディスプレイが可能となる4.3インチのUSB接続サブモニタ「PLUS ONE」(型番:LCD-4300U)がセンチュリーから発売予定だ。 センチュリーから発売予定の4.3インチのUSB接続サブモニタ「PLUS ONE」(型番:LCD-4300U)。USB接続で手軽にデュアルディスプレイが可能となる この製品は、サイズが127(W)×17(D)×77(H)mm、重量は130gという手のひらサイズの小型液晶モニタ。同社によると高品質国内メーカーパネル採用で解像度はWVGA 800×480ドット/24bitフルカラー、視野角45/65/65/65度(上下左右)、発色数24bit 16.7万色というスペック。製造も日国内で行なっているとのことだ。

    USB接続の4.3インチ液晶がセンチュリーから発売予定!
  • 「最後の授業」がウェブに遺した教訓 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    がん宣告を受けた教授の最後の授業 米カーネギー・メロン大学のランディ・パウシュ教授が、7月25日、すい臓がんで死去した。享年47歳。専門はコンピューターサイエンスだが、彼を世界的有名人にしたのは、その「最後の授業」だった。 昨年、彼は医師から「余命は3ヵ月から半年」と告げられた。大学には、そういう教師が「最後の授業」を行なう慣例があり、それに従って彼は昨年9月に授業を行ない、その模様はビデオに収録され、大学のウェブサイトで公開された。ここまでは今までにもあった話だが、このあと「事件」が起きた。この1時間以上のビデオが、YouTubeにアップロードされたのだ。 YouTubeがベストセラーを生んだ パウシュ教授の授業には、死を覚悟した悲壮感はない。最初に、彼のすい臓の10個の腫瘍のCTスキャンを見せたあと、「今日はこれ以上、病気については語らない。もう飽きたよ」といい、「ぼくは君たちの誰より

    「最後の授業」がウェブに遺した教訓 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
  • 「第5権力」としてのウェブ

    総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。 B-CASがなくなると、ダビング10の信号は受信機で無視できるようになるので、これをどうするかが焦点だ。デジコン委員会の村井純主査(慶應義塾大学教授)は「技術と契約」で対応する方針を示した。しかし、法律で強制しない限り、ダビング10に対応するかどうかは受信機メーカーの自由だ。国内メーカーが(放送局の圧力を恐れて)ダビング10を採用しても、海外メーカーが「ダビング10なし」を売り物にして乗り込んでくる。ダビング10も実質的に廃止(任意の規格)に

    「第5権力」としてのウェブ
  • フルハイビジョンなんていらない (1/2)

    この頃、テレビをほとんど見なくなった。画面の右上に「アナログ」といういやがらせの表示が出るのが不愉快だからだ。 わが家のテレビは9年前に3万円弱で買った21インチのブラウン管テレビだが、別に画質が悪いと思ったことはない。しかし政府が画面表示で「買い換えろ」と強要する地デジというのはどういうものか、近所の電気店に確かめに行った。 店に並ぶ数十台の平面テレビを見た第一印象は、「不自然な絵だな」ということだ。私は20年前にNHKの(アナログ)ハイビジョン開発番組を作ったころからこういう映像を見てきたが、テレビの画質は解像度だけで決まるものではない。視聴者にいろいろな条件の映像を見せると、違いが一番感じられるのは色温度(赤っぽいとか青っぽい)で、次がコントラスト。解像度というのは、30インチ以下のモニターではほとんど分からない。 地デジの映像は不自然 最近の平面テレビは、解像度の高さを強調するため

    フルハイビジョンなんていらない (1/2)
  • 光ファイバーは本当に必要なのか? (1/2)

    今月発表された総務省の統計(関連サイト)によれば、6月末でFTTH(光ファイバー)の契約数が1300万件を超え、初めてDSL(デジタル加入者線)を上回った。その要因はいろいろあるが、最大の理由はNTTのしつこい電話営業だろう。わが家にも、20回は電話が来た。 1度は根負けして契約することにし、工事の人が来たのだが、配線が壁に埋め込まれていて工事ができなかった。ところが先週、また電話がかかってきた。経緯を説明すると、「エアコンのダクトを通して工事できる」とい下がる。「そこまでして光ファイバーはいらない」というと、「お客さん、もう光のほうがDSLより多いんですよ」という。 「そんなこと私には関係ない。だいたいFTTHは100Mbps出るといっても8分岐だから、50MbpsのADSLと実効速度は大して変わらないでしょ」と私がいうと、「お宅は電話局から870mだから、5~10Mbpsしか出てない

    光ファイバーは本当に必要なのか? (1/2)