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ここまで紹介してきた事例では、大学院入学の選択が難民化の分岐点になっているようです。進学理由は、「社会を変えたい」といった高い志からというより、「就活のタイミングを逃した」「就職試験に落ちた」といったモラトリアムとしての大学院生活が主たる目的だと語っている人は少なくありませんでした。そんな不純な動機だから難民化するのだと世間様からお𠮟りを受けそうですが、長期の大学院生活を経て研究職に就いている人の中にも「会社員になりたくなかった」「まだ働きたくなかった」など、社会に出る準備ができていないために大学に残ったという人もいます。 行き当たりばったりの選択が必ずしも難民化を招くわけではありません。家庭の事情や体調の変化、人間関係のトラブルなど、綿密な計画を立てていたとしても、さまざまな要因から計画が狂うことはありうるのです。 一流大学でいくつもの学位を取得しながら、1000万円の借金返済のために
Facebookの共同創設者で現CEOのマーク・ザッカーバーグが、かつて「毎朝起きて携帯をオンにすると、ガーン! 問題発生のパンチが飛んでくる」と語ったように、Facebookの頭上では、多数の問題がブンブン飛び交っている。 まず、長い間問題視されているのは、利用者の個人データの管理の甘さだ。 2018年、選挙コンサルティング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」がFacebook利用者8700万人の個人データを不正に利用したスキャンダルが発生。Facebookから得た個人情報を利用した同社が、EU離脱を問うイギリスの国民投票に関与し、2016年のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプの当選を裏で後押ししていたことが明らかになったのだ。 このスキャンダルにより、プライバシー管理の甘さが大批判されたFacebookの評判や株は急降下した。 これを機に利用者グループがプライバシー侵害の団体訴訟を起
#1 #2 「ヨーロッパでは失敗した」とは? ヨーロッパを例にして移民の反対論を展開する論者もいる。それはヨーロッパでは、移民・難民の受入れによって社会が混乱しているというものだ。 メディアでは、ヨーロッパの状況について「移民・難民」とひとくくりにされることが多いが、移民と難民はまったく性質が異なる。 移民は政府がその国に必要な働き手等として正規に入国を認めた人たちであり、彼らの入国を問題視する国はない。一方、難民や非正規の移民の対応にはヨーロッパは苦慮している。 その理由の一点目は、予測不可能な大量難民の発生である。アフリカ、中東諸国での紛争の発生によって、大量の難民が流入する危機がある。国内の政治の不安定化に加え最近では気候変動による難民の増加も起こっている。 つまり、ヨーロッパ各国が計画的に受入れを望む移民以外の流入、しかも各国の受入れ許容量を超える数の大量流入にヨーロッパは苦労し、
#1 #3 #4 幸福度が高い人と低い人の違いは何か 幸福度が高い人間と低い人間との差は、幻想にとらわれているかどうかで違ってくる。つまり欠乏の心理に支配されて「足るを知る」を忘れてしまうのだ。 「結婚したら幸せになれる」のではなく、「幸福な人が結婚している」のだ。「結婚したら幸せになれる」などという幻想にとらわれているうちは、結婚もできないし、万が一結婚できてもしあわせにはなれない。そして、自分が不幸なのは結婚できないからだ、自分を選ぶ相手がいないからだ、自分が選ばれるように差配しない仲人が悪いからだ、社会が悪い、政治が悪い......と誰かを責め続けることで欠乏の心理を埋めようとしている。 本人は「誰かのせいにする」という行動をしているつもりかもしれないが、客観的には文句をいっているだけにすぎない。そんな面倒くさい人間を誰が結婚相手に選ぶというのか。「足りない」なら「何を足せばいいのか
昔は、結婚がすべてを制していた……。しかしその当時、結婚は愛とは関係がなかった。 実のところ、歴史的に見れば、「愛が結婚をだめにした」とも言えるかもしれない。あるいは、「愛が結婚に打ち勝った」とも言える。歴史家のステファニー・クーンツが指摘するように、有史時代の大半を通して、結婚のテーマソングは、ティナ・ターナーの『愛の魔力』(“What's Love Got to Do with It”=愛と何の関係があるの)だったかもしれない (この曲を結婚式で使うのはお薦めしないが)。 有史の大部分において、結婚は愛よりもむしろ経済との関係が深かった。何も邪悪な計画の一部だったわけではなく、当時は生活がとんでもなく苦しかったという事実によるものだ。 「恋愛結婚」は、現実的な選択肢ではなく、むしろ「死なないように助けて」というのが当時の典型的な結婚だった。人生は意地が悪く、残忍で、短いことが多かった。
宇都宮健児氏らが財務省に申し入れ 前回記事、「氏名、住所も全世界に公開! インボイス制度導入で「あの漫画家の本名がバレる」は、やはり本当だった」では、インボイスによってペンネーム・芸名で活動するクリエーターの本名や住所がバレる仕組みを詳しく解説した。 今回は、なぜそのような制度設計になっているのかを解説していく。答えを先にお伝えすると、「個人のプライバシーよりも大企業の利便性を優先したから」。ただ、それだけである。 この事実が明らかになったのは、2022年8月8日の公平な税制を求める市民連絡会(共同代表は弁護士の宇都宮健児氏以降は「市民連絡会」と表記)による財務省申し入れにおいて。市民連絡会はインボイス制度の拙速な導入に反対し、政府(岸田総理、鈴木財務大臣 宛)に反対声明と6項目からなる質問書を提出。今回の本題である”本名バレ”は質問書の6点目に含まれている。 ① 物価高とコロナ禍が同時進
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