▶【連載第1回はこちら】オズワルド伊藤のエッセイ連載『一旦書かせて頂きます』/第1回「書くということ」 なんかこう、生きてきゃ生きてく程大事にしたいなあと思う人間が増えていくんだけども、自分のキャパの狭さもあって、どうしても今一番近くにいる人間のことを最優先にしてしまう。 例えばそれ以外の、長年連れ添った仲間だったり、恩人と呼べる方々だったり、正式な血のつながりのある面子だったり。 大事に決まっているし、恩だの義理だの忘れたわけじゃあないんだけども、どうしてもどうしてもその時一番近くにいる人間のことで頭がいっぱいになってしまうのである。 それが今の自分にとってはルームシェアのメンバー。というか、自分の中では家族に分類される人間達。 長年にわたり、女優である妹の扶養に入っていた小生は、夏に入る頃、楽しそうだし芸人とルームシェアをしてみたいという気持ち96%、そろそろ妹の世話になっている場合じ