問題を構成する5つの要素とは、以下の通りだ。その詳細は本シリーズの3回目で解説したので、そちらも読んでいただきたい。 意思決定者(decision maker) 制御可能変数(controllable variables) 制御不能変数(uncontrollable variables) 制約条件(constraints) 結果(outcome) 問題を構成する制御不能変数とは、意思決定者が「制御できない」変数である。例えば天候のように、人間が制御できない要素がこれに当たる。 しかし、ある人にとっての制御不能変数が、全ての人に「制御できない」とは限らない。立場や能力が異なる他の人は「制御できる」場合がある。 意思決定者が「制御できない」のが当たり前だ、と思い込んでいるだけの場合もある。問題に対する理解や工夫が足りないために、「制御できない」と判断してしまっている場合もある。 「制御不能変数