縦書き文庫の組版エンジンであるnehan(js製)をRustで書き換え、WebAssemblyで実行したところ、約3倍の高速化に成功しました。 現時点ですでに運用されています。 感想としては「本当は10倍ぐらい速くなって欲しかったけど、そこまでは速度が出ずにトホホ…」という感じです。 3倍なら良いではないか、と思われる方もいるかもしれませんが、青空文庫の長編小説なんかは、だいたい40万字ぐらいあり、そのjsでの組版時間は(すごく遅い端末だと)27秒に達することもあります。 ちなみに手元のノートPC(メモリ8G)でjsに組版させると5秒ぐらいです。 この5秒が1.7秒ぐらいになるのは嬉しくても、27秒が9秒になっても、あんまり嬉しくないですよね。 だから、ずっと10倍を目標にしてきたのですが… まあこれから頑張って、Rust側のソースを最適化していこうと思います。 ビューアーの変更点 全ペー