712年頃 奈良時代 ・日本最古の歴史書『古事記』が成立する。 この頃は、神話と史実が分離されていなかったため、歴史書とは言うものの、中身はライトノベルである。 上巻では、兄妹神であるイザナギとイザナミが日本列島を作り、結婚して様々な神々を生む。 しかし、火の神を産んだイザナミが火傷を負って死んでしまったため、イザナギは彼女を生き返らせるために黄泉の国に行く、という妹萌えの元祖にして究極のエピソードが語れる。 日本で妹萌えが根強い人気を誇っているのは、始祖であるイザナギがシスコンであったための業、文化的、遺伝的宿命であると考えられる。妹萌えを「病気」だとして嫌う意識があるのは、復活したイザナミが死を振りまく怪物と化してしまったことから、妹萌えを続けていると最終的には破滅するという教訓を、今に伝えているのだと言える。 710~794年頃 奈良時代 ・日本で『羽衣伝説』が誕生する。滋賀県の『近