英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースが、こんなに重みをもつ事態が起きるだなんて……。東日本大震災とそれに伴う被害に遭われた皆様、大事な人を亡くされた皆様に、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。ご承知のように震災発生からこちら、海外メディアには「JAPAN」のニュースが溢れかえりました。悲嘆の言葉、応援の言葉、称賛の言葉、そして批判の言葉も。そこから透けて見えたのは、日本と日本人の姿もさることながら、伝える側の恐怖、そして伝える側の地金でした。(gooニュース 加藤祐子) ○最初は日本称賛で始まった 3月11日からこちら、ご承知のようにほとんどの海外メディアのトップニュースは(多国籍軍のリビア空爆が始まるまで)ずっと日本でした。その最中にあって私は、単発の記事がどうだったとストレートニュースとして伝えるならともかく、コラムという形式の難しさを痛感し、原稿を書いては何度も自らボツに
日本の「信じられる連続性」 2009年9月2日(水)07:09 (フィナンシャル・タイムズ 2009年8月31日初出 翻訳gooニュース) FT国際コラムニスト、ギデオン・ラックマン 世界的な景気後退が昨年始まった時、日本の経験は欧米にとって恐ろしい教訓になると言われていた。未曾有の経済危機を前に米国や欧州連合(EU)が正しい政策を実行しなければ、欧米も日本のような「失われた10年」を経験し、そのあとも日本のように何年も経済成長率が伸びないおぼつかない状態が続いてしまうのだと、当時よく言われていた。 その日本はここへきて30日の選挙で、50年以上続いた自民党長期政権に決別し、民主党を与党に選んだ。おかげで今や欧米では、新しい「日本がたり」が繰り広げられている。いわくこれは「政治的な革命」なのだとか。あるいはこれで日本は何年も続いた停滞の日々に別れを告げられる、これは日本にとって大き
「日本にとって素晴らしい日」 2009年9月1日(火)10:50 (フィナンシャル・タイムズ 2009年8月31日初出 翻訳gooニュース) 東京=アジア編集長デビッド・ピリング 日本にとって素晴らしい日だ――。かつて公務員だったその人は嬉しそうに、そして少しいたずらっぽいまなざしでそう言った。「これで日本もやっと、台湾や韓国なみになったということだ」と。 台湾や韓国のように日本の有権者も、ひとつの政治集団から別の集団に、権力を平和的に移動させたのだから。これは1955年以来、初めてのこと。8月30日の総選挙で日本の民主党は地滑り的勝利を収め、中国共産党に匹敵するほど権力を長く独占していた自民党の覇権的支配をついに打倒した。 すでに退官した某公務員氏の発言は、ほかの日本人を穏やかに挑発しようとしてのものだ。というのも日本人のほとんどは、東アジアでもっとも政治的に成熟している大人
世界一過酷な清掃活動:野口健(アルピニスト)(1) 2008年12月19日(金)19:01 死の世界で捨てた酸素ボンベ 最近、私を登山家と知らない人が増えている。先日、食堂で食事していたら店の主に「アルピニストの野口健さんですよねぇ」と声を掛けられ、「ファンなんですよ! サインください」と色紙を渡された。たしかに彼は「アルピニスト野口健のファン」と発言した。そこでシンプルに「エベレスト登頂 野口健」と色紙に書いたら「えっ 野口さん! エベレストに登ったことがあるんですか!」と驚かれ「そりゃ 登山家ですから!」とついついムキになってしまった。そうしたら「えっ! 登山家だったんですか!」ときた。「さっきアルピニストのファンっていっていたじゃない。何だと思っていたの?」と聞いたら「いやぁーアルピニストって……ほら、野口さんゴミ拾いやっているじゃないですか。つまりゴミ拾いの専門家というか……」
日本は税金の「いいとこどり」がしたい――フィナンシャル・タイムズ 2008年6月27日(金)17:04 デビッド・ピリングの記事 ・小沢一郎氏に聞く 総選挙と日本の変化 ・福田内閣支持率、さらなる打撃 ・日本は硬直的かもしれない しかし非効率ではない ・「出島」思考にとらわれる日本 ・日中関係の「毒性」やわらぐ ・全く東京的ではないあらゆるものが それこそが大阪の魅力 ・福田首相に聞く 解散時期は、テロ支援国家は 一問一答 ・日本の新首相、国と党の進む道を見据える ・日本経済と小泉神話 ・福田氏、自民党に警告する ・変わらなければ日本は取り残されると福田氏は ・総理がいなくてもやっていける日本 ・党の魂をめぐる戦い 自民党総裁選 ・安倍政権1年、ひどい1年は辞任で幕 ・日本の政局、膠着状態に直面 ・日本は絶対に原子力を手放さない
「平沼新党」勝負のとき:平沼赳夫<対談>関岡英之(1) 2008年6月10日(火)18:02 平沼赳夫(衆議院議員)、関岡英之(ノンフィクション作家) 福田政権の対中姿勢を批判する 関岡 平沼さんは『月刊日本』5月号や5月11日に出演されたフジテレビの『報道2001』で、「解散前に『救国』新党を立ち上げる!」と宣言され、放映翌日にはそれを『産経新聞』が一面トップで伝えました。いま、日本中が平沼さんの発言に注目していますが、新党構想についてはのちほどじっくりお伺いするとして、台湾の馬英九新総統の就任式に出席され、帰国されたばかりですね。 平沼 ええ、私は日華議員懇談会という議連の会長をしていますから、超党派25名の衆参国会議員とともに行ってまいりました。海外からの来賓は国別ではアメリカ勢がいちばん多かったのですが、日本もわれわれ国会議員のほか、経済界やマスコミも含め、非常に層の厚
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