岸田文雄首相の「車座」が話題だ。まずは言葉の意味を「デジタル大辞泉」(小学館)で調べてみよう。そこには「多くの人々が輪のように内側を向いて並んで座ること」と説明されている。果たして岸田首相は、この定義をご存知なのだろうか──? 【写真9枚】中には“怒っている参加者”も…話題になった実際の車座のようすを見る *** 岸田首相と「車座」の言葉が注目を集めるようになったのは3月17日。この日、自民党は都内で党大会を開催した。岸田首相は党総裁として演説を行い、派閥の裏金事件について謝罪。そして岸田首相や党幹部が全国を回り、地元の党員や支援者などと「政治刷新車座対話」を実施すると発表した。担当記者が言う。 「さっそく岸田首相は4月6日、熊本市で開かれた車座対話に出席しました。首相が最初に参加した車座対話だったため、新聞やテレビ局といった大手メディアだけでなく、自民党も対話の内容を報じました。党の公式